異世界発明家

ヤート

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作業のアクシデント

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 ブルセア山脈、切り立った山々がそびえ立ちそのエレガンスさは高層ビルを思わせる。

『パ-カー様、現在の発掘ペースは順調です』


「そうか、良かった、あぁ」

「ねぇアンタ誰としゃべってるの?」

「おい?仕事の確認してる時はお口チャック」

「何よ!!人がせっかく話しかけてあげたのに!!」

「そうか、ありがとうおかげで13秒作業が遅れた」

「腕組みしてるだけじゃない!作業場では四足のカチカチした奴にやらせてそのくせ自分は何もない真っ暗な場所で岩壁を睨んでるだけ!」

「そうみえるか?」

「そう以外どう見えるってのよ?」

「こっち来てみろ、ほらいいから早く」

 怪訝といった表情で近づく

  見えるとこに来たな

「何…これ?」

  彼女の目の前に広がる光景は洞窟の地図だった。

「これでサボってないことがわかったろ?」

「えっえぇ」

「あの緑色の星がぼく黄色が君、黄色のにっこりマークが妹ちゃんだ」

「ちょっと左下にヒステリックちゃんって表記がみえるんだけど?」

「気のせいだろ」

『パーカー様』

「なんだ?コーラン?」

『エミリ様の所にゴブリンの群れが8分後に遭遇する確立が84%です』

「わかったナビをゴールドフィンガーを使う」

「私は?」

「君は残ってくれて大丈夫だよ」

「私の妹よ?行くに決まってるでしょ」

....................................................

採掘地点

「お姉ちゃんまた眠らされてなきゃ良いけど」

そう思った時

遠くで足音が聞こえる

「パーカーさん?」

「GRRRRRRRR」

(ゴブリン!)

........................................................


「あとどのくらいだ!?」

「2、1分です」

「よし」
コア起動腕部にエネルギー集中

「ギャアアああああ」
60体ほどの群れ

「かますぞ」

『ガトリングセット対象をロック』

ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
毎秒数百発の岩石砲が繰り出される。

ゴブリン達は肉塊となった。

何匹が飛び掛ってきたが

「ハリケーン」

『掌底部突風装置発動』

奥から2M弱のモンスターが出てきた。

「コーラン!!アレは!!」

『ゴブリン内部で鉱石と共食いを繰り返した固体のようです。表皮からこの地帯の鉱石と同じ成分です』

ガトリングが弾かれる

「肉弾戦だ、ぶちのめすぞ」

『近距離戦闘モードへ移行、スタンナックル起動』

スタンナックルはあくまで対人想定だったため鉱石を纏うコイツには効果が薄い

このスペースじゃ一号は呼べないし

「奥の手だな」

『しかしアレを使うとガントレットが』

「コーラン良いやれ!」

アクアレーザーでゴブリンを切り裂いた

『パーカー様のダメージ軽微、アクアレーザーの使用により出力低下、使えるのはスタンナックルのみです』
「しかもちょっとピリってくるくらいだろ?」

『鉱石は充分に集まりました』

「引き上げるぞ」

こうしてラボに戻り新型のパワードスーツを開発しだした。



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