漫画家へGO プロ漫画家インタビュー

No. 6ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり
竿尾悟先生

わたしの履歴書

第4回 これが「ゲート」の制作秘話? 担当編集との打ち明け話

原稿制作がアナログならではのトラブルも!?

――進行に関してはいかがですか? 今までのお話から、竿尾先生は優良進行のように思いますけど……。

担当

基本的には大丈夫なんですが、危なくなると航空便で原稿が送られてくることがあります。

――第2回の1ヶ月スケジュールでも伺いましたが、どういったものなのですか?

竿尾

空港の貨物ターミナルから原稿を送ると、通常の宅配便より早く届けることができるんです。

――地方在住でアナログ原稿の作家さんならでは、という感じのエピソードですね。

竿尾

航空便でも間に合いそうになくて、デジタルで入稿したことも1回ありましたけどね。

――そうなんですか! アナログ原稿をどうやってデジタルで?

竿尾

原稿をスキャンしてデータ化したものをメール添付で送ったんです。しかもうちのスキャナーがA4までしか対応していないので、「アオアシ」の小林先生のところに原稿を持って行ってスキャンさせてもらうという荒技を駆使して(笑)

アナログ原稿は印刷所でスキャン後、Webへ公開される。公開後のデータは端の方が断ち落とされている。
担当

いつもは竿尾さんから原稿をいただいて、印刷所でスキャンしてもらったデータをWebに載せているんですけど、その時は間に合わせるために仕方なく……。

竿尾

その時は……いろいろあったんですよね。

担当

いろいろありましたね。でも僕、基本的に辛いことは忘れてしまうんで(笑)

――達観なのか諦めなのか……竿尾先生の座右の銘にもつながるところがありますね。「まあ、いっか」。

竿尾

自分の場合は諦めですが。「買っちゃった、まあいっか」的な。

担当

仕事じゃなくて良かったです。

竿尾

仕事の時もあるかもしれません(笑)

担当

僕は竿尾さんを信頼してますよ(笑)!

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