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始りの章
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突然の事故死、其れは本当に突然降り掛かる。
至って質膳なのか未だ理解が出来て無い。
運命に翻弄された人生を、正に送る事となった主人公で有った。
目の前は暗く成り、僅かな光が消え去ってしまう。
不意に何か柔らかい雲の様な、高級ベットの上に、置かれた様な。
徐々に状況が見えて来た。
目の前に、光り輝く人らしい影に、自身の置かれた立場を理解した。
自身の前の者が話し出す。
『貴方は事故死しました。
新たな人生を送るか、そのまま違う人生を選ぶ事も出来るが、それには魔王を倒して、貰わねば成らない。』
前に居る人の話を聞いても、理解は出来ないが、ラノベ小説など出て来る様な、異世界に行けるならと。
此方が答え出す前に、話を続ける。
『なるほど了解した、では転移で良いかなぁ。』
(おお願ってもない。)
『では、その様にしよう、行くが良い。』
慌てて主人公が言葉を、発する前に既に消え掛けてしまった。
「いやいや…」
主人公は又闇の中に消えた。
(何なんだよ、スキルとか、転移物で良く聞く、チートなど何も無いのかよ、鑑定やアイテム袋・ポーションもまして、金も無いって。)
その頃、元勇者は魔王に仲間3人と対峙していた。
「魔法使い、未だ魔王に。」
戦士がスキル肌に纏わり付くバリアを使い魔王に突撃して、魔王の残り僅かな、HPを更に削る。
その間魔法使いが、魔王にとどめを刺す様に、雷審を魔王に直撃するが、魔王も残りHP1%残し、横から勇者が攻撃を繰り出す瞬間魔王の魔法︰雷鳥が真横に全員を薙ぎ払うと、勇者達の体力は無く、指1本も動かせ無い。
回復術士が言う。
「もう魔力が無いわぁ、回復薬も切れて、体力も余り無いわよ。」
戦士・魔法使いも同様に立ち上がるだけの気力が無い。
勇者は壁に飛ばされた為に。
「俺は肋が数本殺られた、だが此処で殺られる訳には。」
無理を押して立ち上がる勇者、魔王ももう魔力・体力共に無い状況で、後一撃でも入れば倒される。
魔王が言う。
「はぁはぁ、勇者、強いなぁ、だが我も残った体力では、倒せるだけの力も無い、我を倒しても魔族達は何ら変わらずに、お前達の街を襲い続ける、此れが笑わずに要られようか。
だが我が居れば、魔族達は数年は街を襲う事も停められよう、其処で提案だが、どうだろ我を見逃さないかぁ。」
だが勇者達も、その様な戯言を聴く気は無い事も、魔王は分かっていた、少しの時間稼ぎをしているに過ぎず、体力を回復するのだった。
勇者達はほぼ立ち上がる事も、まま成らずに、魔王の戯言を聴く気は無かった。
如何にか立ち上がる勇者、肩は上がらず、持つ剣には力無く、辿々しいく、魔王の前迄歩くだけで、精一杯で有った。
その時元勇者は、魔王の目の前で辛くも気を失いかける。
魔王も見逃す筈も無く、手に出来る剣を拾い、勇者に向けて切込む。
全員が声で勇者に。
「勇者~。」
その瞬間光り輝く勇者。
光り輝く者の前に、先程の元勇者魂で、肉体は無く立っていた。
光り輝く者は言う。
『良くぞ魔王を、此処まで苦しめた。
本当に今までで1番良い勇者で有った。
そして魔王は倒された事で、勇者よ、望み通りに元の世界に返す事が出来るのだが、前の身体は焼却されてしまったので、新しい器を用意した。』
戸惑う元勇者が口を開く。
「新しい器と言われても、年齢なども今の私と同じで、って言われても馴染むのは、難しいと思うのですが。」
話を遮り光り輝く者が話す。
『まぁ其処は貴殿が既に、考えずとも、致し方無いと諦めて欲しい。
新しい器は、魂が突然の事故死で切り離されたが、身体はほぼ無傷で、今は医療機関で蘇生中だ、急げばそのまま復活出来ようなので、話し終わる迄何も言わずに、聴いて欲しい。』
✱【立体的映像で、空中にウインドウが出て、回転身体をスキャンした様に、リアルな体が投影されて、現状を確認する事が出来る。
それを元勇者と、光り輝く者が見て要る様子。】✱
『そしてその者は、独身・身内無し・友人も無く魂の器も、似ているので、そのまま入れば大丈夫だろう。
そして今まで勇者としてご苦労様だった、僅かでは有るが、今回の事で勇者時代の、報酬は全部そのまま世界に持って行ける様にした、その上魔王討伐の報酬も上乗せして置く。
全部で500万ゴールドを、世界通過に変更して、使える様にもした。
今までのスキルは、使えぬが、それだけの金が有れば、何も心配は無いだろう。
元の世界に戻ってやって行けると思う、今までの様に心正しき青年として、余生を送って欲しい。
では時間も無いので、言い分も有ろうが、達者で暮らすのだぞ。』
元勇者の魂はそのまま、自身の元居た世界の、突然の事故死の身体の元に行った。
「先生、急患で来られた人の意識が突然戻りました。」
「な、なんだと、そんな馬鹿な、先程脈拍を見た時は。
す、直ぐ様医療班を呼び出してくれたまえ。」
「はい。」
看護婦達が慌ただしく、現場は混乱して、医療を続けた。
元勇者は手慣れた者で、既に1度光り輝く者に、同じ様な目に有った事を思い返す余裕を見せる。
(あの者は、言葉足らずで前にも痛い思いをしてるし、そのまま痛みとか有って、またどうせ魔王は、烏賊様の様な事をして、倒したのだろう、如何なぁ。)
その後元勇者は、そのまま何の不自由も無く、新たな人生を送ったのだった。
主人公の方は、突然前の勇者の身体にそのまま魂が乗り移た、その為気力体力はMAXに、丸で今まで元勇者が戦った時の非では無い、全く違う人が、新たに出現した様に、元勇者の身体は全健康体で有る。
其処に魔王が攻撃するが、剣に鋭さは無く、赤児が棒で叩く程度の威力で、不意に叩く叩かれた勇者は、蚊でも刺された様に、痛くも痒くも無い攻撃に、戸惑い、魔王に戸惑うのだった。
「ゑ、何この化物はなんなのだ。」
突然の事に、全員が呆気に取られるが、主人公は違った。
周囲の異様な空気を読み、今の現状を即時に把握。
(取り敢えずボコれば良いのかぁ)
手に持つ剣に力を込めると、会心の一撃を魔王に繰り出す。
魔王は咄嗟に避けるが、ほぼ体力月無い状況。
