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1巻
1-1
しおりを挟むプロローグ 食べ歩き大好き男、死す。
俺の名前は日之本巡。来月の誕生日で三十歳を迎える独身サラリーマンだ。
彼女いない歴=年齢という哀しき十字架を背負いつつ、激務をこなす虚しい毎日を送っている。それでもなんとか生きていけているのは、たった一つの趣味があるから。
〝食べ歩き〟。
それが俺に唯一許された、至福にして究極の時間だった。
学生時代、ネットで検索して出てきた有名ラーメン店で感銘を受けて以来、飽きることなく続けている。
食べ歩きを始めた当初は、金欠ということもあってラーメン屋メインで回っていたが、会社勤めの身になって以降は、金銭的にも余裕ができて様々なジャンルの店を訪れるようになった。
一食数万円はくだらない高級フレンチを食べた際は、『遂に自分もここまで来たか』と、ある種の感動を覚えたものだ。ボーナスの力は偉大である。
今ではほとんど毎日のように食べ歩きを行っていて、週末は他県に遠征することも珍しくない。長期休暇を利用して海外遠征を行ったこともあるくらいだ。
もはや食べ歩きと仕事だけで構成された毎日と言っていいが、そんな中でも新しい店への興味は尽きる気配がない。
何せここは、世界に誇れる美食の国・日本である。
今住んでいる東京だけでも、数えきれないほど……それこそ一生かかっても回りきれないくらいの飲食店が鎬を削り、高レベルな生存競争でそれぞれの進化を続けている。
そんな状況に加えて、各地方にもトップクラスの名店が数多く存在するのだ。地方独自の名産品や郷土料理の豊富さを考えれば、ネタ探しに困るはずもない。
食べれども食べれども飽きるどころか、気になる店は増える一方。新情報の整理に追われる毎日が続く。仕事の合間や自宅にいる際も、グルメサイトをチェックしては、ブックマークを増やしたり遠征を計画したりしている。
今もパソコンのキーボードを叩きながら、三連休に実行する大規模遠征に思いを馳せているところだ。
ここ最近は特に激務の日々であるが、食べ物について考えることで多少は気分がまぎれる気がする。
「我ながら哀しい人生だ……」
きっとこれからも、食べ歩きで仕事の疲れを癒しては、稼いだお金で新たな遠征計画を組む、そんな毎日が続いていくのだろう。それだけが俺の生きがいであり、生きている理由なのだから。
「まあ、それも悪くないか」
食べ歩きを一生のパートナーとして、それだけのために生きる人生。
字面だけ見ると虚しい気分になるが、そんな人生を楽しむ自分もたしかにいる。
急ぎのタスクを終わらせた俺は、伸びをしながら口角を上げた。
「今週の遠征、楽しみだな」
その週末のこと。俺は予定通りに遠征を行っていた。
遠征の目的は大きく分けて二つ。
まず一つ目は、地方都市にある有名店の訪問だ。
これはいつも通りの遠征内容で、グルメサイトでブックマークしていた未消化店を訪れるというもの。今回は三連休の初日を使い、京都で有名な老舗和食店で食事した。
そして二つ目が、今まさに行っている〝幻の店〟の訪問である。
きっかけは今から数カ月前、ネットサーフィンをしていた時のこと。とある個人の小さなブログにて、次のような一文があった。
『関西の山奥でひっそり営まれる古民家風の店があり、未知の料理を味わえる』
普段から数多くの飲食店をチェックする俺でも、完全に初耳の情報である。偶然辿り着いた個人ブログの情報だったこともあり、初めは眉唾だと思っていた。
しかし、調べてみると、複数のブログで似たような話が載っていたのだ。
どのブログでも、書かれているのは大まかな店への道のりのみ。道中の写真は上がっているが、肝心の店や料理の写真はなぜか載っていない。
しかもあるブログには、『情報通りの場所に行ったが店はなかった』と書かれていた。
「怪しいな……」
どう考えても都市伝説の類だし、道中の写真も悪戯心で載せたのだろう。そう思いつつもなぜだか、妙に惹かれるものがあった。
たとえ無駄足になったとしても半日のロスで済むじゃないかと、不思議とそんな気がしてくるのだ。
幸い、その店は訪問を考えてブックマークしていた店から二、三時間の場所にあった。
山道を歩くのは大変だが、仮に店が見つからなくても最寄りのブックマーク店に行けばいい。
そう考えた俺は、今回の三連休をチャンスだと感じ、思い切って遠征プランに組み込んだのだ。
「ふぅ……あと二十分くらいで到着か」
そんなわけで山道を歩いていた俺は、GPSの反応が悪い地図に苦戦しつつ、額に浮かんだ汗を拭う。ここまでおよそ三十分、覚悟はしていたが、想像以上の山奥だ。
途中までは広かった道も気付けば道なき道となり、地面の凹凸が足裏にダメージを与えている。
前もって場所のチェックをしていなければ、今頃は間違いなく遭難していただろう。電灯等は一つもないため、日が落ちた場合も一巻の終わりだ。
不安になりながらさらに数分歩いたところで、店の目印となる大きな岩場を見つけた。
鋭い岩肌が剥き出しのちょっとした崖のような場所だが、情報ではすぐ先に店があるとのこと。
「行くぞっ!」
ほっとした俺は、気合いを入れて一気に岩を登っていく。
崖とは言っても垂直に切り立つわけではなく、山道でたまに見るレベルの小さなものだ。補助のロープも垂れているため、慎重に登れば特に危険な場所ではない。
『フラグじゃないからな』と自分に言い聞かせ、ゆっくりと登っていく。
「よし、あと少し……」
突然ロープが切れるようなことはないし、岩が崩れることもない。危なげなく頂上に手をかけてひょいと顔を出すと、岩崖の向こう側が見える。
「おおっ!」
崖の先に見えたのは、一軒の小さな家。木漏れ日に照らされ、神秘的な雰囲気を纏っている。間違いなく、あの家が噂の料理店だ。
興奮した俺は、強引に崖を登り切ろうと、疲れた腕に力を込める。
待ってろよ、幻の店!
心の中でそう意気込んだのと同時だった。過信していた三十歳の肉体に、強烈な激痛が走る。
「――っ!!」
声にならない叫びと共に、バランスを崩す俺。咄嗟にロープを掴もうとした手が空を切った。
すでに手遅れな状況の中、神経が急速に冷えていく。反射的に振り返った先に、牙を剥く岩肌の姿が見えた。
ああ、変なフラグは立てるもんじゃない……
一瞬にして、人生最大の後悔。それが最期の記憶となった。
◇ ◆ ◇
『……ほう、久方ぶりの来客じゃな』
新緑に覆われた深い森の奥、ひっそりと佇む小綺麗な民家風の家にて、一人の老人が呟いた。
この場所を人が訪れるのは、実に四年ぶりのこと。椅子に座った老人は目をつぶったまま、山道を進む青年の様子を確認する。
店の情報は折を見て〝操作〟しているため、この店に辿り着く者はおろか、その存在を知る者さえほとんどいない。運よく情報に辿り着いたとしても、都市伝説として切り捨てる者が大半だ。
この店に辿り着くには『食に対する好奇心』を持つことが前提で、なおかつ老人から認められる必要がある。ネタ目的で訪れた者や心が汚れた者は、この場所に来てもなぜか店を見つけられない。
その点、今回の彼はしっかり条件をクリアしていた。
『話し相手としても楽しめそうじゃのお』
老人は椅子から立ち上がり、開店の準備を始める。
彼はすでに店前の岩場に辿り着いて、上を目指しているところだ。
『うむ、もう間もなく着く頃じゃろう』
老人がそう呟き、ドアに手をかけた時だった。
『――なんじゃと!?』
一気に岩場を登り切ろうとした彼が、不意にバランスを崩したのだ。
岩場に落下していく彼を見ながらも、老人には何もできない。現世における人の子への干渉は、固く禁じられているからだ。
『なんと……』
頭部を強打し、魂が抜けていく青年の様子に、そっと目を伏せる老人。彼はまもなく冷たくなり、一つの命が山中に消えた。
『せめてもの慈悲というやつじゃ……』
老人は静かに呟いた後、彼の魂を手元に呼び寄せる。
通常、死した人の子の魂は天界へと上り、神々の浄化を受けて再び地上へと還される。しかし今この瞬間、死後間もない魂が手元にある状態ならば、特例的な干渉が可能だった。死者の魂の浄化であれば地上でも許されているためだ。
良き来客への餞として最高の浄化を施すため、魂に指を伸ばす老人。
『む? これは……!!』
その指が魂に触れた直後、老人の顔が驚きに染まる。
魂の容量が底知れず、特殊な性質を持っていたからだ。彼の魂は普通の人間の数十倍は容量があり、非常に濃密な『食への想い』が詰まっていた。
(これほどまでの魂であれば、あるいは――)
いけるかもしれんのぉ、と目に光を宿す老人。
ちょうど先日、老人は親友からとある話を聞いた。
『異世界の神が大きな魂の持ち主を探している』というものだ。
(たしか、転生の実験に使うとか言っていたのぉ……)
その時の話を思い出した老人は、タイミングの良さに感謝する。
(儂の加護との相性もすこぶる良いし……スキル付与を任せてもらえぬじゃろうか)
老人が司る力の性質と、その魂が持つ性質は驚くほどに親和性が高い。その点を踏まえれば、スキル付与の役目を老人が任される可能性は十分にある。
『そうと決まれば、さっそく連絡じゃ』
落ち込んでいた様子が一転、面白いおもちゃを見つけたような表情になる老人。嬉々として天界の親友に念話を繋ぐ。
『もしもし? 儂じゃよ、儂。ちとおぬしに話があっての。――――で、――――というわけなんじゃが』
『へえ、それは面白いね。――――うん、それじゃあその魂を使おうか。加護も君が付与して問題ないか、あっちの神に聞いとくよ』
老人の親友、すなわちこの世界の創造神は、二つ返事で老人――食神の頼みを承諾する。
これからすぐに向こうの神に連絡するが、彼の神の性格的に了承するだろうと親友は言った。
『君の加護を付けて転生か。楽しいことになりそうだね』
『うむ、久しぶりに張り切ろうぞ』
老人は大仰に頷くと、嬉しさに口元を綻ばせる。
その傍らでは、急転する事態に置いてけぼりをくらった魂が、所在なくゆらゆらと揺れていた。
第一話 スキル【味覚創造】
「あれ? どこだここ……」
次に俺が目覚めたのは、硬い岩肌の上ではなく、柔らかい何かの上だった。
不自然に思い腰を起こすと、周囲には草原が広がっており、遠くにはかすかだが道のようなものが見えている。
「……どういうことだ?」
土埃を払いながら考えるが、全く状況がつかめない。
あの時俺は、幻の店に辿り着く直前で崖から転落したはずだ。バランスを崩した瞬間に抱いた絶望感も、迫りくる岩肌に感じた恐怖も、鮮明に記憶しているのだから間違いない。
にもかかわらず、この場所には岩場どころか山にあるはずの木々さえなかった。見たこともない広大な草原と真っ青な空があるだけだ。
それにさっきから、体の感覚が妙に軽い。
気のせいだろうかと動いてみるが、やはりいつもより軽い気がする。
また、山道に備えて持ってきた荷物類やスマホも全てなくなっていた。アウターもなくなり、シンプルなシャツと長ズボンだけなので、草原のど真ん中に放り出されるには心もとない格好である。
「夢なのか?」
そう考えて頬をつねるも、普通に痛かった。
――もしかして、俺は死んだのか?
