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最後のインターハイ① (美咲ver)
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数ヶ月後。
今日はインターハイだ。
葵先輩の最後のインターハイ。
葵先輩とは色々あったけど今も順調にお付き合いできている。
私達のチームは1回戦、2回戦を快勝し3回戦に進ことが決まった。
みんなすごく調子が良さそうに見える。
私は試合に出られないので基本的にサポートに回ることが多い。
「香澄ちゃんお疲れ様!すごい調子良さそうだね!」
「ありがとー。でも、多分私っていうか葵先輩がえぐい。」
「そうなの?」
「うん。なんだろね。いつも上手いけど今日は特にやばい。」
「そーなんだ。やっぱすごいなー。私じゃそこまでわからないや。」
確かに葵先輩はいつもと少し雰囲気が違う。ずっと集中しているのか口数も少ない。
それでも私から見ると葵先輩はいつもすごくて今日もすごいなって風にしかわからない。
香澄ちゃんみたいに上手な人にはいつもとの違いはっきりわかるのだからなんだか羨ましい。
私たちは明日の3回戦に向けてホテルへ向かう。
ご飯を済ませて部屋でゆっくりしていると部屋がノックされる。
葵先輩だった。
「あ、葵先輩!どーぞどーぞ。」
「んんーー、ありがとー!」
と言って先輩が少し伸びをしながらベッドへ寝転ぶ。
「お疲れ様です。」
ベッドへ腰掛けて軽く葵先輩の頭を撫でた。
するとそのままギュッとされる。
「うん。疲れた。」
「今日もすごかったです!」
「そーかなー。」
「そーですよ!なんか元気ないですか?」
「私去年のこの時期荒れてたでしょ。去年もここで負けたし。だから、思い出したらなんか怖くなっちゃった。」
「ええ?私がいるのに?」
「……。あはは!そーだね!なんも怖くないや!」
「ごめんなさい。ちょっと調子乗ったかも。」
「いや?全然?」
と笑いながら答えてくれる。
「でも、先輩普通にえぐいから!絶対大丈夫!」
「そ?」
「うん!すごく!それに先輩ダメでも香澄ちゃんいるし何とかなるよ!」
「ええ!なにそれひどーい!」
そう言ってほっぺたを軽くつねられる。
「あっはは!ごめんね?」
「もー。ていうか今は敬語使ってよー。」
「先輩敬語使えって言ったり使うなって言ったりしてわかんない。」
「だってー!最近部活の時しか敬語使わないから引退しちゃったらもう聞けないじゃん!」
「別に使って欲しいならいつでも使うけど。」
「んー。やっぱり、たまにがいいなー。」
「たまに?」
「うん。もっと言うとたまに敬語でえっちがしたい!」
「はぁ。ほんとにへんたい。」
「仕方ないじゃん?美咲がかわいいからいけないんだよ?」
と言って軽くキスをされる。
「ぎゃっ!先輩!試合の日はだめ!」
「キスしただけじゃん。」
「そーだけど…。」
「ははっ、ごめんごめん、もーしないから。」
私だって正直もっとイチャイチャしたいけど試合に影響しちゃったらいけないから我慢している。
「試合終わったらいっぱいイチャイチャしよーね。」
そんな私の気持ちを見透かしたように先輩がそう言ってくる。
「うん。頑張ってね。」
「やった、ありがと。」
すると先輩が頭をコツンと肩に乗せてくる。
「それからね、試合終わったちょっと話したいこともあるんだー。」
少し真剣な話をする時のトーンの変わった。
「うん!わかった!」
「ありがと!そろそろ部屋戻ろかな。」
「そうだね!明日頑張ろうね!おやすみなさい!」
「うん!おやすみ!」
先輩が部屋へと戻った。
話とはなんだろうと少し思ったけどそれよりも今は葵先輩を応援することで頭がいっぱいだった。
それに今はどんな話をされても、大丈夫だと思える。
何かあれば2人で相談して決めればいい。
だから大丈夫。
だから、応援に集中できる。
今日はインターハイだ。
葵先輩の最後のインターハイ。
葵先輩とは色々あったけど今も順調にお付き合いできている。
私達のチームは1回戦、2回戦を快勝し3回戦に進ことが決まった。
みんなすごく調子が良さそうに見える。
私は試合に出られないので基本的にサポートに回ることが多い。
「香澄ちゃんお疲れ様!すごい調子良さそうだね!」
「ありがとー。でも、多分私っていうか葵先輩がえぐい。」
「そうなの?」
「うん。なんだろね。いつも上手いけど今日は特にやばい。」
「そーなんだ。やっぱすごいなー。私じゃそこまでわからないや。」
確かに葵先輩はいつもと少し雰囲気が違う。ずっと集中しているのか口数も少ない。
それでも私から見ると葵先輩はいつもすごくて今日もすごいなって風にしかわからない。
香澄ちゃんみたいに上手な人にはいつもとの違いはっきりわかるのだからなんだか羨ましい。
私たちは明日の3回戦に向けてホテルへ向かう。
ご飯を済ませて部屋でゆっくりしていると部屋がノックされる。
葵先輩だった。
「あ、葵先輩!どーぞどーぞ。」
「んんーー、ありがとー!」
と言って先輩が少し伸びをしながらベッドへ寝転ぶ。
「お疲れ様です。」
ベッドへ腰掛けて軽く葵先輩の頭を撫でた。
するとそのままギュッとされる。
「うん。疲れた。」
「今日もすごかったです!」
「そーかなー。」
「そーですよ!なんか元気ないですか?」
「私去年のこの時期荒れてたでしょ。去年もここで負けたし。だから、思い出したらなんか怖くなっちゃった。」
「ええ?私がいるのに?」
「……。あはは!そーだね!なんも怖くないや!」
「ごめんなさい。ちょっと調子乗ったかも。」
「いや?全然?」
と笑いながら答えてくれる。
「でも、先輩普通にえぐいから!絶対大丈夫!」
「そ?」
「うん!すごく!それに先輩ダメでも香澄ちゃんいるし何とかなるよ!」
「ええ!なにそれひどーい!」
そう言ってほっぺたを軽くつねられる。
「あっはは!ごめんね?」
「もー。ていうか今は敬語使ってよー。」
「先輩敬語使えって言ったり使うなって言ったりしてわかんない。」
「だってー!最近部活の時しか敬語使わないから引退しちゃったらもう聞けないじゃん!」
「別に使って欲しいならいつでも使うけど。」
「んー。やっぱり、たまにがいいなー。」
「たまに?」
「うん。もっと言うとたまに敬語でえっちがしたい!」
「はぁ。ほんとにへんたい。」
「仕方ないじゃん?美咲がかわいいからいけないんだよ?」
と言って軽くキスをされる。
「ぎゃっ!先輩!試合の日はだめ!」
「キスしただけじゃん。」
「そーだけど…。」
「ははっ、ごめんごめん、もーしないから。」
私だって正直もっとイチャイチャしたいけど試合に影響しちゃったらいけないから我慢している。
「試合終わったらいっぱいイチャイチャしよーね。」
そんな私の気持ちを見透かしたように先輩がそう言ってくる。
「うん。頑張ってね。」
「やった、ありがと。」
すると先輩が頭をコツンと肩に乗せてくる。
「それからね、試合終わったちょっと話したいこともあるんだー。」
少し真剣な話をする時のトーンの変わった。
「うん!わかった!」
「ありがと!そろそろ部屋戻ろかな。」
「そうだね!明日頑張ろうね!おやすみなさい!」
「うん!おやすみ!」
先輩が部屋へと戻った。
話とはなんだろうと少し思ったけどそれよりも今は葵先輩を応援することで頭がいっぱいだった。
それに今はどんな話をされても、大丈夫だと思える。
何かあれば2人で相談して決めればいい。
だから大丈夫。
だから、応援に集中できる。
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