8 / 8
第8話
しおりを挟む
人気のない公園。そこには2人の少女がいた。1人はアリス。アリスの手にある手紙はもう1人の彼女からのもので、今日の夜に公園に来いと書かれていたので、やってきたのだ。
「私を呼びだしたのはあなたですか?」
もう1人は紗良。手紙の差出人である彼女がアリスを呼びだしたのは用件があってのことだが、それは……。
「はい。あなたを呼びだしたのは私です。ヴィクトワールさん」
「そうですか。で、私に何の用です?」
「……あなた」
少し間を空けた後、紗良は言葉を続けた。
「神弥遼河とハレンチなことをしていましたね。この前」
「!?」
目を見開き、心臓が跳ね上がる。たしかにそれは事実だ。だが、あの場にいなかった紗良がなぜそれを知っているのかと少し恐怖を覚えた。
「まさか、ストーキングを……?」
「そんなわけないでしょう。あなたと彼がいっしょにいるのを偶然見かけただけです。ハレンチなことをしていたことだって確証があって言ったわけではないのですが、あなたのその様子だと本当のようですね」
「……」
直接見られてないとはいえ、シたということを知られるだけでも羞恥を覚える。だが、アリスの中にあるプライドが言う。彼女にそれを悟らせてはいけないと。アリスはそれに従い、平静を装い(ちゃんとできてるかは別問題)ながら、口を開いた。
「それで、話というのはなんですか?」
「その前に、あなたはこう思っていませんか? 彼に勝ちたいと」
「……なぜそう思いますの?」
これは自分の内に秘めている想いであり、誰にもそのことを言ったことはない。本人が言う気がないというのはもちろんあるが、なによりエロに関係あることなど誰に言えるのか、というのが一番の理由だ。
「簡単です。私も同じだからです」
「あなたも……?」
「私も幾度か彼に挑んだことがあるのですが、残念なことに全敗してるんですよ」
「……ああ」
先輩にまで手を出していたのかと呆れるアリス。だが、同時に再認識した。遼河が恐れ知らずのスケベ男であることを。
「あなたと私が同じだとして、それがどう用件に繋がるのです?」
「共通の敵を持つあなたの手を借りたいのです。神弥遼河を倒すために」
「そういうことですか……」
用件がわかると、アリスは踵を返す。
「そういうことでしたらお断りします。誰かの手を借りるなど、私のプライドが許しません」
「そうですか。では、そんなあなたにお聞きします」
「なんですの?」
「あなたは彼に勝つこととプライド、どちらが大事なんですか?」
「それは……」
声が詰まる。プライドはもちろん大事だが、遼河に勝つこともアリスにとっては大事なことだ。どちらを選べばいいかわからず、アリスは顔を伏せたまま黙りこんだ。紗良はそれを見かねてか、助け船を出すことにした。
「あなたはたしかイギリス人でしたね。でしたら、この格言を知っていますか? “イギリス人は恋愛と戦争では、手段を選ばない”」
そうだ。恋愛も戦争もあらゆる手段を取ってようやく掴み取れるもの。プライドは状況によっては大事なものなのは間違いないが、それによって掴み取れないものがあるなら……。
「わかりました。お貸ししましょう」
「感謝します。ところで、あなたに聞きたいことがあるのですが」
「何でしょう?」
「あなたは、彼が好きなのですか?」
「……は?」
その時のアリスの顔はほんのり赤かったという。
―――――
昼下がりの商店街を歩く。家にいてもヒマなのでぶらぶらしているだけなのだが、こういうのもたまにはいいものだ。
(気温も丁度いいし、今日は絶好の散歩日和だ―――)
な、と思いかけたところで背後から首をひっかけるように腕が伸びる。固定された首がギュウッと締められる。
(誰だ……?)
顔を見たくてもこの状態ではムリなので、頭を少し動かす。これはおっぱいで人物を判別するというもので、俺が長きに渡る経験で身につけた能力だ。おっぱいという名がついてる時点で分かる通り、この能力は女性にしか使えない。
(この弾力、柔らかさ……紗良先輩か?)
