いつかは魔王にもセクハラを

にしんのこ

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始まりはセクハラと共に

なぜこうなった

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「あと、これも食べていい?」
返事も聞かずに注文する少女。どうしてこうなった。
事の始まりはちょっと前に遡る。

民衆の前でおもいっきり少女のスカートの中を拝んでしまった俺は、またつれていかれると思った。
だけど少女の謎の性癖により逆にその行為は喜ばれた。それでも俺は罪悪感があり、ご飯をおごることにした。
で、現在に至る。
「お前意外と食うのな。」
「何でも頼んでいいぞ、って言ったのはハルヤさんですけど?」
財布の事情も知らないこの少女、ユリは鶏肉をくわえながらしゃべる。
会計を済ませた俺にユリがしゃべりかけてくる。
「で、次は?」
「まだ食うのかよぉぉ!」
「だって私はハルヤさんに犯されてしまったもん。」
ちょっと顔を赤らめて、次も待ってますよ?、とでも言いたげな危ない少女。
この性格でなければ、まだ可愛いのになあ。
………………俺はロリコンじゃねえぞ?
危ない少女に手を引っ張られて俺は次の屋台に走り出した

それから夕方まで走りっぱなしだった。こいつの腹はブラックホールかよ。
「もうこれくらいでいいだろ?」
「はい。ありがとうございました。」
お辞儀をすると方までかかった髪の毛が揺れた。
「じゃあ俺はそろそろ帰るか。」
「はい。今晩はよろしくお願いします。」
ユリがそう言ってまたお辞儀をしてきた。
………………………………………………は?
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