――2006年になると、なお先生は「魔弾戦記リュウケンドー」(原作:「魔弾戦記リュウケンドー」製作委員会)のコミカライズ連載が始まりました。
なおいつもお世話になっている編集プロダクションさんからの依頼で、「月刊マガジンZ」(講談社)という雑誌に3話構成の連載漫画を描きました。その時の担当編集さんが、自分に「特撮漫画家」というキャッチフレーズをつけてくれたんです。それがひとり歩きしたのか、以降は劇場版「仮面ライダー」シリーズ(原作:石ノ森章太郎/東映)のコミカライズや、特撮系の漫画やイラストの仕事を多くいただくようになりましたね。ふたりとも、編集さんや知り合いのご縁に助けられることが多いんです。
イゾ
私は2006年ごろから、シナリオライターをやっている友達の推薦で、ゲーム原画の仕事もいただくようになりました。2008年の初連載作品「M.F.C.女泥棒会社峰不二子カンパニー」(原案:モンキー・パンチ/双葉社)も、峰不二子のスピンオフコミックのコンペがあるということで、知り合いの編集さんから双葉社の編集さんを紹介されたんです。
――そうだったんですね! いっぽうなお先生は、オリジナル作品「ブラッドソウル」(エモーション)や「戦場のヴァルキュリア3 名もなき誓いの花」(原作:セガゲームス/アスキー・メディアワークス)などの連載が続きます。
なおこの2作もまた、これまでのお仕事でお世話になった方のつながりで、やらせていただいた連載です。
――まさに人脈が宝ですね。
イゾそうですね。実は、私が2012年から「電撃Girl's Style」(アスキー・メディアワークス)で連載した「タイニー×マシンガン」(原案:二宮愛/ディレクション・プロデュース:岩崎大介/キャラクターデザイン:ギンカ)のコミカライズも、知り合いの編集さんから紹介していただきました。ゲームのお仕事が続いていたので、「久しぶりに漫画も描きたいよー」って話したら、「え? 暇なの?」って(笑)。ありがたいことに暇ではなかったのですが、また漫画の連載ができてうれしかったです。
――すると、イゾ先生がその後、「月刊アクション」(双葉社)で連載されていた「魔法精錬 ガルナルージュと雛菊亭のエルッカ」は?
イゾ「M.F.C.」の担当編集さんが、オリジナルで何か描いてみないかと声をかけてくださったんです。それで、かつて同人誌で描いていた「魔法精錬」を、全然違う内容に作り直して連載しました。2013年から3年ほど続いたので、私にとっては今のところ一番長い作品ですね。
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