「大人しくしてください」
やっぱり紗良先輩だ。彼女とはしばらく会っていなかったが、俺の能力はその程度じゃ鈍らない。
「お久しぶりです紗良先輩、元気にしてましたか?」
「あなたは相変わらずのスケベ面ですね。私と会わない間もスケベなことをしていたのでしょう?」
その通りでございます。紗良先輩は俺のこと分かってるな。
「否定はしません。でも、俺は紗良先輩のことを忘れたことは一度だってないですよ」
「なっ……!?」
紗良先輩の顔が赤くなる。チョロいな。
「そういうところも相変わらずですね……」
「お褒めにあずかり、光栄です」
「褒めてません!」
更に首を絞められる。紗良先輩は気づいてないかもしれないが、俺は今密着してるおかげでおっぱいを自然な形で堪能できている。ありがとう紗良先輩! あなたのおっぱいは最高です!
なんてこと思っていると、リムジンが俺達の横で停まる。開けられた車窓から顔を見せたのはもちろんアリスだ。
「ごきげんよう。急ですが、一緒に来てもらいます」
「え?」
拒否権はないのか、返答を言うヒマもなく車に詰め込まれ、ウィリアムズ邸へ。アリスと紗良先輩は俺を空き部屋に入れると、ここには誰も入れないという強い意志を見せるようにドアと窓には鍵をかけた。
「あの―――」
「あなたはこちらです」
紗良先輩に投げ飛ばされ、身体が空を舞う。荒っぽいと思いつつも、身体はベッドへダイブ。そこから先回りしていたアリスと紗良先輩に挟まれ、身動きが取れなくなった。方法はアレだが、結果的に“両手に花”状態になったので、得したと言えるだろう。
「幸福ですか? 幸福ですよね? あなたのことですから」
「美女に囲まれてるんですから、幸福でないわけないですよ」
腕を脇に通し、2人のおっぱいを揉む。どっちも大きくて柔らかい。俺の興奮はすぐさまペニスに伝達され、ビンッと勃ちあがった。
ふっと笑うアリスと紗良先輩。それが何を意味するかは、俺には分からない。かといって、2人がそれに答えるわけもなく、ペニスは2人の手中に収まった。
「反応が早いですわね。流石スケベ男」
「本当に、救いようがありませんね」
罵倒を浴びせながら、ペニスがこすられていく。強すぎず、かといって弱すぎない力加減がキモチよくて、息のリズムは自然と乱れていく。
「息が乱れていますよ? そんなにキモチいいんですか?」
「はい。すごくっ」
指テクもそうだが、何より美少女にされてるというのがいい。100人の男子にアンケートを出したとしても、俺の意見が大半を占めるな絶対。
「イキなさい。快楽の赴くままに」
紗良先輩の言葉に導かれるように出た精液。それが紗良先輩とアリスに付着し、白くて長いをがもう精液まみれにした。
「余韻など与えませんわよ。私達のターンはまだ終わってないのですから」
俺の前に跪き、4つの球体がペニスを囲む。指を遥かに凌ぐ柔らかさに、息はまたもや乱れる。
「いい顔ですね。キモチよがってるのがひと目で分かりますよ」
「さあ、もっと快楽に身を委ねる姿を見せてください」
目的は分からないが、こんなことされたら見せないわけにはいかない。というか、こんなの耐えられるわけない! これに耐えられるのは煩悩を捨て去ったヤツだけだ!
だが、俺は断言する。そんなヤツはこの世に存在しない。煩悩とは妻のようなもの。したがって、煩悩を切り離すことなどできはしないのだ!