身体の下半身に剣がめり込み、身体のきしむ音がする。
「♩グシャ。」
魔王は痛さを堪え、逃げ用と動かせる部位でガードを固める。
主人公はもう一度、剣を大きく振り上げ、魔王に叩き付ける。
元勇者の仲間達は、呆然と勇者の行動に見惚れる。
主人公は駄々っ子の様に、何度も何度も魔王に剣を、叩き付ける。
丸で切るのでは無く、剣を打ち付ける様に、撲殺の様子で有る。
魔王はほぼ動く事は無く、HPもゼロで倒されていた。
それでも主人公は剣を、叩き付ける事を辞めず、飛び散る鮮血で、今の惨状が理屈に合わない程で有った。
元勇者の仲間達は、全員その場で、主人公の行動を眺めつつ、自身の回復を各々していた。
そして少し離れた場所に集まり、勇者を見て居るのだった。
「人が変わったのだろうか、何か違和感が有るが、如何したのだ勇者は。」
「分かりません、でも魔王は倒したので、問題は無いのでは。」
「だが、今の勇者、何か印象が違う様に見えるのだが。」
「まぁまぁ、魔王はもう居ない、今は其れで良いのでは。」
「そうだなぁ、今は勝利を喜ぼう。」
「そうですなぁ。」
「しかし流石勇者と呼ばれる人だ。」
「最後美味しい処は、持ってかれたが、此れで魔王も倒せた後は、王国に帰って、報告したら、全員解散ですかねぇ。」
「いやいや、魔王は倒したが、魔王が言う様に、魔族達を駆逐せねば、今後の憂いが残るぞ。」
「その通りだ。」
「そうですなぁ。」
そして主人公が返り血を浴びたままに、全員の元に戻って来た。
主人公は他の者達を見ながら、誰が誰か分からす、見た目で取り敢えず話す。
「皆さん大丈夫かぁ。」
全員驚きを隠せない。
(勇者は如何したのだ、今まで我々に話す時は、一人一人の名前を言って、話し掛けたのだが、皆さんと言うとは、まぁ無理も無いかぁ、アレだけの戦闘を繰り返し、多少打ち所も悪く、何か変わってしまっても、勇者は勇者だ。)
「勇者、回復魔法、まだ使えるかぁ。」
主人公は自身のスキルをどの様に使えば良いのかも分からない。
「悪いが、スキルは如何すれば使えるのだろうか。」
全員が何を言ってるんだと、言う表情を勇者に向ける。
「勇者何を言ってる、回復は魔法だぞ、スキルは別物だよ。
MPが残ってるなら、回復魔法を使ってください。」
「ぁあ、魔法とは如何すれば。」
と言ってると、下が騒がしく成って来た。
兵士数名が飛んで走って来た。
「勇者様達、回復薬をお持ちしました、後は我々が確認と後方の残敵を倒します、皆様達は回復をしたら、残敵の掃討をお願い致します。」
戦士が1言。
「やれやれ、人使いが荒い。」
魔法使いが、回復薬を兵士から渡され、それを飲み干す。
回復術士も、MP回復薬を飲み干すと、魔法を使う。
魔法:範囲回復をかけた。
周囲の兵士も巻き込み、体力を回復すると、ボロボロの身体は、ある程度動かせる様に成って、勇者達は立ち上がる。
「良しでは残敵を倒しに行こう。」
その頃神様は、魔王が倒された事で、取り敢えず一段落付いたと喜び、もうこの世界は大丈夫と、
正しく主人公の事を、ほぼ忘れてしまっていた。
新しい未開世界創造に全力投球するので有った。
勇者達は残敵を倒すのだが、主人公はスキルを忘れ、魔法を使えず、剣で倒しに向かうが、敵にダメージを与えられず、ほぼ何も出来ないへっぽこと成ってしまった。
他の冒険者達の方が、残敵を倒す方が早く、今まで軽く倒した魔物達にも、遅れを取る有様で、勇者と言える様には、丸で見え無い。
今まで慕って来た者達迄、勇者を蔑むのだった。
「なぁ、勇者ってこんなに、弱かったのかぁ。」
「真逆、そんな筈無いだろう。」
「しかし今の勇者を見ろよ、我々が楽に倒す魔物に冴え、遅れを取ってるぞ。」
「しかしだなぁ、魔王を倒したのは、間違い無く勇者だろう。」
「だがアレを見たら、我々でもって思うぞ。」
「だよなぁ~。」
そんな感じで、勇者一行は大都に帰って来た。
勇者一行を間違え、王宮に招かれた。
勇者達は王宮の王座前に、横一列に並び、王から報酬として、金貨二千万枚を手渡され、夫々で別け1人金貨500万枚を受け取った。
その夜主人公は王宮の舞踏会に呼ばれる。
勇者は報酬を、近くの兵士に渡し、舞踏会に参加した。
先程の兵士は何故か影が無く、そのまま報酬で有る金貨も、掻き消えた。
その頃元勇者は、他の世界で富豪となり、一軒家や乗り物を買、平和に余生を送ったのだった。
舞踏会では、踊れる筈も無い勇者は、食事や貴族達と談笑して、今後の事を話していた。
「取り敢えず報酬も有るので…。」
周囲を見渡す主人公は、先程の兵士の姿が無い事に気が付く。
(まぁ王宮は広い、他の配置場所や、何処か報酬を預ける場所とか有るだろう。)
と楽観的に舞踏会を楽しんだ。
夜徐々に貴族達や、呼ばれた者達も自宅に帰り、舞踏会は終了した。
勇者も例外では無く、自身の泊まる宿に帰る事にしたが、何処に泊まって居るのかも、分からない。
他の勇者仲間達は、自身の泊まる宿に夫々向かって行ったので、泊まる場所迄分からず、勇者は舞踏会を最後迄居た為、王宮の1室を借り、其処に泊まる事になった。
翌日は仲間の泊まる場所を聞き、其処に向かって行ったが、先の戦闘で勇者を見限ったと、仲間達は自身の故郷に帰ってしまったのだった。
真逆逸れに付いて、一緒に向う事も出来ず、勇者は冒険者ギルドで冒険者登録の為、向かって行った。
冒険者ギルドでは、勇者が来ると先触れが有った為に、ギルド職員総出で、待ち受けて居た。
「良うこそ本大都ギルドに、お越し頂き有り難うございます、大変恐縮に思います。」
ギルド職員で、副官と呼ばれる『カナン』がギルドでは対応してくれた。
「取り敢えずギルド2階で、ご用件をお伺い致します。」
とギルド2階に向かった。
「勇者様の登録は、当ギルドでは異例のSS級をご用意致と、その為に魔族の討伐をお願いと致しまして、ご用意致しました。」
主人公は困惑気味に、自身の事情を懇切丁寧に職員に話し出す。
今現在の状況や、転移して来たのが、魔王の目の前で有った事など。
ギルド職員は状況が、飲み込めずギルドマスターが来る迄、そのまま主人公と、気不味い不意域のまま、戸惑うのだった。
約1時間後、ギルドマスターと王族が数名の近衛兵を引き連れ、ギルド2階に小部屋にやって来た。
