13 / 68
始まりは多分お別れという意味なのですわ。
何が悪かったんだ? なんでこんなことに……アンディール目線(ザマァ開始!)
しおりを挟む
俺はアンディール・ラズラエラル。
一応、若くして暗殺された父方の祖父のファーストネームが同じアンディールというので、家族内ではディール、もしくはアンディールと呼ばれるが、職場ではラズラエラルというセカンドネームで呼ばれる。
まぁ、祖父は当時の王太甥……先代国王の甥に当たり、先代国王が結婚して後継者である現在の陛下が生まれるまではその地位についていた。
祖父は外面が良く、王宮内では『暴れ竜の調教師』と呼ばれて崇め奉られていたらしいが、本性は、先王と一緒に暴れ回り、躾と称して、曽祖母に術封じの腕輪に足輪をつけられては10日余り執務室に監禁され、仕事漬けの生活をたびたび送らされていたそうだ。
だが、それは祖父が当時後継者不足だった王族の人間だったからで、その後、祖父は祖母と、先王は俺からすれば祖母に当たる母上の母……あぁ、俺は父方も母方も破壊魔神たちの血を引いているのだ……と結婚してそれぞれ子供も産まれ、後継者に不安がなくなり、祖父は王太甥の地位を退き、マルムスティーン家に養子に入る予定だった。
暗殺事件が起こらなければ。
その後、色々あって親父が現在マルムスティーン侯爵なのだが……。
で、意味がわからないのは、どうして次の侯爵の俺が、術封じの腕輪、足輪、首輪に額飾りまでジャラジャラとつけられて、愛妻の七聆と子供たちとここ……七聆の弟のちぃ兄の部屋に繋がれているのか?
可哀想なことに、8歳と4歳の子供たちも、腕輪と腰に細いものの紐で縛られて、一定範囲しか移動できないようになっているし、七聆は俺と同じ術封じの上に喋れないように声まで封じられている。
食事や水は出されるけれど、なんで、俺たちがこんな目にあうんだ?
そういえば、ルナの育児放棄とか言ったな?
なんで、育児放棄なんて言うんだ?
おかしくないか?
そりゃ、俺たちは、親父から見れば、6歳のルナをあまり構わなかったかもしれないさ。
でも、その代わりに親父やじい様たちが、あいつを猫可愛がりしてきたじゃないか。
逆に、サディとミリアなんか、ルナほどみんなに可愛がられたことはない。
だから俺たちは、二人を可愛がってきたんだ。
なのに、それのどこが悪いんだ?
ひいきをするのが悪い?
ひいきなんてしていない。
ちゃんと見てきたはずだ。
それに俺が見られない時はある程度、ナナが見ていたはず……。
キキィ……扉が開き現れたのは、父のエドワードと、大叔父に当たるアルベルト。
「親父……」
「あぁ、安心して? 戸籍から君たちの名前を抹消したよ。だから、君はもう私の息子じゃない。私には娘しかいない。孫も、娘の子供3人とルナリアだけだ。だから、私とサーヤを父母と呼ばないでくれないか。ラズラエラル卿」
「な、何でだよ! 次の侯爵は俺だろ?」
「何を言うのかな? もう一度いう。君は私の息子ではない。つまり、マルムスティーンの一族の者ではない。それに君が私の息子、マルムスティーンの人間だったとする。でも、一族にはここにいるアルベルトをはじめとして、優秀な人材が多いんだ。君のような愚かな馬鹿に、跡を継がせるわけないじゃないか」
ハッ!