「また、出るっ……!」
「いいですよ。遠慮はいりません」
言われなくてもガマンなんてできない。それが伝心したのか、精液はまたもやアリスと紗良先輩に付着した。それを指ですくい取り、舐める2人。言うとぶっ飛ばされそうなので心の内に留めておくが、すっごいエロい……。
「まだ出せますよね?」
「まさか、出せないとか言いませんわよね?」
舐められたものだ。この程度でへばるとなっちゃスケベ男の名が廃るというもの。ということで俺は紗良先輩の挑発に乗り、2人の身体をベッドに倒した。
「随分ヤッてくれたな。ここからは俺のターンだ」
いまだに興奮が収まらないペニスをナカに挿す。続けて子宮を突くが、紗良先輩の挑発は止まなかった。
「この程度ですかっ♡まだまだですねっ♡」
「なら、これはどうです?」
手を伸ばし、おっぱいを揉みしだく。寄せて、上げて、乳首を弄って。手の動きに合わせて形を変えるおっぱいに興奮を覚え、精液を子宮にぶちこむ。同時に紗良先輩もイッたようで、愛液は精液と抱きあう。
「はあ、はあ……やはりあなたは、スケベ男……」
吐き捨てるように言うと、紗良先輩は動かなくなった。気を失ったようだが、しばらくすれば目を覚ますだろう。
「待たせたな。アリス」
「誰も待ってな―――!」
奇襲をかけるが如くペニスを挿しこみ、腰を振る。さっきアリスは待ってないと言いかけてたが、身体のほうは歓迎してくれた。その証拠に、子宮への道がペニスをしめつけてるし。
「そんなに動いちゃ、やっ♡」
「いい加減素直になれよ。おまえの身体みたいにさ」
「そ、それは……」
アリスが視線を外す。もし否定するとしたら、“好きじゃない”と答えるはず。だが、彼女は否定しなかった。つまり、そういうことだ。
「キモチいい……キモチいいですわよっ♡あなたにこうされるのが好きで好きでたまりませんのぉっ♡」
「じゃあ、俺はそれに応えないとな」
腰の動きを速めると、アリスは嬌声のボリュームを上げる。もうヤバい。限界だ。
「アリス、出すぞっ」
「はいっ♡出して、くださいっ♡」
アリスの呼びかけに応じるように、精液は子宮に入りこむ。出された愛液は追い出された精液を慰めるように混ざり合った。
「この私をここまで……。私はやはり、あなたが……」
「?」
「す、き……」
かすかな声だったが、たしかに聞こえた。きっと俺に会わない間、あの告白のことをずっと考えていたのだろう。そして今、彼女なりの勇気を出して返事をくれた。それだけでもわざと誘拐された甲斐があるというものだ。
「私をここまでにした責任、しっかり取ってもらいますからね……♡」
「取るさ。この命がある限り、ずっとな」
アリスは満足したように微笑むと、そっと唇を重ねた。
「私を呼びだしたのはあなたですか?」
もう1人は紗良。手紙の差出人である彼女がアリスを呼びだしたのは用件があってのことだが、それは……。
「はい。あなたを呼びだしたのは私です。ヴィクトワールさん」
「そうですか。で、私に何の用です?」
「……あなた」
少し間を空けた後、紗良は言葉を続けた。
「神弥遼河とハレンチなことをしていましたね。この前」
「!?」
目を見開き、心臓が跳ね上がる。たしかにそれは事実だ。だが、あの場にいなかった紗良がなぜそれを知っているのかと少し恐怖を覚えた。
「まさか、ストーキングを……?」
「そんなわけないでしょう。あなたと彼がいっしょにいるのを偶然見かけただけです。ハレンチなことをしていたことだって確証があって言ったわけではないのですが、あなたのその様子だと本当のようですね」
「……」