ある程度の状況は分かっていたが、勇者の魂が違う者と言う事で、ほぼ全員が今後の対応を検討する事になった。
ギルドマスター『レイバーン』が王族寄り先に話し出す。
「しかし、勇者が最後の最後に、良くまぁ、まぁなった事は仕方ないが、如何すれば良いんだろう。」
王族で有る王子『ブラッド・ジィー・アグリス』が主人公に言う。
「真逆、勇者殿が王国からの報酬を兵士に渡し、それを盗難に遭うとは、しかも近衛兵に手渡す事を他の近衛兵も確認は取れて要る。
此度の不祥事が明るみに出るので、勇者には陳謝します。」
王族が勇者に頭を下げる事事態も、稀な事で有り、本来なら誤魔化し本来の勇者では無い事も、有った訳なので、その事と一緒に勇者を国外追放処分を受けても、何ら問題が無かった。
しかし王族の中で、王様が今回の騒動に寄り、他の貴族達との不和で、立場が弱まり、他の貴族達の権力基盤を盛り立ててしまった。
その為勇者をこの国から追い立てる事で、王族の立場を悪くする事に、繋がる事を避ける為、他の貴族達が起こした事件として、勇者に居て貰わ無いと、近衛兵達に事件を捜査式を王子自ら、陣頭指揮を取る事になった。
勇者は王子の提案で、取り敢えず難曲を打開した。
だからと言えど、何にも変わらない事は、理解の範疇で、今後の事で話し合う事になった。
王子曰く。
「勇者様は、魔王との戦闘中に、記憶障害でスキルや魔法が解らなくなった事で、大方の者たちは理解を示してます、ただ貴族の中には、勇者を知らない者達も居る為、勇者が倒されて、違う勇者を連だって、今正に王様達に、貴族の者たちが詰め寄って来てます。
まぁその様な事を、言い出すのは王の覇権を、失墜させたい貴族の中では、少数派ですが。」
ギルドマスターが続ける様に話す。
「其処でなのだが、勇者には取り敢えずギルドで、まぁランク下層からもう一度レベルアップと、ランクを上げをして、前の感覚を取り戻す為に、ギルドで魔物退治と、冒険者達と地下練習場で、スキルや魔法に付いて、覚えて直して貰おうかと。」
王子が言う。
「いやいやギルド地下で、勇者がスキルや魔法などを使えない事を、他の冒険者に風調しては遺憾だろう。」
「いや此処は、知って居て貰った方が、傷口は浅いと、知ってと知らずでは、他の貴族達が尚の事、不穏な者達を、ギルドに派遣して、勇者を消しにかかる事も、考えられる、なら堂々とギルドで他の冒険者達と一緒に居る方が、勇者を危険から見を守れるって物だ。」
「なるほど、なら此方としても、ギルドの前に、近衛兵達を常駐して警備に当たらせよう。」
ギルマスが、王子を見据える様に言う。
「近衛兵などギルド入口に、配置する寄りも、街に入ってくる不審者の検問を、強化して貰う方が助かるが。」
「なるほどなぁ、それを優先した方が。」
勇者の前でどんどん話が、進んでしまった
ギルドの事務次官『ツミハ』がティーポットやお菓子をバスケットに入れ、会議中お構いなしに入って来た。
皆のテーブルに、各々グラスと紅茶を注ぎ、そっと勇者の顔を覗き込み、そして。
「皆様お話中でしょうが、少し肩の力を抜いてください、勇者様が固まって仕舞っているでは無いですか。」
皆が勇者の方を見る。
勇者は何が何やらと言う感じで、緊張感が半端無く、丸で震える子羊の様に、椅子に座らせられてる感覚で、借りて来た猫の様に縮こまって、周囲の動向を伺う様に、1言言う度に、怯え震える姿に、王子の後ろで控える従者達は、含み笑いで肩を揺らしていた。
事務次官はそのまま退席して出て行った。
ギルマスも少し肩の力を抜き、椅子の背凭れに腰かけ直す。
王子も背筋を伸ばし、一呼吸すると、話し出す。
「いやぁ~勇者様悪かったねぇ、少し2人だけで白熱して仕舞ったよ。」
ギルマスも王子の言葉に。
「済まなかった、我々はそんなに勇者を責める気は無いので、もう少し楽な姿勢で、会話に望んで欲しい。」
などと言われても、主人公は中々に気持ちの整理が出来なかった。
ただ言える事を、言葉にする勇気も無い。
事情聴取された気分で有ろうが、本来の自身の気持ちも入り混じり、言葉に出来なかったとも言える。
勇気は出た飲み物を、手に取り口に持って行くのだが、手が震え飲み物が飛び散る。
飛び散った事で、床を濡らした物を見て、我に帰ると落ち着き出す。
「色々とご迷惑をお掛けします。
私如きに、色々と考えて貰い。」
王子が勇者の話を遮り話す。
「ご迷惑だなんて、我々の失態で勇者にご迷惑を掛けたのは我々の方です、何も勇者が謝らなくても。」
王子が言葉を発してる事に、ギルマスが顰めた顔で言う。
「王子、今は勇者の言ってる事を、最後迄聞きましょう。
その後で謝罪はした方が、又勇者を混乱させてしまいます。」
2人に言われて、又黙って仕舞った主人公で有った。
自身寄り格上の者達で、従者を引き連れた王子がこの場所に、居る事自体、勇者に取っては重圧で在り、其れが話を途中で止めた事に、尚の事殻に篭もる主人公で有った。
その後ギルマスと王子が何を言っても、主人公は気持ちの整理が付かず、ギルド指定の宿に行った。
宿に付いた主人公は、自身のスキルなどを確認する事にした。
「しかし何をしてるのだろうか。
取り敢えずと。」
周囲を確認する主人公は、部屋のベットと、置いて有る家具を見たが、普通にゲームの設備と変わらない、本当にゲームで有る様な宿屋で有った。
「何かスキルって無いのだろうか。)」
ベットの上で手のひらを開き、眺めると。
「今の自身に、何が出来るのだろう、本当にこのまま、ゲームなら、ステータスでも出て来るのだけど、確かステータスオープンだったかなぁ。」
別段何も出て来る気配は無い。
「メニーかなぁ。」
何も出無い。
落ち込む主人公は、溜め息を付きつつ。
「はぁ、ウインドウ。」
中央に小さな窓枠が、右下に出て来た。
だが出て来たと言っても、主人公は慌てふためくだけで、如何しても分からない、手でそのままその出てる物を触ると、突然画面が拡大で、自身のステータスがでる。
「うわっ。」
見事にウインドウとして、テレビ画面の様に、空中に漂う四角の枠に、自身のステータスが分類記録されて出ていた。
ステータス職業はリセットされてます
【職業︰自称勇者・(点滅中・棍使い系冒険者)
但し点滅中は職業はリセットされレベル1と表示てます
職業に加算ポイントを振ってください。
現在の成りたい 職業を入力してください。
経験値ポイントは、11.999.000
チュートリアルは『OFF』されてます。
現行・言語翻訳・筆記翻訳は常時『ON』に成ってます。
各種職業に、ポーナスポイント、50加算振り分け出来ます。
スキル・魔法・ジョブはリセット中。
初期装備は自動的に収納されてます。
アイテム表示
パーティー設定
システム設定 】
と表記されました。
主人公は軽く、画面を指で小突く。
(♫コンコン。)
良くできたガラス版で半透明の板が、空中に浮遊する感覚。
主人公は色々文字を触ると。
ステータス表示と出て、半透明なガラス板に書いて有る、文字が変わり見えるのだった。
指で画面をスクロールすると、今現在のスキルや、職と成る物を見たが、勇者成る物は取り外されて、全体的に、黒く消え取得不可能で有った。
なれる職業は、えだ使い・ぼう使い・ねっこ使い、じゅつ使い・ま使い・わらわし使い・さがし使い・ひろい使い・なぐり使い・かね使い・こより使い、なげ使い・いし使い・くさ使い・のりもの使い・つち使い・つた使い・たべもの使い・はっぱ使いなど26種の職業が出ていた。
【✱平仮名には訳が有るので、漢字対応は出来なかった。✱】
主人公はスキルやステータスを、見なかった事にした。
「明日も有る事だから、もう遅い時間早めに寝るかぁ。」
凄い天然の主人公で有った。
翌朝目を覚まし、状況確認をするが、至って変わらぬ朝の静けさと、云う未だかって、この様にゆったりと朝を迎える事は、主人公として人生では、無かったと言える。
窓のカーテンを開けると、城壁に守られた街並みが望み見えた。
早い処ではランニングや、露店・商店が店の開店準備を、進めて要る様に見える。
一般的現世と同様に見えなくも無い風景に、兵が混じって、歩く姿は無骨と言える。
兵達も武器を腰に下げ、2人組を作り歩く、傍目にはカップルの様にも、見えなくも無いが、厳つい装備をして歩く姿を見れば、軍隊なのかと言える。
近くの椅子を手に取り、座り直して窓辺から、様子を見る主人公に割って入って来る者
「コン、コン。」
「はい。」
「失礼します、お食事のご用意出来ました、ラウンジにお越し頂きたい。」
黒服の執事と、取り巻きのメイド2人が主人公の部屋に入って、メイド2人はベットメイキングをしていた。
主人公は執事と共に、部屋を出て行く。
執事に連れられ。
「今後のご予定ですが、どの様に致しますか。」
執事からの突然の質問に主人公は、戸惑う様に言う。
「あっ、別段何も考えては、居ませんが、ギルドマスターが、修練場で身体鍛錬を推奨してました。
後はギルドで魔物討伐を、検討中と言う事ですが。」
「いえいえそう言う事では無く、今後此処を出て行くのてしょうか。」
「ギルド指定の宿に宿泊予定です。」
執事はお辞儀して。
「分かりました、ご主人にはその様にお伝え致します。」
主人公は目の前の扉を開く、出口で有った。
「ゑっ。」
(本気かぁ、今日の今から、王宮から追い出されるのかぁ)
主人公は渋々、歩き王宮から出て行くのだった。
まだ朝も早い時刻、食事無しで追い出される事と成、空腹の為ギルド迄ぶつぶつ言いながら歩く。
冒険者ギルドでは、まだ開店準備中の為、裏手でギルド職員が来る迄待つ。
ギルド職員達は、来ても見知らぬ者を、見て楚々草とギルド施設に入って行く。
真逆この様な場所に、勇者とは考えも及ばはいギルド職員達、立ち止まリもせず、どんどんとギルドの中に入って行く。
数時間後、街の人々も日時的に、仕事などで時刻も通勤時刻は過ぎる。
既にギルドの入口も開き、一般の冒険者達も、入っては出て行く姿を見る。
主人公は面倒で、ギルド入口には向かわず、その場から動く気配なし。
数時間ボッーとする主人公を、要約ギルド副官が来て、事情を聴いて貰えた。
「何してるんですか、勇者様。」
「王宮を追い出された。」
「真逆今まで此処に居たのですか。」
「そうだねぇ。」
「いやいや、言ってください。」
「迷惑かと。」
明らかに迷惑と思う副官。
「そんな、迷惑とか、無いですから。」
絶対迷惑と思う副官。
主人公は副官に手を引かれ、冒険者ギルドの食堂で、朝食を頂いた。
「時に勇者様は、ギルドで住み込んで、技能を思い出す為、修行場で戦闘訓練をすると言う事で、大丈夫てしょうか。」
「ギルドに住み込んでと、家賃とか如何すれば良いのですか。」
「家賃の心配は要りません、冒険者達に指導して貰えたら、大丈夫ですょ。」
「指導と言われても、ほぼ忘れてまして。」
「あっ、そうですねぇ、初心者指導とかなら行けるのでは、無いでしょうか。」
「私も初心者何ですが。」
「えっ、魔王倒しましたょねぇ。」
「魔王、そうですねぇ、倒した事は倒したのですが、余り覚えてませんし、殴り付けた程度ですょ。」
「魔王倒したのなら、十分では無いでしょうか。」
「倒したのは覚えてますが、それ迄の経緯とか分かりません。」
「えっ、勇者様ですよねぇ。」
「一応勇者と、他の人達には言われてますねぇ。」
「其れで十分では無いでしょうか。」
噛み合わ無い二人の言い合いを、ギルマスが聞き、2階から下の2人を眺めて居た。
主人公はそのまま、地下闘技場に足を運ぶ。
【闘技場】一見すると、観客席も有り、全面岩で覆われ、無骨な四角い部屋で中央から円形に、円で区切られ距離は余り無い間隔、の場所は2ヶ所有る、一方が魔法専用で、もう一方が魔法禁止区画と、多方面で円の中は魔法障壁と物理障壁が交互に、互いを干渉せず張り巡らされ、観客席前には、耐久が高い障壁が使われてる。
本来なら魔法障壁、物理障壁は相容れない存在だと言われてますが、ギルド施設では、魔晶石と言われる魔物の持つ独自コアで、魔法を強化物理強化してます。
専属の魔法師に寄って、一定期間に付与強化魔法で、魔晶石を交換強化して、対応してるが、勇者が来ると言われ、魔晶石を寄り強化する為、数段上の魔力鉱石と、レアメタル魔皇石と呼ぼれる、大型の魔物ボスの魔力石を活用して、強化されました。
その為ある程度の魔法、物理に対処可能と言われ、王国最強の防御結界に仕上がってます。
【まぁ本来の元勇者で有れば、打ち抜く事も容易いのですが、まだ誰も知る由もない。
で無いと魔王の障壁を、容易くダメージを与える事が不可能に近いと、されてます。
