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二章
三十話
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「やっほーみなちゃん! 今日も来たんだね!?」
──ガンッ
「近づくな鬱陶しい」
「酷い········」
酷いのはお前の頭ん中だろ。抱きつこうとしてきたから避けてやった。こいつの距離感マジでどうなってんの。
「心湊·······お前なんか口悪すぎないか?」
「あ、おサボりバ会長様も居たんですね」
どうせ仕事しないんだから居る意味無いだろ。よく見たら潤くんと燿くんも居るわ。驚いて固まってるけど。
「なッ! お前までバカって言うのか!?」
「だって馬鹿じゃないですか。仕事しないし」
「皆して俺様の扱い酷いぞ··········」
「知るか」
仕事しないお前が悪い。俺も副隊長に押し付けてるから人の事言えないけど。メソメソする会長様を無視して席に着く。
「心湊!!! 言葉が鋭くなったな!!! 元気なのは良い事だぞ!!!」
「萼先輩、耳が痛いのでボリューム下げてください」
「ムッ!!! 分かった!」
何処が分かったんだ。200%から120%になっただけだろ。
──パンパン
「はい、雑談はそこまでにして下さい。これから新入生歓迎会について説明します」
「「はーい(おう)」」
流石瑞希先輩。たった一言でこいつら黙らせるとか凄いな。俺も隅っこの方で聞いておこう。『では会議を始めます』と、瑞希先輩の説明が始まる。
「今年の新入生歓迎会はご存知の通り鬼ごっこです。腕に付けたブレスレット端末(多機能搭載)によってランダムに50/50で選別されます。鬼は逃げる側のブレスレットに自身のブレスレットを半径20cm以内に近づければ捕まえたことになります」
なるほど、つまり相手に触れなくても近づければ問題無いのか。これならチワワがガチムチを捕まえることも可能だな。
「鬼側のブレスレットには逃げる側のブレスレットに振られた番号が記録されるので誰を捕まえたのかすぐに分かります。そして、その捕まえた中から一名とデート出来る権利が生徒の投票によってご褒美に決まりました」
「は?」
──ビクッ
「「(こ、こわ·······)」」
誰だそんなふざけた投票したやつ。知ってたら親衛隊総出で止めてたわ。新歓は新入生絶対参加、つまり下手したら俺が男とデートする事になる訳だ。ふざけんなよクソが。
──ガンッ
「近づくな鬱陶しい」
「酷い········」
酷いのはお前の頭ん中だろ。抱きつこうとしてきたから避けてやった。こいつの距離感マジでどうなってんの。
「心湊·······お前なんか口悪すぎないか?」
「あ、おサボりバ会長様も居たんですね」
どうせ仕事しないんだから居る意味無いだろ。よく見たら潤くんと燿くんも居るわ。驚いて固まってるけど。
「なッ! お前までバカって言うのか!?」
「だって馬鹿じゃないですか。仕事しないし」
「皆して俺様の扱い酷いぞ··········」
「知るか」
仕事しないお前が悪い。俺も副隊長に押し付けてるから人の事言えないけど。メソメソする会長様を無視して席に着く。
「心湊!!! 言葉が鋭くなったな!!! 元気なのは良い事だぞ!!!」
「萼先輩、耳が痛いのでボリューム下げてください」
「ムッ!!! 分かった!」
何処が分かったんだ。200%から120%になっただけだろ。
──パンパン
「はい、雑談はそこまでにして下さい。これから新入生歓迎会について説明します」
「「はーい(おう)」」
流石瑞希先輩。たった一言でこいつら黙らせるとか凄いな。俺も隅っこの方で聞いておこう。『では会議を始めます』と、瑞希先輩の説明が始まる。
「今年の新入生歓迎会はご存知の通り鬼ごっこです。腕に付けたブレスレット端末(多機能搭載)によってランダムに50/50で選別されます。鬼は逃げる側のブレスレットに自身のブレスレットを半径20cm以内に近づければ捕まえたことになります」
なるほど、つまり相手に触れなくても近づければ問題無いのか。これならチワワがガチムチを捕まえることも可能だな。
「鬼側のブレスレットには逃げる側のブレスレットに振られた番号が記録されるので誰を捕まえたのかすぐに分かります。そして、その捕まえた中から一名とデート出来る権利が生徒の投票によってご褒美に決まりました」
「は?」
──ビクッ
「「(こ、こわ·······)」」
誰だそんなふざけた投票したやつ。知ってたら親衛隊総出で止めてたわ。新歓は新入生絶対参加、つまり下手したら俺が男とデートする事になる訳だ。ふざけんなよクソが。
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