聖衣カウンター【聖女】

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 第二部 (ニ)

(その5) さて本当に倒して……。

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 カイネはホクホク顔で、新たな武器を手に入れた、と言うが短剣で手を打った。
 流石に本格的武器では、基本料金が桁違いな為に、相手のふところが痛むのをかんがみて、と云う事で渋々納得したと云う事に、成ってます。
 そして貰う物も済んだ事で、冒険者のご婦人と、フレンド登録を…。
仮初かりそめのフレンド登録】をした。
 因みに今回討伐された魔物は、ボス級が2頭で、残りは問題無く存在してましたが、討伐も時間の問題と言われる程、冒険者達が頑張っていました。
 
 カイネ達は要約、冒険者のご婦人達に開放され、人付き合いのまま成らないカイネとしては、非常に喜ばしい事となる。
  カイネがこぼす。
「流石に、うだつの上がらない話の内容に、溜め息しか出ないわぁ~。」
 ネズ公は。
「俺をネタに話すのは、如何な物だろかぁ、激痩せするかと思ったは。」
「仕方ないでしょ、話す内容が私に有ると、思ってるの。」
 カイネ、ネズ公は溜め息を付いた。
「はぁぁぁっ。」
 女性的な会話の流れに、要らない相槌を打ち続く会話は指物カイネでも対応不可でした。
 でも情報は聞き出す事に、成功。
 ダンジョンコアに付いてを聞き出す事で、冒険探索の基本的流れを掴んだカイネとネズ公であった。
 ダンジョンコアは、基本ダンジョン最終に存在して、其処に居る筈のボスを倒す事で、ダンジョンは機能停止をする事と、稀に他のダンジョンボス達を呼び起こす、マスターコアと呼ばれるダンジョンコアが存在する事。
 其処には2つのダンジョンコアが存在、一方を倒しても残りのコアが要ると其処のコアまで復活する事。
 ダンジョンコアは機能停止しても残りのコアは直ぐ復活しない点。
 猶予時間は1日程度有る事。
 ダンジョンコア破壊でも、もう一つのコア破壊まで、同様に復活は猶予1日。
 ダンジョンコア非破壊、ボス復活は1日程度で、次回のボスは前回の冒険者などの技量で、攻撃、防御に置いて、上回る性能を引き出す事。
「それにしても重要な鍵となる、鑑定に技能鑑定と、道具鑑定、アイテム鑑定、スキル鑑定、ステータス鑑定なども有るとは、予想出来なかった。」
 ネズ公は微笑ましいままに言う。
「しかも鑑定の上位に成ると、人物解析と、物質解析とか成ると、ほぼ全部が分かる、【※】アナセスとか言ってたけど何の事だろう。」
「お前学者だったと、ちがうのかぁ~。」
 とカイネが久しぶりに突っ込みを入れた。
  
 など様々な要件をご婦人達から聞き出した。
 カイネとしては、困った要因では有るが、コア破壊で、リセット【完全機能停止】される事も聞き、安堵の溜息を付いた。
 ダンジョンは、魔物を呼び起こす機能を備えた、古代兵器だとカイネ、ネズ公は理解したのだが。
【本来は生物製造機関の一部で有る、コア(究極心臓)と呼ばれる魔物復活・物質製造装置を備えた、太古の異物で有った。
 中でも冒険者達など知能を持った者達を糧に、アンデット化して、魔物と生成、復活する事も有る。
 その為、知能を持つ魔物達も稀に出現する事であった。但し攻撃力など、多少違いを生む。】
 そして未知のコアが存在すると誰が予想出来た事だろ。
 カイネ達は、自身の家に帰って、準備をする事にした。
 家のこたつで安らぐカイネ。
 ネズ公はそそくさと、お茶の支度をしてる。
 その間にフィールドに出現した魔物、3体目が倒された。
 残り2体が現状被害を及ぼしていました。
 ネズ公は茶を湯呑に注ぎつつ。
「カイネ、3体目も倒された様だ、中々多い魔物に、苦戦してる様だが、此のままで良いのかぁ。」
 カイネは湯呑を手に、茶請けのスルメイカを頬張る。
 とネズ公が言うが、カイネとしては討伐参加出来無い事寄り、今のダンジョン地下攻略の方が、優先度が高い為に、真剣に今後の方針を模索していた。
 カイネは、こたつの中で足を組み換え。
「取り敢えず、地下のコアを先に、どうにかしないと、明日の食費も……。」
 カイネはそのまま天井を眺め。
 サラサのポケットマネーも目に見え無くなりかけてました。
  ネズ公がちっさな、湯呑を手に、カイネを見ながら。
「どっちにしても、カイネがマジックキャストを相手にすると、次回の時、他の冒険者達は挑め無いぞ。」
 カイネは、ネズ公を指先で軽く弾く。
 耐えるネズ公。
 「私がマジックキャストを仕留める、先にダンジョンコアを倒せば、リセットになるって言ってたから、今回はそのまま突き進む。」
 ネズ公は手持ちの湯呑を置き。
「矢張りそれしか無いかぁ。」
 ネズ公はカイネの湯呑にお湯を注ぐ。
 カイネとネズ公の行動ががシンクロする。
 2人共に同じ考えに到達した事で、カイネは何か納得して至。
 今回で3回目の挑戦となる、マジックキャストに。
 カイネ達は若干遠くから、見て此れからの事を確認する様に、今の現状を打破する事を誓った。

 現段階打てる手立てを模索、新たなき持ちで村まで来た、此処に来るまで、既に2日かけて来てますが、中々に歩き甲斐が有る行程で、行ったり来たりを繰り返すのも、既に飽きてきたカイネ達。
 最後の宿を村で過ごす事にした。
 村では宿屋代わりの、村長宅もギルドから報酬が出ている為に、難なく泊まる事が出来るが、流石に数度も泊まると、村長の家の者が、不満を目に見えて表す。
 他人に貸すのは良いのだが、見返りとしての報酬が、後払いでは自身の家を提供しても、中々馴染めないのは、理であろう事は分かりきってる。
 泊まる者達が、其れなりの事をして貰わねば、村長としても示しが付かないと思うのは、明白であろう。
 だからと言って、ギルドから報酬を貰うのだから、契約的不履行では無い事も事実で、其処の兼ね合いが肝心となる。
 分かりきってる事も、其れに関わる対応遺憾で動にでもなる事は明白であろう。
 逸れを怠るカイネでも無いのだが、中々難しい問題でも有る。
「村長様、今回もご厄介になります、詰らない物ですが、此方をお納めください。」
 とカイネ達が、自家製秘薬ポーションを手渡す。
 村長も同じ物を、2度3度と手渡され、不満を覚える事は致し方ない事で有るが、後日高値でポーションは売れた事で、有ったのだが、其処で村長は驚きと、自身の人を見た目で判断した事を悔やむので有った。
 村長はカイネからもう一度前回同様の自家製秘薬ポーションを貰い……。
 そしてダンジョン地下に挑むのだった。
 
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