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そんなの知るか!
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ヴェンナード家を見送りもされず追い出され、馬車にも押し込まれるように入れられて、家の門の前まで連れてこられたものの、御者は乱暴に扉を開けて顔を突っ込んできた。
「はーい、ウィンゼニア伯爵令息~。ローメイン子爵令嬢~。申し訳ありませんが、俺、時間外の仕事なんで、早く出てもらえますか~? そんでもって、これもよろしくお願いします~。ヴェンナード家からです。お互いのご両親にお渡しくださいね~。今までの馬車代の請求ですよ~。さぁさぁ、早く早く降りてくださいよ~」
と降ろされた上に、くしゃくしゃの封筒を押し付けられ、玄関に送ってくれることもなく御者は気忙しげに去っていった。
門の前で呆然と立ち尽くしていると、不審げな顔で、近づいてくる門番。
「何をされているんですか?」
「わ、私だ! ナタニエルだ!」
「若様ですか? 行きは馬車で行かれましたよね? なぜ、帰りはここに?」
「ば、馬車を、厩から呼べ!」
門から玄関までは、歩いて五分かかる。
歩くのが嫌だったナタニエルは命じるが、そっけなく、
「無理でございます。2台ある馬車はそれぞれ、旦那様と若旦那様が乗っていかれておりますので。お手数ですが、玄関までお歩きくださいませ」
「なんだと~! 兄上のところから借りてこい!」
「ですから無理ですって。若旦那様は隣の領……ヴェンナード領に出向いておりますから。麦と野菜の販路ができたと商談です。数日は帰られません。旦那様は王都ですから、今現在この屋敷に馬車はありません。幌馬車か荷馬車ならありますが、乗られます?」
「……ふんっ! 忌々しい! 歩いて帰ればいいのだろう! マーシャ、行こう」
ふんっ!
肩を怒らせ歩いていくナタニエルの後を、頬を膨らませ、ドレスを持ち上げることもせずズルズルとさせたまま胸の前で腕を組み、歩くマーシャ。
「全く……あのわがまま若様、何考えてんだ? たった五分くらい歩けよな。痩せるぞ」
「あの腹の肉だぜ。あれくらいじゃ、消化できないぞ」
「だなぁ……あはは!」
門番は笑い合う。
彼らは簡単に考えていた。
手が焼ける若様が、とてつもない問題を持って帰ってきたことを知らなかった。
門の前で下ろされた様子を不思議に思い、ナタニエルに聞くか、執事に報告すべきだったのだ。
ぶつぶつと文句を言いながら、玄関までたどり着いたナタニエルは、
「おい! ナタニエルだ! 扉を開けろ!」
と怒鳴る。
夜遅く、しかも普通ならこの前まで馬車で送られてくるはずの若君に、扉の前に立っていた警備の者が訝しげに……聞いてきた。
「どうされました?」
「うるさい! 疲れてるんだ! 中に入れろ!」
怒鳴りつけ、扉を開けるように命じる。
「はい!」
片側の扉を開き、頭を下げる。
「どうぞ、お入りください」
「なんで全開しない?」
「昼は両開きですが、夜は警備上片側のみとなっております」
「ちっ!」
舌打ちをして入っていく。
「お帰りなさいませ、ぼっちゃま」
「ぼっちゃまいうな! じい」
「ヴェンナード家に行かれたのでしょう? どうなさったのですか?」
「うるさい! 忌々しい! 父上にこれを渡しておいてくれ! マーシャ、いくぞ」
受け取った書類と請求書を執事に押し付け、自室に戻ろうとした。
「あ、あの……あたし、気になるからうちに帰るわ。馬車が帰ってきたら、送ってちょうだい」
「何が気になるんだ? あんなの口先だけさ。せっかく婚約解消したんだ。恋人同士……」
