上 下
3 / 37

2話:通達

しおりを挟む
 今日来てる分で話し合いをしてる中、手紙が届いていたことに石角は気づく。

「これは大会運営からのものだ。何だろう…?」

 恐る恐る開けてみるとそこには今回の大会と課題が記されていた。

"今年も来ました爪楊枝タワー大会"
今年の課題は津波、液状化、風化、地震に耐えれる爪楊枝タワーを作って下さい。制限時間は30分です。時間の許す限り計算しては研鑽を重ねて下さい!優勝賞は節目ということで水素自動車を授与します。日時6月4日土曜日
大会運営会社
'楊子木塔建設株式会社'社長梓馬波音

 すぐにメンバーの人らに内容を見せる。

 課題があまりにも複雑である事に欅は言った。それもそのはず、例年の爪楊枝タワー大会は高くてもダメだし低くてもダメで地震による揺れで最後まで耐え切れれば優勝というのが単純な流れであった。しかし、今回は風化という言葉に目が映った。木を腐食する何かをかけるのか?酸性雨を再現したものを用いて参加者のタワーを壊すのか?考えてもよく分からない事ばかりで溢れかえる。

「タワーは例年通りのものに少し改良してそれを土台にするのはどうかな?何かとベースは必要だと僕は思うからさ。」

 一同は納得した。爪楊枝に細工をするのはルール上問題ないということで分担する事に。

 下原と喬林は酸性雨にも耐えれるコーティング剤の調合。欅と寺野は色んな災害を元にして多くのパターンを重ねて最高の状態を模索。湯田と石角は爪楊枝の長さを決めて切る。これにより、3つの班に分かれた。

「よし、それじゃ今からやっていこうか!」

「待て待て待て待て…俺を忘れないでよ!」

 ガラガラガラとドアを開けたその男の姿はバスケをしたあとなのか、バスケ部の姿で登場した。

「おぉー。お久しぶりじゃないの、富林君!」

 彼は富林雄一。物理部とバスケ部に入って両立をしている。欅と同じクラスでスポーツ万能に秀才、そしてイケメンとまさに女子がキュンとする全てが揃った完全無欠の男子高校生である。

「俺を忘れるなんて辛いわぁ~。って下原と湯田と喬林は相変わらずオンラインゲームしてるなぁ。サボりだろ?」

「絶賛サボってまーす!」

「もちろん!」

「下原が誘ってきたからしてあげてるのよ!間違えないでよね!」

 富林は腹を抱えて笑った。

 強引に誘ったエピソードを下原から聞いてるからこその結末で圧迫面接のようなそんな段取りで入部させた喬林の言うことがとても面白い。

「んで、俺は何すればいいの?」

「富林君も欅君らと同じ班で研鑽をして欲しい。だって、パソコン結構早そうだし面倒ごとになってもすぐに解決しちゃいそうなそんな予知が出来たしさ…。」

 石角の曖昧な理由に困惑を隠しきれなかった富林だったが、

「パソコン作業は早いっちゃ早いかな…。やってみようかな。とりあえずみんな終わった後近くのご飯屋で飯食ってから塾行こうぜ!」

 下原と湯田と寺野は良いアイデアだと言わんばかりに首を縦にふった。彼らはそのご飯屋で食べた後、トランプで遊ぶのがルーティーンで大富豪をしながら総回数のうち多く負けた人が片付けるというものだ。

「その時間になるまで楽しみだぜ!あ、爪楊枝タワーの形できたけどこれどうかな?」

 富林は欅に話す。しかし、欅はうんとは言わなかった。

「確かにこれなら津波には耐えられるけど重みで沈むかもしれない。どうにか沈まないようにしなきゃ…」

「え、もう今年の課題出てるの?」

 石角が大会運営から来た手紙を見せた。富林は、眉間に皺を寄せて内容を把握する。

「何じゃこのクソ課題。ヤバすぎでしょ(笑)まず優勝した学校に水素自動車を与える時点で法律ぶっ壊してるよ。ヤッヴァ…」

 本音すぎる一言に欅と石角は爆笑した。

 酸性雨かつ、津波にも耐えれる、そして液状化にも地震の影響までも受けない爪楊枝タワーって不可能にも程があるのだと富林の本心が丸見えになる。そんな中、珍しい来客が部室へ来た。

