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最近の私の体調の正体が少しだけ分かりました!
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最近、頭痛とめまいに、ちょっと走ると息切れを通り越して呼吸困難が酷いので、
「あぁ、この自主的に引き籠るのが嬉しくて、運動しなかったもんなぁ……」
と、今日はフラフラしながら内科の主治医の診察を受けた。
受付で熱を測ってもらって、36度5分だった後、看護師さんに脈拍と血圧を測ってもらう。
すると、落ち着いているのに、何故か脈を測ったら脈拍が110~120前後、そして、頭痛とめまい。
吐き気はないけれどだるい。
しばらくして先生に呼ばれたので行くと、珍しく眉間にシワを寄せていた。
「玻璃さん……他の病院で血液検査受けた?」
「いえ、あ、受けましたけど……何も……」
「何もじゃないよ! 玻璃さん。この数値見てご覧!」
と、示されたのが、検査の結果の紙。
「あぁぁ……中性脂肪がぁぁ」
「そんなのダイエットすればいいの! それよりここ! ここ!」
示された場所の数値に、目を見開く。
「何? これはぁぁ! 出たらあかん数値!」
「そうよ。まぁ、ナトリウムはギリギリやけど、平均は135~150が134。尿素窒素が8,0~20,0が7,6なのは許せても、血清鉄……つまりヘモグロビンと考えて。平均が48~170なのに、玻璃さんは37! 息苦しいとか、めまいに気絶、頭痛に眠っても目が覚める。それに氷食べてない?」
「食べてます……ストレスかと……」
「ストレスもあるけど、玻璃さん完全に鉄欠乏貧血。これから処方する鉄剤を朝晩飲んで貰うけど、これだけ数値低いと、効き目がはっきり分かるのは時間かかるけん。そう言えば玻璃さん。鉄欠乏貧血初めてやった?」
「いえ……2回目です」
ショックと何故気づかない自分?
と腹が立ち泣きそうになった。
「まぁ、玻璃さんは元々身体弱いけん、無理はせられんで? 頭痛もあるんやろ?」
「はい……体重のことで頭一杯でした」
「まぁ、体重は早朝歩くとか、ラジオ体操だね。筋肉体操まではしなくていいから」
と言われ、笑う。
そして薬局で、めまいの薬の確認をされ、
「前に耳鼻咽喉科で、聴覚検査とメニエール病かどうかをチェックされました。酷いめまいだったのと、薬を短期間だけ重なるけれど余分に飲まないようにと言われた」
と伝え、薬を受け取って帰った。
最近、気絶が多かったのだが、貧血が原因だったのかも……と思いつつ、歩いて帰る気力がなく、久しぶりに電車に乗った。
電車の中では皆マスクをして、距離を置いて座っている。
窓から外を見てもほとんどの人がマスク姿。
暑そうなテリア系のワンコ位が、マスクをしていない。
その代わり、強い日差しのせいでアスファルトは焼けるように暑い。
今日は梅雨明け。
飼い主は、特に小型犬が暑さに弱いことを理解すべきだと思う。
肉球がやけどをすることだってあるのだ。
愛犬をこんな時間に散歩をさせる場合、愛犬家はわざわざサイズを合わせた靴を履かせる。
でないと、やけどの治療の方がお金がかかる。
最近、暑さが人間でも堪える季節になった。
時間があるなら、なるべく早朝か夕方遅めをお勧めする。
「あぁ……ユエさん。ひどい飼い主でごめんなぁ……自分を大事にして、ユエさんを見捨てたツケが今来たんやなぁ」
降りた停留所の向こうを、飼い主と共に去っていく小型犬がパタパタしっぽを振る様に、唇を噛み涙をこらえたのだった。
「あぁ、この自主的に引き籠るのが嬉しくて、運動しなかったもんなぁ……」
と、今日はフラフラしながら内科の主治医の診察を受けた。
受付で熱を測ってもらって、36度5分だった後、看護師さんに脈拍と血圧を測ってもらう。
すると、落ち着いているのに、何故か脈を測ったら脈拍が110~120前後、そして、頭痛とめまい。
吐き気はないけれどだるい。
しばらくして先生に呼ばれたので行くと、珍しく眉間にシワを寄せていた。
「玻璃さん……他の病院で血液検査受けた?」
「いえ、あ、受けましたけど……何も……」
「何もじゃないよ! 玻璃さん。この数値見てご覧!」
と、示されたのが、検査の結果の紙。
「あぁぁ……中性脂肪がぁぁ」
「そんなのダイエットすればいいの! それよりここ! ここ!」
示された場所の数値に、目を見開く。
「何? これはぁぁ! 出たらあかん数値!」
「そうよ。まぁ、ナトリウムはギリギリやけど、平均は135~150が134。尿素窒素が8,0~20,0が7,6なのは許せても、血清鉄……つまりヘモグロビンと考えて。平均が48~170なのに、玻璃さんは37! 息苦しいとか、めまいに気絶、頭痛に眠っても目が覚める。それに氷食べてない?」
「食べてます……ストレスかと……」
「ストレスもあるけど、玻璃さん完全に鉄欠乏貧血。これから処方する鉄剤を朝晩飲んで貰うけど、これだけ数値低いと、効き目がはっきり分かるのは時間かかるけん。そう言えば玻璃さん。鉄欠乏貧血初めてやった?」
「いえ……2回目です」
ショックと何故気づかない自分?
と腹が立ち泣きそうになった。
「まぁ、玻璃さんは元々身体弱いけん、無理はせられんで? 頭痛もあるんやろ?」
「はい……体重のことで頭一杯でした」
「まぁ、体重は早朝歩くとか、ラジオ体操だね。筋肉体操まではしなくていいから」
と言われ、笑う。
そして薬局で、めまいの薬の確認をされ、
「前に耳鼻咽喉科で、聴覚検査とメニエール病かどうかをチェックされました。酷いめまいだったのと、薬を短期間だけ重なるけれど余分に飲まないようにと言われた」
と伝え、薬を受け取って帰った。
最近、気絶が多かったのだが、貧血が原因だったのかも……と思いつつ、歩いて帰る気力がなく、久しぶりに電車に乗った。
電車の中では皆マスクをして、距離を置いて座っている。
窓から外を見てもほとんどの人がマスク姿。
暑そうなテリア系のワンコ位が、マスクをしていない。
その代わり、強い日差しのせいでアスファルトは焼けるように暑い。
今日は梅雨明け。
飼い主は、特に小型犬が暑さに弱いことを理解すべきだと思う。
肉球がやけどをすることだってあるのだ。
愛犬をこんな時間に散歩をさせる場合、愛犬家はわざわざサイズを合わせた靴を履かせる。
でないと、やけどの治療の方がお金がかかる。
最近、暑さが人間でも堪える季節になった。
時間があるなら、なるべく早朝か夕方遅めをお勧めする。
「あぁ……ユエさん。ひどい飼い主でごめんなぁ……自分を大事にして、ユエさんを見捨てたツケが今来たんやなぁ」
降りた停留所の向こうを、飼い主と共に去っていく小型犬がパタパタしっぽを振る様に、唇を噛み涙をこらえたのだった。
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