初めて見る、嘲笑う父に俺は怯む。
なんでこんなに冷たいんだ。
知らない。
こんな顔をするなんて……知らなかった。
「私たちは一応、君を子供として見守っていたつもりだ。教育も躾も、ちゃんとね? それに、常に言い聞かせていたはずだ。マルムスティーン家は歴史あるこの国を、王家とカズール家と共に見守って作り上げてきたと。その家に生まれた人間としての誇りと、代々の当主がどれだけの思いでこの国のために尽くしてきたかを理解し、次に繋げていく必要があるのだと。何度も何度も、私だけではなく、先代、先先代当主であるおじいさまたちが話していた。ちゃんと聞いていたのか?」
淡々と、しかし冷えた……怒りも悲しみも感じられない、家族の情を削ぎ落とし、要件のみを伝えるかのよう。
「で、次の当主のことだったかな? マルムスティーンの人間ではない君に、一応言ってあげよう。マルムスティーンの血の濃い後継者候補だったのは……まぁ、昨日までいた私の息子だったアンディール、そして私の叔父であるアルベルト。同年代だったね。この二人が有力だった。けれどかたや、10代から外交官としてさまざまな場に出向いて、他国の国王陛下や公主、外交官と会談、交渉を私の代理として担っていたアルベルト。そしてかたや、家の金を勝手に引き出して遊び回り、なんとかツテとコネを駆使し就職し、したとしても頻繁に無断で休む。出勤しても前日に浴びるように飲んだ酒の匂いをぷんぷんさせ、執務室でだらしなく寝ている。遅刻はほぼ毎日。ついでに、長女が熱を出した、風疹になった、水疱瘡になった、麻疹にかかったと休みを取ってる。まちがいないかな?」
「間違い……ないです。でも! 子供の病気は本当で……」
「へぇ……ねぇ? アルベルト。さっき、ちぃやおじいさま……君のお父さんがなんて言っていたか、教えてくれないかな?」
後ろで静かに立っていたアルベルトは、嫌そう顔を顰め首を振る。
「えーちょっと待って! 説明してよ~!」
「馬鹿嫌い。喋りたくない。これ見て」
持っていた小型の機械を、壁に向ける。
そして仕方なさそうに、
「これ、ルナの作った機械。盗聴、監視映像。加工してない」
「いやいや、楽しむためじゃないから、加工してないけど編集はしてるよね? それに、ラズラエラル卿? これは私が許可を与えて撮ってるものだからね? これが、君たちの言う、ルナリアのお遊びって言って腹を立てたり、馬鹿にしてたものだよ?」
父のその言葉とともに流されたものに、俺とナナは言葉を失った。
一応、若くして暗殺された父方の祖父のファーストネームが同じアンディールというので、家族内ではディール、もしくはアンディールと呼ばれるが、職場ではラズラエラルというセカンドネームで呼ばれる。
まぁ、祖父は当時の王太甥……先代国王の甥に当たり、先代国王が結婚して後継者である現在の陛下が生まれるまではその地位についていた。
祖父は外面が良く、王宮内では『暴れ竜の調教師』と呼ばれて崇め奉られていたらしいが、本性は、先王と一緒に暴れ回り、躾と称して、曽祖母に術封じの腕輪に足輪をつけられては10日余り執務室に監禁され、仕事漬けの生活をたびたび送らされていたそうだ。
だが、それは祖父が当時後継者不足だった王族の人間だったからで、その後、祖父は祖母と、先王は俺からすれば祖母に当たる母上の母……あぁ、俺は父方も母方も破壊魔神たちの血を引いているのだ……と結婚してそれぞれ子供も産まれ、後継者に不安がなくなり、祖父は王太甥の地位を退き、マルムスティーン家に養子に入る予定だった。
暗殺事件が起こらなければ。
その後、色々あって親父が現在マルムスティーン侯爵なのだが……。
で、意味がわからないのは、どうして次の侯爵の俺が、術封じの腕輪、足輪、首輪に額飾りまでジャラジャラとつけられて、愛妻の七聆と子供たちとここ……七聆の弟のちぃ兄の部屋に繋がれているのか?
可哀想なことに、8歳と4歳の子供たちも、腕輪と腰に細いものの紐で縛られて、一定範囲しか移動できないようになっているし、七聆は俺と同じ術封じの上に喋れないように声まで封じられている。
食事や水は出されるけれど、なんで、俺たちがこんな目にあうんだ?
そういえば、ルナの育児放棄とか言ったな?
なんで、育児放棄なんて言うんだ?
おかしくないか?
そりゃ、俺たちは、親父から見れば、6歳のルナをあまり構わなかったかもしれないさ。
でも、その代わりに親父やじい様たちが、あいつを猫可愛がりしてきたじゃないか。
逆に、サディとミリアなんか、ルナほどみんなに可愛がられたことはない。
だから俺たちは、二人を可愛がってきたんだ。
なのに、それのどこが悪いんだ?
ひいきをするのが悪い?
ひいきなんてしていない。
ちゃんと見てきたはずだ。
それに俺が見られない時はある程度、ナナが見ていたはず……。
キキィ……扉が開き現れたのは、父のエドワードと、大叔父に当たるアルベルト。
「親父……」
「あぁ、安心して? 戸籍から君たちの名前を抹消したよ。だから、君はもう私の息子じゃない。私には娘しかいない。孫も、娘の子供3人とルナリアだけだ。だから、私とサーヤを父母と呼ばないでくれないか。ラズラエラル卿」
「な、何でだよ! 次の侯爵は俺だろ?」
「何を言うのかな? もう一度いう。君は私の息子ではない。つまり、マルムスティーンの一族の者ではない。それに君が私の息子、マルムスティーンの人間だったとする。でも、一族にはここにいるアルベルトをはじめとして、優秀な人材が多いんだ。君のような愚かな馬鹿に、跡を継がせるわけないじゃないか」
ハッ!