「先輩方お疲れ様です!先程まで私の同級生らと話をしていました。帰る前に少し寄ろうと思って来ました」

 とても小柄な後輩が入る。

 彼女の前は加賀木林檎。物理部の後輩で下原、湯田と同じ卓球部を兼部している。真面目な反面不思議な言葉を放つ事と肌の色から名前の林檎にちなんで黒雪姫と同学年の人から呼ばれている。先輩からはそんな加賀木のミステリアスで可愛い姿を見てアリスと呼ばれている。顧問に対してもミステリアスな言葉を放つものも時に爪楊枝タワーのヒントになったり窮地を救う時がある。

 石角はまた、ミステリアスな一言を放って大変なことになるのでは?と思って身構えていたが"帰る前に少し寄りました"という一言に安堵の表情を示した。しかし、その安心はすぐに終わりを告げる。

「今年の爪楊枝タワー大会についての課題が凄くやばいって話聞いたのですが本当ですか?」

「え、あ、うん。課題は津波、液状化、風化、地震にも耐えれる爪楊枝タワーを作れという課題だよ。爪楊枝の他にも液状化に耐えれるものや酸などで風化しないように爪楊枝1本1本丁寧に酸化防止をしなきゃいけないけれどもまだアイデアがなくてね…」

 富林は手取り足取り課題の内容を例を出しながら説明した。

 石角の予知は現実に変わる。

「それだったら柿を食べればいいですよ!」

 一同は"は?"と笑いながら応答する。

 下原はその考えをバカにした。

「お前何言ってんの?柿食べたら酸化防止出来るって何かの魔法?一回幼稚園からやり直すことを勧めるよ?マジな方でさ…。何でそんなに意味分からないこと言うかなぁ?あまり怒らせないでよね!こっちも忙しいから」

「いやお前は遊んでただろーが!」

 石角は怒りながらツッコミを入れるが、加賀木は大泣きした。彼女も下原の誘いでオンラインゲームをしており、その仲間でもあったため今までこんな酷いことを言ったことのない下原から言われるダメージは他の部員が知る以上に傷は深い。

「下原先輩のバカ!そりゃ私もミステリアスな一言をぶちかます時ありますけれども今回のはマジな方ですよ!なのにマジレスしてそんな酷いことよく平気で言えますよね?私は帰ります!高いアイス買ってくれたら許してあげますよ」

 先輩に向かってその一言は…と思ったが既に下原は土下座していた。

「すいません。僕が悪かったです。ちゃんと買いますので許して下さい…」

「本当ですか?じゃ今から買いに行きましょ!」

 下原の顔は青ざめた。所持金が喬林のお菓子もあって財布の中身はまさに絶対零度並の寒さで金欠。

 喬林は、下原に救いの手を出しながら脅した。

「私、お金持ってるから貸してあげるよ!でもちゃんと期日に返さないと1日ごとに"1割"下原が返すお金増えるから分かってるよね?返せなかったら…その結末分かるよね?」

 喬林は石角以上の黒いオーラを放っている。

 下原は口先だけの男子でもあったので返しますと連呼しただけで実際は今まで一度も返していなかった。その借金額は10万を越えようとしていた。

「はぁご飯屋行けるかなぁ…」

 そう言ってると欅と富林が一つの考えを提案する。

「明日良かったら早めに来て話し合わないか?材料や実際に何号か作る必要もあるからさ。今からご飯屋行って食べようよ」

「それに下原は加賀木からのやつもあるしさ…」

 問題児だらけの部室に光が差し込んだ。

 2人の考えに部員は同意する。先に下原は加賀木とコンビニへ向かって高いアイスを奢ってる間に、寺野、富林、湯田、喬林は下原の様子を見ながら先にご飯屋へ向かう。欅は石角に自分で作ったプログラミングをUSBメモリーに入れた物を託すことに。

「これ帰った後見てもらってもいいかな…?一応湯田にも渡しておいてね。皆んなで見て確認と了承を得る必要があるからさ。僕は、外食苦手でまだしないといけない仕事もあるからさ…。あと頼みますね。部長殿」

