98 / 130
第3章〜転
今度はユエさんが……。
しおりを挟む
ここ一週間、実はユエさんが、ボケ始めたのではないかと心配している。
いつも朝6時から1時間、夕方から1時間散歩に行っている。
しかし、最近寒くなったことと、日が早く沈むこともあり夕方の散歩の時間を1時間ほど早めている。
そうすると、朝は元気に散歩に行くのだが、夕方の散歩の時に昼寝しているか、寒いので散歩が嫌だと唸る、噛み付こうとする。
もう何度も噛まれて痛い思いをしてきた自分は、怖くなり宥めたり気を引いたりとする。
父には甘やかすなと怒られても、噛まれる恐怖は繰り返し心にも噛まれた場所にもぶり返す。
そして、疲れ果てて薬を飲んで眠ろうとしたら、吠え始めるのである。
夜中に吠える……昼間でも気になるのに、夜に吠えるのは絶対に困る。
半分薬で寝ぼけているものの、慌てて吠えないように叱るか、最後には懐中電灯を手に散歩に行く。
フラフラとはするもののユエさんが動き回るのをついて歩くしかない。
でないと、自分の意識がなくなったら、家に戻れなくなる。
そしてそのまま帰ると、眠れなくなるのだ。
そして朝が起きれない。
でも、夜中に吠えるのは近所迷惑で……。
昼と晩が逆転しているのではないかとも思うし、今度動物病院に行って相談しようと思う。
いつも朝6時から1時間、夕方から1時間散歩に行っている。
しかし、最近寒くなったことと、日が早く沈むこともあり夕方の散歩の時間を1時間ほど早めている。
そうすると、朝は元気に散歩に行くのだが、夕方の散歩の時に昼寝しているか、寒いので散歩が嫌だと唸る、噛み付こうとする。
もう何度も噛まれて痛い思いをしてきた自分は、怖くなり宥めたり気を引いたりとする。
父には甘やかすなと怒られても、噛まれる恐怖は繰り返し心にも噛まれた場所にもぶり返す。
そして、疲れ果てて薬を飲んで眠ろうとしたら、吠え始めるのである。
夜中に吠える……昼間でも気になるのに、夜に吠えるのは絶対に困る。
半分薬で寝ぼけているものの、慌てて吠えないように叱るか、最後には懐中電灯を手に散歩に行く。
フラフラとはするもののユエさんが動き回るのをついて歩くしかない。
でないと、自分の意識がなくなったら、家に戻れなくなる。
そしてそのまま帰ると、眠れなくなるのだ。
そして朝が起きれない。
でも、夜中に吠えるのは近所迷惑で……。
昼と晩が逆転しているのではないかとも思うし、今度動物病院に行って相談しようと思う。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる