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第二部 (ニ)
(その4)「チッ」って感じで
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カイネ達はギルドのお仕事と成る物を、(クエストとは呼ばせないぞ)する事に成った。
前回と同様に、貼り付けた紙を手に、マップに記載有る物を確認し、地下ダンジョンの奥に有ると言われた、ダンジョンコアを目指し、新たな武器や、防具、転がるアイテムなどで、近代的(危ない危険物)に封印を施しつつ、進むのだが、例の場所マジックキャストの前に辿り着く。
前回と違い、数段強く成ってる不意行きで、サラサが先に攻撃を仕掛けた。
「サラサ待ってください。」
カイネの静止を聴く前にサラサが飛び出すと、マジックキャストに攻撃を繰り出す。
(ぽにゃん!)
ほぼマジックキャストには、ノーダメージでサラサの攻撃が入らない、そのままマジックキャストがサラサに魔法攻撃。
『ライトニングアロー』岩石サラサにヒット、電流がサラサの背後から肩口にダメージを与える。
「きゃー!!」
反射的に避けた筈だが、わずかなダメージを肩に受ける。
今までサラサがダメージを追う事が無かった為に、思わず悲鳴を漏らす。
「肩が、軽くなりました、スイマセンカイネ、もう一度反対側に同じ攻撃、受けたいので…。」
(何言ってるだサラサの奴は)
とネズ公カイネは心でシンクロして突っ込みを入れるので有った。
だがサラサは本当に、もう一度マジックキャストに向かい、攻撃を仕掛ける。
流石にヤバさを感じ取るカイネは。
「駄目よ一旦引いて」
と言う間も無く、サラサは既にマジックキャストに突っ込み、攻撃を仕掛けた。
マジックキャストの背後に回り込む姿をカイネは見た気がする、そのまま影に向かって、下記消える様に、マジックキャストの視界から消えて、背後に回り込む。
カイネからも同様に、サラサの動きは捉えて至が、真逆背後では無く、上空に舞い上がり、加速度的に落下速度を増し、そのまま頭上からの攻撃。
(ぽょん)
ほぼマジックキャストは、ノーダメージでサラサの攻撃を跳ね除ける。
逆にサラサに対して、エアリアルカッターで応戦、上空に跳ね返され、無防備で戸惑うサラサ目掛け、無数の風の刃がサラサ目掛け飛んでくる、サラサも回避するが、迅速では無い刃が、サラサに放たれ、回避が間に合わない。
カイネは咄嗟に、サラサに向かい魔法の防御シールド(結界)を展開して守るが、背中に向かった最初の攻撃が、サラサにダメージを負わせる結果に成った。
結界に包まれサラサは落下と同時に鮮血が滴り火傷の様に、背中に切り傷を付けた。
そのままマジックキャストは他の魔法を繰り出し、カイネの方にまで魔法を放つ。
カイネはサラサと一緒に後方に下がる。
マジックキャストの攻撃が届かなかい距離まで後退して、サラサの背中に向け、カイネが治癒魔法をかけた。
ネズ公が話し出す。
「なんだよ、マジックキャスト強さが半端なく上昇してるんだが。」
「そうね、何か有るわねぇ。」
「まだ様子見程度の攻撃だろう、何故マジックキャストはダメージ出ないんだ。」
サラサが背中の服が破けたまま、傷口が回復して話す。
「分からないけど、アレは私でも対応出来るか、カイネ様なら行けるわよ、大丈夫問題無いレベルでしょうか。」
ネズ公が考え込む。
(カイネが攻撃して、次回かち合うと、マジックキャストの攻撃力が高くなると、成れば一般的冒険者など太刀打ち出来ないのでは、此のまま攻撃しても大丈夫なのだろうか)
「いや、矢張り一旦戻って対応するか、此のまま攻撃して、行くかはサラサが決めろ、カイネがこれ以上手出しすると、マジックキャストが強く成り過ぎる事で、他の冒険者が挑め無いぞ。」
カイネが無言で、魔法を使いサラサの衣服まで回復、綺麗に元の状態寄り良い感じに治した。
そして話す事にした。
「取り敢えず相手の観察をしない事には同じ過ちを過ごすので、もう少し近づいて見ましょう。」
ネズ公も同意して、サラサを残し前進して相手を観察した。
