上 下
1 / 4
第1章ー梨沙一年生

ただ涙しか出て来ないんです。

しおりを挟む
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

一億五千年のキオク。

若松だんご
青春
 ――俺、入れ替わってる!?  俺、瀬戸和樹は、ある日起きたら、見知らぬ女性のなかにいた。  見知らぬ……!? いや、知ってる。これ、母さんの身体だ。それも22年前の。  1999年の年末。俺は、そこで母さんになっていた。  ちょうどその時期は、母さんが俺を妊娠する時期で。ってことは、ここには俺の知らない父さんがいるわけで。  誰が俺の父さんなんだ? んでもって、いつになったら元に戻るんだ?  母さんとして過ごす日々。母さんと仲のいい男性たち。俺の知らない母さんの過去。今さら父さんが恋しい歳でもないけど……やっぱり気になる、父さんのこと。  母さんと縁があるのは、幼なじみの「ヤマト」と「タカヒロ」。このどちらかが父さんなんだろうけど。  ヤマトは研究のためアメリカに旅立つし、残るはタカヒロか? タカヒロが俺の父さんなのか?  そんな時、ヤマトが倒れたと知らせが入る。病におかされた彼の生命はそう長くない。  死ぬ間際の人間だからか。ヤマトは、母さんのなかにいた俺を見つけてくれた。  そして。  ―-生まれてくれてありがとう、と。  これは、俺が「俺」を知るための物語。  俺が、父さんと母さんから受け取ったものを未来へと繋いでいく物語。

僕と繋ぐ最後の一年

竜海 昇空
青春
小学校、最後の一年。僕は12歳、特に親しい友達もいなく、一人学校の学習机にべったりと顔を伏せていた。 キンコンカンコン 授業のチャイムが、学校中に鳴り響く。 淡いもない、なにも変哲もない毎日が始まる 廊下から足音がする ガラガラ、教室の扉が開く 先生だ。少し機嫌がいいようにほくそ笑みながら、私たちの前に出る。 今日は転校生を紹介する 何も変哲もない。淡いもない。 そんな毎日 が、変わる 僕はこいつと出会いあの子と出会い 僕は、かけがえのない一年を過ごすことになるのだ

幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。

四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……? どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、 「私と同棲してください!」 「要求が増えてますよ!」 意味のわからない同棲宣言をされてしまう。 とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。 中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。 無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。

人見知りの私を変えたのは、君の言葉たち

アギト
青春
人見知りの高校1年神崎言葉が、クラスに馴染めず半年が経ったある日に、一人のクラスメイト伊吹加恵流に声をかけられた。そして、「人と話すのは嫌いでも、人を見るのは好きになろうよ。」 と言われ、言葉の何かが変わり始める。たった一言から始まる日常物語

『高校生活』

篠崎俊樹
青春
書き下ろしの連載青春小説です。自分自身に仮託して、私自身の昔のことを書いていきます。書籍化を目指します。どうぞよろしくお願いいたします!

桃は食ふとも食らはるるな

虎島沙風
青春
[桃は食っても歳桃という名の桃には食われるな] 〈あらすじ〉  高校一年生の露梨紗夜(つゆなしさや)は、クラスメイトの歳桃宮龍(さいとうくろう)と犬猿の仲だ。お互いのことを殺したいぐらい嫌い合っている。  だが、紗夜が、学年イチの美少女である蒲谷瑞姫(ほたにたまき)に命を狙われていることをきっかけに、二人は瑞姫を倒すまでバディを組むことになる。  二人は傷つけ合いながらも何だかんだで協力し合い、お互いに不本意極まりないことだが心の距離を縮めていく。  ところが、歳桃が瑞姫のことを本気で好きになったと打ち明けて紗夜を裏切る。  紗夜にとって、歳桃の裏切りは予想以上に痛手だった。紗夜は、新生バディの歳桃と瑞姫の手によって、絶体絶命の窮地に陥る。  瀕死の重傷を負った自分を前にしても、眉一つ動かさない歳桃に動揺を隠しきれない紗夜。  今にも自分に止めを刺してこようとする歳桃に対して、紗夜は命乞いをせずに──。 「諦めなよ。僕たちコンビにかなう敵なんてこの世に存在しない。二人が揃った時点で君の負けは確定しているのだから」

部活終わって教室入ったら友達が嫌われそうになってたからダウトしてやった

紫音
青春
ある日、私が朝練のあと先生と話し込み、朝読書ギリギリの時間に教室に帰ってきた時。 廊下を走るな、という張り紙に従い、多少ゆっくりだが、早歩きで教室に行った時。 二階にある教室を、廊下であった担任と開けようとした時。 悲劇という名の、喜劇が幕を開けた

処理中です...