「ぼ、ぼっちゃま? い、今、何とおっしゃられたのですか?」
執事は、青ざめた顔でナタニエルを見る。
「だから、ぼっちゃまいうな!」
「そんなことはよろしいのです! こ、婚約解消というのは……」
「あぁ、そっちか。あぁ、今日は、あの女に婚約破棄を言い渡してやった! ははは! あいつはいつもうるさいし、文句ばかりだし、無駄なものを買うなとか言うしな! うるさいから婚約破棄だ! マーシャとの『真実の愛』も教えてやった!」
「し、真実の愛ですって!」
声を上げ、手にしていた書類を確認して、悲鳴をあげる。
「ぼっちゃま! この内容はしっかり確認して、サインされたのですか!」
「うるさいな! したに決まっているじゃないか!」
「確認して、サイン……おかしいです! ご、ご自分が、アルテミス商会で、どれ程使ったのかご存知ではないのですか!」
「そんなの覚えているもんか! 何を言ってるんだ? アルテミス商会は家の商会だろ?」
「何を勘違いされているのです! アルテミス商会は、ヴェンナード子爵家の商会ですよ!」
顔色を変え執事が、待機していた侍従に声をかける。
「お前たち、ぼっちゃまの乗って帰った馬車に乗って、旦那様に急いで戻るようにお伝えなさい! この書類を持って!」
「送ってもらったから馬車はないぞ。オリヴィアに取られた。向こうがくれたものなのに、管理費がどうの言ってたな」
「そんな!」
ヘナヘナと座り込む執事。
「う、馬は……」
「元々、馬車の馬と荷馬車の馬以外はおりません。荷馬車は若旦那様と出向いております。騎乗用の馬はこちらで飼っておりません」
侍従が蒼白になり、小声で答える。
「では! 町の賃馬車を借りて行きなさい! 旦那様の元に! すぐにですよ!」
その言葉に、飛び出していく侍従を、なぜそんなに焦るのだろうと思うナタニエルだった。
「やっぱりやばいんじゃん……」
その横でポツリと呟いたマーシャは、
「じゃ、じゃぁ……あたし帰るわね」
と帰ろうとしたが、立ち直った執事が立ち塞がる。
「申し訳ございません。マーシャ様。馬車もございませんし、主人の帰宅をお待ちくださいませ」
そしてそのまま、二人はすぐそばの応接室に連れて行かれたのだった。
「はーい、ウィンゼニア伯爵令息~。ローメイン子爵令嬢~。申し訳ありませんが、俺、時間外の仕事なんで、早く出てもらえますか~? そんでもって、これもよろしくお願いします~。ヴェンナード家からです。お互いのご両親にお渡しくださいね~。今までの馬車代の請求ですよ~。さぁさぁ、早く早く降りてくださいよ~」
と降ろされた上に、くしゃくしゃの封筒を押し付けられ、玄関に送ってくれることもなく御者は気忙しげに去っていった。
門の前で呆然と立ち尽くしていると、不審げな顔で、近づいてくる門番。
「何をされているんですか?」
「わ、私だ! ナタニエルだ!」
「若様ですか? 行きは馬車で行かれましたよね? なぜ、帰りはここに?」
「ば、馬車を、厩から呼べ!」
門から玄関までは、歩いて五分かかる。
歩くのが嫌だったナタニエルは命じるが、そっけなく、
「無理でございます。2台ある馬車はそれぞれ、旦那様と若旦那様が乗っていかれておりますので。お手数ですが、玄関までお歩きくださいませ」
「なんだと~! 兄上のところから借りてこい!」
「ですから無理ですって。若旦那様は隣の領……ヴェンナード領に出向いておりますから。麦と野菜の販路ができたと商談です。数日は帰られません。旦那様は王都ですから、今現在この屋敷に馬車はありません。幌馬車か荷馬車ならありますが、乗られます?」
「……ふんっ! 忌々しい! 歩いて帰ればいいのだろう! マーシャ、行こう」
ふんっ!
