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出た
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鬱陶しい叫び声が消えて、都合が良いと思っていた時だった。
「あぁぁぁぁあああああああああ!!! 魁聖ッ! 湊ッ!」
「げっ、モジャ吉くんに見つかっちゃった」
「さい、あく·······」
「モジャ吉······? まさか──」
心底嫌そうに呟く二人。このデカい声量と、"モジャ"と呼ぶに相応しい人物には心当たりがあった。
無意識に、眉間に皺が寄るのを感じる。
ゆっくり、声のした方向に顔を向けると──クソマリモがこっちに向かってきていた。金魚の糞共(生徒会役員)を連れて。
「どうしてここに居るんだ! お前達仕事サボってるんだろ! ちゃんと仕事しないとダメなんだぞ!」
「あぁぁぁぁあああああああああ!!! 魁聖ッ! 湊ッ!」
「げっ、モジャ吉くんに見つかっちゃった」
「さい、あく·······」
「モジャ吉······? まさか──」
心底嫌そうに呟く二人。このデカい声量と、"モジャ"と呼ぶに相応しい人物には心当たりがあった。
無意識に、眉間に皺が寄るのを感じる。
ゆっくり、声のした方向に顔を向けると──クソマリモがこっちに向かってきていた。金魚の糞共(生徒会役員)を連れて。
「どうしてここに居るんだ! お前達仕事サボってるんだろ! ちゃんと仕事しないとダメなんだぞ!」
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