聖衣カウンター【聖女】

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 新章の前です。

 赤龍…炎龍の配下の者ですけど…(その2)

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 カイネ達は、副官の持って来た依頼内容に目を通す。
【カイネ宛。
 此度こたびギルド寄り『トウリカ』方面の、山岳との音信が途絶えた、その為ギルド冒険者数名を派遣する事に成りました。
 1番近いギルドで有るカイネ様のギルドへ。
 いては貴殿のギルドに置いても確認をする冒険者を派遣して貰う、少しの情報で構わないので、音信の途絶えた範囲の捜索をお願い致します。

 ギルドマスターバートン寄り。】
 
 カイネはこの手紙を二度に渡り確認。

 もう一通のギルからの依頼書をカイネは読んだ。
【トウリカ方面の情報が来ないので責任持って確認して欲しい。
 何が有っても敵を倒す事は駄目。
 生きている人が居たら必ずギルドまで送り届ける事。
 全責任はカイネが持つ事。
 ギルドに責任を押し付けない事。
 以上。

          ギル寄り。】

 カイネ考え中……。

 カイネは肩の上に居る副官に言った。
「キャンセルって駄目かなぁ~。」
 副官はゆっさゆっさ去れながら、哀れみの顔で言った。
「多分~、無理でしょう、前回の事も有るので確かギルさんの宝物を全部灰にしたのでは、その時の付けと思って引き受ける方が得策かと。」
「手痛い付けだなぁ~、ん……まぁ何とかなるかなぁ~…。」
 そしてカイネはサラサを見て、サラサはそのまま姿を消し何処かに向かって行った。
 カイネは独り言の様に、副官には聴こえて居たのだが、つぶやいた。
「はぁー何処かに有能な…。」
 此処ぞと計り起き出したネズ公が、して演られた感丸出しで、カイネの方を見た。
(ちぃ悪どさには参る、カイネのやっ解りながら嫌な事を押し付けてきた。)
 などと思うネズ公であったが、満更で無いネズ公なのであった。
「まぁ仕方無い、それ寄り先に副官を降ろしてあげてはどうなのだ。」
 我れ冠さずのカイネ、面白がりながら、ネズ公の言い分を右から左に受け流すのであった。
 そして散々おもちゃにしても、話しが進ま無いので、このまま進むネズ公。
「カイネょ、場所は把握しているのか。」
 自然と副官がネズ公に目が行った。
「あっなるほど、だが……だよなぁ。」
 意外に理解が早いと、副官はネズ公を見て思っていた。
 副官としては、ネズ公は単なるネズミだが、有能なネズミで在るとは理解の外であった。
(この様なネズミでは、単に足手まといでは無いのだろううか。)
 まぁ副官で無くても、一般の人から見た時のネズ公は、単なる(此処ではネコ)で在る。
 まぁその桃李だが、学者の知識はそ辺の人と比べて数倍以上であった事は言うまでも無い。

 薄っぺらな、知識だけどカイネはネズ公の作戦自体は結構利用してます。
 そして一行はトウリカ方面に出向く事に成った。
【トウリカ方面、寒暖の差も無い果てしない砂漠に有るオアシス的な場所、だが、行く迄は平坦な道路が整備され、両脇に水路、飲料水と成為の物が並走して走っって居る。
 その為処々では水路が離れたり戻ったりの道路である。
 トウリカとはこの辺では、次の場所経の中間地点です。】
 さてカイネは、道路を並走する水路から偶に水を汲んでは、食事を変わり代わりに作り、休みを入れた。
 水路にはその為の補給所的な物が点在しています。
 稀では有るがたまに人々ともすれ違う事が有ってもトウリカ方面からの人々にはまだ合う事が無い様であった。
 ネズ公はその事を抱く心配するのであった。
「カイネ、この分だとトウリカでの事変は大事だぞ、人々の往来が物語るこんな事はあり得ない、もしかしたらだが何か良からぬ事でも有っても不思議では無い。」
 などと少し恐ろしげにネズ公は、カイネ達へ言った。
 
 
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