直接見られてないとはいえ、シたということを知られるだけでも羞恥を覚える。だが、アリスの中にあるプライドが言う。彼女にそれを悟らせてはいけないと。アリスはそれに従い、平静を装い(ちゃんとできてるかは別問題)ながら、口を開いた。
「それで、話というのはなんですか?」
「その前に、あなたはこう思っていませんか? 彼に勝ちたいと」
「……なぜそう思いますの?」
これは自分の内に秘めている想いであり、誰にもそのことを言ったことはない。本人が言う気がないというのはもちろんあるが、なによりエロに関係あることなど誰に言えるのか、というのが一番の理由だ。
「簡単です。私も同じだからです」
「あなたも……?」
「私も幾度か彼に挑んだことがあるのですが、残念なことに全敗してるんですよ」
「……ああ」
先輩にまで手を出していたのかと呆れるアリス。だが、同時に再認識した。遼河が恐れ知らずのスケベ男であることを。
「あなたと私が同じだとして、それがどう用件に繋がるのです?」
「共通の敵を持つあなたの手を借りたいのです。神弥遼河を倒すために」
「そういうことですか……」
用件がわかると、アリスは踵を返す。
「そういうことでしたらお断りします。誰かの手を借りるなど、私のプライドが許しません」
「そうですか。では、そんなあなたにお聞きします」
「なんですの?」
「あなたは彼に勝つこととプライド、どちらが大事なんですか?」
「それは……」
声が詰まる。プライドはもちろん大事だが、遼河に勝つこともアリスにとっては大事なことだ。どちらを選べばいいかわからず、アリスは顔を伏せたまま黙りこんだ。紗良はそれを見かねてか、助け船を出すことにした。
「あなたはたしかイギリス人でしたね。でしたら、この格言を知っていますか? “イギリス人は恋愛と戦争では、手段を選ばない”」
そうだ。恋愛も戦争もあらゆる手段を取ってようやく掴み取れるもの。プライドは状況によっては大事なものなのは間違いないが、それによって掴み取れないものがあるなら……。
「わかりました。お貸ししましょう」
「感謝します。ところで、あなたに聞きたいことがあるのですが」
「何でしょう?」
「あなたは、彼が好きなのですか?」
「……は?」
その時のアリスの顔はほんのり赤かったという。
―――――
昼下がりの商店街を歩く。家にいてもヒマなのでぶらぶらしているだけなのだが、こういうのもたまにはいいものだ。
(気温も丁度いいし、今日は絶好の散歩日和だ―――)
な、と思いかけたところで背後から首をひっかけるように腕が伸びる。固定された首がギュウッと締められる。
(誰だ……?)
顔を見たくてもこの状態ではムリなので、頭を少し動かす。これはおっぱいで人物を判別するというもので、俺が長きに渡る経験で身につけた能力だ。おっぱいという名がついてる時点で分かる通り、この能力は女性にしか使えない。
(この弾力、柔らかさ……紗良先輩か?)
「大人しくしてください」
やっぱり紗良先輩だ。彼女とはしばらく会っていなかったが、俺の能力はその程度じゃ鈍らない。
「お久しぶりです紗良先輩、元気にしてましたか?」
「あなたは相変わらずのスケベ面ですね。私と会わない間もスケベなことをしていたのでしょう?」
その通りでございます。紗良先輩は俺のこと分かってるな。
「否定はしません。でも、俺は紗良先輩のことを忘れたことは一度だってないですよ」
「なっ……!?」
紗良先輩の顔が赤くなる。チョロいな。
「そういうところも相変わらずですね……」
「お褒めにあずかり、光栄です」
「褒めてません!」
更に首を絞められる。紗良先輩は気づいてないかもしれないが、俺は今密着してるおかげでおっぱいを自然な形で堪能できている。ありがとう紗良先輩! あなたのおっぱいは最高です!
なんてこと思っていると、リムジンが俺達の横で停まる。開けられた車窓から顔を見せたのはもちろんアリスだ。
「ごきげんよう。急ですが、一緒に来てもらいます」
「え?」
拒否権はないのか、返答を言うヒマもなく車に詰め込まれ、ウィリアムズ邸へ。アリスと紗良先輩は俺を空き部屋に入れると、ここには誰も入れないという強い意志を見せるようにドアと窓には鍵をかけた。
「あの―――」
「あなたはこちらです」
紗良先輩に投げ飛ばされ、身体が空を舞う。荒っぽいと思いつつも、身体はベッドへダイブ。そこから先回りしていたアリスと紗良先輩に挟まれ、身動きが取れなくなった。方法はアレだが、結果的に“両手に花”状態になったので、得したと言えるだろう。
「幸福ですか? 幸福ですよね? あなたのことですから」
「美女に囲まれてるんですから、幸福でないわけないですよ」
腕を脇に通し、2人のおっぱいを揉む。どっちも大きくて柔らかい。俺の興奮はすぐさまペニスに伝達され、ビンッと勃ちあがった。
ふっと笑うアリスと紗良先輩。それが何を意味するかは、俺には分からない。かといって、2人がそれに答えるわけもなく、ペニスは2人の手中に収まった。
「反応が早いですわね。流石スケベ男」
「本当に、救いようがありませんね」
罵倒を浴びせながら、ペニスがこすられていく。強すぎず、かといって弱すぎない力加減がキモチよくて、息のリズムは自然と乱れていく。
「息が乱れていますよ? そんなにキモチいいんですか?」
「はい。すごくっ」
指テクもそうだが、何より美少女にされてるというのがいい。100人の男子にアンケートを出したとしても、俺の意見が大半を占めるな絶対。
「イキなさい。快楽の赴くままに」
紗良先輩の言葉に導かれるように出た精液。それが紗良先輩とアリスに付着し、白くて長いをがもう精液まみれにした。
「余韻など与えませんわよ。私達のターンはまだ終わってないのですから」
俺の前に跪き、4つの球体がペニスを囲む。指を遥かに凌ぐ柔らかさに、息はまたもや乱れる。
「いい顔ですね。キモチよがってるのがひと目で分かりますよ」
「さあ、もっと快楽に身を委ねる姿を見せてください」
目的は分からないが、こんなことされたら見せないわけにはいかない。というか、こんなの耐えられるわけない! これに耐えられるのは煩悩を捨て去ったヤツだけだ!
だが、俺は断言する。そんなヤツはこの世に存在しない。煩悩とは妻のようなもの。したがって、煩悩を切り離すことなどできはしないのだ!
「また、出るっ……!」
「いいですよ。遠慮はいりません」
言われなくてもガマンなんてできない。それが伝心したのか、精液はまたもやアリスと紗良先輩に付着した。それを指ですくい取り、舐める2人。言うとぶっ飛ばされそうなので心の内に留めておくが、すっごいエロい……。
「まだ出せますよね?」
「まさか、出せないとか言いませんわよね?」
舐められたものだ。この程度でへばるとなっちゃスケベ男の名が廃るというもの。ということで俺は紗良先輩の挑発に乗り、2人の身体をベッドに倒した。
「随分ヤッてくれたな。ここからは俺のターンだ」
いまだに興奮が収まらないペニスをナカに挿す。続けて子宮を突くが、紗良先輩の挑発は止まなかった。
「この程度ですかっ♡まだまだですねっ♡」
「なら、これはどうです?」
手を伸ばし、おっぱいを揉みしだく。寄せて、上げて、乳首を弄って。手の動きに合わせて形を変えるおっぱいに興奮を覚え、精液を子宮にぶちこむ。同時に紗良先輩もイッたようで、愛液は精液と抱きあう。
「はあ、はあ……やはりあなたは、スケベ男……」
吐き捨てるように言うと、紗良先輩は動かなくなった。気を失ったようだが、しばらくすれば目を覚ますだろう。
「待たせたな。アリス」
「誰も待ってな―――!」
奇襲をかけるが如くペニスを挿しこみ、腰を振る。さっきアリスは待ってないと言いかけてたが、身体のほうは歓迎してくれた。その証拠に、子宮への道がペニスをしめつけてるし。
「そんなに動いちゃ、やっ♡」
「いい加減素直になれよ。おまえの身体みたいにさ」
「そ、それは……」
アリスが視線を外す。もし否定するとしたら、“好きじゃない”と答えるはず。だが、彼女は否定しなかった。つまり、そういうことだ。
「キモチいい……キモチいいですわよっ♡あなたにこうされるのが好きで好きでたまりませんのぉっ♡」