 石角は頷いて部員同士で食事を取るべく、学校近所のご飯屋へ向かう。そこには既に寺野、湯田、喬林、下原、富林が席を陣取っていた。

「来た来た!ここに来な?座って食べようぜ!そしていつもの大富豪をして片付けの人決めてそれぞれ帰路につこう!」

 料理が来るまでの間石角は欅から受け取ったUSBメモリーをノートパソコンにさして概要を見ていた。半分近くまで読んでいると注文した品が続々と運ばれる。

「やっぱ学校帰りには唐揚げが1番合うよね!それに好きなジュースやお茶を飲むと更に美味しいし、毎日来たくなっちゃうな!」

 下原は、機嫌良く食べている。さっきの借金の話を耳から耳へ筒抜けして忘れているようにも見える。

 石角は、食べながらパソコンを見て大富豪もパソコン作業しながら見ていた。富林もその横で欅が作った物に目を通す。

「石角君、ながらスマホみたいによくパソコン見ながら大富豪できるね。右脳と左脳がそれぞれ働いてるからかな…?天才って凄い!」

 石角は照れていた。全て見終わった後、USBメモリーを湯田に託すことに。

「これ、絶対壊すなよ?壊したらマジで俺が殺されるからな」

「分かってるよー!壊さないから!」

 過去の大会では湯田にUSBメモリーを渡す毎に壊れて返ってくるためそれを石角は心配する。大富豪も盛り上がり、喬林が片付けることになった。

「下原にお金貸してあげて、私が最下位になるなんて…。運悪いや。薫が大富豪に勝った回が少ないよ…」

 片付けながら愚痴を溢す中、空気の読めない下原は、

「お前が弱いからだろ!オンラインゲームでは強いのに現実では大富豪雑魚いもん(笑)」

 笑いながら喬林は荷物の竹刀を取り出して下原の頭を叩きまくった。その姿を見て寺野、湯田、石角、富林は腹を抱えて腹筋が崩壊するまで笑う。

 いつものように店長から怒られて許しをもらうまで下原だけ部屋の掃除を手伝った。喬林は竹刀を袋へ収めた為、難を逃れる。

「何で俺だけ何だよ…」

「日頃の行いが悪いからだよ!し・も・は・ら・君っ!」

 煽られながらも全て終わらせてそれぞれ帰宅した。翌日、部室に朝早く来たのは1人のハイテンション女子高生と1人のクールな男子校生が入った。

「昨日は来れなかったからどこまで進んだかな…。左右田君はどこまで進んでると思う?」

「んー…。まぁどうせあいつらのことだから下原とかはサボってただろ。前桜さんもせっかく来たことだしとりあえず、みんなが来るの待とうぜ」

 2人は部室に荷物を置いてそれぞれの事をする。

 彼女の名前は前桜彼方。表情の明るい事から部活ではそれを武器に士気を高めている。世話をすることが好きで部員にはお菓子を配ることが多い。愛称は"スイートガール"と後輩、先輩、同期から言われている。

 同じ時間に部室へ入った彼の名前は左右田輪多。部員の中では唯一医学について最も詳しく、機械含めてあらゆる分野では世界一の男子高校生。寺野のクラスメートで寺野とは違い問題を起こすことなく、野球を得意としている。ただ、物理部の裏ではよからぬ噂が流れてるらしいが本人は否定している。

「さてと…待ってる間はこの英語の小説を読んでおこう…。暇潰しにはもってこいだからね」

 2人は部員が来るまでの間に勉強したり本を読んだり時間を潰す。20分後、石角が入ってきた。

「おはようーって左右田君珍しいねこの時間に来るなんて。そしてお久しぶり!前桜さん!」

 久々の再会に会話が弾んでいる中に下原、喬林、寺野、欅、富林が入って久々の部員に驚きながらも喜んだ。部室内はまさに狂喜乱舞と言っても過言ではない。

 定刻が来たものも、まだ湯田が来ていないことに一同は気づいた。

「今日は、隣の化学室にて化学部が実験してるから気をつけながら作業に取り掛かろう。欅君が作ったプログラミングは、USBメモリーに保存されて湯田が持ってるけど分かる範囲内で終わらせよう!それじゃ左右田君と前桜さんは僕らの班で爪楊枝を加工してくれ。それじゃそれぞれ作業開始します!よろしくお願いします!」

 石角の号令に作業が始まる。欅と富林、喬林と下原はパソコンを見ながら作図してプラモデルの説明並に詳しい製図を書き始めた。

 開始して10分後湯田が到着した。

「みんな遅れてごめん!色々とあって遅れちゃった…」

 石角は怒ろうとしたものも無事を喜んだ。

「心配したよ…。とりあえず作業開始したから頼むね!USBメモリー使うから出しててね」

 その一言に湯田は青ざめる。

「ごめん、USBメモリーのさすところ折れちゃった(笑)入らないから強引に入れてたら引っかかって折れちゃった!」

 可愛く謝罪した湯田だったが、これでUSBメモリーを壊した数は節目の100個目となった。

「湯田のバカー!!何故いつも何もないところでUSBメモリーを壊すんだよ!何度注意したら気が済むの?嫌がらせだろ…もう…。また欅に弁償しないといけなくなるじゃないか!」

