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召喚獣攻撃系の威力
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宰相三人が集まりこれから一週間は国同士の話し合いに王宮軍のまとめ役と今後五年の具体的な対策を立て三人の国王に裁可をいただかなくてはならない。アーロ殿下の右腕となるレスター殿も到着されたことだし賑やかな晩餐となりそうだ。
食堂に集まりレスター殿を紹介してもらって皇太子三人と付き人三人の組み合わせになる。アーロ殿下とレスター殿も小さい頃からの友人で幼馴染なのだが得意なことは違う。アーロ殿下は軍人としては素晴らしい素質をお持ちだ。皇太子としての威厳もある。レスター殿は体格も優れているのだが、文官としての素質があるらしい。軍人としては並みで魔法も並みなのだそうだ。私とノア殿下のところの組み合わせと似ているかもしれない。文章と書類が苦手なのは皇太子三人の共通するところである。
「フルナール国の宰相アンドレ閣下にご参加いただいてささやかではありますが晩餐会を始めましょう。遠路はるばるお疲れ様でございました」
「ご紹介ありがとうございます。アーロ殿下。陛下が参加された合同訓練に私も参加させていただき本当に心躍る気持ちを押さえながらの道中でした。フルナールの美味しい物にお酒も持参致しました。どうぞご賞味ください」
「お気遣いありがとうございます。明日より一層忙しくなりますが、兵士の士気も上がっております。乾杯!!」
「乾杯!!!」
食事は訓練の食事にフルナールのお土産が並ぶ程度で王宮の晩餐とは比べるといけないが、軍での晩餐では十二分である。豪勢な食事では無くて気軽に話をするのが目的、明日からの訓練や共通化された国家機密魔法と召喚獣の魔法をどうするか、話はつきない。酒もそこそこ進み宰相三人での輪と皇太子三人に付き人三人の輪に王宮軍の隊長三人の輪と魔法部隊隊長の女性三人の輪に別れて晩餐会の時間は更けていく。気がつけば夜の九時になっていたのでお開きとなった。各自の輪のまま移動して誰かの部屋で続いて行くようだ。
自分たち六人はどうするか?私の部屋で六人は寝られないな。
「今日は俺の部屋にしましょう。アンドレア殿の部屋ばかりも申し訳ないので、六人なんとか雑魚寝できるので、いいですか?」
「お世話になります。」
「お願い致します」
今日は新顔を迎えてアーロ殿下とレスター殿の小さいころからの話をいろいろと聞かせてもらった。あの強い無敵の威厳を持つサイラス三世陛下にも意外な間抜けな話があること。アーロ殿下はやんちゃが過ぎて王宮の近くの池に落ちて王宮軍が一斉に飛び込んでせいで兵士同士の二次被害のほうが多かったこと。レスター殿もアーロ殿下とちょっかいをかけていじっているつもりが本気で頭にきて取っ組み合いのケンカが起きたが殿下が止めるなと叫ぶので困った兵士が王妃様に告げたところ、王妃様が駆けつけてアーロ殿下がビンタをもらったとか、今では考えられない事件を起こしていた。
私もルカとの失敗談を話して盛り上がったところにノア殿下の天然とも言えるエピソードをマチアス殿の口から語られた。
学園時代に同級生の女生徒に用事があって声をかけたのですが後ろ姿だったので間違えたのですね。こんな調子の殿下なのでその子の肩をポンとたたいて声をかけたので振り返ったら殿下がすぐ目の前にいて、固まってしまったのです。あとから聞いた話、その女生徒は殿下のファンだったので王族への個人的な手紙は帰ってこないとわかっているのに手紙を書いてくるようになりました。しかし直接は恥ずかしく渡せないので僕のところに持ってくるのですね。毎週毎週もらって困ったのですから、殿下覚えていらっしゃいますか?
「本当に申し訳ないことをした。あのあと謝りに行ったのだけどまわりの女生徒に止められたのだ。殿下があの子のために行動するとあの子はずっと殿下一筋で想っちゃうから止めて冷たくしてほしいって」
「初耳ですね。気をつけてください、殿下」
「アンドレア殿下も手紙で苦労しました。返事できないのに全部読んじゃうものですから、読んでしまってからどうすればいいと私に相談にいらっしゃるわけで、相手によっては開封しないでくださいって言いたかったです」
「アーロ殿下も学生時代は手紙もらっていましたね、ほとんど毎日。殿下の弟ぎみも妹ぎみもですけどね、兄弟そろってモテるのですね」
どの国も王族は個人的なお付き合いはできないのが当然なので仕方がないとはいえ苦しい心うちをやっと話せる相手ができた。王族同士の繋がりなんて今回のことがなければ永遠になかったかもしれないのだ。怪我の功名とはこんなことを指すのかと。アーロ殿下の部屋で六人わいわいがやがやの夜が過ぎていく。すでに夜具は六人分用意されていた。アーロ殿下も楽しんでいるようで、用意万端で仕事早い!
