14 / 52
12話:刺客
しおりを挟む
山本のクラスメート、前宮が作ったクッキーが美味しいと評判になり守山や高部までが欲しがっていた。男子がお菓子を作るというギャップ萌えが理由に。
特に守山は、いつも男勝りなところがあるのに前宮の前では子熊のような可愛い女の子へと変わっていた。前宮は、高部と守山に心を込めた手作りクッキーを渡す。
「色々と問題が起きてるみたいだけどめげずに頑張ってな!でも、何でこんなに美味しいって広まったのだろう…」
前宮はそんな素朴な疑問に対して少し考える。しかしその場で開けて1枚食べていた高部は前宮に話した。
「そりゃ手作りは何にでも変え難いものだしさ、まゆっちの心を明るくしてくれたからかな。これ美味しい!ココアと抹茶の風味がすごくちょうど良くて最高だよ。まゆっちはこんな美味しいの食べてたなんて…前宮!まゆっちの心救ってくれてありがとう!」
高部と守山は丁寧にお礼を言ってそのまま立ち去った。前宮は良いことをした気分でそのまま授業に取り組む。
山本たちの学校は、夏に行われる体育祭に向けて保健体育の時間はほとんど競技の練習やマスゲームの練習が行われていた。大トリはなんと言っても職員と保護者が参加するリレー。
山本はマスゲーム、クラス対抗リレー、徒競走、部活対抗リレー、演舞と最高に忙しいものだった。
「演舞の練習よりマスゲームの練習難しすぎるよぉ…可愛い振り付けだけど覚えてないのにマスゲームリーダー進行早いよマジで…」
マスゲームリーダーは大山、山本と同じクラスの下森舞と栗原梨恵だ。
下森は山本とは仲良しでクラスでは最もスレンダーな女子だ。たまに取り仕切る事もあるが、前宮と何度か衝突している。そして栗原は同じく山本と仲良しでもあり下森とも仲が良い。彼女も元は演舞に参加していたが、僅か1年で辞めた。そんな2人は山本のことを応援しているが、山本のマスゲーム振り付けの覚えれ無さに頭を悩ませている。
「まゆっちも忙しいの分かるけど頑張ろうよ!じゃないと本当に私たちも私たちですごく恥ずかしいからさ!」
下森は励ましながら山本に話す。
このマスゲームは高部、守山、鶴海も参加していて3人は既に覚えていた。山本は珍しくマスゲームの動き確認をしていると横から大山が現れる。
「女子のマスゲーム可愛いんだよなぁ。俺も混ぜて~!!」
「おー大山じゃーん!気になる女子いるから踊りたいんでしょ?本番目の前になるから大山もさ、踊りに踊り狂って楽しもうよ!」
大山と栗原は和みながら楽しむ。
男子応援団の団長は心広く、踊りもアイドルの振り付けを一目見ただけで覚えるというスキルを持っているので山本は尊敬している。しかし、とある2人組の先生が女子マスゲームの練習をしている途中で止めにきた。
「大山ここにいたか!あなたとその男子応援団でお話があってきました。職員室へ来てください。嫌とは言わせませんよ」
半ば強引に腕を引っ張られて大山は、2人の職員によって職員室へ連れて行かれた。大山は去る前に栗原へ約束する。
「ちゃんと振り付け覚えとくから目の前で踊るれるように練習しとくわ」
「流石団長!ちゃんとミスなく出来てるかやるからには折角だから、厳しく採点するからね」
山本と栗原と下森はマスゲームの続きをした。
大山は、見覚えのない先生2人を前に何かしたのだろうかと心当たりを探していた。しかし、何をしでかしたのか分からなかった為話を聞くだけ聞くことに。
「えっと…そろそろ練習しないといけないので行っても良いですか?」
「ダメです。あなたには確認しておきたいこととその事実について責任をとってもらいますから」
そう言って幾つかの写真と生放送の時の言葉、そして大会議室で殴り合いを起こした時の話を根掘り葉掘りと話すことになった。
「僕はただ女子の団長守山、山本、高部、鶴海たちの思い出を潰したくないから男子応援団全員でフォローしただけです。あとは何も知りません」