因みに闘技場の物理結界は、主人公だとレベル低くても、貫通しますが、まだ誰も知る由もない。】
至って質膳なのか未だ理解が出来て無い。
運命に翻弄された人生を、正に送る事となった主人公で有った。
目の前は暗く成り、僅かな光が消え去ってしまう。
不意に何か柔らかい雲の様な、高級ベットの上に、置かれた様な。
徐々に状況が見えて来た。
目の前に、光り輝く人らしい影に、自身の置かれた立場を理解した。
自身の前の者が話し出す。
『貴方は事故死しました。
新たな人生を送るか、そのまま違う人生を選ぶ事も出来るが、それには魔王を倒して、貰わねば成らない。』
前に居る人の話を聞いても、理解は出来ないが、ラノベ小説など出て来る様な、異世界に行けるならと。
此方が答え出す前に、話を続ける。
『なるほど了解した、では転移で良いかなぁ。』
(おお願ってもない。)
『では、その様にしよう、行くが良い。』
慌てて主人公が言葉を、発する前に既に消え掛けてしまった。
「いやいや…」
主人公は又闇の中に消えた。
(何なんだよ、スキルとか、転移物で良く聞く、チートなど何も無いのかよ、鑑定やアイテム袋・ポーションもまして、金も無いって。)
その頃、元勇者は魔王に仲間3人と対峙していた。
「魔法使い、未だ魔王に。」
戦士がスキル肌に纏わり付くバリアを使い魔王に突撃して、魔王の残り僅かな、HPを更に削る。
その間魔法使いが、魔王にとどめを刺す様に、雷審を魔王に直撃するが、魔王も残りHP1%残し、横から勇者が攻撃を繰り出す瞬間魔王の魔法︰雷鳥が真横に全員を薙ぎ払うと、勇者達の体力は無く、指1本も動かせ無い。
回復術士が言う。
「もう魔力が無いわぁ、回復薬も切れて、体力も余り無いわよ。」
戦士・魔法使いも同様に立ち上がるだけの気力が無い。
勇者は壁に飛ばされた為に。
「俺は肋が数本殺られた、だが此処で殺られる訳には。」
無理を押して立ち上がる勇者、魔王ももう魔力・体力共に無い状況で、後一撃でも入れば倒される。
魔王が言う。
「はぁはぁ、勇者、強いなぁ、だが我も残った体力では、倒せるだけの力も無い、我を倒しても魔族達は何ら変わらずに、お前達の街を襲い続ける、此れが笑わずに要られようか。
だが我が居れば、魔族達は数年は街を襲う事も停められよう、其処で提案だが、どうだろ我を見逃さないかぁ。」
だが勇者達も、その様な戯言を聴く気は無い事も、魔王は分かっていた、少しの時間稼ぎをしているに過ぎず、体力を回復するのだった。
勇者達はほぼ立ち上がる事も、まま成らずに、魔王の戯言を聴く気は無かった。
如何にか立ち上がる勇者、肩は上がらず、持つ剣には力無く、辿々しいく、魔王の前迄歩くだけで、精一杯で有った。
その時元勇者は、魔王の目の前で辛くも気を失いかける。
魔王も見逃す筈も無く、手に出来る剣を拾い、勇者に向けて切込む。
全員が声で勇者に。
「勇者~。」
その瞬間光り輝く勇者。
光り輝く者の前に、先程の元勇者魂で、肉体は無く立っていた。
光り輝く者は言う。
『良くぞ魔王を、此処まで苦しめた。
本当に今までで1番良い勇者で有った。
そして魔王は倒された事で、勇者よ、望み通りに元の世界に返す事が出来るのだが、前の身体は焼却されてしまったので、新しい器を用意した。』
戸惑う元勇者が口を開く。
「新しい器と言われても、年齢なども今の私と同じで、って言われても馴染むのは、難しいと思うのですが。」
話を遮り光り輝く者が話す。
『まぁ其処は貴殿が既に、考えずとも、致し方無いと諦めて欲しい。
新しい器は、魂が突然の事故死で切り離されたが、身体はほぼ無傷で、今は医療機関で蘇生中だ、急げばそのまま復活出来ようなので、話し終わる迄何も言わずに、聴いて欲しい。』
✱【立体的映像で、空中にウインドウが出て、回転身体をスキャンした様に、リアルな体が投影されて、現状を確認する事が出来る。
それを元勇者と、光り輝く者が見て要る様子。】✱
『そしてその者は、独身・身内無し・友人も無く魂の器も、似ているので、そのまま入れば大丈夫だろう。
そして今まで勇者としてご苦労様だった、僅かでは有るが、今回の事で勇者時代の、報酬は全部そのまま世界に持って行ける様にした、その上魔王討伐の報酬も上乗せして置く。
全部で500万ゴールドを、世界通過に変更して、使える様にもした。
今までのスキルは、使えぬが、それだけの金が有れば、何も心配は無いだろう。
元の世界に戻ってやって行けると思う、今までの様に心正しき青年として、余生を送って欲しい。
では時間も無いので、言い分も有ろうが、達者で暮らすのだぞ。』
元勇者の魂はそのまま、自身の元居た世界の、突然の事故死の身体の元に行った。
「先生、急患で来られた人の意識が突然戻りました。」
「な、なんだと、そんな馬鹿な、先程脈拍を見た時は。
す、直ぐ様医療班を呼び出してくれたまえ。」
「はい。」
看護婦達が慌ただしく、現場は混乱して、医療を続けた。
元勇者は手慣れた者で、既に1度光り輝く者に、同じ様な目に有った事を思い返す余裕を見せる。
(あの者は、言葉足らずで前にも痛い思いをしてるし、そのまま痛みとか有って、またどうせ魔王は、烏賊様の様な事をして、倒したのだろう、如何なぁ。)
その後元勇者は、そのまま何の不自由も無く、新たな人生を送ったのだった。
主人公の方は、突然前の勇者の身体にそのまま魂が乗り移た、その為気力体力はMAXに、丸で今まで元勇者が戦った時の非では無い、全く違う人が、新たに出現した様に、元勇者の身体は全健康体で有る。
其処に魔王が攻撃するが、剣に鋭さは無く、赤児が棒で叩く程度の威力で、不意に叩く叩かれた勇者は、蚊でも刺された様に、痛くも痒くも無い攻撃に、戸惑い、魔王に戸惑うのだった。
「ゑ、何この化物はなんなのだ。」
突然の事に、全員が呆気に取られるが、主人公は違った。
周囲の異様な空気を読み、今の現状を即時に把握。
(取り敢えずボコれば良いのかぁ)
手に持つ剣に力を込めると、会心の一撃を魔王に繰り出す。
魔王は咄嗟に避けるが、ほぼ体力月無い状況。
身体の下半身に剣がめり込み、身体のきしむ音がする。
「♩グシャ。」
魔王は痛さを堪え、逃げ用と動かせる部位でガードを固める。
主人公はもう一度、剣を大きく振り上げ、魔王に叩き付ける。
元勇者の仲間達は、呆然と勇者の行動に見惚れる。
主人公は駄々っ子の様に、何度も何度も魔王に剣を、叩き付ける。
丸で切るのでは無く、剣を打ち付ける様に、撲殺の様子で有る。
魔王はほぼ動く事は無く、HPもゼロで倒されていた。
それでも主人公は剣を、叩き付ける事を辞めず、飛び散る鮮血で、今の惨状が理屈に合わない程で有った。
元勇者の仲間達は、全員その場で、主人公の行動を眺めつつ、自身の回復を各々していた。
そして少し離れた場所に集まり、勇者を見て居るのだった。
「人が変わったのだろうか、何か違和感が有るが、如何したのだ勇者は。」
「分かりません、でも魔王は倒したので、問題は無いのでは。」
「だが、今の勇者、何か印象が違う様に見えるのだが。」
「まぁまぁ、魔王はもう居ない、今は其れで良いのでは。」
「そうだなぁ、今は勝利を喜ぼう。」
「そうですなぁ。」
「しかし流石勇者と呼ばれる人だ。」
「最後美味しい処は、持ってかれたが、此れで魔王も倒せた後は、王国に帰って、報告したら、全員解散ですかねぇ。」
「いやいや、魔王は倒したが、魔王が言う様に、魔族達を駆逐せねば、今後の憂いが残るぞ。」
「その通りだ。」
「そうですなぁ。」
そして主人公が返り血を浴びたままに、全員の元に戻って来た。
主人公は他の者達を見ながら、誰が誰か分からす、見た目で取り敢えず話す。
「皆さん大丈夫かぁ。」
全員驚きを隠せない。
(勇者は如何したのだ、今まで我々に話す時は、一人一人の名前を言って、話し掛けたのだが、皆さんと言うとは、まぁ無理も無いかぁ、アレだけの戦闘を繰り返し、多少打ち所も悪く、何か変わってしまっても、勇者は勇者だ。)
「勇者、回復魔法、まだ使えるかぁ。」
主人公は自身のスキルをどの様に使えば良いのかも分からない。
「悪いが、スキルは如何すれば使えるのだろうか。」
全員が何を言ってるんだと、言う表情を勇者に向ける。
「勇者何を言ってる、回復は魔法だぞ、スキルは別物だよ。
MPが残ってるなら、回復魔法を使ってください。」
「ぁあ、魔法とは如何すれば。」
と言ってると、下が騒がしく成って来た。
兵士数名が飛んで走って来た。
「勇者様達、回復薬をお持ちしました、後は我々が確認と後方の残敵を倒します、皆様達は回復をしたら、残敵の掃討をお願い致します。」
戦士が1言。
「やれやれ、人使いが荒い。」
魔法使いが、回復薬を兵士から渡され、それを飲み干す。
回復術士も、MP回復薬を飲み干すと、魔法を使う。
魔法:範囲回復をかけた。
周囲の兵士も巻き込み、体力を回復すると、ボロボロの身体は、ある程度動かせる様に成って、勇者達は立ち上がる。
「良しでは残敵を倒しに行こう。」
その頃神様は、魔王が倒された事で、取り敢えず一段落付いたと喜び、もうこの世界は大丈夫と、
正しく主人公の事を、ほぼ忘れてしまっていた。
新しい未開世界創造に全力投球するので有った。
勇者達は残敵を倒すのだが、主人公はスキルを忘れ、魔法を使えず、剣で倒しに向かうが、敵にダメージを与えられず、ほぼ何も出来ないへっぽこと成ってしまった。
他の冒険者達の方が、残敵を倒す方が早く、今まで軽く倒した魔物達にも、遅れを取る有様で、勇者と言える様には、丸で見え無い。
今まで慕って来た者達迄、勇者を蔑むのだった。
「なぁ、勇者ってこんなに、弱かったのかぁ。」
「真逆、そんな筈無いだろう。」
「しかし今の勇者を見ろよ、我々が楽に倒す魔物に冴え、遅れを取ってるぞ。」
「しかしだなぁ、魔王を倒したのは、間違い無く勇者だろう。」
「だがアレを見たら、我々でもって思うぞ。」
「だよなぁ~。」
そんな感じで、勇者一行は大都に帰って来た。
勇者一行を間違え、王宮に招かれた。
勇者達は王宮の王座前に、横一列に並び、王から報酬として、金貨二千万枚を手渡され、夫々で別け1人金貨500万枚を受け取った。
その夜主人公は王宮の舞踏会に呼ばれる。
勇者は報酬を、近くの兵士に渡し、舞踏会に参加した。
先程の兵士は何故か影が無く、そのまま報酬で有る金貨も、掻き消えた。
その頃元勇者は、他の世界で富豪となり、一軒家や乗り物を買、平和に余生を送ったのだった。
舞踏会では、踊れる筈も無い勇者は、食事や貴族達と談笑して、今後の事を話していた。
「取り敢えず報酬も有るので…。」
周囲を見渡す主人公は、先程の兵士の姿が無い事に気が付く。
(まぁ王宮は広い、他の配置場所や、何処か報酬を預ける場所とか有るだろう。)
と楽観的に舞踏会を楽しんだ。
夜徐々に貴族達や、呼ばれた者達も自宅に帰り、舞踏会は終了した。
勇者も例外では無く、自身の泊まる宿に帰る事にしたが、何処に泊まって居るのかも、分からない。
他の勇者仲間達は、自身の泊まる宿に夫々向かって行ったので、泊まる場所迄分からず、勇者は舞踏会を最後迄居た為、王宮の1室を借り、其処に泊まる事になった。
翌日は仲間の泊まる場所を聞き、其処に向かって行ったが、先の戦闘で勇者を見限ったと、仲間達は自身の故郷に帰ってしまったのだった。
真逆逸れに付いて、一緒に向う事も出来ず、勇者は冒険者ギルドで冒険者登録の為、向かって行った。
冒険者ギルドでは、勇者が来ると先触れが有った為に、ギルド職員総出で、待ち受けて居た。
「良うこそ本大都ギルドに、お越し頂き有り難うございます、大変恐縮に思います。」
ギルド職員で、副官と呼ばれる『カナン』がギルドでは対応してくれた。
「取り敢えずギルド2階で、ご用件をお伺い致します。」
とギルド2階に向かった。
「勇者様の登録は、当ギルドでは異例のSS級をご用意致と、その為に魔族の討伐をお願いと致しまして、ご用意致しました。」
主人公は困惑気味に、自身の事情を懇切丁寧に職員に話し出す。
今現在の状況や、転移して来たのが、魔王の目の前で有った事など。
ギルド職員は状況が、飲み込めずギルドマスターが来る迄、そのまま主人公と、気不味い不意域のまま、戸惑うのだった。
約1時間後、ギルドマスターと王族が数名の近衛兵を引き連れ、ギルド2階に小部屋にやって来た。
ある程度の状況は分かっていたが、勇者の魂が違う者と言う事で、ほぼ全員が今後の対応を検討する事になった。
ギルドマスター『レイバーン』が王族寄り先に話し出す。
「しかし、勇者が最後の最後に、良くまぁ、まぁなった事は仕方ないが、如何すれば良いんだろう。」
王族で有る王子『ブラッド・ジィー・アグリス』が主人公に言う。
「真逆、勇者殿が王国からの報酬を兵士に渡し、それを盗難に遭うとは、しかも近衛兵に手渡す事を他の近衛兵も確認は取れて要る。
此度の不祥事が明るみに出るので、勇者には陳謝します。」
王族が勇者に頭を下げる事事態も、稀な事で有り、本来なら誤魔化し本来の勇者では無い事も、有った訳なので、その事と一緒に勇者を国外追放処分を受けても、何ら問題が無かった。
しかし王族の中で、王様が今回の騒動に寄り、他の貴族達との不和で、立場が弱まり、他の貴族達の権力基盤を盛り立ててしまった。
その為勇者をこの国から追い立てる事で、王族の立場を悪くする事に、繋がる事を避ける為、他の貴族達が起こした事件として、勇者に居て貰わ無いと、近衛兵達に事件を捜査式を王子自ら、陣頭指揮を取る事になった。
勇者は王子の提案で、取り敢えず難曲を打開した。
だからと言えど、何にも変わらない事は、理解の範疇で、今後の事で話し合う事になった。
王子曰く。
「勇者様は、魔王との戦闘中に、記憶障害でスキルや魔法が解らなくなった事で、大方の者たちは理解を示してます、ただ貴族の中には、勇者を知らない者達も居る為、勇者が倒されて、違う勇者を連だって、今正に王様達に、貴族の者たちが詰め寄って来てます。
まぁその様な事を、言い出すのは王の覇権を、失墜させたい貴族の中では、少数派ですが。」
ギルドマスターが続ける様に話す。
「其処でなのだが、勇者には取り敢えずギルドで、まぁランク下層からもう一度レベルアップと、ランクを上げをして、前の感覚を取り戻す為に、ギルドで魔物退治と、冒険者達と地下練習場で、スキルや魔法に付いて、覚えて直して貰おうかと。」
王子が言う。
「いやいやギルド地下で、勇者がスキルや魔法などを使えない事を、他の冒険者に風調しては遺憾だろう。」
「いや此処は、知って居て貰った方が、傷口は浅いと、知ってと知らずでは、他の貴族達が尚の事、不穏な者達を、ギルドに派遣して、勇者を消しにかかる事も、考えられる、なら堂々とギルドで他の冒険者達と一緒に居る方が、勇者を危険から見を守れるって物だ。」
「なるほど、なら此方としても、ギルドの前に、近衛兵達を常駐して警備に当たらせよう。」
ギルマスが、王子を見据える様に言う。
「近衛兵などギルド入口に、配置する寄りも、街に入ってくる不審者の検問を、強化して貰う方が助かるが。」
「なるほどなぁ、それを優先した方が。」
勇者の前でどんどん話が、進んでしまった
ギルドの事務次官『ツミハ』がティーポットやお菓子をバスケットに入れ、会議中お構いなしに入って来た。
皆のテーブルに、各々グラスと紅茶を注ぎ、そっと勇者の顔を覗き込み、そして。
「皆様お話中でしょうが、少し肩の力を抜いてください、勇者様が固まって仕舞っているでは無いですか。」
皆が勇者の方を見る。
勇者は何が何やらと言う感じで、緊張感が半端無く、丸で震える子羊の様に、椅子に座らせられてる感覚で、借りて来た猫の様に縮こまって、周囲の動向を伺う様に、1言言う度に、怯え震える姿に、王子の後ろで控える従者達は、含み笑いで肩を揺らしていた。
事務次官はそのまま退席して出て行った。
ギルマスも少し肩の力を抜き、椅子の背凭れに腰かけ直す。
王子も背筋を伸ばし、一呼吸すると、話し出す。
「いやぁ~勇者様悪かったねぇ、少し2人だけで白熱して仕舞ったよ。」
ギルマスも王子の言葉に。
「済まなかった、我々はそんなに勇者を責める気は無いので、もう少し楽な姿勢で、会話に望んで欲しい。」
などと言われても、主人公は中々に気持ちの整理が出来なかった。
ただ言える事を、言葉にする勇気も無い。
事情聴取された気分で有ろうが、本来の自身の気持ちも入り混じり、言葉に出来なかったとも言える。
勇気は出た飲み物を、手に取り口に持って行くのだが、手が震え飲み物が飛び散る。
飛び散った事で、床を濡らした物を見て、我に帰ると落ち着き出す。
「色々とご迷惑をお掛けします。
私如きに、色々と考えて貰い。」
王子が勇者の話を遮り話す。
「ご迷惑だなんて、我々の失態で勇者にご迷惑を掛けたのは我々の方です、何も勇者が謝らなくても。」
王子が言葉を発してる事に、ギルマスが顰めた顔で言う。
「王子、今は勇者の言ってる事を、最後迄聞きましょう。
その後で謝罪はした方が、又勇者を混乱させてしまいます。」
2人に言われて、又黙って仕舞った主人公で有った。
自身寄り格上の者達で、従者を引き連れた王子がこの場所に、居る事自体、勇者に取っては重圧で在り、其れが話を途中で止めた事に、尚の事殻に篭もる主人公で有った。
その後ギルマスと王子が何を言っても、主人公は気持ちの整理が付かず、ギルド指定の宿に行った。
宿に付いた主人公は、自身のスキルなどを確認する事にした。
「しかし何をしてるのだろうか。
取り敢えずと。」
周囲を確認する主人公は、部屋のベットと、置いて有る家具を見たが、普通にゲームの設備と変わらない、本当にゲームで有る様な宿屋で有った。
「何かスキルって無いのだろうか。)」
ベットの上で手のひらを開き、眺めると。
「今の自身に、何が出来るのだろう、本当にこのまま、ゲームなら、ステータスでも出て来るのだけど、確かステータスオープンだったかなぁ。」
別段何も出て来る気配は無い。
「メニーかなぁ。」
何も出無い。
落ち込む主人公は、溜め息を付きつつ。
「はぁ、ウインドウ。」
中央に小さな窓枠が、右下に出て来た。
だが出て来たと言っても、主人公は慌てふためくだけで、如何しても分からない、手でそのままその出てる物を触ると、突然画面が拡大で、自身のステータスがでる。
「うわっ。」
見事にウインドウとして、テレビ画面の様に、空中に漂う四角の枠に、自身のステータスが分類記録されて出ていた。
ステータス職業はリセットされてます
【職業︰自称勇者・(点滅中・棍使い系冒険者)
但し点滅中は職業はリセットされレベル1と表示てます
職業に加算ポイントを振ってください。
現在の成りたい 職業を入力してください。
経験値ポイントは、11.999.000
チュートリアルは『OFF』されてます。
現行・言語翻訳・筆記翻訳は常時『ON』に成ってます。
各種職業に、ポーナスポイント、50加算振り分け出来ます。
スキル・魔法・ジョブはリセット中。
初期装備は自動的に収納されてます。
アイテム表示
パーティー設定
システム設定 】
と表記されました。
主人公は軽く、画面を指で小突く。
(♫コンコン。)
良くできたガラス版で半透明の板が、空中に浮遊する感覚。
主人公は色々文字を触ると。
ステータス表示と出て、半透明なガラス板に書いて有る、文字が変わり見えるのだった。
指で画面をスクロールすると、今現在のスキルや、職と成る物を見たが、勇者成る物は取り外されて、全体的に、黒く消え取得不可能で有った。
なれる職業は、えだ使い・ぼう使い・ねっこ使い、じゅつ使い・ま使い・わらわし使い・さがし使い・ひろい使い・なぐり使い・かね使い・こより使い、なげ使い・いし使い・くさ使い・のりもの使い・つち使い・つた使い・たべもの使い・はっぱ使いなど26種の職業が出ていた。
【✱平仮名には訳が有るので、漢字対応は出来なかった。✱】
主人公はスキルやステータスを、見なかった事にした。
「明日も有る事だから、もう遅い時間早めに寝るかぁ。」
凄い天然の主人公で有った。
翌朝目を覚まし、状況確認をするが、至って変わらぬ朝の静けさと、云う未だかって、この様にゆったりと朝を迎える事は、主人公として人生では、無かったと言える。
窓のカーテンを開けると、城壁に守られた街並みが望み見えた。
早い処ではランニングや、露店・商店が店の開店準備を、進めて要る様に見える。
一般的現世と同様に見えなくも無い風景に、兵が混じって、歩く姿は無骨と言える。
兵達も武器を腰に下げ、2人組を作り歩く、傍目にはカップルの様にも、見えなくも無いが、厳つい装備をして歩く姿を見れば、軍隊なのかと言える。
近くの椅子を手に取り、座り直して窓辺から、様子を見る主人公に割って入って来る者
「コン、コン。」
「はい。」
「失礼します、お食事のご用意出来ました、ラウンジにお越し頂きたい。」
黒服の執事と、取り巻きのメイド2人が主人公の部屋に入って、メイド2人はベットメイキングをしていた。
主人公は執事と共に、部屋を出て行く。
執事に連れられ。
「今後のご予定ですが、どの様に致しますか。」
執事からの突然の質問に主人公は、戸惑う様に言う。
「あっ、別段何も考えては、居ませんが、ギルドマスターが、修練場で身体鍛錬を推奨してました。
後はギルドで魔物討伐を、検討中と言う事ですが。」
「いえいえそう言う事では無く、今後此処を出て行くのてしょうか。」
「ギルド指定の宿に宿泊予定です。」
執事はお辞儀して。
「分かりました、ご主人にはその様にお伝え致します。」
主人公は目の前の扉を開く、出口で有った。
「ゑっ。」
(本気かぁ、今日の今から、王宮から追い出されるのかぁ)
主人公は渋々、歩き王宮から出て行くのだった。
まだ朝も早い時刻、食事無しで追い出される事と成、空腹の為ギルド迄ぶつぶつ言いながら歩く。
冒険者ギルドでは、まだ開店準備中の為、裏手でギルド職員が来る迄待つ。
ギルド職員達は、来ても見知らぬ者を、見て楚々草とギルド施設に入って行く。
真逆この様な場所に、勇者とは考えも及ばはいギルド職員達、立ち止まリもせず、どんどんとギルドの中に入って行く。
数時間後、街の人々も日時的に、仕事などで時刻も通勤時刻は過ぎる。
既にギルドの入口も開き、一般の冒険者達も、入っては出て行く姿を見る。
主人公は面倒で、ギルド入口には向かわず、その場から動く気配なし。
数時間ボッーとする主人公を、要約ギルド副官が来て、事情を聴いて貰えた。
「何してるんですか、勇者様。」
「王宮を追い出された。」
「真逆今まで此処に居たのですか。」
「そうだねぇ。」
「いやいや、言ってください。」
「迷惑かと。」
明らかに迷惑と思う副官。
「そんな、迷惑とか、無いですから。」
絶対迷惑と思う副官。
主人公は副官に手を引かれ、冒険者ギルドの食堂で、朝食を頂いた。
「時に勇者様は、ギルドで住み込んで、技能を思い出す為、修行場で戦闘訓練をすると言う事で、大丈夫てしょうか。」
「ギルドに住み込んでと、家賃とか如何すれば良いのですか。」
「家賃の心配は要りません、冒険者達に指導して貰えたら、大丈夫ですょ。」
「指導と言われても、ほぼ忘れてまして。」
「あっ、そうですねぇ、初心者指導とかなら行けるのでは、無いでしょうか。」
「私も初心者何ですが。」
「えっ、魔王倒しましたょねぇ。」
「魔王、そうですねぇ、倒した事は倒したのですが、余り覚えてませんし、殴り付けた程度ですょ。」
「魔王倒したのなら、十分では無いでしょうか。」
「倒したのは覚えてますが、それ迄の経緯とか分かりません。」
「えっ、勇者様ですよねぇ。」
「一応勇者と、他の人達には言われてますねぇ。」
「其れで十分では無いでしょうか。」
噛み合わ無い二人の言い合いを、ギルマスが聞き、2階から下の2人を眺めて居た。
主人公はそのまま、地下闘技場に足を運ぶ。
【闘技場】一見すると、観客席も有り、全面岩で覆われ、無骨な四角い部屋で中央から円形に、円で区切られ距離は余り無い間隔、の場所は2ヶ所有る、一方が魔法専用で、もう一方が魔法禁止区画と、多方面で円の中は魔法障壁と物理障壁が交互に、互いを干渉せず張り巡らされ、観客席前には、耐久が高い障壁が使われてる。
本来なら魔法障壁、物理障壁は相容れない存在だと言われてますが、ギルド施設では、魔晶石と言われる魔物の持つ独自コアで、魔法を強化物理強化してます。
専属の魔法師に寄って、一定期間に付与強化魔法で、魔晶石を交換強化して、対応してるが、勇者が来ると言われ、魔晶石を寄り強化する為、数段上の魔力鉱石と、レアメタル魔皇石と呼ぼれる、大型の魔物ボスの魔力石を活用して、強化されました。
その為ある程度の魔法、物理に対処可能と言われ、王国最強の防御結界に仕上がってます。
【まぁ本来の元勇者で有れば、打ち抜く事も容易いのですが、まだ誰も知る由もない。
で無いと魔王の障壁を、容易くダメージを与える事が不可能に近いと、されてます。
因みに闘技場の物理結界は、主人公だとレベル低くても、貫通しますが、まだ誰も知る由もない。】
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