翌朝の一番の目覚めはいつも私だ。おはよう!でみんな起きて来る。今日は部屋に戻る番だ。アーロ殿下に挨拶して部屋に戻り朝食にむかう。
今日は召喚獣の魔法でも可能な種類を検討して試しに召喚してみようとなっている。準備として訓練場の端に敵兵に見立てた仮想兵士五十人を三ヶ所に作ってもらっている。攻撃系はドラゴンが圧倒的に強い。数十種類のドラゴン召喚の中でも魔法部隊の隊長が勧めるドラゴン三種類を試してみることにする。
・ハンド―ラ国ケイト アンピプテラ 属性炎・氷
・ボールド国ラウラ タランタシオ 属性炎・毒
・フルナール国ナディア ガルグイユ 属性炎・水
どれもドラゴンであるために炎は持っているが属性としてもう一種類ずつ持っているのが特徴だ。それとどの召喚ももう一つの属性は違う。これは組み合わせ次第で強力な組み合わせを作れるのではないだろうか?
ケイトのアンピプテラから検証してみる。兵士は下がり、ケイトの傍にはアンピプテラを使える魔法使いを待機させてある。宰相閣下三人も一緒に見守る。
ケイト「アンピプテラ」
空が一瞬暗くなり稲光のあとに巨大な蛇が降りてきた。蛇ではない、翼が生えている。ケイトが操っている。アンピプテラのまわりが赤く光った途端に炎を吐き出し仮想兵士の五十は一瞬で燃え上がった。ケイトは尚も操り、ドラゴンは氷を吐き出した。仮想兵士は燃えたまま氷の塊に豹変した。真っ黒のままで凍ったのだ。
ケイト「解アンピプテラ」
召喚獣は成功だ!
残った仮想兵士は炎で焼かれて真っ黒になり、その直後の氷(ブレス)で冷やされて氷になった。五十人の部隊は一瞬で壊滅した。
気になるのはこれでケイトの魔法量はどれほど消費されたのか?ベテランの魔法使いに測定を頼んでおいた。アンピプテラの召喚と二種類の操作指示をして全体の二割程度だった。これは良い傾向だ。魔法量は時間をおいて休憩の時間があれば回復する。回復も個人差はあるが、部隊事の入れ替えを実施して交代すれば三十分の休みなど取れるはずだ。
兵士のざわめきは大地を揺るがすほどの歓声が上がっている。次の検証にいこう。
ラウラ「タランタシオ」
空が光るとドラゴンがいきなり目の前に現れた。迫力におされる。ラウラが操作して仮想兵士へ火を吐いた。仮想兵士が燃え上がる。ラウラが次の操作をする。鼻から煙が吐き出されて仮想兵士を煙に巻く。あっという間の出来事だ。
ラウラ「解タランタシオ」
「仮想兵士には毒がついている。傍によるんじゃない!」
「おす!」
兵士の歓声は先ほどの歓声よりさらに多く響く。
今のラウラの魔法量はどうだろうか?全体の一割五分程度だった。
兵士に落ち着くようにアーロ殿下とノア殿下に促して本日最後の召喚の検証を実施する。
ナディア「ガルグイユ」
にわか雨が降り雲からドラゴンが飛びながら降りてきた。ナディアが操作する。仮想兵士に炎を吐く。兵士が燃え上がる。ナディアが次の操作をする。次は洪水を起こすぐらいの大量の水を吐き出した。仮想兵士が水で流されていく。洪水を引き起こし騎馬でも流れていく勢いだった。こちらの積んであった道具まで門の外まで流されてしまった。
ナディア「解ガルグイユ」
魔法の使用量はどうだろうか?二割程度だそうだ。
三つの召喚獣は成功した!!
兵士の歓声は大地を揺らしていた!!!これでルーシアに勝てたわけではないが、新しいことに成功できた喜びは大きい。三人の魔法部隊の隊長にお礼にまわる。だれもが満面の笑みを浮かべ喜びを体じゅうで表現している。今は成功を喜ぼう!
明日は召喚獣の回復と防御を検証する。
食堂に集まりレスター殿を紹介してもらって皇太子三人と付き人三人の組み合わせになる。アーロ殿下とレスター殿も小さい頃からの友人で幼馴染なのだが得意なことは違う。アーロ殿下は軍人としては素晴らしい素質をお持ちだ。皇太子としての威厳もある。レスター殿は体格も優れているのだが、文官としての素質があるらしい。軍人としては並みで魔法も並みなのだそうだ。私とノア殿下のところの組み合わせと似ているかもしれない。文章と書類が苦手なのは皇太子三人の共通するところである。
「フルナール国の宰相アンドレ閣下にご参加いただいてささやかではありますが晩餐会を始めましょう。遠路はるばるお疲れ様でございました」
「ご紹介ありがとうございます。アーロ殿下。陛下が参加された合同訓練に私も参加させていただき本当に心躍る気持ちを押さえながらの道中でした。フルナールの美味しい物にお酒も持参致しました。どうぞご賞味ください」
「お気遣いありがとうございます。明日より一層忙しくなりますが、兵士の士気も上がっております。乾杯!!」
「乾杯!!!」
食事は訓練の食事にフルナールのお土産が並ぶ程度で王宮の晩餐とは比べるといけないが、軍での晩餐では十二分である。豪勢な食事では無くて気軽に話をするのが目的、明日からの訓練や共通化された国家機密魔法と召喚獣の魔法をどうするか、話はつきない。酒もそこそこ進み宰相三人での輪と皇太子三人に付き人三人の輪に王宮軍の隊長三人の輪と魔法部隊隊長の女性三人の輪に別れて晩餐会の時間は更けていく。気がつけば夜の九時になっていたのでお開きとなった。各自の輪のまま移動して誰かの部屋で続いて行くようだ。
自分たち六人はどうするか?私の部屋で六人は寝られないな。
「今日は俺の部屋にしましょう。アンドレア殿の部屋ばかりも申し訳ないので、六人なんとか雑魚寝できるので、いいですか?」
「お世話になります。」
「お願い致します」
今日は新顔を迎えてアーロ殿下とレスター殿の小さいころからの話をいろいろと聞かせてもらった。あの強い無敵の威厳を持つサイラス三世陛下にも意外な間抜けな話があること。アーロ殿下はやんちゃが過ぎて王宮の近くの池に落ちて王宮軍が一斉に飛び込んでせいで兵士同士の二次被害のほうが多かったこと。レスター殿もアーロ殿下とちょっかいをかけていじっているつもりが本気で頭にきて取っ組み合いのケンカが起きたが殿下が止めるなと叫ぶので困った兵士が王妃様に告げたところ、王妃様が駆けつけてアーロ殿下がビンタをもらったとか、今では考えられない事件を起こしていた。
私もルカとの失敗談を話して盛り上がったところにノア殿下の天然とも言えるエピソードをマチアス殿の口から語られた。
学園時代に同級生の女生徒に用事があって声をかけたのですが後ろ姿だったので間違えたのですね。こんな調子の殿下なのでその子の肩をポンとたたいて声をかけたので振り返ったら殿下がすぐ目の前にいて、固まってしまったのです。あとから聞いた話、その女生徒は殿下のファンだったので王族への個人的な手紙は帰ってこないとわかっているのに手紙を書いてくるようになりました。しかし直接は恥ずかしく渡せないので僕のところに持ってくるのですね。毎週毎週もらって困ったのですから、殿下覚えていらっしゃいますか?
「本当に申し訳ないことをした。あのあと謝りに行ったのだけどまわりの女生徒に止められたのだ。殿下があの子のために行動するとあの子はずっと殿下一筋で想っちゃうから止めて冷たくしてほしいって」
「初耳ですね。気をつけてください、殿下」
「アンドレア殿下も手紙で苦労しました。返事できないのに全部読んじゃうものですから、読んでしまってからどうすればいいと私に相談にいらっしゃるわけで、相手によっては開封しないでくださいって言いたかったです」
「アーロ殿下も学生時代は手紙もらっていましたね、ほとんど毎日。殿下の弟ぎみも妹ぎみもですけどね、兄弟そろってモテるのですね」
どの国も王族は個人的なお付き合いはできないのが当然なので仕方がないとはいえ苦しい心うちをやっと話せる相手ができた。王族同士の繋がりなんて今回のことがなければ永遠になかったかもしれないのだ。怪我の功名とはこんなことを指すのかと。アーロ殿下の部屋で六人わいわいがやがやの夜が過ぎていく。すでに夜具は六人分用意されていた。アーロ殿下も楽しんでいるようで、用意万端で仕事早い!
翌朝の一番の目覚めはいつも私だ。おはよう!でみんな起きて来る。今日は部屋に戻る番だ。アーロ殿下に挨拶して部屋に戻り朝食にむかう。
今日は召喚獣の魔法でも可能な種類を検討して試しに召喚してみようとなっている。準備として訓練場の端に敵兵に見立てた仮想兵士五十人を三ヶ所に作ってもらっている。攻撃系はドラゴンが圧倒的に強い。数十種類のドラゴン召喚の中でも魔法部隊の隊長が勧めるドラゴン三種類を試してみることにする。
・ハンド―ラ国ケイト アンピプテラ 属性炎・氷
・ボールド国ラウラ タランタシオ 属性炎・毒
・フルナール国ナディア ガルグイユ 属性炎・水
どれもドラゴンであるために炎は持っているが属性としてもう一種類ずつ持っているのが特徴だ。それとどの召喚ももう一つの属性は違う。これは組み合わせ次第で強力な組み合わせを作れるのではないだろうか?
ケイトのアンピプテラから検証してみる。兵士は下がり、ケイトの傍にはアンピプテラを使える魔法使いを待機させてある。宰相閣下三人も一緒に見守る。
ケイト「アンピプテラ」
空が一瞬暗くなり稲光のあとに巨大な蛇が降りてきた。蛇ではない、翼が生えている。ケイトが操っている。アンピプテラのまわりが赤く光った途端に炎を吐き出し仮想兵士の五十は一瞬で燃え上がった。ケイトは尚も操り、ドラゴンは氷を吐き出した。仮想兵士は燃えたまま氷の塊に豹変した。真っ黒のままで凍ったのだ。
ケイト「解アンピプテラ」
召喚獣は成功だ!
残った仮想兵士は炎で焼かれて真っ黒になり、その直後の氷(ブレス)で冷やされて氷になった。五十人の部隊は一瞬で壊滅した。
気になるのはこれでケイトの魔法量はどれほど消費されたのか?ベテランの魔法使いに測定を頼んでおいた。アンピプテラの召喚と二種類の操作指示をして全体の二割程度だった。これは良い傾向だ。魔法量は時間をおいて休憩の時間があれば回復する。回復も個人差はあるが、部隊事の入れ替えを実施して交代すれば三十分の休みなど取れるはずだ。
兵士のざわめきは大地を揺るがすほどの歓声が上がっている。次の検証にいこう。
ラウラ「タランタシオ」
空が光るとドラゴンがいきなり目の前に現れた。迫力におされる。ラウラが操作して仮想兵士へ火を吐いた。仮想兵士が燃え上がる。ラウラが次の操作をする。鼻から煙が吐き出されて仮想兵士を煙に巻く。あっという間の出来事だ。
ラウラ「解タランタシオ」
「仮想兵士には毒がついている。傍によるんじゃない!」
「おす!」
兵士の歓声は先ほどの歓声よりさらに多く響く。
今のラウラの魔法量はどうだろうか?全体の一割五分程度だった。
兵士に落ち着くようにアーロ殿下とノア殿下に促して本日最後の召喚の検証を実施する。
ナディア「ガルグイユ」
にわか雨が降り雲からドラゴンが飛びながら降りてきた。ナディアが操作する。仮想兵士に炎を吐く。兵士が燃え上がる。ナディアが次の操作をする。次は洪水を起こすぐらいの大量の水を吐き出した。仮想兵士が水で流されていく。洪水を引き起こし騎馬でも流れていく勢いだった。こちらの積んであった道具まで門の外まで流されてしまった。
ナディア「解ガルグイユ」
魔法の使用量はどうだろうか?二割程度だそうだ。
三つの召喚獣は成功した!!
兵士の歓声は大地を揺らしていた!!!これでルーシアに勝てたわけではないが、新しいことに成功できた喜びは大きい。三人の魔法部隊の隊長にお礼にまわる。だれもが満面の笑みを浮かべ喜びを体じゅうで表現している。今は成功を喜ぼう!
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