婚約破棄された上に国外追放された聖女はチート級冒険者として生きていきます~私を追放した王国が大変なことになっている?へぇ、そうですか~

無茶な仕事量を押し付けられる日々に、聖女マリアはすっかり嫌気が指していた。

「聖女なんてやってられないわよ!」

勢いで聖女の杖を叩きつけるが、跳ね返ってきた杖の先端がマリアの顎にクリーンヒット。
そのまま意識を失う。

意識を失ったマリアは、暗闇の中で前世の記憶を思い出した。
そのことがきっかけで、マリアは強い相手との戦いを望むようになる。
そしてさらには、チート級の力を手に入れる。

目を覚ましたマリアは、婚約者である第一王子から婚約破棄&国外追放を命じられた。
その言葉に、マリアは大歓喜。

(国外追放されれば、聖女という辛いだけの役目から解放されるわ!)

そんな訳で、大はしゃぎで国を出ていくのだった。

外の世界で冒険者という存在を知ったマリアは、『強い相手と戦いたい』という前世の自分の願いを叶えるべく自らも冒険者となり、チート級の力を使って、順調にのし上がっていく。

一方、マリアを追放した王国は、その軽率な行いのせいで異常事態が発生していた……。
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