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過去回想に映りこむモブ編
第28話 人外の戦い
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side:エドワード
「なぁ、どうなってんの?」
「さぁ?僕もさっぱり分からない。」
ダリウスも僕も何と言っていいか分からなかった。
目の前で繰り広げられている戦いは僕らの想像の埒外だった。
戦いの始まりはちゃんと見えていたのだ。
「〈火槍〉、〈水弾〉」
オエエルは火と水属性を同時発動。
対するパルバフェットは〈土壁〉で防御する。
そこでオエエルは〈水弾〉に〈火槍〉をぶつけることで水蒸気が発生し、一気に視界を遮る。
「〈爆炎〉」
オエエルはそこにすかさず爆裂魔法を打ち込む。
激しい破裂音とともにパルバフェットのいた場所が爆発する。
「効きませんねぇ。」
爆心地が晴れるとそこには無傷の悪魔パルバフェットがいた。
「今度はこちらの番ですよ。」
パルバフェットは氷で出来た長剣を手に瞬間移動。
オエエルの背後から剣で突く。
だが、オエエルは白い翼で受け止めた。
金属同士のぶつかる音がしている。おそらく羽は金属近い素材なのだろう。
「ふむ、やはり天使が相手だと今ひとつ燃えませんな。
戦いの華である近接戦も亀のように防御されては滾りません。」
パルバフェットがっかりと肩を落とす。
「ふん、乙女の背後を取るなど恥を知りなさい。」
オエエル翼を逆立て、羽根をパルバフェットに飛ばすが、パルバフェットはすでに離脱していた。
「<身体強化>」
オエエルは自らを強化し、消えた。
「では、私も<身体強化>」
パルバフェットも同じく身体強化し、消えた。
その後の戦闘は僕達には見えなかった。
別に彼らが透明化や認識阻害の魔法を使ったわけじゃない。
単純に彼らの移動速度が速すぎるのだ。
なので、僕達人間には彼らの動きが目で追えないでいる。
僕達に分かるのは、魔法によって地面等が破壊される音。
魔法同士が衝突し発生する衝撃波と発光。
それはまさしく人外同士の戦いだった。
「ところで、いつの間に悪魔と契約なんかしてたんだ?」
ダリウスの質問に僕は言い淀んだ。
パルバフェットと契約していることは誰も知らない。
まぁ、悪魔と契約しているなんて堂々と言いふらすことでもないからおかしくはないんだけど。
僕とパルバフェットは3年前の襲撃と時がきっかけであり、イーレ村の面々は被害者なのだ。
実害はほぼ無かったとはいえ、言いづらいことだ。
そのうえ、僕とパルバフェットの契約方法は特殊。
ルールの穴をつくようなやり方が外部に漏れることは極力避けたい。
そんな理由から僕は誰にも話してこなかったが、こうして表に曝してしまった以上、ダリウスには説明する必要がある。
「3年前、襲撃のあった時に悪魔と戦ったと僕は言ったね。
戦った相手が彼、悪魔パルバフェットだよ。」
「…、あれと戦ったの?マジで??」
ダリウスは目を瞬かせている。その気持ちはよくわかる。
僕もパルバフェットがあんなに強いとは思ってなかったもの。
「あの時は今みたいな強さじゃなかったよ。
ずいぶんと手加減してもらってたんだと思う。
それに奇跡に奇跡が重なったような偶然に助けられたし。」
僕は当時の事を説明した。
悪魔パルバフェットと戦ったこと、認められて契約を結んだこと。
ただし、契約のルール等細かな点は説明を省いた。
なぜか「負担を強いらせてすまない」とダリウスから謝られた。
「それにしても、召喚したのはナイス判断だったな。」
「天使の天敵は悪魔と相場が決まってるからね。
召喚してみたらやっぱり犬猿の仲だったしね。」
苦笑していると、戦っている彼らの罵り合っている声が聞こえてくる。
「おや、大言を吐いた割にはその程度ですか?