肩を怒らせ歩いていくナタニエルの後を、頬を膨らませ、ドレスを持ち上げることもせずズルズルとさせたまま胸の前で腕を組み、歩くマーシャ。
「全く……あのわがまま若様、何考えてんだ? たった五分くらい歩けよな。痩せるぞ」
「あの腹の肉だぜ。あれくらいじゃ、消化できないぞ」
「だなぁ……あはは!」
門番は笑い合う。
彼らは簡単に考えていた。
手が焼ける若様が、とてつもない問題を持って帰ってきたことを知らなかった。
門の前で下ろされた様子を不思議に思い、ナタニエルに聞くか、執事に報告すべきだったのだ。
ぶつぶつと文句を言いながら、玄関までたどり着いたナタニエルは、
「おい! ナタニエルだ! 扉を開けろ!」
と怒鳴る。
夜遅く、しかも普通ならこの前まで馬車で送られてくるはずの若君に、扉の前に立っていた警備の者が訝しげに……聞いてきた。
「どうされました?」
「うるさい! 疲れてるんだ! 中に入れろ!」
怒鳴りつけ、扉を開けるように命じる。
「はい!」
片側の扉を開き、頭を下げる。
「どうぞ、お入りください」
「なんで全開しない?」
「昼は両開きですが、夜は警備上片側のみとなっております」
「ちっ!」
舌打ちをして入っていく。
「お帰りなさいませ、ぼっちゃま」
「ぼっちゃまいうな! じい」
「ヴェンナード家に行かれたのでしょう? どうなさったのですか?」
「うるさい! 忌々しい! 父上にこれを渡しておいてくれ! マーシャ、いくぞ」
受け取った書類と請求書を執事に押し付け、自室に戻ろうとした。
「あ、あの……あたし、気になるからうちに帰るわ。馬車が帰ってきたら、送ってちょうだい」
「何が気になるんだ? あんなの口先だけさ。せっかく婚約解消したんだ。恋人同士……」
「ぼ、ぼっちゃま? い、今、何とおっしゃられたのですか?」
執事は、青ざめた顔でナタニエルを見る。
「だから、ぼっちゃまいうな!」
「そんなことはよろしいのです! こ、婚約解消というのは……」
「あぁ、そっちか。あぁ、今日は、あの女に婚約破棄を言い渡してやった! ははは! あいつはいつもうるさいし、文句ばかりだし、無駄なものを買うなとか言うしな! うるさいから婚約破棄だ! マーシャとの『真実の愛』も教えてやった!」
「し、真実の愛ですって!」
声を上げ、手にしていた書類を確認して、悲鳴をあげる。
「ぼっちゃま! この内容はしっかり確認して、サインされたのですか!」
「うるさいな! したに決まっているじゃないか!」
「確認して、サイン……おかしいです! ご、ご自分が、アルテミス商会で、どれ程使ったのかご存知ではないのですか!」
「そんなの覚えているもんか! 何を言ってるんだ? アルテミス商会は家の商会だろ?」
「何を勘違いされているのです! アルテミス商会は、ヴェンナード子爵家の商会ですよ!」
顔色を変え執事が、待機していた侍従に声をかける。
「お前たち、ぼっちゃまの乗って帰った馬車に乗って、旦那様に急いで戻るようにお伝えなさい! この書類を持って!」
「送ってもらったから馬車はないぞ。オリヴィアに取られた。向こうがくれたものなのに、管理費がどうの言ってたな」
「そんな!」
ヘナヘナと座り込む執事。
「う、馬は……」
「元々、馬車の馬と荷馬車の馬以外はおりません。荷馬車は若旦那様と出向いております。騎乗用の馬はこちらで飼っておりません」
侍従が蒼白になり、小声で答える。
「では! 町の賃馬車を借りて行きなさい! 旦那様の元に! すぐにですよ!」
その言葉に、飛び出していく侍従を、なぜそんなに焦るのだろうと思うナタニエルだった。
「やっぱりやばいんじゃん……」
その横でポツリと呟いたマーシャは、
「じゃ、じゃぁ……あたし帰るわね」
と帰ろうとしたが、立ち直った執事が立ち塞がる。
「申し訳ございません。マーシャ様。馬車もございませんし、主人の帰宅をお待ちくださいませ」
そしてそのまま、二人はすぐそばの応接室に連れて行かれたのだった。
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