世界中の人間が機能的でありつつ機械的に用いられる、ディストピアの様相を見せている時代。そんな時代にも関わらず、人間が人間らしく生き、また死んで行く【アル・イシイス】という大陸があった。
その大陸の住民は機械的に人間が扱われる他の大陸で生きている人間たちに羨望の眼差しで見られていた。
そんな時代背景。とある生産工場国で幼い頃より働き【アル・イシイス】に渡る夢を見続け。
ついには叶えた女性がいた。
これはその女性【アゼルベルド=エルーナ】や、彼女が【アル・イシイス】に渡り関りを持った者たちの物語である。
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最終更新日 2024.10.31
登録日 2024.08.21