たしか神の代理人とかいう大層な肩書をお持ちだったと記憶しますが、ぬるい攻撃ばかりじゃないですか。
どれほどのものか楽しみにしてましたがどうやら期待しすぎたようですね。
それとも、神とはその程度の存在だったのでしょうか?」
「まぁ、野蛮ですわね。そんなに殺気を出されては怖いですわ。
ですが、か弱い私《わたくし》が対処できるくらいには手加減なさっていらっしゃるのね。
え?まさか本気なわけじゃないですよね。
もしかして牙の取れた飼い犬に成り下がってしまわれたのですか?」
悪魔パルバフェットが罵れば天使オエエルが罵り返す。
舌戦を交えながらも魔法戦も欠かさず撃ち合っている。
たまに僕達の方に流れ弾が飛んでくるけれど。
流れ弾は僕が設置している<氷壁>と<風壁>ですべて防いでいる。
本当は<土壁>の方が耐久力はいいのだが、如何せん視界が遮られるというデメリットがある。
この人外の戦いを逃すまいと視界がクリアな<氷壁>と<風壁>をもちいたというわけ。
だけどあまり効果は無さそうだ。
人外過ぎて見れないのだから。
などと考えていたら、ダリウスが叫んだ。
「避けろ。」
その声に僕は反射的にその場から引いた。
ダリウスはシドーを蹴り飛ばし、自身はシドーとは逆方向に飛んだ。
ガガガッ
直後、地面に何かが突き刺さる音がして元いた場所を見ると、そこに3本の氷槍が刺さっていた。
僕が敷いた<氷壁>と<風壁>の障壁を貫通したわけじゃない。
3本の氷槍は貫通せずに刺さっている。
おそらく氷槍を障壁の内側で発生させたのだろう。
魔法は発生場所を指定しなければ術者の目の前に現れる。
だが、魔法障壁を展開された場合、障壁を破らないと相手にダメージを与えられない。
そこで僕は魔法の発生場所を変更できないかと考えた。
結果、魔力量が増加することと精緻な魔力制御が必要になるものの変更は可能だった。
この技術は僕とイーレ村の住民の間でしか共有していない。
だから僕のオリジナルだと思っていたのだが、そうじゃなかったようだ。
先ほどからたまに流れ弾が飛んできていたのは僕の障壁の位置と範囲を知るためだったのだろう。
「見えてたのか?」
僕は確認するようにダリウスに聞いた。
「そんなわけあるか。
身体強化すら出来ない俺にあれが見えるわけないだろ。
あの場に居たら危険だと俺の勘が告げてたんだよ。」
3年前の襲撃で魔力を失ってからダリウスは五感をフルに使って鍛えてきた。
そしていつの頃からか第六感が働くようになった。
人に説明するのは難しいらしいが、ヤバいと思う時があるらしい。
ダリウスはその直感を頼りに行動することで危険を回避してきた。
それが今回も働いたというわけだ。
ダリウスから「勘だ」と告げられて、納得したと同時にホッとした。
ん、ホッとした?なんでだ??