初めて見る、嘲笑う父に俺は怯む。
なんでこんなに冷たいんだ。
知らない。
こんな顔をするなんて……知らなかった。
「私たちは一応、君を子供として見守っていたつもりだ。教育も躾も、ちゃんとね? それに、常に言い聞かせていたはずだ。マルムスティーン家は歴史あるこの国を、王家とカズール家と共に見守って作り上げてきたと。その家に生まれた人間としての誇りと、代々の当主がどれだけの思いでこの国のために尽くしてきたかを理解し、次に繋げていく必要があるのだと。何度も何度も、私だけではなく、先代、先先代当主であるおじいさまたちが話していた。ちゃんと聞いていたのか?」
淡々と、しかし冷えた……怒りも悲しみも感じられない、家族の情を削ぎ落とし、要件のみを伝えるかのよう。
「で、次の当主のことだったかな? マルムスティーンの人間ではない君に、一応言ってあげよう。マルムスティーンの血の濃い後継者候補だったのは……まぁ、昨日までいた私の息子だったアンディール、そして私の叔父であるアルベルト。同年代だったね。この二人が有力だった。けれどかたや、10代から外交官としてさまざまな場に出向いて、他国の国王陛下や公主、外交官と会談、交渉を私の代理として担っていたアルベルト。そしてかたや、家の金を勝手に引き出して遊び回り、なんとかツテとコネを駆使し就職し、したとしても頻繁に無断で休む。出勤しても前日に浴びるように飲んだ酒の匂いをぷんぷんさせ、執務室でだらしなく寝ている。遅刻はほぼ毎日。ついでに、長女が熱を出した、風疹になった、水疱瘡になった、麻疹にかかったと休みを取ってる。まちがいないかな?」
「間違い……ないです。でも! 子供の病気は本当で……」
「へぇ……ねぇ? アルベルト。さっき、ちぃやおじいさま……君のお父さんがなんて言っていたか、教えてくれないかな?」
後ろで静かに立っていたアルベルトは、嫌そう顔を顰め首を振る。
「えーちょっと待って! 説明してよ~!」
「馬鹿嫌い。喋りたくない。これ見て」
持っていた小型の機械を、壁に向ける。
そして仕方なさそうに、
「これ、ルナの作った機械。盗聴、監視映像。加工してない」
「いやいや、楽しむためじゃないから、加工してないけど編集はしてるよね? それに、ラズラエラル卿? これは私が許可を与えて撮ってるものだからね? これが、君たちの言う、ルナリアのお遊びって言って腹を立てたり、馬鹿にしてたものだよ?」
父のその言葉とともに流されたものに、俺とナナは言葉を失った。
0
お気に入りに追加
176
あなたにおすすめの小説
お姉さまは酷いずるいと言い続け、王子様に引き取られた自称・妹なんて知らない
あとさん♪
ファンタジー
わたくしが卒業する年に妹(自称)が学園に編入して来ました。
久しぶりの再会、と思いきや、行き成りわたくしに暴言をぶつけ、泣きながら走り去るという暴挙。
いつの間にかわたくしの名誉は地に落ちていたわ。
ずるいずるい、謝罪を要求する、姉妹格差がどーたらこーたら。
わたくし一人が我慢すればいいかと、思っていたら、今度は自称・婚約者が現れて婚約破棄宣言?
もううんざり! 早く本当の立ち位置を理解させないと、あの子に騙される被害者は増える一方!
そんな時、王子殿下が彼女を引き取りたいと言いだして────
※この話は小説家になろうにも同時掲載しています。
※設定は相変わらずゆるんゆるん。
※シャティエル王国シリーズ4作目!
※過去の拙作
『相互理解は難しい(略)』の29年後、
『王宮勤めにも色々ありまして』の27年後、
『王女殿下のモラトリアム』の17年後の話になります。
上記と主人公が違います。未読でも話は分かるとは思いますが、知っているとなお面白いかと。
※『俺の心を掴んだ姫は笑わない~見ていいのは俺だけだから!~』シリーズ5作目、オリヴァーくんが主役です! こちらもよろしくお願いします<(_ _)>
※ちょくちょく修正します。誤字撲滅!
