漫画家へGO プロ漫画家インタビュー

No. 5
異世界を制御魔法で切り開け!
藤沢真行先生
平兵士は過去を夢見る
鈴木イゾ先生

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第2回 藤沢真行先生&鈴木イゾ先生の仕事場&制作スケジュールとは!?

師匠は大学生アシスタント!? アナログからデジタルへの作業変化

――アナログからデジタルへ移行したのは、いつくらいでしょうか?

なお

自分もイゾも2006年の「リュウケンドー」をやっていたあたりが、デジタルへの切り替えポイントでしょうか。ペン入れまではアナログで、トーンとベタをデジタルに移行しました。

イゾ

ペン入れもデジタルになったのは、2008年以降ですね。

――どのようなきっかけでデジタル化したんでしょうか?

イゾ

デジタルでしか漫画を描いたことがないという大学生の子が、アシスタントとしてうちに来ていたんです。「アナログ原稿を描いてみたいから教えてほしい」と言っていたので、アナログのやり方を教える代わりに、デジタルを教えてもらいました。

なお

アシスタントの子が、デジタルの師匠です(笑)

――(笑)。フルデジタルになったタイミングは、おふたりとも同じだったんですか?

イゾ

同じ時期ですね。デジタル化に移行している仲間たちで集まって、研究会を開いたりしました。ちょっと先にデジタル化している人に来てもらって、教わったり。

イゾ先生のデスク横に鎮座する、プリンター&スキャナー。いずれもアナログ時代の遺物ともいえる機材で、今はほぼ稼働していないとか。

――みなさんでデジタル作業を学んでいったんですね。話は逸れますが、アシスタントを入れていた時もあったんですね。

イゾ

少し手伝ってもらうくらいでしたけどね。アシスタントは「魔法精錬」の連載時など、フルデジタルになってからも頼んだことがあります。デジタルは家に来てもらわなくても手伝ってもらえるのが楽ですね。

――今はアシスタントを入れないんですか?

なお

今のところは大丈夫です。アルファポリスでの、ふたりの連載の更新日が半月ほどズレていますから、手が空いたタイミングでお互いの原稿を手伝えるので。

イゾ

ファンタジーものは人物や背景を問わず架空のものがほとんどなので、絵のイメージを人に説明するよりも、自分で描いた方が早かったりする……なんて理由もありますね。

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