「では、なぜ守山と2人で話をする必要があったのですか?その後嘉藤と思われし人が泣いている写真まで出ていますがこれはあなた2人が責めていた、この人がミスしたからチャットを用いて怒っていたというようにしたんですよね?言い訳なんかは聞きませんよ。応援団の言い訳は意味も話す権利もありませんからね」
後に分かったのは、この2人は六田の手先で辞めたのにも関わらず捜査していた。2人の名は三武慎二と一嶋徹でどちらも数学の先生でもあり、三武は生徒指導部長という相手が悪すぎる人だ。
話を終えた大山は青ざめていた。その見た目は、幽霊のように魂のみ抜かれた状態だ。
「今度はこいつらが中止にしようとボイコットしてんのかよ…しかもよりによって生徒指導部長とか運が悪すぎる。どうしたらいいものか…」
大山は悩む。
運の悪いことに山本と栗原に出くわした。2人の前では明るい顔になろうと必死に頑張った。
「お!大山じゃん!話はなんだったの?」
「ん?ああ、練習場の時間で色々聞かれただけだから問題ない。ていうか、噂聞いたけど前宮のクッキー美味しかったんだって?もっと早く聞けばよかった!作り方教わって俺の好きな人にあげたいしさ」
大山は、前宮の話を取り上げて難を逃れる。山本は前宮のクッキーの味を思い出したのか顔が赤くなっていた。
「まゆっち、前宮のクッキー相当美味しかったんだね。感情が顔に出てるよ。それに赤いよ!まゆっち前宮のこと好きなんでしょ?」
「そ、そんな大袈裟な…確かに前宮君のクッキー美味しかったし元気出たけれどもクッキーだけで惚れるなんてそんな…」
栗原の熱烈な質問に山本はデレデレだった。自分が病んでいたことを話せば友人である栗原に聞けばよかったのにと喧嘩になる事が嫌だったから山本は、栗原の前では話さなかった。
栗原と別れると山本は1人甘酸っぱい恋を心から感じている。
「私のコンプレックスと言い、私のために作ってくれたクッキーと言い、前宮君…私のこと好きって言ってたけど、私も前宮のこと少し異性として気になってきたかな」
山本は青春の清々しい気持ちと共に前宮に対しての心が花開こうとしていた。
そんな前宮は大山と真剣な話をしている様子で偶然山本は通りかかっていたものも、話を盗み聞きした。
「大山から相談なんて珍しいな。まぁ、ジュース買ってきたことだし飲みながら話そうか」
「今日、山本と栗原と下森と女子マスゲームの話をしていた時に職員2人に呼び出されて男子応援団について色々言及されたんよ。その時に女子応援団に所属している人らが起こした問題を男子が帳消しにして、僕たち男子応援団が操作してるんじゃないかって疑われたのさ」
山本は絶句した。あの問題は、女子のせいなのに今度は男子のせいにして演舞の中止を求めようとしてきた。山本は、すぐに教室へ飛び行って話したかったが我慢する。
「なるほど…完全な名誉毀損ってとこかな。応援団も何度か問題起こしてた話は世話になった人たちからよく聞いてたけど、ここまで来るとはね…」
「いや、違う違う。今回のは全く違う。俺たちは何もしてないのよ。それなのに決めつけられてすぐに解散するように求められて、しかもプログラム見せてもらったけど演舞披露の記載がなくなってたんだよ」
山本は呆然と立っていた。あの話は嘘だったのだと…。校長は一体何を考えているのか、誰を信用すれば良いのか分からなくなっていた。
「それ、証言が取れてるなら今から一緒に行こうか。教育委員会に!」
「なぜに?」
前宮の考えに納得できなかった。
山本も大山と同じ考えでなぜわざわざ教育委員会へ言う理由が無いじゃないかと思われた。
「職員の必要なことって僕ら生徒を育てて、社会に出ても恥ずかしくないようにするのが義務のはず。青春は、そんな社会でも頑張れるように今しかできないことをして大人の階段を登るわけだ。踏み躙られるのは嫌だろ?だったら行くぞ!そして、廊下にいるのは誰だ?出て来い!盗み聞きされるのは嫌いなんだよ」
前宮が怒るとそこに山本が恐る恐ると出てきて泣きべそかいていた。流石に怒り口調が過ぎたのか、山本に向かって謝る。こうして、大山と前宮そして山本がついに教育委員会へ乗り出すという展開になった。
2人それぞれの練習が終わった後、前宮が指示したところに集合して向かう。前宮、山本、大山による最高の口論演舞が教育委員会にて始まりの火蓋が切って落とされることになった。
特に守山は、いつも男勝りなところがあるのに前宮の前では子熊のような可愛い女の子へと変わっていた。前宮は、高部と守山に心を込めた手作りクッキーを渡す。
「色々と問題が起きてるみたいだけどめげずに頑張ってな!でも、何でこんなに美味しいって広まったのだろう…」
前宮はそんな素朴な疑問に対して少し考える。しかしその場で開けて1枚食べていた高部は前宮に話した。
「そりゃ手作りは何にでも変え難いものだしさ、まゆっちの心を明るくしてくれたからかな。これ美味しい!ココアと抹茶の風味がすごくちょうど良くて最高だよ。まゆっちはこんな美味しいの食べてたなんて…前宮!まゆっちの心救ってくれてありがとう!」
高部と守山は丁寧にお礼を言ってそのまま立ち去った。前宮は良いことをした気分でそのまま授業に取り組む。
山本たちの学校は、夏に行われる体育祭に向けて保健体育の時間はほとんど競技の練習やマスゲームの練習が行われていた。大トリはなんと言っても職員と保護者が参加するリレー。
山本はマスゲーム、クラス対抗リレー、徒競走、部活対抗リレー、演舞と最高に忙しいものだった。
「演舞の練習よりマスゲームの練習難しすぎるよぉ…可愛い振り付けだけど覚えてないのにマスゲームリーダー進行早いよマジで…」
マスゲームリーダーは大山、山本と同じクラスの下森舞と栗原梨恵だ。
下森は山本とは仲良しでクラスでは最もスレンダーな女子だ。たまに取り仕切る事もあるが、前宮と何度か衝突している。そして栗原は同じく山本と仲良しでもあり下森とも仲が良い。彼女も元は演舞に参加していたが、僅か1年で辞めた。そんな2人は山本のことを応援しているが、山本のマスゲーム振り付けの覚えれ無さに頭を悩ませている。
「まゆっちも忙しいの分かるけど頑張ろうよ!じゃないと本当に私たちも私たちですごく恥ずかしいからさ!」
下森は励ましながら山本に話す。
このマスゲームは高部、守山、鶴海も参加していて3人は既に覚えていた。山本は珍しくマスゲームの動き確認をしていると横から大山が現れる。
「女子のマスゲーム可愛いんだよなぁ。俺も混ぜて~!!」
「おー大山じゃーん!気になる女子いるから踊りたいんでしょ?本番目の前になるから大山もさ、踊りに踊り狂って楽しもうよ!」
大山と栗原は和みながら楽しむ。
男子応援団の団長は心広く、踊りもアイドルの振り付けを一目見ただけで覚えるというスキルを持っているので山本は尊敬している。しかし、とある2人組の先生が女子マスゲームの練習をしている途中で止めにきた。
「大山ここにいたか!あなたとその男子応援団でお話があってきました。職員室へ来てください。嫌とは言わせませんよ」
半ば強引に腕を引っ張られて大山は、2人の職員によって職員室へ連れて行かれた。大山は去る前に栗原へ約束する。
「ちゃんと振り付け覚えとくから目の前で踊るれるように練習しとくわ」
「流石団長!ちゃんとミスなく出来てるかやるからには折角だから、厳しく採点するからね」
山本と栗原と下森はマスゲームの続きをした。
大山は、見覚えのない先生2人を前に何かしたのだろうかと心当たりを探していた。しかし、何をしでかしたのか分からなかった為話を聞くだけ聞くことに。
「えっと…そろそろ練習しないといけないので行っても良いですか?」
「ダメです。あなたには確認しておきたいこととその事実について責任をとってもらいますから」
そう言って幾つかの写真と生放送の時の言葉、そして大会議室で殴り合いを起こした時の話を根掘り葉掘りと話すことになった。
「僕はただ女子の団長守山、山本、高部、鶴海たちの思い出を潰したくないから男子応援団全員でフォローしただけです。あとは何も知りません」
「では、なぜ守山と2人で話をする必要があったのですか?その後嘉藤と思われし人が泣いている写真まで出ていますがこれはあなた2人が責めていた、この人がミスしたからチャットを用いて怒っていたというようにしたんですよね?言い訳なんかは聞きませんよ。応援団の言い訳は意味も話す権利もありませんからね」
後に分かったのは、この2人は六田の手先で辞めたのにも関わらず捜査していた。2人の名は三武慎二と一嶋徹でどちらも数学の先生でもあり、三武は生徒指導部長という相手が悪すぎる人だ。
話を終えた大山は青ざめていた。その見た目は、幽霊のように魂のみ抜かれた状態だ。
「今度はこいつらが中止にしようとボイコットしてんのかよ…しかもよりによって生徒指導部長とか運が悪すぎる。どうしたらいいものか…」
大山は悩む。
運の悪いことに山本と栗原に出くわした。2人の前では明るい顔になろうと必死に頑張った。
「お!大山じゃん!話はなんだったの?」
「ん?ああ、練習場の時間で色々聞かれただけだから問題ない。ていうか、噂聞いたけど前宮のクッキー美味しかったんだって?もっと早く聞けばよかった!作り方教わって俺の好きな人にあげたいしさ」
大山は、前宮の話を取り上げて難を逃れる。山本は前宮のクッキーの味を思い出したのか顔が赤くなっていた。
「まゆっち、前宮のクッキー相当美味しかったんだね。感情が顔に出てるよ。それに赤いよ!まゆっち前宮のこと好きなんでしょ?」
「そ、そんな大袈裟な…確かに前宮君のクッキー美味しかったし元気出たけれどもクッキーだけで惚れるなんてそんな…」
栗原の熱烈な質問に山本はデレデレだった。自分が病んでいたことを話せば友人である栗原に聞けばよかったのにと喧嘩になる事が嫌だったから山本は、栗原の前では話さなかった。
栗原と別れると山本は1人甘酸っぱい恋を心から感じている。
「私のコンプレックスと言い、私のために作ってくれたクッキーと言い、前宮君…私のこと好きって言ってたけど、私も前宮のこと少し異性として気になってきたかな」
山本は青春の清々しい気持ちと共に前宮に対しての心が花開こうとしていた。
そんな前宮は大山と真剣な話をしている様子で偶然山本は通りかかっていたものも、話を盗み聞きした。
「大山から相談なんて珍しいな。まぁ、ジュース買ってきたことだし飲みながら話そうか」
「今日、山本と栗原と下森と女子マスゲームの話をしていた時に職員2人に呼び出されて男子応援団について色々言及されたんよ。その時に女子応援団に所属している人らが起こした問題を男子が帳消しにして、僕たち男子応援団が操作してるんじゃないかって疑われたのさ」
山本は絶句した。あの問題は、女子のせいなのに今度は男子のせいにして演舞の中止を求めようとしてきた。山本は、すぐに教室へ飛び行って話したかったが我慢する。
「なるほど…完全な名誉毀損ってとこかな。応援団も何度か問題起こしてた話は世話になった人たちからよく聞いてたけど、ここまで来るとはね…」
「いや、違う違う。今回のは全く違う。俺たちは何もしてないのよ。それなのに決めつけられてすぐに解散するように求められて、しかもプログラム見せてもらったけど演舞披露の記載がなくなってたんだよ」
山本は呆然と立っていた。あの話は嘘だったのだと…。校長は一体何を考えているのか、誰を信用すれば良いのか分からなくなっていた。
「それ、証言が取れてるなら今から一緒に行こうか。教育委員会に!」
「なぜに?」
前宮の考えに納得できなかった。
山本も大山と同じ考えでなぜわざわざ教育委員会へ言う理由が無いじゃないかと思われた。
「職員の必要なことって僕ら生徒を育てて、社会に出ても恥ずかしくないようにするのが義務のはず。青春は、そんな社会でも頑張れるように今しかできないことをして大人の階段を登るわけだ。踏み躙られるのは嫌だろ?だったら行くぞ!そして、廊下にいるのは誰だ?出て来い!盗み聞きされるのは嫌いなんだよ」
前宮が怒るとそこに山本が恐る恐ると出てきて泣きべそかいていた。流石に怒り口調が過ぎたのか、山本に向かって謝る。こうして、大山と前宮そして山本がついに教育委員会へ乗り出すという展開になった。
2人それぞれの練習が終わった後、前宮が指示したところに集合して向かう。前宮、山本、大山による最高の口論演舞が教育委員会にて始まりの火蓋が切って落とされることになった。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
First Light ー ファーストライト
ふじさわ とみや
青春
鹿児島県の女子高生・山科愛は、曾祖父・重太郎の遺品の中から一枚の風景画を見つけた。
残雪を抱く高嶺を見晴るかす北国らしき山里の風景。その絵に魅かれた愛は、絵が描かれた場所を知りたいと思い、調べはじめる。
そして、かつて曾祖父が終戦直後に代用教員を務めていた街で、その絵は岩手県出身の特攻隊員・中屋敷哲が、出撃の前に曽祖父に渡したものであることを知った。
翌年、東京の大学に進学した愛は、入会した天文同好会で岩手県出身の男子学生・北条哲と出会い、絵に描かれた山が、遠野市から見上げた早池峰山であるらしいことを知る。
二人は種山ヶ原での夏合宿あと遠野を訪問。しかし、確たる場所は見つけられなかった。
やがて新学期。学園祭後に起きたある事件のあと、北条は同好会を退会。一時疎遠になる二人だったが、愛は、自身の中に北条に対する特別な感情があることに気付く。
また、女性カメラマン・川村小夜が撮った遠野の写真集を書店で偶然手にした愛は、遠野郷に対して「これから出合う過去のような、出合ったことがある未来のような」不思議な感覚を抱きはじめた。
「私は、この絵に、遠野に、どうしてこんなに魅かれるの?」
翌春、遠野へ向かおうとした愛は、東京駅で、岩手に帰省する北条と偶然再会する。
愛の遠野行きに同行を申し出る北条。愛と北条は、遠野駅で待ち合わせた小夜とともに「絵の場所探し」を再開する。
中屋敷哲と重太郎。七十年前に交錯した二人の思い。
そして、たどり着いた〝絵が描かれた場所〟で、愛は、曾祖父らの思いの先に、自分自身が立っていたことを知る――。
※ この話は「カクヨム」様のサイトにも投稿しています。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。
矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。
女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。
取って付けたようなバレンタインネタあり。
カクヨムでも同内容で公開しています。
ノーパン派の沼尻さんが俺にだけ無防備すぎる
平山安芸
青春
クラスメイトの沼尻(ヌマジリ)さん。ちょっとミステリアスな雰囲気が魅力の美少女。
クールビューディー、学校のアイドル、高嶺の花。そんな言葉がよく似合う、文句のつけようがない完璧な女子高生。
ただし露出狂である。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
トゥルードリーム〜自由と束縛の愚者〜
saiha
青春
この小説はトゥルードリーム〜努力と掴んだ夢〜につながる物語。
高校1年生を目前にしている山本真由だったが、イマイチ刺激が足りていなかった。所属する部活もガチ勢がいる事なく半分遊びのような感覚で過ごしていた。しかし、1人の友人から誘われた事で青春に対する考えはガラリと変わる!本当に過ごすべき青春は何なのか?自分にとっての楽しみは何なのか?全てがここに凝縮!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる