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五歳の記憶と隣国国王監禁
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グッドインの町に着いた。国境の町は兵士が多くのどかな雰囲気には程遠い。商人も多いので店舗が首都ホーストと変わらない程度ある活気ある町だ。市場では賑やかな呼び込みも聞こえ食材が豊富で煮込んだ豚肉の名物があると聞いて楽しみにしている。
「会議の場として利用してはどうかと思う建物がこちらになります」
案内役が説明している。国同士の会議に相応しい建物とはなにか宰相に教えて頂いたが、格式や歴史ある建物を指すのだろうか?庭園もあり花畑に剪定の行き届いた木々の落ち着いた雰囲気を感じさせる。隣でルカが細かくメモして簡単なレイアウトまで控えていた。
「グッドインの大商人サヴィーノの別邸として建てられた建物で地元の石をふんだんに使いロビーの彫刻にはボールドとフルナールからの職人をわざわざ呼んで造らせた彫刻がいたるところに施してあります」
「今の所有者はどなたになるのですか?」
「大商人が亡くなってから家族はこの別邸を手放しました。また違う人物が譲り受けたのですがその人物も亡くなり現在はグッドインの町に寄付されています」
「これだけの彫刻があると管理も大変ですね」
「盗賊対策を兼ねて兵士が宿泊所兼会議の場として管理しています。国境の町ゆえ兵士は多く配置されていますのでちょうどいいわけです」
「なるほど」
「ルカ、この建物でボールドの威厳は示せるかな?」
「俺には答えられないが、外見や会議室や庭など分かりやすく絵を書くから宰相に報告して判断してもらえば大丈夫じゃない?」
「絵なんて描けるの?」
「妹が得意だ。明日の朝に持っていくから」
「よろしく頼む」
次は昼食と晩餐の手配だ。案内役に大きな店に招待された。
「このお店では大衆が喜ぶ食事も取れますが、コース料理も提供しています。サヴィーノの館での出張もやってくれます。今日はコース料理のメインとサラダを提供してもらうように頼んでありますので試食をお願いします」
「ありがとうございます。先ほどから料理の香りでお腹が鳴りそうで、我慢していました」
「あの名物の豚肉の煮込む匂いですね。あれは空腹時には我慢ならないですからね。それも提供してもらいますから、頼んできます」
「よろしいのですか?」
「せっかくですからお土産分ももらっておきましょう。両陛下と宰相家族分も含めて」
贅沢な試食での昼食となり、食べすぎたかなと思うほどの量をルカと平らげてしまった。ルカは食べた傍からメモをとり担当係官にも途切れることない質問を繰り返す。係官も出身地のことなので存分に話をしてくれる。隣で聞きながら様々なことを知ることができた。
「当日のコースは全部で七品となりますので前菜に季節の野菜をつかった穀物料理に旬の魚の一夜干しなどのメニューで構成されます。昼食ではお酒は弱い物を食前酒に用意してそれ以降はワイン風のドリンクと果実水で対応します。夕食もとなればもう少しお酒にあうメニューを用意してもらえる手はずになっています」
「慣れてらっしゃいますね。先ほどの料理でお店の人気ぶりはよくわかります。どんな方が経営されてらっしゃるのですか?」
「グッドインの南町の出身でフルナール国にもハンド―ラ国にも単身で修行に行った人物と聞いています。国境の町が人の往来が多いのでこの地で店を立ち上げたとか」
「なるほど。機会があれば挨拶してみたいですね」
「わかりました。店主に私から伝えておきます」
会議の会場と料理は手配できそうだ。次は会議が二日三日となったケースを想定して宿の手配が必要だ。係官も準備があり、候補の大きな宿に移動した。
「こちらが私のお勧めだと思う宿になります。理由は正面からはわかりませんが本館と別館があり別館が離れになっています。あとから建て増ししたので渡り廊下でつなげて建物は別になっています。警備するには良い条件です」
「あれここは確か」
「アンドレア様、記憶にございますか?」
「小さいころ母上の手に引かれて奥の建物に移動した覚えがあるが、ここのこと?」
「そうです。当時のアンドレア様は五歳ころでしょうか?陛下御夫妻がお泊りになった宿でございます。その年はお祭りに国王夫妻が参加される年でして大変な人込みで町は熱狂しました」
「ああ、あの時の。長い移動で母上にわがままを言った恥ずかしい思い出があった」
「五歳のころに一日の馬車での移動は誰でもわがままになります。第二王子さんと第一王女は王宮でのお留守番でした。第一王子が一緒と聞いて民衆は楽しみにしていたのです」
「そうなのですか?私は多分ふてくされた顔で到着したはずですね」
「それでも王妃様と手をつながれて凛々しいと評判でした。王家の血筋は違うと」
「恥ずかしいだけです」
「話がそれてしまいました。店主に話してありますので別館の視察をお願いします」
建物の記憶は残っていない。庭で遊んだ覚えだけ。二階建てで十分に広いし一階をわがボールド国が宿泊して二階をフルナール国で宿泊することにして両国の兵を両フロアに配置しておけば警備も万全をきせるのではないか。まわりに高い建物がないか確認もいるな。
王宮では陛下と宰相がハンド―ラ国の国王と皇太子の動向の情報を待っていた。第二報では随行員八人の死亡が確認された。捕まえた反勢力は二人だが一瞬に隙に一人の捕虜がもう一人の捕虜を殺害して本人はなにか飲んで即死となった。口からかすかに甘い匂いを漂わしながら、ただその匂いに気がつくものは誰もいなかった。
ハンド―ラ国からの第三報は深刻な報告だった。国王と皇太子は反勢力に監禁されていた。ハンド―ラの宰相アーサー以下の重鎮がオータスに向かっているという。
「宰相、次の報告で国王と皇太子が監禁されていることが間違いないとすれば噂を流そう、フルナールにも」
「御意」
「会議の場として利用してはどうかと思う建物がこちらになります」
案内役が説明している。国同士の会議に相応しい建物とはなにか宰相に教えて頂いたが、格式や歴史ある建物を指すのだろうか?庭園もあり花畑に剪定の行き届いた木々の落ち着いた雰囲気を感じさせる。隣でルカが細かくメモして簡単なレイアウトまで控えていた。
「グッドインの大商人サヴィーノの別邸として建てられた建物で地元の石をふんだんに使いロビーの彫刻にはボールドとフルナールからの職人をわざわざ呼んで造らせた彫刻がいたるところに施してあります」
「今の所有者はどなたになるのですか?」
「大商人が亡くなってから家族はこの別邸を手放しました。また違う人物が譲り受けたのですがその人物も亡くなり現在はグッドインの町に寄付されています」
「これだけの彫刻があると管理も大変ですね」
「盗賊対策を兼ねて兵士が宿泊所兼会議の場として管理しています。国境の町ゆえ兵士は多く配置されていますのでちょうどいいわけです」
「なるほど」
「ルカ、この建物でボールドの威厳は示せるかな?」
「俺には答えられないが、外見や会議室や庭など分かりやすく絵を書くから宰相に報告して判断してもらえば大丈夫じゃない?」
「絵なんて描けるの?」
「妹が得意だ。明日の朝に持っていくから」
「よろしく頼む」
次は昼食と晩餐の手配だ。案内役に大きな店に招待された。
「このお店では大衆が喜ぶ食事も取れますが、コース料理も提供しています。サヴィーノの館での出張もやってくれます。今日はコース料理のメインとサラダを提供してもらうように頼んでありますので試食をお願いします」
「ありがとうございます。先ほどから料理の香りでお腹が鳴りそうで、我慢していました」
「あの名物の豚肉の煮込む匂いですね。あれは空腹時には我慢ならないですからね。それも提供してもらいますから、頼んできます」
「よろしいのですか?」
「せっかくですからお土産分ももらっておきましょう。両陛下と宰相家族分も含めて」
贅沢な試食での昼食となり、食べすぎたかなと思うほどの量をルカと平らげてしまった。ルカは食べた傍からメモをとり担当係官にも途切れることない質問を繰り返す。係官も出身地のことなので存分に話をしてくれる。隣で聞きながら様々なことを知ることができた。
「当日のコースは全部で七品となりますので前菜に季節の野菜をつかった穀物料理に旬の魚の一夜干しなどのメニューで構成されます。昼食ではお酒は弱い物を食前酒に用意してそれ以降はワイン風のドリンクと果実水で対応します。夕食もとなればもう少しお酒にあうメニューを用意してもらえる手はずになっています」
「慣れてらっしゃいますね。先ほどの料理でお店の人気ぶりはよくわかります。どんな方が経営されてらっしゃるのですか?」
「グッドインの南町の出身でフルナール国にもハンド―ラ国にも単身で修行に行った人物と聞いています。国境の町が人の往来が多いのでこの地で店を立ち上げたとか」
「なるほど。機会があれば挨拶してみたいですね」
「わかりました。店主に私から伝えておきます」
会議の会場と料理は手配できそうだ。次は会議が二日三日となったケースを想定して宿の手配が必要だ。係官も準備があり、候補の大きな宿に移動した。
「こちらが私のお勧めだと思う宿になります。理由は正面からはわかりませんが本館と別館があり別館が離れになっています。あとから建て増ししたので渡り廊下でつなげて建物は別になっています。警備するには良い条件です」
「あれここは確か」
「アンドレア様、記憶にございますか?」
「小さいころ母上の手に引かれて奥の建物に移動した覚えがあるが、ここのこと?」
「そうです。当時のアンドレア様は五歳ころでしょうか?陛下御夫妻がお泊りになった宿でございます。その年はお祭りに国王夫妻が参加される年でして大変な人込みで町は熱狂しました」
「ああ、あの時の。長い移動で母上にわがままを言った恥ずかしい思い出があった」
「五歳のころに一日の馬車での移動は誰でもわがままになります。第二王子さんと第一王女は王宮でのお留守番でした。第一王子が一緒と聞いて民衆は楽しみにしていたのです」
「そうなのですか?私は多分ふてくされた顔で到着したはずですね」
「それでも王妃様と手をつながれて凛々しいと評判でした。王家の血筋は違うと」
「恥ずかしいだけです」
「話がそれてしまいました。店主に話してありますので別館の視察をお願いします」
建物の記憶は残っていない。庭で遊んだ覚えだけ。二階建てで十分に広いし一階をわがボールド国が宿泊して二階をフルナール国で宿泊することにして両国の兵を両フロアに配置しておけば警備も万全をきせるのではないか。まわりに高い建物がないか確認もいるな。
王宮では陛下と宰相がハンド―ラ国の国王と皇太子の動向の情報を待っていた。第二報では随行員八人の死亡が確認された。捕まえた反勢力は二人だが一瞬に隙に一人の捕虜がもう一人の捕虜を殺害して本人はなにか飲んで即死となった。口からかすかに甘い匂いを漂わしながら、ただその匂いに気がつくものは誰もいなかった。
ハンド―ラ国からの第三報は深刻な報告だった。国王と皇太子は反勢力に監禁されていた。ハンド―ラの宰相アーサー以下の重鎮がオータスに向かっているという。
「宰相、次の報告で国王と皇太子が監禁されていることが間違いないとすれば噂を流そう、フルナールにも」
「御意」
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