姉妹の愚痴〜心身障害者への理解を〜

刹那玻璃

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第3章〜転

作文用紙と私の字

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 久しぶりに書いてみようと作文用紙を出した。
 そしてボールペン。

 家には何でもある。
 学生時代から使い続ける、26穴のルーズリーフを仕舞うカバーすら現役である。
 100円ショップのは、カバーに入れて書き続けた作品を100枚ずつ挟んで本棚の一番下にずらっとある。
 しかし横文字。

 で、作文の内容を書き始めて困ったのは、縦書き。
 書いても編を書き間違え、縦線二重の横に訂正と言う漢字の書き損じが多いのと、『しかし』が多い。
 そして頭を抱えるのは、

「あぁ……私の字って、乱筆だ……『し』なんて『l』だし、続け文字だから、『達』の下の横線ぐしゃぐしゃだ……」

略してしまうこともあるのでタチが悪い。

 原稿用紙には「」や、文末が原稿用紙の下になった時の『。』や『、』がある。それに小文字もある。
 それは学生時代には覚えていたものの、忘れていて、それも四苦八苦である。
 今日、何とか下書きが出来たので、今日中に書いて、明日に送ってしまおう。
 でも、一文字一文字丁寧に書くぞ。



 原稿用紙、40枚で足りるだろうか?
 それが心配である。
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