待ち合わせはモリスで
となりの市から引っ越してきた小川京(おがわ けい)は、ビーズでいろんなものをつくるのが大好きだった小学五年生。しかし一年前、当時通っていた学校で、初めて挑戦したビーズの苺の出来をからかわれたことがきっかけで、初めてすることやなにかをつくることが怖くなってしまう。
京は引っ越してきた家の周辺を探検しているうちに、『クラフトショップ モリス』という手芸店を見つける。入ってみると二階の作業スペースには、新しく通いはじめた学校の同級生、土井ほうかがいた。京はほうかと交流を重ねる。
冬休みが終わる間近、『クラフトショップ モリス』の作業スペースで、秋山もみじというおばあさんに出会う。もみじさんは夫であるおじいさんと喧嘩して家を飛び出してきたのだ。もみじさんと交流し、刺しゅうという新たな世界を知る。
しかし、ある日ホームセンターでかつて京を馬鹿にしてきた和久井を見かける。
これは1人の少女がつくる楽しさを思い出す物語。
京は引っ越してきた家の周辺を探検しているうちに、『クラフトショップ モリス』という手芸店を見つける。入ってみると二階の作業スペースには、新しく通いはじめた学校の同級生、土井ほうかがいた。京はほうかと交流を重ねる。
冬休みが終わる間近、『クラフトショップ モリス』の作業スペースで、秋山もみじというおばあさんに出会う。もみじさんは夫であるおじいさんと喧嘩して家を飛び出してきたのだ。もみじさんと交流し、刺しゅうという新たな世界を知る。
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心あたたまるお話で毎回癒やされていました。
和久井くんの心ない言葉のせいでトラウマを背負ってしまって、それを払拭したくてもがく京ちゃんの描写が読んでてとてもツラかったですし、応援したくもありました。
手を差し伸べてくれたほうかちゃんは優しさも含め、好きなモノを好きだと貫く強さも併せ持っていたと思います。それを京ちゃんが影響を受けたというか、勇気をもらって苦手だったビーズ手芸に再チャレンジできたのがホッとさせてくれましたね。
なんとなくですが、お母さんはそんな京ちゃんの心境をよく理解していたように感じます。
転校した経緯もあり気を遣っていたのは確かでしょうけど、親御さんの心境としてはとてもハラハラしていたんでしょうか。親目線としても仲の良い友達ができて安心していたと思います。
ラストの和久井くんの描写は、自分も京ちゃんのようにモヤモヤしました。
言いたいことを言ってケンカになったもみじさんとは対称的で、とても印象に残っています。
今日もモリスで手芸に花を咲かせているのでしょうか。もしくは新しい楽しい場所でしょうか。
好きなことを健やかに楽しむにはどうしたら良いのか、それをこの物語は教えてくれた気がします。
面白かったです。ここまでお読みいただきありがとうございました。
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