ふとそんな思いが頭をよぎる。あんな落ち方をしたのだし、十分にあり得る話だ。
ただ、仮に死んでいるのだとしたら、ここは一体どこなのだろう。あの世にしては半端な場所だし、他に死者と思われる人も見当たらない。
それに今気付いたことだが、よく見るとそこらに生える草花も、見覚えのない種類ばかりだ。
現実とは思えない変な色合いの花も咲いていて、その傍らには手のひらサイズの奇怪な蝶が飛んでいる。少なくともここは日本ではないし、もしかすると地球でさえないかもしれない。
「異世界転生? ――いや、そんな馬鹿な」
呟きながら頭を振る俺。
そうだ、冷静に考えてみろ。転生なんてファンタジーな出来事が現実に起きるわけがない。ああいうのは全て作り話で、フィクションとして楽しむ作品だ。
妙な期待を抱いてしまえば、後になって虚しくなるだけ。とりあえず今は難しいことを考えず、この状況を全力で楽しんだほうがいいだろう。
転落後の昏睡状態で見ている夢かもしれないし、仮にそうならいつまで続くかわからない。夢の終わり=命の終わりとなる可能性もあるわけだ。
「そうだ、どうせ死ぬなら」
碌な結果にはならないのだから、せめて夢では何か美味いものを食べたい。最後の晩餐というやつだ。
味覚があるか確認するため手近な葉っぱを齧ってみると、強烈な苦みと青臭さが口に広がる。
「……よし」
どうやら味覚は大丈夫らしい。つまりは夢が生み出した〝未知の味〟を知る絶好の機会だということ。
そう前向きに捉えれば、俄然気持ちも高まってくる。
ひとまずは向こうに見える道を目指しつつ、食べられそうな食材を探すのが現状のベストだろう。
方針を決めた俺は、夢? の中の食材探しを開始した。腰辺りまで伸びる草を掻き分け、草原の中を進んでいく。
「おっ!」
探索を開始してまだ数十秒という時に、綺麗な赤い実を発見した。親指サイズの小ぶりな実だが、ルビーのような光沢があって美しい。
状態の良さそうな物を選び、さっそく口に入れてみる。
「うーん、普通に食える……けど」
実に詰まった果汁が弾けた後、強い酸味とかすかな甘味を感じた。しかし、肝心の旨味のようなものがなく、果汁というよりは甘酸っぱいだけの水に近い。
見た目が良い分かなり期待していたのだが、肩透かしを食らってしまった。
「次だ、次」
すぐに気を取り直し、探索を再開する俺。
次に見つけた食材は、背の高い植物に生った黄色の実だった。
スーパーに置いてある黄色いプチトマトに似ている。色の濃い実と薄い実があったため、それぞれ一つずつ試食してみた。
「んー……正直微妙だな」
その見た目通りトマトのような風味だが、赤い実と同じく薄味だ。
それから立て続けに青、黒、紫、水色等、いろいろな実を発見したが、どれも味が薄めでイマイチだった。
もちろん、決して不味いというほどではない。これならその辺の野イチゴのほうがずっと美味いというくらいだ。
「夢なんだったら、美味しい実くらい食べさせてくれてもいいじゃんか……」
どの実も見た目が美しい分、ショックが大きい。残念な結果に肩を落としつつ、目の前の葉っぱに乗ったカタツムリのような虫を見る。
「虫は……絶対に食べたくないな」
今は調理の手段がないため、食べるとすれば生になる。生で虫を食べるのは怖いし、そもそも俺は虫が嫌いだ。仮にこの虫が美味しく、生で食べられると言われても、さすがに食べる気などしない。
それからさらに一時間ほど食材を探したが、これといった成果は出ないまま目的の道に到着した。
「これは……」
車二台は通れそうな道に、いくつかの轍が延びている。中にはまだ新しそうなものもあり、最近の往来があったことを示していた。ここでしばらく待っていたら、誰かが通りかかるかもしれない。
誰かに拾ってもらえれば、村や街に辿り着ける。この場所の探索には限界を感じるが、人がいる場所に行けるなら問題ない。夢の中であろうと、村や街にはちゃんとした料理があるはずだ。
正直なところ、これが夢なのか疑わしくなってはいたが、美味しい料理にありつけるのならなんでもいい。
そう考えて三十分ほど待っていたのだが、一向に誰かが来そうな気配はなかった。
「……まずいな」
目論みが外れ、焦りを感じる俺。
探索で汗を流したせいか、喉が渇きはじめている。このままずっと人が来なければ、いずれ脱水症状で倒れてしまう。
道なりに歩いて村や街を目指す手もあるが、どれだけの時間がかかるのか、まずこの辺りに集落があるのかもわからない。
轍を見た時の高揚感は、時間が経つにつれ不安な気持ちに変わっていく。
「本当に死んだりしないよな……?」
嫌な予感が胸をよぎり、背中に冷や汗が流れる。
いてもたってもいられなくなり、あたりを歩き回っていた時だった。一陣の風が吹き、服の隙間から何かが落ちる。
「なんだこれ?」
地面に落ちた物の正体は、白い紙きれ。
紙なんて持っていなかったはずと不思議に思いつつ拾うと、何やら文章が書かれている。
拝啓
人の子よ。
儂はお主のいた世界に住んでいる神じゃ。
見知らぬ場所で目覚めて困惑しとるじゃろうが、単刀直入に伝えよう。
お主は岩場に落ちて死に、異世界に転生した。
「――オー、マイ、ゴッド……」
異世界に転生?
え、まさか本当に?
衝撃でパンクしそうになる頭を押さえ、気持ちを落ち着かせる。
手紙にはまだ続きがあった。冷静になり、その先の文章を読んでみる。
「えーと……なるほど」
まず、この手紙の差出人の神様によると、俺はたしかに〝異世界転生〟したらしい。
岩場でバランスを崩した俺は、頭から落下してあっけなく命を散らした。それを見ていた〝幻の店〟の主――実は神様だった爺さん(自称)が、遺体から抜けた魂を保護してくれたそうだ。
詳しい経緯は複雑なので省略! と書き殴られているが、要するに俺は、地球ではない別の世界――魔法の存在するファンタジー世界で、新たな生を授かったのである。
転生後の見た目は生前とほぼ変わらないが、この世界への転送時に肉体を再構築したため、実質的には別の肉体であるとのこと。体が妙に軽く感じたのはそれが原因だったわけだ。肉体年齢的に数歳分は若返っていると書かれていた。
そして『何より重要』だと言及されているのが、転生にあたって付与されたという〝スキル〟についての説明だ。
俺の魂の性質に合ったスキルが付与されるため、相性の良かった爺さん自身が付与してくれたと書いてある。爺さん曰く自信作のスキルだそうで、以下のように続いていた。
『聞いて驚くでないぞ? お主に付与したスキルの名は【味覚創造】。様々な味を経験してきたお主のために作成した特別なスキルじゃ』
「【味覚創造】……一体どんなスキルなんだろう?」
味覚とは、味の感覚を示す言葉のはず。いわゆる甘味、塩味、苦味、酸味等の感覚だ。
感覚を作り出すと言ってもイメージが湧かないので、続きの文章に目を移す。
そこにはスキルの概要と注意点が記されていた。
・スキル名を口に出す、あるいは心中で唱えることでスキルが起動する。
・スキル発動後に表示されるウィンドウから、細かい味覚の調整が可能。
・調整が完了したら、魔力を消費して味覚を実体化(料理化)させられる。
・実体化された味覚の見た目や食感、温度等は、スキル使用者のイメージに左右される。
・一度実体化させた味覚は、【作成済みリスト】に登録され、以後ワンタップで再現可能。
・スキルを使えば使うほど、スキル使用者の最大魔力量は増大する。
内容を簡潔にまとめると、概ねはこんな感じ。
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