――アナログからデジタルへ移行したのは、いつくらいでしょうか?
なお自分もイゾも2006年の「リュウケンドー」をやっていたあたりが、デジタルへの切り替えポイントでしょうか。ペン入れまではアナログで、トーンとベタをデジタルに移行しました。
イゾペン入れもデジタルになったのは、2008年以降ですね。
――どのようなきっかけでデジタル化したんでしょうか?
イゾデジタルでしか漫画を描いたことがないという大学生の子が、アシスタントとしてうちに来ていたんです。「アナログ原稿を描いてみたいから教えてほしい」と言っていたので、アナログのやり方を教える代わりに、デジタルを教えてもらいました。
なおアシスタントの子が、デジタルの師匠です(笑)
――(笑)。フルデジタルになったタイミングは、おふたりとも同じだったんですか?
イゾ同じ時期ですね。デジタル化に移行している仲間たちで集まって、研究会を開いたりしました。ちょっと先にデジタル化している人に来てもらって、教わったり。
――みなさんでデジタル作業を学んでいったんですね。話は逸れますが、アシスタントを入れていた時もあったんですね。
イゾ少し手伝ってもらうくらいでしたけどね。アシスタントは「魔法精錬」の連載時など、フルデジタルになってからも頼んだことがあります。デジタルは家に来てもらわなくても手伝ってもらえるのが楽ですね。
――今はアシスタントを入れないんですか?
なお今のところは大丈夫です。アルファポリスでの、ふたりの連載の更新日が半月ほどズレていますから、手が空いたタイミングでお互いの原稿を手伝えるので。
イゾファンタジーものは人物や背景を問わず架空のものがほとんどなので、絵のイメージを人に説明するよりも、自分で描いた方が早かったりする……なんて理由もありますね。
2016.01.06
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