49 / 86
全国大会本戦前、忍び寄る影
49話 侵食されし姫と照らし除く暁
しおりを挟む
49話 侵食されし姫と照らし除く暁
ボロボロなかすみんを家に入れ布団へ向かわせる。あんな事があったんだもん、キツイよね…。
アッチはかすみんの気持ちを考えることが出来ずに悶々としていた。すると、
キィィ…と扉が開く音がした。
か、かすみん…?もう平気なの…?
え、ええ………平気です、あ、あかりん………バタッ
かすみん?…………かすみん…!?
駆け足でかすみんの下へ向かう。かすみんは階段付近に倒れていた。精神的負荷が掛かったせいか、寝息のみが聴こえ、静かに眠っていることがわかる。
かすみん…ごめんね…。
届きもしない謝罪を零すとアッチはもう一度かすみんを布団に連れて行った。
2日後の朝
かすみん、今日は起きてるといいけど…。
不安で胸をいっばいにしながら寝室の扉を開けると――
おはようございます。あかりん
か、かすみん――!!起きてたの!?
かすみんが「そこ」にいた。無論それは意識があったという意味で、寝ている際もかすみんは存在した。
ええ。今さっき起きたところです。学校へいかないと――
だめ!絶対だめだよ!!
はい?なぜです?
刃張!アイツに何されたか忘れたの?
アイツがいるからだめ!!
え?ですけどそれでは…
ならずっととは言わないから14日!2週間だけは休むこと!いい!?
え、ええ…。ですがなぜ2週間なんですか?
ノリ!それだけだけどなにかー?
嘘。ほんとはかすみんの側にいたいだけ。けどずっととはいかないって、アッチもわかる。だから2週間、そのくらいは、最低でも欲しかっただけ。かすみん、ほっとくとどこか遠くにいきそうで怖いから。アッチとは恋人、基パートナーな訳だけどそれは鎖とか枷ではないし、どこに行こうとかすみんの自由。だからこそ、アッチは心配だったんだ。アッチにはかすみんがいないとだから。そして今回我儘を言える最低の時間設定が2週間だったんだ。
はあ…。まあ、2週間なら取り返せますし了承しました。ですがその2週間は何をしましょうか。自主勉強はするとしても時間が余りますよね……。
なら遊ぼう!折角時間あるし!いいよね?ね?
え?ま、まあ自主勉強が終わってからなら構いませんよ。
やったあ!ならさっそく自主勉強しよっ!!
だめだ、かすみんアッチにも強いままでいようとしてる。
これじゃあ意味がないよ。なら―――
あー、けどその前に1ついい?
ええ。どうしましたか?
かすみんさ、あんま強がんないで。少なくともアッチと2人の時はさ。義務的な話する時、かすみん大体強がってるよね。あと口に出して休んでもいいって言うのも。取り返せる日数なら自身へ言い聞かせる必要ないもん。それくらいかすみんなら知ってるはずだし。
…………………………よく、観ていますね。あかりんは
仰る通り、わたくしは今強がっています。だってあかりんの重荷になりたくありません。今だって本当はあかりんと居ることがどれだけ危険なことか…。
重荷とかなってないよ!ってか危険って?なにがさ
昨日の1件、あれはわたくしへの逆恨みが膨らんでのことです。わたくしと一緒にいるとその逆恨みに巻き込まれる可能性があるのですよ。ですから今こうしてあかりんと一緒にいる事自体が危険なのです。わたくしがもう少し強ければあかりんと距離を置くことも出来たのに…。すみません、あかりん
気にしないでよ~!ってかアッチは一緒にいたいよ!危険とか知らないや!かすみんといれるならね!
強いですね、あかりんは。
そんなことないよ。
その上優しいです…。もう少し甘えてもいいですか……
うん、おいで。かすみん
うん…!うんっ!あかりん!!
あはっ、可愛いな~
その後夜が明けるまで互いの愛を確かめ合い、欲のままに目合った。
はあっ……はあっ…。
はーっ…はあっ………。もう朝だねー。
で、ですね…
もし苦しいならだけどね?
その敬語も要らないよ。アッチ達はもうそういう仲でしょ?
そ、それもそう………ね……。
うんっ、それだよそれ!
うーーーーっ!かわいいなあっ!!!
その後も愛の責め合いは続き、気がつくとかすみんが伸びていた。
ホカホカ、テカテカという字が浮かびそうなほど打上げられた魚のような動きを魅せるかすみん、それを見たあかりんは追撃を決行した。
それから数日が経ち、2人が熟睡した。
……ん、んぅ…?
初めに起きたのはかすみんだった。
……!?
かすみんが驚いたのは自身の服装だけではなかった。
濡れに濡れたビショビショなシーツに横たわる全裸のあかりん
これらを目にして平常心が保てるはずもなく……。
あ、ああああああかりん!?起きてー!起きてよお!!
ゆっさゆっさと力いっぱいにあかりんの体を動かす。すると
んんん~……?なぁに、かすみん………も少し寝かせ………て、
ぬぁんじゃこりゃあああああああ!!!!
かすみんよりも凝った反応のあかりんであった。
ボロボロなかすみんを家に入れ布団へ向かわせる。あんな事があったんだもん、キツイよね…。
アッチはかすみんの気持ちを考えることが出来ずに悶々としていた。すると、
キィィ…と扉が開く音がした。
か、かすみん…?もう平気なの…?
え、ええ………平気です、あ、あかりん………バタッ
かすみん?…………かすみん…!?
駆け足でかすみんの下へ向かう。かすみんは階段付近に倒れていた。精神的負荷が掛かったせいか、寝息のみが聴こえ、静かに眠っていることがわかる。
かすみん…ごめんね…。
届きもしない謝罪を零すとアッチはもう一度かすみんを布団に連れて行った。
2日後の朝
かすみん、今日は起きてるといいけど…。
不安で胸をいっばいにしながら寝室の扉を開けると――
おはようございます。あかりん
か、かすみん――!!起きてたの!?
かすみんが「そこ」にいた。無論それは意識があったという意味で、寝ている際もかすみんは存在した。
ええ。今さっき起きたところです。学校へいかないと――
だめ!絶対だめだよ!!
はい?なぜです?
刃張!アイツに何されたか忘れたの?
アイツがいるからだめ!!
え?ですけどそれでは…
ならずっととは言わないから14日!2週間だけは休むこと!いい!?
え、ええ…。ですがなぜ2週間なんですか?
ノリ!それだけだけどなにかー?
嘘。ほんとはかすみんの側にいたいだけ。けどずっととはいかないって、アッチもわかる。だから2週間、そのくらいは、最低でも欲しかっただけ。かすみん、ほっとくとどこか遠くにいきそうで怖いから。アッチとは恋人、基パートナーな訳だけどそれは鎖とか枷ではないし、どこに行こうとかすみんの自由。だからこそ、アッチは心配だったんだ。アッチにはかすみんがいないとだから。そして今回我儘を言える最低の時間設定が2週間だったんだ。
はあ…。まあ、2週間なら取り返せますし了承しました。ですがその2週間は何をしましょうか。自主勉強はするとしても時間が余りますよね……。
なら遊ぼう!折角時間あるし!いいよね?ね?
え?ま、まあ自主勉強が終わってからなら構いませんよ。
やったあ!ならさっそく自主勉強しよっ!!
だめだ、かすみんアッチにも強いままでいようとしてる。
これじゃあ意味がないよ。なら―――
あー、けどその前に1ついい?
ええ。どうしましたか?
かすみんさ、あんま強がんないで。少なくともアッチと2人の時はさ。義務的な話する時、かすみん大体強がってるよね。あと口に出して休んでもいいって言うのも。取り返せる日数なら自身へ言い聞かせる必要ないもん。それくらいかすみんなら知ってるはずだし。
…………………………よく、観ていますね。あかりんは
仰る通り、わたくしは今強がっています。だってあかりんの重荷になりたくありません。今だって本当はあかりんと居ることがどれだけ危険なことか…。
重荷とかなってないよ!ってか危険って?なにがさ
昨日の1件、あれはわたくしへの逆恨みが膨らんでのことです。わたくしと一緒にいるとその逆恨みに巻き込まれる可能性があるのですよ。ですから今こうしてあかりんと一緒にいる事自体が危険なのです。わたくしがもう少し強ければあかりんと距離を置くことも出来たのに…。すみません、あかりん
気にしないでよ~!ってかアッチは一緒にいたいよ!危険とか知らないや!かすみんといれるならね!
強いですね、あかりんは。
そんなことないよ。
その上優しいです…。もう少し甘えてもいいですか……
うん、おいで。かすみん
うん…!うんっ!あかりん!!
あはっ、可愛いな~
その後夜が明けるまで互いの愛を確かめ合い、欲のままに目合った。
はあっ……はあっ…。
はーっ…はあっ………。もう朝だねー。
で、ですね…
もし苦しいならだけどね?
その敬語も要らないよ。アッチ達はもうそういう仲でしょ?
そ、それもそう………ね……。
うんっ、それだよそれ!
うーーーーっ!かわいいなあっ!!!
その後も愛の責め合いは続き、気がつくとかすみんが伸びていた。
ホカホカ、テカテカという字が浮かびそうなほど打上げられた魚のような動きを魅せるかすみん、それを見たあかりんは追撃を決行した。
それから数日が経ち、2人が熟睡した。
……ん、んぅ…?
初めに起きたのはかすみんだった。
……!?
かすみんが驚いたのは自身の服装だけではなかった。
濡れに濡れたビショビショなシーツに横たわる全裸のあかりん
これらを目にして平常心が保てるはずもなく……。
あ、ああああああかりん!?起きてー!起きてよお!!
ゆっさゆっさと力いっぱいにあかりんの体を動かす。すると
んんん~……?なぁに、かすみん………も少し寝かせ………て、
ぬぁんじゃこりゃあああああああ!!!!
かすみんよりも凝った反応のあかりんであった。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
【R18】もう一度セックスに溺れて
ちゅー
恋愛
--------------------------------------
「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」
過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。
--------------------------------------
結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる