上 下
24 / 69

インターハイ① 葵ver ※R18

しおりを挟む
夏休みも8月に入り、今日はインターハイ本番。

一つ上の3年生はこれが引退試合になる。
そして、この試合を最後に世代交代をする。

もうすでに私が次のキャプテンをすることが決まっている。
副キャプテンは私の代ではしっかり者でサバサバした性格のえりかがする。そして、もう1人の副キャプテンは香澄がする…。
少し憂鬱だ。

体が重い…。最近ずっとだ。
多分体というよりかはモチベーションというか気持ちの問題だと思う。

かと言って3年生の引退試合で不甲斐ない試合をするわけにはいかないので練習をしっかりとして調子は整えている。

試合が始まった。
良かった…。調子は悪くない…。

しかし、1、2回戦を順調に突破した3回戦目。私たちは負けた。

決して弱い相手でもない。だけど、勝てない相手ではなかった。
それでも負けてしまった。涙は出なかった。
きっと私のせいだ。私の浮ついた気持ちがダメだったんだ…。

そして、最後の集合で3年生の挨拶が終わり新キャプテンと副キャプテンの挨拶があった。
私はよくあるありきたりな事を述べてえりかもそんな感じだったと思う。

香澄の番が回る。香澄は号泣していた。
「今日の…うっ…ひっく…試合は…私が不甲斐なくて…うう…私なんて…うっ」


「待って!暗い!暗いから!もう頑張りますだけでいいよ!」
とえりかが突っ込む。

「でも~…うう…ひっく…う…私が…」

「はいはい。わかったわかった。次から頑張ってくれ。」
とえりか。

「はい…すみません……うう…頑張ります。」

チームの雰囲気が明るくなった。
私の気持ちは暗いままで、なにも感じることができない…。

その日の夜、ホテルはまだ取ってあるので一泊してから帰る。

私はこのなんと表現したらいいかわからない心のドロドロした感情を吐き出すことが出来ない。
そんな私は自然と香澄の部屋に足を運んでいた。

ドアをノックすると香澄が出てきて私はすぐ鍵を閉めて香澄に抱きついた。

「ごめん、やらせて。」

「え、今ですか…。」

香澄は驚いていたがそんなの気にもせずベッドに押し倒した。

「ちょ、せ…んぱい…。」

私は少し乱暴にキスをした。

「はっん….…んっ…はっ…んんっ…はぁっ…んっ…せんぱ…い、まっ…て、もうすぐ…ごはん行かな…きゃ…はっ…んん」

「大丈夫だから…適当に言っとく」

「で…もっ…んんっ…あっ…ん…せんっ…ぱっい…あっ…っん」

私は香澄のあそこが濡れているのを確認してすぐに指を中に入れた。

「あっ……だめ…んっ……ああっ…っん…あっ…ん…ああっ…」

香澄が達したのがわかった。
しかし私はそれだけでは抑えられず今度は舌で刺激をした。

「あっ…まって……せんぱいっ……そんなとこっ……んあっ…っん…あっ…だっめ…はんっ…あっ…っん…はっ…あっ…ああん……//」


「香澄…。ごめん。」
それから何分か経って気持ちを落ちつけてから謝った。

「あ、いえ、全然!私は大丈夫です!」
あんな事をされたのにいつもの私を好きだという目で言ってくる。

「ごはん行こうか…。」

「はい!」

「多分、準備とか1年生もう終わらしてると思うけど。私何か言っとくから普通に席について大丈夫だからね。一緒に行こ。」

「はい!ありがとうございます!葵先輩!」
とてもキラキラしたかわいらしい笑顔でそう言った。

(ほんとすごいな……。)

香澄はいつまで経ってもキレイなままだ。
どうかそのまま…。私に汚されないでね。

私は汚そうと思って近づいたのにいつの間にかそう思うようになっていた。




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

憧れの先輩とイケナイ状況に!?

暗黒神ゼブラ
恋愛
今日私は憧れの先輩とご飯を食べに行くことになっちゃった!?

〈社会人百合〉アキとハル

みなはらつかさ
恋愛
 女の子拾いました――。  ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?  主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。  しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……? 絵:Novel AI

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

とある高校の淫らで背徳的な日常

神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。 クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。 後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。 ノクターンとかにもある お気に入りをしてくれると喜ぶ。 感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。 してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

落ち込んでいたら綺麗なお姉さんにナンパされてお持ち帰りされた話

水無瀬雨音
恋愛
実家の花屋で働く璃子。落ち込んでいたら綺麗なお姉さんに花束をプレゼントされ……? 恋の始まりの話。

コンプレックス

悠生ゆう
恋愛
創作百合。 新入社員・野崎満月23歳の指導担当となった先輩は、無口で不愛想な矢沢陽20歳だった。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...