※全9話
妻の死を人伝てに知りました。
あとさん♪
恋愛
妻の死を知り、急いで戻った公爵邸。
サウロ・トライシオンと面会したのは成長し大人になった息子ダミアンだった。
彼は母親の死には触れず、自分の父親は既に死んでいると言った。
※なんちゃって異世界。
※「~はもう遅い」系の「ねぇ、いまどんな気持ち?」みたいな話に挑戦しようとしたら、なぜかこうなった。
※作中、葬儀の描写はちょっとだけありますが、人死の描写はありません。
※人によってはモヤるかも。広いお心でお読みくださいませ<(_ _)>
望まぬ結婚の、その後で 〜虐げられ続けた少女はそれでも己の人生を生きる〜
レモン🍋
恋愛
家族から虐待され、結婚を機にようやく幸せになれると思った少女、カティア。しかし夫となったレオナルドからは「俺には愛するものがいる。お前を愛することはない。妙な期待はするな」と言われ、新たな家でも冷遇される。これは、夢も希望も砕かれた少女が幸せを求めてもがきながら成長していくお話です。
※本編完結済みです。気ままに番外編を投稿していきます。
悪役令嬢のわたしが婚約破棄されるのはしかたないことだと思うので、べつに復讐したりしませんが、どうも向こうがかってに破滅してしまったようです。
草部昴流
ファンタジー
公爵令嬢モニカは、たくさんの人々が集まった広間で、婚約者である王子から婚約破棄を宣言された。王子はその場で次々と捏造された彼女の「罪状」を読み上げていく。どうやら、その背後には異世界からやって来た少女の策謀があるらしい。モニカはここで彼らに復讐してやることもできたのだが――あえてそうはしなかった。なぜなら、彼女は誇り高い悪役令嬢なのだから。しかし、王子たちは自分たちでかってに破滅していったようで? 悪役令嬢の美しいあり方を問い直す、ざまぁネタの新境地!!!
えっ「可愛いだけの無能な妹」って私のことですか?~自業自得で追放されたお姉様が戻ってきました。この人ぜんぜん反省してないんですけど~
村咲
恋愛
ずっと、国のために尽くしてきた。聖女として、王太子の婚約者として、ただ一人でこの国にはびこる瘴気を浄化してきた。
だけど国の人々も婚約者も、私ではなく妹を選んだ。瘴気を浄化する力もない、可愛いだけの無能な妹を。
私がいなくなればこの国は瘴気に覆いつくされ、荒れ果てた不毛の地となるとも知らず。
……と思い込む、国外追放されたお姉様が戻ってきた。
しかも、なにを血迷ったか隣国の皇子なんてものまで引き連れて。
えっ、私が王太子殿下や国の人たちを誘惑した? 嘘でお姉様の悪評を立てた?
いやいや、悪評が立ったのも追放されたのも、全部あなたの自業自得ですからね?
どーでもいいからさっさと勘当して
水
恋愛
とある侯爵貴族、三兄妹の真ん中長女のヒルディア。優秀な兄、可憐な妹に囲まれた彼女の人生はある日をきっかけに転機を迎える。
妹に婚約者?あたしの婚約者だった人?
姉だから妹の幸せを祈って身を引け?普通逆じゃないっけ。
うん、まあどーでもいいし、それならこっちも好き勝手にするわ。
※ザマアに期待しないでください
婚約者と兄、そして親友だと思っていた令嬢に嫌われていたようですが、運命の人に溺愛されて幸せです
珠宮さくら
恋愛
侯爵家の次女として生まれたエリシュカ・ベンディーク。彼女は見目麗しい家族に囲まれて育ったが、その中で彼女らしさを損なうことなく、実に真っ直ぐに育っていた。
だが、それが気に入らない者も中にはいたようだ。一番身近なところに彼女のことを嫌う者がいたことに彼女だけが、長らく気づいていなかった。
嫌うというのには色々と酷すぎる部分が多々あったが、エリシュカはそれでも彼女らしさを損なうことなく、運命の人と出会うことになり、幸せになっていく。
彼だけでなくて、色んな人たちに溺愛されているのだが、その全てに気づくことは彼女には難しそうだ。
希望通り婚約破棄したのになぜか元婚約者が言い寄って来ます
Karamimi
恋愛
侯爵令嬢ルーナは、婚約者で公爵令息エヴァンから、一方的に婚約破棄を告げられる。この1年、エヴァンに無視され続けていたルーナは、そんなエヴァンの申し出を素直に受け入れた。
傷つき疲れ果てたルーナだが、家族の支えで何とか気持ちを立て直し、エヴァンへの想いを断ち切り、親友エマの支えを受けながら、少しずつ前へと進もうとしていた。
そんな中、あれほどまでに冷たく一方的に婚約破棄を言い渡したはずのエヴァンが、復縁を迫って来たのだ。聞けばルーナを嫌っている公爵令嬢で王太子の婚約者、ナタリーに騙されたとの事。
自分を嫌い、暴言を吐くナタリーのいう事を鵜呑みにした事、さらに1年ものあいだ冷遇されていた事が、どうしても許せないルーナは、エヴァンを拒み続ける。
絶対にエヴァンとやり直すなんて無理だと思っていたルーナだったが、異常なまでにルーナに憎しみを抱くナタリーの毒牙が彼女を襲う。
次々にルーナに攻撃を仕掛けるナタリーに、エヴァンは…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる