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2巻

2-3

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「キュウ……?」

 その翌日。
 店を閉めてからデザートの試作をしていると、ツキネが厨房の外に歩いていく。

「どうした? ……ああ、フレジェさん」

 ツキネの後をついていくと、淡いピンクの髪が美しい、まる眼鏡めがねの女性が扉をノックしていた。
 転生初日からいろいろとお世話になったグラノールさんの秘書的ポジション、フレジェさんだ。

「すみません、取り込んでいて気付きませんでした」
「いえ。こちらこそ、作業を邪魔してしまいましたか?」
「いえいえ、全然大丈夫ですよ! どうぞお入りください」

 フレジェさんを店内に招き入れ、奥のほうのテーブル席に座ってもらう。

「砂糖の件ですよね? ちょっと待っててくださいね。キッチンを片付けてきますから」

 急ぎ厨房に戻った俺は、さっと作ったクッキーと紅茶をビアに運んでもらい、試作に使っていた食器類を片付ける。
 砂糖の件というのは、グラノールさんの店に砂糖をおろす契約の話だ。
 以前お礼として渡した俺の砂糖に感銘かんめいを受け、ぜひ今後も卸してもらえないかとのこと。
 現在、彼らの店である『美食の旅』にて新メニューを開発中らしく、そのメニューの中で俺の砂糖を使う予定のようだ。
 俺としても恩人の彼らに卸す分には問題ないし、料理人ギルドとも納品の話を進めている。
 甘いもの好きなフレジェさんは開店後もプライベートで来てくれるので、彼女とも契約の話を進めていた。

「お待たせしました」

 数分で片付けを終えた俺は、フレジェさんの対面に腰かける。
 ビアにも隣に座ってもらい、ツキネは膝上ひざうえにちょこんと乗せた。

「いえいえ。クッキーと紅茶を出していただきありがとうございます。相変わらず素晴らしい味ですね」

 恍惚こうこつとした顔で紅茶を口にするフレジェさん。
 五枚のクッキーが置かれていた皿はすでに空っぽである。

「ありがとうございます。それで、砂糖の契約についてですが、来週あたりから納入の目途めどが立ちそうです」
「来週……そんなに早く納入いただけるのですか?」
「ええ、『美食の旅』に卸すくらいの量であれば、それほど難しくはありませんから」

 料理人ギルドが求める量の砂糖はともかく、特定の一店舗が求める量なら大した負担にはならない。

「早ければ来週の頭には作れると思うのですが、用意しておきましょうか?」
「助かります。それでは――」

 フレジェさんはそう言って、かばんから契約書を取り出す。
 契約書と言っても簡単なもので、彼女が念のためにと作成したものだ。
 書かれているのは、砂糖の買取額等の基本事項。
 金額はギルドへの売却予定額から約二割引きとなっている。
 彼らは俺の恩人だし、個人的にはもっと安くて構わないのだが、あちら側の総意で決められた額とのこと。
 納入頻度については二週に一度を想定しているが、状況次第で臨機応変りんきおうへんに対応できるのであくまで目安という感じだ。
 契約書に目を通した俺は、同一内容の二枚にサインをし、フレジェさんと一枚ずつ分け合う。

「では、来週頭までに用意しておくので、時間がある時に取りに来てもらえれば大丈夫です」
「わかりました。夕方頃取りに来ますね」

 そう言って席を立とうとするフレジェさんだったが、俺はそれを見て試作デザートの件を思い出した。
 せっかくの機会だし、彼女に意見を訊いてみるのもありかもしれない。

「あ、フレジェさん。実は今、新作のデザートを作っている最中なのですが――」
「新作デザートですか!?」

 俺が言い終わる前に、食い付いてくるフレジェさん。

「ええ、よければ味見していきませんか? フレジェさん、甘いものに詳しそうですし、モニターとして意見をもらえると嬉しいのですが」
「食べます! 食べさせてください!」

 キラキラと目を輝かせて言った彼女は、前のめりになった自分に気付いたように姿勢を正す。

「コホン……申し訳ありません。食べさせていただいてもよろしいですか?」
「もちろんです。すぐ用意しますね」

 俺はツキネを抱いて立ち上がり、ビアと共に厨房へ向かうのだった。


「これが新作デザートですか……」

 その数分後。
 深めの小皿に入ったデザートを見つめ、フレジェさんが呟く。

「予想していた通りですが、やはり見たことのないデザートですね……」
「ジェラートというデザートです。冷たいのでさっぱりすると思いますよ」

 いくつか試作してみた結果、俺が選んだデザートは『ジェラート』。イタリア語で『凍った』を意味する氷菓子である。
 作りやすいという理由もあるが、日替わりフレーバーを採用する点でもジェラートは優秀だ。元々たくさんのフレーバーが存在するし、新しい味も取り入れやすい。
 ビアとツキネの反応も良かったため、新メニューの筆頭候補である。
 イメージの基盤きばんにしたのは、前世で訪れた複数のジェラート専門店と、イタリア遠征で食べた本場のジェラート。
 それらの味をベースに置きつつ、フレンチの名店で食べたソルベ、個人喫茶のアイスクリーム等、過去に感銘を受けたアイス類を参考にしている。
 メニュー名としては『ジェラート』だが、実際には様々なアイス要素が混ざった感じだ。
 ちなみに、基本フレーバーはミルクとなっており、味覚パラメーターは次の通り。


 味覚名:ミルクジェラート
  要素1【ミルク】 →タップで調整
  要素2【甘味】 →タップで調整
 消費魔力:145
   →タップで【味覚チェック】
   →タップで【味覚の実体化】


 要素は至ってシンプルだが、【ミルク】の中でも【コク】や【まろやかさ】の調整を念入りに行い、【甘味】の要素も上品な後味を実現するために調整を重ねた。
 今回フレジェさんに出したのはこの『ミルクジェラート』と、派生フレーバーの『みかんジェラート』。
 深めの小皿に白と黄の球体が仲良く並べられている。

「二色でとても綺麗ですね。それぞれ違う味なのですか?」
「ええ、二種類の異なるフレーバーを用意しました。白いほうが基本のミルクフレーバーで、黄色いほうが甘酸あまずっぱい果実のフレーバーです。時間が経つと溶けてしまうので、早いうちにお召し上がりください」
「時間が経つと溶けるんですか!?」
「ええ。氷をベースにした菓子ですから」
「氷をベースに……変わったデザートですね」

 驚いた様子で言いながら、フレジェさんはスプーンを握る。
 ビアも言っていたのだが、この世界には氷菓子の概念がないようだ。

「それではまず、こちらの白いほうから……」

 期待半分、不安半分の表情でジェラートを口にしたフレジェさんの顔が驚きに染まる。

「なんですか!? この素晴らしいデザートは!!」

 そう叫ぶや否やすぐさま次のひと口に移るフレジェさん。

「メグルさんの言ったようにとても冷たくて、口の中ですっと溶けていきます……! ミルクの濃厚な旨味うまみと甘味も絶妙で、溶けた後に残る余韻よいんも心地よいです。なんと魅惑みわく的なデザートなんでしょう……」

 モニターの役目を意識してか、しっかりと感想を述べてくれる。
 恍惚とした表情を浮かべた彼女は、みかんジェラートにもスプーンを入れた。

「……っ!! こちらも素晴らしい味ですね。フルーツ特有のほのかな酸味と優しい甘味……豊潤ほうじゅんな香りが鼻に抜けて、驚くほどさっぱりしていますね」
「気に入っていただけたようでよかったです」

 上品な所作でどんどんと食べ進めていき、あっという間に完食するフレジェさん。

「はぁ……最高の味でした」

 ハンカチで口元をぬぐった彼女は、紅茶を飲んで目を細める。

「店のデザートメニューに加えるつもりなんですけど、他のデザートと比べてどうでしたか?」
「文句の付けようがない、素晴らしいデザートだと思います。メグルさんのデザートはどれも美味しくて甲乙こうおつつけがたいのですが、このジェラートもまた食べたことのない新鮮な美味しさで驚かされました。この店に来る楽しみがまた一つ増えそうです」

 フレジェさんはそう言って微笑ほほえむ。

「ところでジェラートは、この二つのフレーバーをセットで出すんですか?」
「いえ、実はデザートのレパートリーを増やすべく開発したメニューでして、さっきの二つ以外にもいろいろなフレーバーのものを試作しているんです」

 ミルクジェラートを基本メニューとして置き、その他のフレーバーは日替わりで出していくつもりだと伝える。

「日替わりで……? 何種類くらいのフレーバーを用意するつもりなのですか?」
「そうですね……現時点では六、七種類ほど試作していますが、新たな味ができればその度に追加する予定です」

 現時点で試作したのは、ミルクとみかんに加え、ピスタチオ、抹茶、メープル、マンゴー等々。
 開発に伴う魔力負担が少ないため、定番から変わり種まで気になったものはなんでも試作できる。

「お客さんを飽きさせないため、少なくとも十種類程度の日替わりジェラートを作りたいと思っています」
「十種類! それは素晴らしいですね……通う回数を増やさねば」
「はは、お待ちしております」

 満足げな表情で出て行くフレジェさんを見送りながら、新作デザートの手応えに安堵あんどする。
 先ほどの反応からすれば、さっそくから明日からメニューに加えられそうだ。

「そうと決まれば、できるだけクオリティを高めておきたいな」

 開発コストが低いといっても、味に妥協するつもりはない。
 ビアとツキネにおやつのミルクジェラートを作った後、厨房で再びブラッシュアップを開始した。




 閑話かんわ 覆面調査員


 王都料理人ギルドには、通常の職員以外にも、覆面調査を専門とする特殊な部門が存在する。
 一定期間ごとに対象の店を訪れ、料理やサービスのクオリティチェックを行うための部門だ。
 調査部門に所属するためには、調査員だとバレないための口の堅さや、自然に振る舞う演技力が必要で、変装の上手さも求められる。
 今朝方に調査の仕事が入り、街に繰り出したグリルも、覆面調査員を五年間続ける変装の達人であった。

(さてと、今日の仕事は新店の評価か。区外の店は久しぶりだな)

 目的の店に向かいながら、顎髭あごひげを指でまむグリル。
 今の彼の見た目は、五十歳かそこらのベテラン商人といったところだ。
 街行く人々も特に違和感を覚えることもなく、まさか彼の中身が二十代の調査員だとは思いもしない。

(新店フェスね……店にとっては厳しい戦いだよなぁ)

 新店フェスに参加できるのは、開店から約半年以内の新店だけ、それも覆面調査員のお墨付すみつきを得た一握りの実力店に限られる。
 新店は日々途切れずに生まれ続けているので、その中で参加権を勝ち取るのは容易ではない。

(今日の店は区外にあるし、正直かなり厳しいだろうな。特に今回のフェスは粒ぞろいみたいだし、区外の店の出場なんて夢のまた夢だろう)

 区外の店だからダメだということはないが、本心を言えば期待できないというのも事実。
 グリルの仕事は公平に評価することであり、どんな店であろうと真剣にのぞむつもりだが、彼とて心を持った一人の人間だ。区内の素晴らしい店に比べればモチベーションも低くなる。

(へえ……素朴な見た目のレストランだな)

 数十分歩いた後、ようやく目的の店――『グルメの家』に到着する。
 苛烈かれつな生き残り競争に打ち勝つべく、新店というのは派手にしがちだが、このレストランはその対極を行く外観だ。

(これでやっていけるのか……って、な!?)

 不安を覚えつつ扉を開けたグリルは、思わず足を止める。

「いらっしゃいませ! おひとり様ですか?」
「あ、ああ……」
「こちらへどうぞ!」

 快活な店員――ビアに案内され、テーブル席に通されるグリル。

「こちらサービスのおひやとメニューです! 注文の品が決まったらお呼びください!」
「ああ……わかった」

 メニューを受け取ったグリルは、気取けどられないよう目線だけで店内を見回す。

(まさか、あの外観でこれほど客がいるとはな……驚いた)

 グリルが調査を依頼されたのは、『グルメの家』がオープンして一週間と数日が過ぎた頃。
 満席というほどではないが、常連客も着実に増えており、客席の三、四割が埋まりはじめた時期である。
 外観からガラガラの店内を想像したグリルは、思わぬにぎわいに意表を突かれた形だ。

(さて、気を取り直してメニューを見てみるか)

 調査員モードに頭を切り替え、メニューの紙を見るグリル。

「む……」

 そしてすぐに、小さな驚きの声を漏らした。

(知らないメニューばっかりだな……異国の料理を出す店なのか? 値段も区外の新店にしては高めだが……)

 これまで幾多いくたもの店を訪問してきたグリルだが、どのメニューも知らないという経験は初めてだった。
 住所と新店という情報しか知らされていない彼は、メグルが持つ星の数なども当然知らず、店の賑わいを不思議に思う。

(それに……この水)

 メニューと一緒にサービスのお冷を置かれたが、区外の店でお冷を出す場所は多くない。
 浄水の魔道具はかなり値が張るため、出すにしても基本は有料なのだ。
 実際にはメグルが生み出した水なのだが、そんなことなど知るよしのないグリルは、のどうるおしながら気前の良さに感心した。

(とりあえずメニューについて尋ねてみるか)

 メニュー内容がわからないため、店員を呼んで聞いてみることにする。

「すまない、聞きたいことがあるんだが」
「はいはい! なんでしょう?」
「どうやら、私の知らないメニューばかりのようなのでね。何かおすすめの料理はあるか?」
「おすすめの料理ですか? うーん、どれもおすすめなんですが……」
(ほう、ずいぶん自信があるようだな……)

 目を細めつつ、グリルは頷く。

「ボク個人のおすすめで言うと、豚の角煮とかですかね。肉料理の中だと一番安いですし。あとはめん料理のカルボナーラも、モチモチの食感で美味しいですよ!」
「ふむ……ではそのカルボナーラというのを頼む」
「かしこまりました! サラダやスープもありますけど、いかがですか?」
「そうだな、じゃあ――」

 グリルはフィーリングで胡麻ごまドレサラダとコーンスープを注文する。

「かしこまりました!」

 注文内容を繰り返した店員が去った後、再び店内を見回すグリル。

(それにしても、皆美味そうに食っているな)

 茶色いスープ状の料理や白いソースがかかった肉料理等、どれもグリルの知らない料理ばかりだが、どの客を見ても幸せそうに食べている。

(変わっているが、面白い店だな……)

 内心でほのかな期待を抱きつつ、グリルは料理の到着を待つ。
 それから約二、三分で、ビアが料理を運んできた。

「お待たせしました! コーンスープと胡麻ドレサラダです!」
「おお、ありがとう」

 お冷を口にしながら、料理を観察するグリル。

(スープは割と普通の見た目だな。サラダのほうは見慣れないソースがかかっているが)

 突飛な料理が出るのではと不安な気持ちも多少あったが、美味しそうな見た目で安心する。

(……飲んでみるか)

 もう一口お冷を飲んだグリルは、手始めにコーンスープを試すことにした。
 他の料理よりもシンプルなスープだからこそ、店の実力が表れるというのがグリルの持論だった。
 とろみのある黄色いスープをすくい、ゆっくりと口を付ける。

「…………っ!!」

 直後、グリルは思わず絶句した。

(なんだこのスープは!!)

 そのスープはあまりにもクリーミーで、すっと喉に溶けていった。
 舌の上を駆け巡った衝撃に驚きながら、さらにもう一掬ひとすくいして味わう。

(美味い! なんてなめらかなスープなんだ……!! 見た目も味もシンプルなのに、どこまでも優しく奥深い……)

『グルメの家』のコーンスープは、シンプルな美味しさを追求した粒無しタイプ。
 コーンの甘味とミルクのまろやかさ、バターのコクとわずかな塩味……それら全てが一体となってりなす究極の味わいは、数々の名店を担当してきた調査員であるグリルをも魅了した。

(くっ……! もう半分も残っていない!! まだまだ飲んでいたいのに!)

 残りは後に取っておこうと思いとどまり、胡麻ドレサラダに移行するグリル。

(このサラダもめちゃくちゃ美味い!!)

 箸休はしやすめのつもりで食べたサラダの味に、またしても衝撃を受ける。
 優しく甘酸っぱい絶妙な味と、焙煎ばいせんされた胡麻の香り。
 葉野菜もくさみのない新鮮な味で、シャキシャキ感とドレッシングの粒感が歯を楽しませる。

(おいおい、なんだこの店は!! 区外にできた普通の新店じゃなかったのか!?)

 人生史上でもトップクラスの品々に、グリルの手が止まらない。
 どちらも完食寸前といったところで、メインのカルボナーラが到着する。

「おお……!」

 グリルの口から、感嘆かんたんの声が漏れ出した。

(これがカルボナーラ……)

 ゴクリとつばみ込み、ぎゅっとフォークを握るグリル。
 テーブルに置かれた平皿の上では、平たく延ばされた珍しいタイプの麺に、黄色味を帯びたソースがたっぷり絡んでいる。
 ホカホカと湯気の立つその姿を見た瞬間、グリルは『美味い』と直感した。

(いくぞ……!!)

 フォークで一気に麺を絡め取り、躊躇ちゅうちょなく口に運んだグリルは、咀嚼そしゃくした瞬間に目を見開く。
 スープとサラダのレベルからメインへの期待は高まっていたが、その味は期待のさらに向こう側に達していた。


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