「まぁまぁ…僕のUSBは殆ど使われてないものを使えるようにしてるからまた入れ直せば良いよ。今日もほらここに10個ほど持って来てるから今からまた入れ直すから10分待ってて…」

 欅が作ってる間、加賀木がいつのまにか部室へ来ていた。

 大会運営社長は何者なのか、加賀木は前桜に話をしていた。

「少し驚くかもしれないけどうちらの顧問はその社長なの。何故?って思われそうだけど…」

 梓馬波音は大会運営の代表でもあり、今回の大会を企画した建設会社の社長。社員時代は欠陥が多い住宅を作りまくって裁判にかけられるほどの問題社員だったが、先代の社長の助言より欠陥無く良質な家、マンション、アパートを建設している。社員時代のあだ名はハウスボンバー。

「ハウスボンバーって何ですか先輩(笑)それ下原先輩が前に言ってた卓球部の部長が壁をキックして壊れた話すぎて面白いです」

 この部活の部員は問題児しかいないじゃないかと石角は思ったがその分天才が揃っている為安心と不安4対6の信用度だ。そして加賀木が言ってた柿について考えていた。

 左右田が読んでいた江戸時代の建設技術に目を向けて閃く。

「柿って柿渋のことか!酸化防止に江戸では使用されているから間違いなく使える!僕の家は渋柿があるからそれを使って作ろう。試作品第一号は柿渋爪楊枝タワーだ」

 加賀木のヒントが役に立った。

 しかし、命名のタワーに対して下原は、

「ダサっ。もうちょっとマシな名前にしろよ石角部長~!」

「これ以上言ったらダメだよ下原!石角君固まって話せなくなってるよ…。謝りな?下原」

 喬林は下原に石角への謝罪を要求したが、下原は空気読めない男なのでまた火に油を注ぐ一言を放った。

「お前が意味の分からない題名をつけるからだろ?ごめんなさいは?」

「何で俺がこんな名前付けただけで怒られるの…。部長ってただの飾りやんか…。良いよもうどうせ僕が良いことしようとも悪いことしようとも俺が謝らなきゃ話進まないでしょうね。ごめんなさいね!」

 石角は投げやりに謝る。

 USBメモリーを破壊した湯田は隠れてオンラインゲームで殺人鬼となって高ランカープレーヤーとなり、世界ランク一位に輝いていた。

「おいお前だけ先に抜け駆けするのずるいぞ!喬林、加賀木、これは湯田を潰すしかない!」

 こいつらに反省の頭文字もなかった。欅はクスクス笑いながら話を聞く。石角は怒りのマグマが噴火しようと頭部から湯気が見えている。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

坊主女子:友情短編集

S.H.L
青春
短編集です

一般男性の俺が転生したらの小5女子になったので周りに欲をぶつけてやる!

童好P
青春
内容を簡単に言えばタイトルの通りです そして私の小説のコメディ枠です AI画像を使用していますので少しずつ内容や絵がズレる可能性がありますのでご了承ください

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

私たち、博麗学園おしがまクラブ(非公認)です! 〜特大膀胱JKたちのおしがま記録〜

赤髪命
青春
街のはずれ、最寄り駅からも少し離れたところにある私立高校、博麗学園。そのある新入生のクラスのお嬢様・高橋玲菜、清楚で真面目・内海栞、人懐っこいギャル・宮内愛海の3人には、膀胱が同年代の女子に比べて非常に大きいという特徴があった。 これは、そんな学校で普段はトイレにほとんど行かない彼女たちの爆尿おしがまの記録。 友情あり、恋愛あり、おしがまあり、そしておもらしもあり!? そんなおしがまクラブのドタバタ青春小説!

令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました

フルーツパフェ
大衆娯楽
 とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。  曰く、全校生徒はパンツを履くこと。  生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?  史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。

校長先生の話が長い、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
学校によっては、毎週聞かされることになる校長先生の挨拶。 学校で一番多忙なはずのトップの話はなぜこんなにも長いのか。 とあるテレビ番組で関連書籍が取り上げられたが、実はそれが理由ではなかった。 寒々とした体育館で長時間体育座りをさせられるのはなぜ? なぜ女子だけが前列に集められるのか? そこには生徒が知りえることのない深い闇があった。 新年を迎え各地で始業式が始まるこの季節。 あなたの学校でも、実際に起きていることかもしれない。

処理中です...