自分の感情に疑問を持っていると、オエエルの声が響いた。
「あら、今のを躱せるとはやるじゃないの。
お姉さん見直しちゃった。」
そういって姿をオエエルは姿を現した。
「相変わらずセコい手ばかりですね。
まぁ、人間にも通じておりませんでしたが。」
続いてパルバフェットも姿を現した。
2人ともところどころに切り傷は見られるが、大きな怪我は負っていない。
「うっさいわね。
ほんと、悪魔と話してるとイライラするわ。」
「それは喜ばしい限りですな。
天使に好かれても迷惑なだけですから。」
2人はまだ互いに舌戦を繰り広げているが、魔法戦は終了したらしい。
「どういうこと?」
なぜ急に戦いが終了したのか意味が分からない僕はパルバフェットに聞いた。
「簡単に言うと時間切れですな。
天使は我ら悪魔と違い固有空間を作り出すことで現界するのですよ。」
「えぇ、癪だけれどその通りよ。」
パルバフェットの言葉にオエエルも同意する。
彼らの話によると、天使もまた悪魔と同様に別の世界にいるらしい。
この世界にやってくる場合は現界しないといけないのだがその方法が異なるという。
悪魔は契約によって人間とバイパスを結んで現界する。
一方、天使は素質のある人間とバイパスを結んで固有空間を作り出して現界するのだそう。
ただ、固有空間にはいくつか制限が設けられてるらしくそこまで使い勝手のいいものでもないらしい。
その制限の1つが時間の制約。
具体的な時間は使用者や空間範囲などに応じて変動するので何とも言えないらしいが、長くても1週間程度しか保たないらしい。
ただ、分かっているのは今回はもうすぐ時間切れになるという事。
時間切れになると天使は強制的に元の世界に戻るため、これ以上の戦いは無意味と判断して中止したらしい。
「1つ聞かせろ。
あんたは俺達の敵なのか?」
ダリウスの問いに、オエエルはキョトンとした。
そして、すぐに笑いだした。
「ぷ、ははは。さっきの戦いを見て敵かですって。
面白いからその無礼も許してあげるわ。
寛大なお姉さんに感謝なさい。
ああ、でもそういう意味じゃないわね。
すっかり忘れてたけど、目的はそこの男。
本当は任務が成功しても失敗しても口封じのために始末する予定だったらしいけど忘れてあげる。
よかったわね。」
そう言い残して、天使オエエルは去っていった。
固有空間が消えると先ほどまで破壊されボロボロになっていたはずのテラスは綺麗に元通りになっていた。
「では、私も失礼します。
いやぁ、久しぶりに運動するとスッキリしますな。」
いい笑顔でパルバフェットも去っていく。
テラスには嵐が去って疲れ切った男達3人が残っていた。
「なぁ、どうなってんの?」
「さぁ?僕もさっぱり分からない。」
ダリウスも僕も何と言っていいか分からなかった。
目の前で繰り広げられている戦いは僕らの想像の埒外だった。
戦いの始まりはちゃんと見えていたのだ。
「〈火槍〉、〈水弾〉」
オエエルは火と水属性を同時発動。
対するパルバフェットは〈土壁〉で防御する。
そこでオエエルは〈水弾〉に〈火槍〉をぶつけることで水蒸気が発生し、一気に視界を遮る。
「〈爆炎〉」
オエエルはそこにすかさず爆裂魔法を打ち込む。
激しい破裂音とともにパルバフェットのいた場所が爆発する。
「効きませんねぇ。」
爆心地が晴れるとそこには無傷の悪魔パルバフェットがいた。
「今度はこちらの番ですよ。」
パルバフェットは氷で出来た長剣を手に瞬間移動。
オエエルの背後から剣で突く。
だが、オエエルは白い翼で受け止めた。
金属同士のぶつかる音がしている。おそらく羽は金属近い素材なのだろう。
「ふむ、やはり天使が相手だと今ひとつ燃えませんな。
戦いの華である近接戦も亀のように防御されては滾りません。」
パルバフェットがっかりと肩を落とす。
「ふん、乙女の背後を取るなど恥を知りなさい。」
オエエル翼を逆立て、羽根をパルバフェットに飛ばすが、パルバフェットはすでに離脱していた。
「<身体強化>」
オエエルは自らを強化し、消えた。
「では、私も<身体強化>」
パルバフェットも同じく身体強化し、消えた。
その後の戦闘は僕達には見えなかった。
別に彼らが透明化や認識阻害の魔法を使ったわけじゃない。
単純に彼らの移動速度が速すぎるのだ。
なので、僕達人間には彼らの動きが目で追えないでいる。
僕達に分かるのは、魔法によって地面等が破壊される音。
魔法同士が衝突し発生する衝撃波と発光。
それはまさしく人外同士の戦いだった。
「ところで、いつの間に悪魔と契約なんかしてたんだ?」
ダリウスの質問に僕は言い淀んだ。
パルバフェットと契約していることは誰も知らない。
まぁ、悪魔と契約しているなんて堂々と言いふらすことでもないからおかしくはないんだけど。
僕とパルバフェットは3年前の襲撃と時がきっかけであり、イーレ村の面々は被害者なのだ。
実害はほぼ無かったとはいえ、言いづらいことだ。
そのうえ、僕とパルバフェットの契約方法は特殊。
ルールの穴をつくようなやり方が外部に漏れることは極力避けたい。
そんな理由から僕は誰にも話してこなかったが、こうして表に曝してしまった以上、ダリウスには説明する必要がある。
「3年前、襲撃のあった時に悪魔と戦ったと僕は言ったね。
戦った相手が彼、悪魔パルバフェットだよ。」
「…、あれと戦ったの?マジで??」
ダリウスは目を瞬かせている。その気持ちはよくわかる。
僕もパルバフェットがあんなに強いとは思ってなかったもの。
「あの時は今みたいな強さじゃなかったよ。
ずいぶんと手加減してもらってたんだと思う。
それに奇跡に奇跡が重なったような偶然に助けられたし。」
僕は当時の事を説明した。
悪魔パルバフェットと戦ったこと、認められて契約を結んだこと。
ただし、契約のルール等細かな点は説明を省いた。
なぜか「負担を強いらせてすまない」とダリウスから謝られた。
「それにしても、召喚したのはナイス判断だったな。」
「天使の天敵は悪魔と相場が決まってるからね。
召喚してみたらやっぱり犬猿の仲だったしね。」
苦笑していると、戦っている彼らの罵り合っている声が聞こえてくる。
「おや、大言を吐いた割にはその程度ですか?
たしか神の代理人とかいう大層な肩書をお持ちだったと記憶しますが、ぬるい攻撃ばかりじゃないですか。
どれほどのものか楽しみにしてましたがどうやら期待しすぎたようですね。
それとも、神とはその程度の存在だったのでしょうか?」
「まぁ、野蛮ですわね。そんなに殺気を出されては怖いですわ。
ですが、か弱い私《わたくし》が対処できるくらいには手加減なさっていらっしゃるのね。
え?まさか本気なわけじゃないですよね。
もしかして牙の取れた飼い犬に成り下がってしまわれたのですか?」
悪魔パルバフェットが罵れば天使オエエルが罵り返す。
舌戦を交えながらも魔法戦も欠かさず撃ち合っている。
たまに僕達の方に流れ弾が飛んでくるけれど。
流れ弾は僕が設置している<氷壁>と<風壁>ですべて防いでいる。
本当は<土壁>の方が耐久力はいいのだが、如何せん視界が遮られるというデメリットがある。
この人外の戦いを逃すまいと視界がクリアな<氷壁>と<風壁>をもちいたというわけ。
だけどあまり効果は無さそうだ。
人外過ぎて見れないのだから。
などと考えていたら、ダリウスが叫んだ。
「避けろ。」
その声に僕は反射的にその場から引いた。
ダリウスはシドーを蹴り飛ばし、自身はシドーとは逆方向に飛んだ。
ガガガッ
直後、地面に何かが突き刺さる音がして元いた場所を見ると、そこに3本の氷槍が刺さっていた。
僕が敷いた<氷壁>と<風壁>の障壁を貫通したわけじゃない。
3本の氷槍は貫通せずに刺さっている。
おそらく氷槍を障壁の内側で発生させたのだろう。
魔法は発生場所を指定しなければ術者の目の前に現れる。
だが、魔法障壁を展開された場合、障壁を破らないと相手にダメージを与えられない。
そこで僕は魔法の発生場所を変更できないかと考えた。
結果、魔力量が増加することと精緻な魔力制御が必要になるものの変更は可能だった。
この技術は僕とイーレ村の住民の間でしか共有していない。
だから僕のオリジナルだと思っていたのだが、そうじゃなかったようだ。
先ほどからたまに流れ弾が飛んできていたのは僕の障壁の位置と範囲を知るためだったのだろう。
「見えてたのか?」
僕は確認するようにダリウスに聞いた。
「そんなわけあるか。
身体強化すら出来ない俺にあれが見えるわけないだろ。
あの場に居たら危険だと俺の勘が告げてたんだよ。」
3年前の襲撃で魔力を失ってからダリウスは五感をフルに使って鍛えてきた。
そしていつの頃からか第六感が働くようになった。
人に説明するのは難しいらしいが、ヤバいと思う時があるらしい。
ダリウスはその直感を頼りに行動することで危険を回避してきた。
それが今回も働いたというわけだ。
ダリウスから「勘だ」と告げられて、納得したと同時にホッとした。
ん、ホッとした?なんでだ??
自分の感情に疑問を持っていると、オエエルの声が響いた。
「あら、今のを躱せるとはやるじゃないの。
お姉さん見直しちゃった。」
そういって姿をオエエルは姿を現した。
「相変わらずセコい手ばかりですね。
まぁ、人間にも通じておりませんでしたが。」
続いてパルバフェットも姿を現した。
2人ともところどころに切り傷は見られるが、大きな怪我は負っていない。
「うっさいわね。
ほんと、悪魔と話してるとイライラするわ。」
「それは喜ばしい限りですな。
天使に好かれても迷惑なだけですから。」
2人はまだ互いに舌戦を繰り広げているが、魔法戦は終了したらしい。
「どういうこと?」
なぜ急に戦いが終了したのか意味が分からない僕はパルバフェットに聞いた。
「簡単に言うと時間切れですな。
天使は我ら悪魔と違い固有空間を作り出すことで現界するのですよ。」
「えぇ、癪だけれどその通りよ。」
パルバフェットの言葉にオエエルも同意する。
彼らの話によると、天使もまた悪魔と同様に別の世界にいるらしい。
この世界にやってくる場合は現界しないといけないのだがその方法が異なるという。
悪魔は契約によって人間とバイパスを結んで現界する。
一方、天使は素質のある人間とバイパスを結んで固有空間を作り出して現界するのだそう。
ただ、固有空間にはいくつか制限が設けられてるらしくそこまで使い勝手のいいものでもないらしい。
その制限の1つが時間の制約。
具体的な時間は使用者や空間範囲などに応じて変動するので何とも言えないらしいが、長くても1週間程度しか保たないらしい。
ただ、分かっているのは今回はもうすぐ時間切れになるという事。
時間切れになると天使は強制的に元の世界に戻るため、これ以上の戦いは無意味と判断して中止したらしい。
「1つ聞かせろ。
あんたは俺達の敵なのか?」
ダリウスの問いに、オエエルはキョトンとした。
そして、すぐに笑いだした。
「ぷ、ははは。さっきの戦いを見て敵かですって。
面白いからその無礼も許してあげるわ。
寛大なお姉さんに感謝なさい。
ああ、でもそういう意味じゃないわね。
すっかり忘れてたけど、目的はそこの男。
本当は任務が成功しても失敗しても口封じのために始末する予定だったらしいけど忘れてあげる。
よかったわね。」
そう言い残して、天使オエエルは去っていった。
固有空間が消えると先ほどまで破壊されボロボロになっていたはずのテラスは綺麗に元通りになっていた。
「では、私も失礼します。
いやぁ、久しぶりに運動するとスッキリしますな。」
いい笑顔でパルバフェットも去っていく。
テラスには嵐が去って疲れ切った男達3人が残っていた。
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