明らかに、前回寄り強さ、素早さ防御に置いては別次元の魔物となっていた。
だが倒せ無い程の、防御では無く、強さに置いても同様に、見える、サラサでも対応出来る強さで、不意を付かれてなど、有り得ない様に思えて成らない。
(何が前回と違うんだろうか。)
カイネは普段なら使わない鑑定を持っても、何ら変わらない弱さを見た。
ネズ公がカイネを見。
「カイネ、敵の情報に惑わされるな、そしてカイネ自身の強さと比較しても、駄目だぞ。」
「いやいや其の様な事は分かりきってる、只余りにサラサの攻撃されたダメージ感じが無いのが、腑に落ち無い。」
言われて気が付くネズ公は、何か違和感を覚える。
(敵を攻撃して、跳ね返される様な硬さかなぁ、硬度が何か違和感が有るのだろうか。)
敵の情報が、今一つ掴み切れないネズ公である。
又何故攻撃して、前回寄り強い魔物が出て来たのだろうか、解り得ない。
ネズ公は周囲にも気お配り、辺りの状況を判断して要る。
カイネは目を凝らし、マジックキャストを眺めて呟く。
「あの、マジックキャストって、前回と同じ場所に出現を繰り返すのかなぁ。」
ネズ公が答える。
「ダンジョンなので、まぁ中ボスとか、フィールドボスとか呼ばれる、ボスでは有るが、普段ならそのまま、前回同様程度の魔物が出現する事は、珍しく無いぞ。
例え強くなっても其処まで、強さを増すとは考え難い。」
「でも明らかに、別次元の魔物並みの強さを感じるんだよねぇ。」
「ん…真逆ダンジョンボスなのか……でもダンジョンボスなら、尚の事、倒されたらダンジョン機能停止しないかぁ。」
「ギルドでも言ってたねぇ、ダンジョンコアを倒してくれって。」
ネズ公が突飛もなく。
「あゝっっ、忘れてた、ダンジョンコアを破壊してって言ってたなぁ~。」
大声を張り上げるネズ公をしばくカイネであった。
「♪ボコッ」
2人共にサラサの居る場所まで戻って来た。
カイネが2人に向かい言う。
「此処は一時退却して、本拠地に戻って武器防具の強化しましょう。
アイテムは、今の段階別段使って無いので、そのままでも大丈夫、一応私武器無いので、『ひのきの棒』でも良いけど……。」
2人の突っ込みをカイネが静止。
「攻撃カを上げる訳では無いよ。
単に獲物が無いと、流石に素手では魔物の下の入口まで、壊してしまうからねぇ。」
ちと2人共に引く、ネズ公は声まで出てる
「えぇ~~~、危なぁ~、人間離れして我々も、逸れだと攻撃出来ないんだけど。」
「♪テヘッ♪~」
「誰も褒めて無いわぁ。」
とネズ公の突っ込みが入り、皆本拠地に帰る事となった。
街門をくぐり抜けると、今まで見た事の無い活気と、祝賀でも有った様に、浮かれ騒ぐ人々が、酒場やカフェテラスなどで、くつろぐ程大勢の人で埋め尽くす。
何処で此の様に人が今まで隠れ居たのかと云わんばかりの人達。
擦れ合う人達は喜び、悲しみ、浮かれる人で溢れ、何か違和感が有った。
取り敢えずカイネ達はギルドに入り、目にする光景
「混んでる。」
(男臭い、油臭い、体臭臭い)
と云わんばかりに、目から涙を流す程、中の様子が様変わりしている。
やっとの思いギルド受付まで辿り着くと、ギルド職員が手招きでカイネを呼ぶ。
「カイネさんカイネさん、こっちこっち。」
カイネは言われるままに、ギルド職員の方に向かう。
一般人立入禁止のギルド休憩室に通され、中に入る。
中には、見慣れたギルに、副官、ギルド職員が簡易机に向かって、書物など書類整理をしている。
本来なら、休憩室なので、入る事は許され無い場所を、カイネが入り、ドギマギする光景は、致し方ない事で在ろう。
職員の私物など思い思いに飾られ、ロッカーの様なビニールの収納箱が、幾つも場所を取るが、意外と広さは有る場所で有った。
ギルド職員が話し出す。
「先程、討伐クエストで、魔物数体が既に倒されました。
その為少し浮かれた様に、活躍した人達に報酬が手渡せれ、その為ギルドは、混雑してます。
本来なら、我々も受付対応ですが、報酬はギルドマスター直々に手渡せれますので、我々は休憩中なのです。
副官も立ち会う処、他の業務が滞りがちなので、此処でそのまま事務処理をしてます。
増員も来て、2部に分かれ対応となり、お相手出来ないと困るので、此処に来て貰いましたが、何か用ですか。」
カイネはある程度把握休憩室堪能したので。
「あっ、何でも無い、取り敢えず寄ってみたまでだよ。」
速攻で横の外に繋がる、出口から、追い出されるカイネで有った。
「何も追い出さ無くても……。」ギルド入口まで狭い通路を経て辿り着くと、見た事の有る人物に遭遇。
この前の街村長宅で、出会った冒険者に再会。
「おっ、丁度良かった、この街に居たんだよねぇ。」
カイネはキョトンとして。
「何方でしょう、初めてお会いしましたがぁ。」
冒険者はカイネに。
「ぇ、貴方カイネですよねぇ、この前服を買って上げると約束しましたでしょう。」
カイネは素で、忘れてましたが、貰える事で、良い子ぶる。
「あっそうでした、無理に強請るのも気掛かりで、失礼しました。
では服なのですが、武器に切り替えて、貰え無いでしょうか。」
値踏みをする様にカイネを見て。
「あっ、なるほど、武器無いんですねぇ、分かりました、良い武器選んで差し上げますよ。」
とご婦人風の冒険者はカイネと武器屋に向かった。
ギルドの屋根伝いに、サラサは素早く武器屋でカイネが使える物を10個選び、店員にその事を伝え、消える。
カイネ達が武器屋に訪れる頃、既に武器屋では、入念に選ばれた武器10品が何事も無く、商品棚に陳列されてました。
1本1本が吟味された、此処の武器屋随一と称される武器の数々。
ほぼ全部の武器は、オリハルコンと呼ばれる鉱石を分断に使用され、価格も天井知らずと言われる1品が並び、有り得ない武器屋の光景を、カイネ達は目に入れる。
冒険者は手持ちの銀貨を診ながら、固まる。
普段此の様な高価の武器は、自身でも中々買う様な事は無い、逸れらが一同に陳列された光景を見て、思わず溜め息を付いた。
今此処の、武器でも沢山の買い物が行われ、普段とは違う好景気で、店主も張り切って商品補充を行った成果とも呼ばれる1品で埋め尽くされて至。
既に冒険者はカイネに買う事を了承した為に、飛んでも無い支払いを余儀なくされた事は、否めない事実で有った。
前回と同様に、貼り付けた紙を手に、マップに記載有る物を確認し、地下ダンジョンの奥に有ると言われた、ダンジョンコアを目指し、新たな武器や、防具、転がるアイテムなどで、近代的(危ない危険物)に封印を施しつつ、進むのだが、例の場所マジックキャストの前に辿り着く。
前回と違い、数段強く成ってる不意行きで、サラサが先に攻撃を仕掛けた。
「サラサ待ってください。」
カイネの静止を聴く前にサラサが飛び出すと、マジックキャストに攻撃を繰り出す。
(ぽにゃん!)
ほぼマジックキャストには、ノーダメージでサラサの攻撃が入らない、そのままマジックキャストがサラサに魔法攻撃。
『ライトニングアロー』岩石サラサにヒット、電流がサラサの背後から肩口にダメージを与える。
「きゃー!!」
反射的に避けた筈だが、わずかなダメージを肩に受ける。
今までサラサがダメージを追う事が無かった為に、思わず悲鳴を漏らす。
「肩が、軽くなりました、スイマセンカイネ、もう一度反対側に同じ攻撃、受けたいので…。」
(何言ってるだサラサの奴は)
とネズ公カイネは心でシンクロして突っ込みを入れるので有った。
だがサラサは本当に、もう一度マジックキャストに向かい、攻撃を仕掛ける。
流石にヤバさを感じ取るカイネは。
「駄目よ一旦引いて」
と言う間も無く、サラサは既にマジックキャストに突っ込み、攻撃を仕掛けた。
マジックキャストの背後に回り込む姿をカイネは見た気がする、そのまま影に向かって、下記消える様に、マジックキャストの視界から消えて、背後に回り込む。
カイネからも同様に、サラサの動きは捉えて至が、真逆背後では無く、上空に舞い上がり、加速度的に落下速度を増し、そのまま頭上からの攻撃。
(ぽょん)
ほぼマジックキャストは、ノーダメージでサラサの攻撃を跳ね除ける。
逆にサラサに対して、エアリアルカッターで応戦、上空に跳ね返され、無防備で戸惑うサラサ目掛け、無数の風の刃がサラサ目掛け飛んでくる、サラサも回避するが、迅速では無い刃が、サラサに放たれ、回避が間に合わない。
カイネは咄嗟に、サラサに向かい魔法の防御シールド(結界)を展開して守るが、背中に向かった最初の攻撃が、サラサにダメージを負わせる結果に成った。
結界に包まれサラサは落下と同時に鮮血が滴り火傷の様に、背中に切り傷を付けた。
そのままマジックキャストは他の魔法を繰り出し、カイネの方にまで魔法を放つ。
カイネはサラサと一緒に後方に下がる。
マジックキャストの攻撃が届かなかい距離まで後退して、サラサの背中に向け、カイネが治癒魔法をかけた。
ネズ公が話し出す。
「なんだよ、マジックキャスト強さが半端なく上昇してるんだが。」
「そうね、何か有るわねぇ。」
「まだ様子見程度の攻撃だろう、何故マジックキャストはダメージ出ないんだ。」
サラサが背中の服が破けたまま、傷口が回復して話す。
「分からないけど、アレは私でも対応出来るか、カイネ様なら行けるわよ、大丈夫問題無いレベルでしょうか。」
ネズ公が考え込む。
(カイネが攻撃して、次回かち合うと、マジックキャストの攻撃力が高くなると、成れば一般的冒険者など太刀打ち出来ないのでは、此のまま攻撃しても大丈夫なのだろうか)
「いや、矢張り一旦戻って対応するか、此のまま攻撃して、行くかはサラサが決めろ、カイネがこれ以上手出しすると、マジックキャストが強く成り過ぎる事で、他の冒険者が挑め無いぞ。」
カイネが無言で、魔法を使いサラサの衣服まで回復、綺麗に元の状態寄り良い感じに治した。
そして話す事にした。
「取り敢えず相手の観察をしない事には同じ過ちを過ごすので、もう少し近づいて見ましょう。」
ネズ公も同意して、サラサを残し前進して相手を観察した。
明らかに、前回寄り強さ、素早さ防御に置いては別次元の魔物となっていた。
だが倒せ無い程の、防御では無く、強さに置いても同様に、見える、サラサでも対応出来る強さで、不意を付かれてなど、有り得ない様に思えて成らない。
(何が前回と違うんだろうか。)
カイネは普段なら使わない鑑定を持っても、何ら変わらない弱さを見た。
ネズ公がカイネを見。
「カイネ、敵の情報に惑わされるな、そしてカイネ自身の強さと比較しても、駄目だぞ。」
「いやいや其の様な事は分かりきってる、只余りにサラサの攻撃されたダメージ感じが無いのが、腑に落ち無い。」
言われて気が付くネズ公は、何か違和感を覚える。
(敵を攻撃して、跳ね返される様な硬さかなぁ、硬度が何か違和感が有るのだろうか。)
敵の情報が、今一つ掴み切れないネズ公である。
又何故攻撃して、前回寄り強い魔物が出て来たのだろうか、解り得ない。
ネズ公は周囲にも気お配り、辺りの状況を判断して要る。
カイネは目を凝らし、マジックキャストを眺めて呟く。
「あの、マジックキャストって、前回と同じ場所に出現を繰り返すのかなぁ。」
ネズ公が答える。
「ダンジョンなので、まぁ中ボスとか、フィールドボスとか呼ばれる、ボスでは有るが、普段ならそのまま、前回同様程度の魔物が出現する事は、珍しく無いぞ。
例え強くなっても其処まで、強さを増すとは考え難い。」
「でも明らかに、別次元の魔物並みの強さを感じるんだよねぇ。」
「ん…真逆ダンジョンボスなのか……でもダンジョンボスなら、尚の事、倒されたらダンジョン機能停止しないかぁ。」
「ギルドでも言ってたねぇ、ダンジョンコアを倒してくれって。」
ネズ公が突飛もなく。
「あゝっっ、忘れてた、ダンジョンコアを破壊してって言ってたなぁ~。」
大声を張り上げるネズ公をしばくカイネであった。
「♪ボコッ」
2人共にサラサの居る場所まで戻って来た。
カイネが2人に向かい言う。
「此処は一時退却して、本拠地に戻って武器防具の強化しましょう。
アイテムは、今の段階別段使って無いので、そのままでも大丈夫、一応私武器無いので、『ひのきの棒』でも良いけど……。」
2人の突っ込みをカイネが静止。
「攻撃カを上げる訳では無いよ。
単に獲物が無いと、流石に素手では魔物の下の入口まで、壊してしまうからねぇ。」
ちと2人共に引く、ネズ公は声まで出てる
「えぇ~~~、危なぁ~、人間離れして我々も、逸れだと攻撃出来ないんだけど。」
「♪テヘッ♪~」
「誰も褒めて無いわぁ。」
とネズ公の突っ込みが入り、皆本拠地に帰る事となった。
街門をくぐり抜けると、今まで見た事の無い活気と、祝賀でも有った様に、浮かれ騒ぐ人々が、酒場やカフェテラスなどで、くつろぐ程大勢の人で埋め尽くす。
何処で此の様に人が今まで隠れ居たのかと云わんばかりの人達。
擦れ合う人達は喜び、悲しみ、浮かれる人で溢れ、何か違和感が有った。
取り敢えずカイネ達はギルドに入り、目にする光景
「混んでる。」
(男臭い、油臭い、体臭臭い)
と云わんばかりに、目から涙を流す程、中の様子が様変わりしている。
やっとの思いギルド受付まで辿り着くと、ギルド職員が手招きでカイネを呼ぶ。
「カイネさんカイネさん、こっちこっち。」
カイネは言われるままに、ギルド職員の方に向かう。
一般人立入禁止のギルド休憩室に通され、中に入る。
中には、見慣れたギルに、副官、ギルド職員が簡易机に向かって、書物など書類整理をしている。
本来なら、休憩室なので、入る事は許され無い場所を、カイネが入り、ドギマギする光景は、致し方ない事で在ろう。
職員の私物など思い思いに飾られ、ロッカーの様なビニールの収納箱が、幾つも場所を取るが、意外と広さは有る場所で有った。
ギルド職員が話し出す。
「先程、討伐クエストで、魔物数体が既に倒されました。
その為少し浮かれた様に、活躍した人達に報酬が手渡せれ、その為ギルドは、混雑してます。
本来なら、我々も受付対応ですが、報酬はギルドマスター直々に手渡せれますので、我々は休憩中なのです。
副官も立ち会う処、他の業務が滞りがちなので、此処でそのまま事務処理をしてます。
増員も来て、2部に分かれ対応となり、お相手出来ないと困るので、此処に来て貰いましたが、何か用ですか。」
カイネはある程度把握休憩室堪能したので。
「あっ、何でも無い、取り敢えず寄ってみたまでだよ。」
速攻で横の外に繋がる、出口から、追い出されるカイネで有った。
「何も追い出さ無くても……。」ギルド入口まで狭い通路を経て辿り着くと、見た事の有る人物に遭遇。
この前の街村長宅で、出会った冒険者に再会。
「おっ、丁度良かった、この街に居たんだよねぇ。」
カイネはキョトンとして。
「何方でしょう、初めてお会いしましたがぁ。」
冒険者はカイネに。
「ぇ、貴方カイネですよねぇ、この前服を買って上げると約束しましたでしょう。」
カイネは素で、忘れてましたが、貰える事で、良い子ぶる。
「あっそうでした、無理に強請るのも気掛かりで、失礼しました。
では服なのですが、武器に切り替えて、貰え無いでしょうか。」
値踏みをする様にカイネを見て。
「あっ、なるほど、武器無いんですねぇ、分かりました、良い武器選んで差し上げますよ。」
とご婦人風の冒険者はカイネと武器屋に向かった。
ギルドの屋根伝いに、サラサは素早く武器屋でカイネが使える物を10個選び、店員にその事を伝え、消える。
カイネ達が武器屋に訪れる頃、既に武器屋では、入念に選ばれた武器10品が何事も無く、商品棚に陳列されてました。
1本1本が吟味された、此処の武器屋随一と称される武器の数々。
ほぼ全部の武器は、オリハルコンと呼ばれる鉱石を分断に使用され、価格も天井知らずと言われる1品が並び、有り得ない武器屋の光景を、カイネ達は目に入れる。
冒険者は手持ちの銀貨を診ながら、固まる。
普段此の様な高価の武器は、自身でも中々買う様な事は無い、逸れらが一同に陳列された光景を見て、思わず溜め息を付いた。
今此処の、武器でも沢山の買い物が行われ、普段とは違う好景気で、店主も張り切って商品補充を行った成果とも呼ばれる1品で埋め尽くされて至。
既に冒険者はカイネに買う事を了承した為に、飛んでも無い支払いを余儀なくされた事は、否めない事実で有った。
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