「じゃあ、俺はそれに応えないとな」
腰の動きを速めると、アリスは嬌声のボリュームを上げる。もうヤバい。限界だ。
「アリス、出すぞっ」
「はいっ♡出して、くださいっ♡」
アリスの呼びかけに応じるように、精液は子宮に入りこむ。出された愛液は追い出された精液を慰めるように混ざり合った。
「この私をここまで……。私はやはり、あなたが……」
「?」
「す、き……」
かすかな声だったが、たしかに聞こえた。きっと俺に会わない間、あの告白のことをずっと考えていたのだろう。そして今、彼女なりの勇気を出して返事をくれた。それだけでもわざと誘拐された甲斐があるというものだ。
「私をここまでにした責任、しっかり取ってもらいますからね……♡」
「取るさ。この命がある限り、ずっとな」
アリスは満足したように微笑むと、そっと唇を重ねた。
0
お気に入りに追加
9
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
保健室の秘密...
とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。
吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。
吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。
僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。
そんな吉田さんには、ある噂があった。
「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」
それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
母娘丼W
Zu-Y
恋愛
外資系木工メーカー、ドライアド・ジャパンに新入社員として入社した新卒の俺、ジョージは、入居した社宅の両隣に挨拶に行き、運命的な出会いを果たす。
左隣りには、金髪碧眼のジェニファーさんとアリスちゃん母娘、右隣には銀髪紅眼のニコルさんとプリシラちゃん母娘が住んでいた。
社宅ではぼさぼさ頭にすっぴんのスウェット姿で、休日は寝だめの日と豪語する残念ママのジェニファーさんとニコルさんは、会社ではスタイリッシュにびしっと決めてきびきび仕事をこなす会社の二枚看板エースだったのだ。
残業続きのママを支える健気で素直な天使のアリスちゃんとプリシラちゃんとの、ほのぼのとした交流から始まって、両母娘との親密度は鰻登りにどんどんと増して行く。
休日は残念ママ、平日は会社の二枚看板エースのジェニファーさんとニコルさんを秘かに狙いつつも、しっかり者の娘たちアリスちゃんとプリシラちゃんに懐かれ、慕われて、ついにはフィアンセ認定されてしまう。こんな楽しく充実した日々を過していた。
しかし子供はあっという間に育つもの。ママたちを狙っていたはずなのに、JS、JC、JKと、日々成長しながら、急激に子供から女性へと変貌して行く天使たちにも、いつしか心は奪われていた。
両母娘といい関係を築いていた日常を乱す奴らも現れる。
大学卒業直前に、俺よりハイスペックな男を見付けたと言って、あっさりと俺を振って去って行った元カノや、ママたちとの復縁を狙っている天使たちの父親が、ウザ絡みをして来て、日々の平穏な生活をかき乱す始末。
ママたちのどちらかを口説き落とすのか?天使たちのどちらかとくっつくのか?まさか、まさかの元カノと元サヤ…いやいや、それだけは絶対にないな。
[完結済み]男女比1対99の貞操観念が逆転した世界での日常が狂いまくっている件
森 拓也
キャラ文芸
俺、緒方 悟(おがた さとる)は意識を取り戻したら男女比1対99の貞操観念が逆転した世界にいた。そこでは男が稀少であり、何よりも尊重されていて、俺も例外ではなかった。
学校の中も、男子生徒が数人しかいないからまるで雰囲気が違う。廊下を歩いてても、女子たちの声だけが聞こえてくる。まるで別の世界みたいに。
そんな中でも俺の周りには優しいな女子たちがたくさんいる。特に、幼馴染の美羽はずっと俺のことを気にかけてくれているみたいで……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる