いずれ最強の錬金術師?

小狐丸

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17巻

17-1

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 1 色々と指導


 避難船の救助と創世そうせい女神めがみノルン様の神託しんたくから始まった、離島の住民救済と、島の支配者層である族長勢力の襲撃しゅうげき。そしてその撃退と族長一族の逃亡。
 なかなか濃い経験をて、とりあえず離島問題の収束は見えてきた。
 島から逃げ出した族長一族は苦労はするだろうけど、また違う島にたどり着きそうだと大精霊のシルフやウィンディーネが言っていたので、僕――タクミも精神的に少し楽ではある。
 とはいえ、襲ってきた者達が全員無事だったわけじゃない。
 こちらの聖域せいいき騎士団は五倍の人数を相手にしていたため、あまり手加減できず、相手の死傷者をゼロにはできなかった。
 それに、こっちを殺しに来ている相手に対して、自分達の身を危険にさらすほど手加減して気遣う意味はないしね。
 だから重傷者の中には亡くなった人もそれなりにいるんだ。
 話し合いじゃなく、初手から殺してうばいに来るなんてと思うけど、この島じゃそれが当たり前だったんだろうな。
 襲撃者が約千五百人だった事を考えれば、重傷者は少数と言えるだろうけど、それも僕とアカネが回復して回ったから、その人数で収まった。
 襲撃者の中で、もうどうしようもなく罪を重ねた奴らは、シルフやウィンディーネの協力のもと、選別して輸送用の大型飛空艇ひくうていガルーダで運んだ。
 僕もボルトンに転移し、商会主のパペックさんと奴隷どれい商会のあるじムーランさんに話を通しておいた。
 その時のムーランさんの喜びようはなかったね。
 僕達と関係が深いバーキラ王国、ロマリア王国、ユグル王国の同盟三ヶ国は好景気なので、犯罪奴隷のような重労働をになう者はいくらいてもいいらしい。旧シドニア神皇国しんこうこくの復興もあるからね。
 あと犯罪奴隷にするほどの罪ではないけれど、族長に召集されて襲撃に加わった人は、しばらく島内で労働刑になった。
 面倒だけど、一人一人シルフとウィンディーネの立ち会いのもと、ばつにも軽重をつけている。じゃないと不公平だからだ。
 族長勢力という重石がなくなったこの島の秩序ちつじょを保つには、それなりの仕組みが必要になる。
 しばらくの間は、教会の神官さん達に島のまとめ役をお願いするけれど、宗教と政治は分けないと、きっと後々ろくな事にならないから。
 で、それからは聖域騎士団と手分けして鉱毒におかされた島中の浄化を行ったんだ。僕とアカネは浄化の魔法で、騎士団は事前に作っておいた持ち運びできる浄化の魔導具を使ってね。
 そのついでに鉱毒を好む虫系の魔物の駆除くじょも行って、また水脈が汚染される事がないよう対処した。
 農地の土も念のため浄化しながら、新規の開墾かいこんを土属性魔法で一気に進める。土精どせい騎士団のドワーフ達がいるおかげで、水路を含む四つの集落の農地は、元の倍以上に拡がった。
 人力で開墾するのは難しい土地は手付かずだったからね。このくらい農地を拡げて、なおかつ土の調整もしてあるから、食料問題は解決に向かうんじゃないかな。


 そして本日、島にはソフィア達が来ていた。

「タクミ様。私は虫どもの駆除に行ってきます」
「ああ、うん。ほどほどにね」

 ソフィアはフル装備で魔物駆除に行くみたいだ。
 一応、やりすぎないように言っておく。
 産休明けというわけじゃないけれど、今回の島騒動の時は留守番だったから元気が余っているのかな。

「大丈夫よ。私達が手綱たづなを握って止めるから」
「フラン先輩、偉そうですよ。ソフィア様の方が強いじゃないですか」
「うるさい! 何度も言っているだろう! 呼び方に差をつけるな! 私とソフィアは同期だ!」
「まあまあ、お二人とも落ち着いてください。ほら、行きますよ!」
「ハ、ハハッ、ソフィアをお願いします。フランさん、アネモネさん、リリィさん」

 僕達の実力なら危険な島ではないけれど、それでもソフィア一人を行かせるのは色々な意味で心配なので、三人に同行をお願いした。
 いつものフランさん達のコントが始まったが、ソフィアがスルーして歩き出したので、リリィさんがフランさんとアネモネさんを引っ張り追いかけていく。
 そしてもう一人。

「タクミ様、私は土精騎士団と各集落の住居を補修してきますね」
「ああ、頼むよマリア。騎士団の人達によろしくね」
「はい。行ってきます!」

 マリアは、土属性魔法が使えるので、土精騎士団のドワーフ達と、東西南北の集落で住居の補修や外壁の構築を行う。
 僕が地形を大規模にいじって農地を造ったから、新しい防壁を造らないといけないんだよね。
 僕は魔法による開墾と水路整備、そして各集落を結ぶ道の整備だ。

「では、私も各集落を回って指導してきます」
「うん。お願いマーニ」

 そしてマーニは護衛の騎士と創世教の神官と共に、各集落で農業指導だ。
 この島の人達は、農業方面ではかなり原始的に思えた。
 漁業方面、特に木造船のできなんかは、かなり優れている印象だけど、もともと海の民だったのかな?
 それなら大陸の戦乱から逃れて、海へとぎ出してここにたどり着いたという話も多少は理解できる。
 まあ、僕ならやらないけどね。
 だって、海の大型魔物に遭遇そうぐうしなかったのは、完全にラッキーだっただけだろう。よくこの島までたどり着いたよ。
 さて、僕は僕の仕事を早く終わらせて、地下水脈の浄化に取りかからないとな。




 2 今度は土の中


 離島の開発を最低限済ませ、あとはソフィア達と聖域騎士団、創世教の神官に任せて、僕は聖域にある工房へと戻っていた。
 勿論もちろん、妻達は毎日、聖域騎士団のメンバーと神官さん達も交代で聖域には戻している。
 で、僕はというと、工房でカリカリとスケッチを何枚も描いては考え、描いては考えを繰り返していた。
 レーヴァが近くに寄ってたずねてくる。

「タクミ様、やっぱり土の中は難しいでありますか?」
「うーん。普通は行かない場所だからね」

 そう。離島の地下水脈の浄化のための準備だ。
 ウィンディーネとノームが、汚染された水が他に漏れ出さないよう結界でおおってくれているので後回しにしていたけれど、そろそろ本気で考えなきゃね。

「結局、あの島は転移ゲートで結ぶのでありますか?」
「いや、それはやめておこうかと思ってる」
「そうでありますな。このままだと、タクミ様に依存しちゃいそうであります」
「だよね。ある程度自立できるよう整えてあげたら、ほんとたまに確認するくらいでいいかと思ってる」

 レーヴァも言うように、何もかも与えられるのが当たり前になると、自立心がそこなわれるだろうし、聖域に依存されるのも違う。
 創世教の神官からは、ガルーダでの輸送を頼まれているので、たまの行き来は続けるだろう。
 創世教の神官さん達は、離島の住民で光属性に適性のある人を指導するみたい。
 実際、先祖代々神官という血筋の中に、少数だけど光属性に適性がある人がいたみたいで、魔法の訓練が始まっている。
 それに加えて、現地の薬草を使った薬類の作り方なんかも指導していくそうだ。
 まあ、今は浄化の方法だ。

「魔導具で地下水脈を浄化するでありますか?」
「いや、地面に魔導具を打ち込んで浄化するって方法も考えてみたんだけど、難しそうなんだよね」
「確かに、打ち込む方法はともかく、当てずっぽうになりそうでありますな」

 レーヴァが興味津々きょうみしんしんで聞いてきたのは、地下水脈の浄化の方法。
 魔導具を地中に打ち込んで浄化するって方法もあるとは思うけど、地下水脈の場所を正確に特定しないといけないので難しそうだ。

「だから今度も乗り物だよ。まあ、こっちの方が楽しそうだからっていうのが大きいけどね」
「それは仕方ないでありますよ。レーヴァもそっちの方が好みでありますから」
「だよね」

 そうなんだよね。新しい乗り物を考える方が楽しいってのが強い。
 離島の水問題に関しては、当面湧水の魔導具を複数用意して対処するので、僕はじっくりと趣味に走れるってわけだ。

「そうなると、僕達なら土の中を行く乗り物一択だね」
「そうでありますな。土の中、楽しみであります」
「まあ、土の中だから景色も何もないけどね」
「そういえばそうでありますな」

 陸や空、水中なら外の景色を見る事も楽しみの一つだけど、今回は土の中。地層の違いを見ても楽しくないだろう。

「とりあえず、色々とスケッチかな」
「そうでありますな。レーヴァも協力するでありますよ」
「うん、お願い。アイデアはたくさん欲しいからね」

 まずは、実現可能か不可能かは別にして、レーヴァと二人、色々とアイデアをスケッチしまくる事にした。
 飛空艇のウラノスやガルーダはそれほど生物っぽい感じに見えないけど、レーヴァ専用機のドラゴンフライはもろトンボがモチーフだ。
 潜水艇せんすいていトリトンはタガメだし、今度も虫でいこうかな。

「う~ん。土の中っていうとアイアンモールを思い出すんだよなぁ」
「モグラの魔物でありますか?」
「うん。まだソフィアやマリアと出会って間もない時に、ドガンボさんと鉱山へ採掘に行ったんだよ。まあ、僕達は冒険者だから採掘よりもアイアンモールの討伐とうばつの方がメインの仕事だったんだけどね」

 土の中に穴を掘る生き物を思い浮かべると、最初に出てきたのは虫じゃなくてアイアンモールだった。
 僕がこの世界に降り立って一年もってなかった頃の話。そんなに昔の話じゃないけれど、随分ずいぶんなつかしく感じる。
 まだ僕とソフィア、マリアの三人だった頃に、ドガンボさんの護衛という名目で鉱山に行った時に出てきたんだよな。
 あの時、初めてミスリルやアダマンタイトを採掘したんだった。まあ、その後の精錬の方が大変だったけどね。
 とりあえずモグラは候補に入れておくか。
 次に地面に穴を掘ると考えるとアリやオケラ、ミミズか。……ミミズはないな。でもレーヴァはスケッチくらいしてそう。
 そうそう、クモも土の中に巣を作ってたな。子供の頃、細長い袋状の巣を地面から引っ張り出した記憶がある。
 クモがモチーフだとカエデが喜びそうだ。とはいえ、純粋に土の中を進む乗り物となると、オケラが一番しっくりくるか。
 サラサラと何枚もスケッチしていく。
 うん、やっぱりミミズはなしだな。気持ち悪い。
 この世界にもミミズはいるし、もっと気持ち悪いワーム系の魔物もいる。僕はまだ見た事がないけど、ものすごく巨大なワームもいるらしい。
 いっそ生物に寄せるのをやめて、有名な人形劇、◯ンダーバードに出てくるような、ドリルの付いた円筒えんとう形のマシーンにするっていうのもありか。いや、それは面白くないか。
 でも、オケアノスは昭和の特撮とか宇宙海賊アニメをパクッ……イメージしてデザインしたから、地中用の乗り物も、その線でいくのはおかしくはないか。悩むところだな。
 それこそ穴を掘るって一点だけを考えれば、前世のトンネル工事に使われていたシールド工法のシールドマシンみたいなのがいいかとも考えた。
 けど、シールド工法も欠点がないわけじゃないんだよね。
 掘削くっさくしたどろや水を分離し処理するのにコストが掛かるって聞いた事がある。
 とはいえ、どんな乗り物にしたとしても、その辺は魔法で処理する予定なので、結局形は何でもありって事になっちゃうんだよな。

「穴をめるかどうかも決めないとね」
「それもあるでありますな。まあ、安全を考えれば、穴はその都度埋めて固める方がよさそうであります」
「そうだよね。となると土属性魔法と時空間属性魔法は必須だな」
「で、ありますな」
「これはなかなか難しいね」
「そうでありますな」

 海や空と比べても、土の中っていうのは、なかなかに難しいと、悩む僕とレーヴァだった。



 3 物作りに集中できない


 僕とレーヴァは、地下水脈の浄化に使う移動手段をどうしようかと、ああでもないこうでもないと頭をひねっていたんだけど……そこに、トラブルのもとってわけじゃないけれど、突然風の大精霊シルフが現れた。
 シルフは自由なので、神出鬼没しんしゅつきぼつなのはいつもの事だけど、何故なぜか嫌な予感がする。
 僕に限って言えば、こんな時の嫌な予感はほぼ当たる。
 直感スキルが良い仕事をしすぎる。

「タクミ。ノルン様が、教会に来てほしいんだって。話したい事があるみたいよ」
「えっ、まだ浄化の方法を考えているところなんだけど……」

 嫌な予感がするだけに、無駄むだだと思いながらも、少しだけ抵抗してみる。

「地下の水脈は、私達の結界があるんだから急がないわよ。十年やそこらは平気だもの。普段使う水も、タクミが持ち込んだ魔導具でどうにかなるでしょう? だから、タクミは早く教会に行けばいいの」
「……はぁ、分かったよ」
「タクミ様、ノルン様が優先でありますよ」

 嫌な予感は確信に変わった。
 本当は行きたくはないんだけど、ノルン様からの呼び出しとくれば、僕に行かないという選択肢はないのは事実。レーヴァからもぐにでも教会に行くべきだと言われてしまった。
 この世界、神様や精霊が身近だからか、信仰心が厚いんだよね。
 まあ、ノルン様にはこの世界での身体を用意して転移させてもらったので「NO」という返事はないんだけどね。
 離島に派遣している聖域騎士団の規模も徐々に縮小し、現状島は落ち着いている。
 水の問題も、しばらくの間は魔導具で対応可能だし、食料は聖域からだけじゃなく創世教からも寄付があるので、量には余裕がある。
 僕達や騎士団がダンジョンでの訓練で得た魔物肉が、洒落しゃれにならないくらいの量あるからね。
 シルフの言うように、急ぎの仕事じゃないんだ。
 仕方なく手を止め、工房をあとにした。


 教会までは転移じゃなく歩く。
 まあ、気分の問題だ。聖域の美しい自然の中を歩くのは気分転換になる。

「おや、イルマ様。お祈りですか?」
「あ、はい。まあ、そんなところです」
流石さすがはノルン様の使徒様ですな」
「は、ははっ……」

 教会に着くとシスターに声をかけられたけれど、適当にうなずいておく。ノルン様からの呼び出しなんて言ったら、大騒ぎ間違いなしだからね。
 ノルン様の女神像の前でひざまずき祈ると、直ぐにいつもの空間に連れていかれた。まぁ、僕の本当の体はそのまま教会にあるんだろうけど。

「タクミ君、急に呼んで、ごめんねぇ」

 急に目の前に現れた……いや、僕がノルン様の前に現れたのか。まあ、どっちでもいいか。そのノルン様が、申し訳なさそうに手を合わせて謝ってきた。

「いえ、いいんですけど、まだノルン様から頼まれた離島の問題が途中なんですが」
「ああ、地下水脈の浄化がまだなのよね。あれは、大精霊達が結界を張ってくれているから、五年や十年は余裕で大丈夫だから」
「いえ、結界は大丈夫かもしれませんが、農作業をするのに安全な水源は必要かと」

 汚染された地下水脈が結界で漏れ出さないのはいいんだ。問題は、農作業に使う水源が少なくなっている事なんだ。

「大丈夫、大丈夫。人数も随分と少なくなったし、あのくらいならしばらくはタクミ君が設置した魔導具で十分よ」
「ま、まぁ、そうかもしれませんが……」

 僕の指摘を軽ーい感じで流すノルン様。
 確かに、逃げた族長一族と島に残しておけない襲撃側の者達を除くと、だいぶ人が少なくなったのは確かだ。あの人数なら、僕が持っていった湧水の魔導具があれば、生活用に加えて農業に使ったとしても十分だ。

「それでね、またタクミ君にお願いしないと、大変な事になりそうなの」
「えっと、大変な事ですか?」
「そう」

 ノルン様が唐突に話し出したのはいいけれど、また大変な事って……嫌な予感しかしない。

「実は、半年後くらいに、大陸の南側――人間達が、サマンドール王国って呼んでいる辺りで疫病えきびょう流行はやりそうなのよね」
「サマンドール王国で疫病ですか?」
「そうなの」

 ノルン様からの話は、僕が思っていた以上に本当に大変な事だった。
 この世界では怪我や病気も魔法やポーションで治す。しかし、疫病が大流行すると、きっと治療なんて追いつかない。
 創世教の教会でも病人の治療はしているけれど、そもそも光属性の魔法を使える人が少ないので、大量に罹患者が出た場合、とてもじゃないけれど魔法だけじゃ対応できない。
 薬師くすし錬金術れんきんじゅつを使う錬金薬師も、疫病が大流行したら、それに対応するポーションを即座に用意するなんて無理だ。

「それって、やばいんじゃないですか?」
「ええ、やばいわね」

 この世界にはまだ伝染病に関する知識なんてない。
 普段から、病人と接している教会関係者や薬師なんかは、人から人へとうつる病気があると知っているけれど、一般の人達はそうじゃない。
 そうなると、疫病の拡がるスピードは速く、封じ込めるのは難しいだろう。
 特に、サマンドール王国は貿易で成り立つ国だ。人の出入りは激しいし、その流れを止める事はしないだろう。

「トリアリア王国でも流行るだろうな。でも創世教はあの国に神官の派遣なんてしないだろう。神光教しんこうきょうの治癒は値段が高いからなぁ。となるとポーション一択か」

 僕が呟いていると、ノルン様は頷く。

「そうなるわね。できるだけ大量のポーションを市場に流して対応するしかないと思うわ。経済的に、ポーションが買えない人達には、教会から無償むしょうで配るしかないわね」

 疫病に効くキュアイルネスポーションは高価なものだ。
 僕達は自分で作るので忘れがちだけど、初級のヒールポーションでも駆け出しの冒険者には痛い出費だ。それが病気を治すキュアイルネスポーションとなると、さらにその値段は高くなる。
 そもそもキュアイルネスポーションが必要とは言っても、素材の都合があるので、急にそんな大量に作れるものじゃない。


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