姉妹の愚痴〜心身障害者への理解を〜

刹那玻璃

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第3章〜転

サイン会でのリアルガチネタ

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 並んでいる時に、店長さんがメモ帳を渡してくれた。

「先生に、お名前を書いて欲しい方は、お名前をどうぞ」

 困惑する。

 待てよ?
 刹那玻璃は画数多い。
 刹那か玻璃にしてもらうか……。
 それとも本名の名前を……と前を見ると、二人ほど、私の名前と同じ方がいた!
 どうしよう……とぐるぐるしつつ、

『刹那玻璃
 本名』

を並べて書いた。
 そして番になると、持ってきていた気持ちの品と1巻から3巻を手渡し、紙を差し出した。

「あぁ、刹那さん」
「先生よろしくお願いします」
「……えっと、どっちともペンネームですか?」
「本名なんです」
「へぇ……じゃぁ、苗字で書きますね」

 とサイン本は一生の宝になりました。
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