27 / 130
第1章〜起
喧嘩売っちゃった
しおりを挟む
『2018年1月30日(火) 19:51
刹那玻璃さま
お世話になっております。
○○出版の○○です。
ご返信ありがとうございます。
ご迷惑をおかけして本当に申し訳ございません。
来月以降はご心配をおかけしないようにいたします。
よろしくお願い申し上げます。』
と来たので、ふと思い出し、この返信を送った。
『承知致しました。
あ、忘れておりました。
一つお伺いしたかったのですが……。
よろしいでしょうか?
約一年半前……、第2回お仕事コンは入賞者の発表がありました。
私や、他の入賞者様の発表がありました。
書籍化された方はすぐでしたので、すぐ文章が下げられたと思いますが、私たち楽ノベ文庫賞を受賞した者は、まだ書いている方もいれば、私のように完結しているものもおります。
それを約一年ほど『小説家になろう』で自由に読める状態に放置した小説を、今更電子書籍にしたところで、買う人なんていないと思いませんか?
そちらがゴタゴタしていた、それは理由の一つでしょうが、でも、契約書を交わした相手を放置して連絡もないというのは不誠実ではないでしょうか?
冷静に考えてみると、今、電子書籍を出版しますよと言われても、売れますか?
今までタダで読めていた話が、読めなくなって、代わりに電子書籍になりました!読んでください!
で、読んでくれますか?
私なら、読みません。
しかも、一年以上前の前回の受賞者の作品ですって、今回の受賞者はまた今度って、今回の受賞者は納得しますか?
その点はどうお考えでしょうか?
お聞かせください。
どうせ、アマチュアの執筆者の本だと思われているかと思いますが、意見如何によりましては、しかるべきところに相談に参ります。
途中で売れないのでやめますなどと言われるのも困ります。
売れなかったのは、私の文才のなさもあるかもしれませんが、放置したそちら側にも責任があると明確にしてください。
私は、これでも色々苦労しておりまして、これ以上借金だの詐欺だの騙されるのは懲り懲りです。
刹那玻璃でした。』
商人の孫は世知辛い世の中を、借金地獄に見舞われ、生き抜いて……時々自殺未遂もして来たので……金になるかと言うよりも途中でやめますとか、そう言う逃げを打とうとする人間は大嫌いである。
前もって逃げ道を塞いでおいた。
明日、法テラスに連絡することにする。
マジである。
刹那玻璃さま
お世話になっております。
○○出版の○○です。
ご返信ありがとうございます。
ご迷惑をおかけして本当に申し訳ございません。
来月以降はご心配をおかけしないようにいたします。
よろしくお願い申し上げます。』
と来たので、ふと思い出し、この返信を送った。
『承知致しました。
あ、忘れておりました。
一つお伺いしたかったのですが……。
よろしいでしょうか?
約一年半前……、第2回お仕事コンは入賞者の発表がありました。
私や、他の入賞者様の発表がありました。
書籍化された方はすぐでしたので、すぐ文章が下げられたと思いますが、私たち楽ノベ文庫賞を受賞した者は、まだ書いている方もいれば、私のように完結しているものもおります。
それを約一年ほど『小説家になろう』で自由に読める状態に放置した小説を、今更電子書籍にしたところで、買う人なんていないと思いませんか?
そちらがゴタゴタしていた、それは理由の一つでしょうが、でも、契約書を交わした相手を放置して連絡もないというのは不誠実ではないでしょうか?
冷静に考えてみると、今、電子書籍を出版しますよと言われても、売れますか?
今までタダで読めていた話が、読めなくなって、代わりに電子書籍になりました!読んでください!
で、読んでくれますか?
私なら、読みません。
しかも、一年以上前の前回の受賞者の作品ですって、今回の受賞者はまた今度って、今回の受賞者は納得しますか?
その点はどうお考えでしょうか?
お聞かせください。
どうせ、アマチュアの執筆者の本だと思われているかと思いますが、意見如何によりましては、しかるべきところに相談に参ります。
途中で売れないのでやめますなどと言われるのも困ります。
売れなかったのは、私の文才のなさもあるかもしれませんが、放置したそちら側にも責任があると明確にしてください。
私は、これでも色々苦労しておりまして、これ以上借金だの詐欺だの騙されるのは懲り懲りです。
刹那玻璃でした。』
商人の孫は世知辛い世の中を、借金地獄に見舞われ、生き抜いて……時々自殺未遂もして来たので……金になるかと言うよりも途中でやめますとか、そう言う逃げを打とうとする人間は大嫌いである。
前もって逃げ道を塞いでおいた。
明日、法テラスに連絡することにする。
マジである。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。


サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる