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杞憂
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授業中で誰も居ない廊下を歩いて、生徒会室の前に到着する。
ここを開けたら、クソマリモが出てくるかもしれない。
開ける前から憂鬱な気分だ。
しかし、これ以上生徒会が仕事をサボるなら、管理委員長として役員を粛清しなければならない。
これは、あのクソ理事長とオレが交わした契約の一つだ。
ドアノブを握って、ひねり潰したくなる衝動を堪えて扉を開ける。
「失礼します」
「あ、レイちゃん!」
「···········玲依」
生徒会室に、クソマリモはいなかった。代わりに居たのは会計の雪宮 魁聖と、書記の犬飼 湊だけだった。
ここを開けたら、クソマリモが出てくるかもしれない。
開ける前から憂鬱な気分だ。
しかし、これ以上生徒会が仕事をサボるなら、管理委員長として役員を粛清しなければならない。
これは、あのクソ理事長とオレが交わした契約の一つだ。
ドアノブを握って、ひねり潰したくなる衝動を堪えて扉を開ける。
「失礼します」
「あ、レイちゃん!」
「···········玲依」
生徒会室に、クソマリモはいなかった。代わりに居たのは会計の雪宮 魁聖と、書記の犬飼 湊だけだった。
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