12 / 81
第二章 曽祖母を求めて…
第六話 曽祖母は…?
しおりを挟む
扉を開けて入ってみると…そこは薄暗い部屋の中だった。
そう思っていたら、またもグリモアールが光り出すと同時に部屋内の照明が付いて…部屋の全貌が見えたのだった。
大きな本棚に無数の本、大きなテーブルの上に調合器具、部屋内は埃1つない綺麗な部屋で…変わった事があるとすれば、私の持っている箒より少し大きな箒が床の上を歩いていた⁉︎
「何…この箒?」
「おや…お方様ではございませんね? どなたでしょう…あ、グリモアール!」
その箒は…何処に口があるのか分からなかったけど、私に話し掛けてきた。
「グリモアールを所持されていると言う事は…貴女様はレオナリア様ですね?」
「そうですけど…あなたは?」
「あ、これは申し遅れました! 自分の名はブリオッシュと申しまして、偉大なるグランマリー・バーンシュタット様に造られしアーティファクトに御座います。」
そういえば…曽祖母の名前を昔に聞いた事があったけど、確かグランマって呼んでいたっけ?
これは本名ではないし、本名が凄く長いと言う事でそう呼ばされていたのを今思い出した。
「えっと…ブリオッシュ、色々聞きたい事があるんだけど?」
「何なりと…」
「どうやって喋っているのかなぁ?」
「えっ! そこですか⁉︎」
箒のブリオッシュは驚いた様なリアクションをした…というか、後ろに跳ねたので勝手にそう思っただけなんだけどね。
「自分の体の先端に魔石が付けられており、そこから声を発することが出来るのです…というか、まず最初にお方様の行方を聞かれるものだとばかり思っていましたが…?」
「それも聞きたかったんだけど、ブリオッシュの事が最初に知りたくてね。 それで、グランマは何処にいるの?」
「お方様は長い事レオナリア様をお待ちになっておられたのですが…二年ほど前に旅立って行かれました。」
私は壁を見ると、壁に掛けられていたグランマの肖像画を見ながら涙を流していた。
グランマはかなり高齢だったから、私がもう少し早く来ていれば…グランマに会えたかも知れない事に。
「あの~~~感傷に浸っているところ大変申し訳ありませんが…レオナリア様は何か誤解をされておりませんか?」
「えっ?」
「お方様が旅立たれたというのは、別に亡くなられた訳ではありませんよ? 言葉通りの意味で…この場所から旅に出られたのです。」
「えっと…ちょっと待って! グランマってかなりの高齢よね?」
「あぁ~レオナリア様はこの絵の姿のお方様にしか会った事がないんですよね? お方様は人間にしたら高齢と呼ばれる年齢ですが、実際の見た目は若い姿をされておりますよ。 レオナリア様とあまり変わらない年齢くらいのお姿に…」
グランマって…一体何者なんだろう?
私は両親に曽祖母として紹介されたと思ったけど?
「色々と混乱するのは仕方ないのかも知れません。 ですが、お方様より事付けをお預かりしています。」
ブリオッシュは奥の扉の方に向かって行き…扉を開けると、其処はグランマの書斎の様な部屋だった。
そこには机があって、その上には無数の本が積まれていた。
「お方様から、もしも私がいない時にレオナリアが訪ねて来たら…手紙とこの書物を渡してくれと。」
「この書物は?」
私はそういうとグリモアールが光り出して、机の上に置かれていた書物がグリモアールに吸い込まれて行った。
ストレージに入った訳ではなく、グリモアールに新たなページが追加されていたのだった。
私はそのページを捲って行くと…其処には今まで取得した魔法の他に、攻撃に関する魔法が書かれていた。
「新しいページが増えて読むのは構いませんが…その前にお方様の手紙をお読み下さい。」
私はブリオッシュに言われた通りに手紙を開いて読んでみた。
【レオナリア、貴女が此処にいるという事は…何かしらの理由で屋敷に居られなくなって私を訪ねに来たのですね?
残念ながら会う事は叶わなかったけど、貴女の性格ならいつまでもこの場所に留まっているなんて事はしないで他所に移るでしょう。
ですが、外での生活は屋敷の中の暮らししか知らない貴女にとっては色々戸惑う事になるかも知れません。
そこで…ブリオッシュを連れて行きなさい。
ブリオッシュは貴女に助言をしてくれるし、迷った時は正しい方向を記してくれる道標にもなります。
それ以外にも乗り物としての機能もありますし、箒から杖の形に変化する事が可能です。
テルシェリア王国では魔法を使う者は大変珍しがられますが、ベルシュナーデ王国ではテルシェリア王国ほど物珍しがられる事はないでしょう。
今後の生活を考えて…貴女は冒険者ギルドに登録して資金を稼ぎなさい。
そしてその道を続けるのも良いですが、別な道を模索するのも良いかも知れません。
貴女のストレージの中に私が作った魔道具を入れておきましたので、それらを売っても構いませんし、何に使うかは貴女にお任せ致します。
追伸…
今すぐは会う事は出来ませんが、貴女が何か偉業を達成した暁には此方から会いに行くかも知れません。
それまで頑張ってね。】
「グランマ…」
私はストレージの中に入っているリストを見ると、全てを調べるだけでかなりの時間を要するほどの量が収納されていた。
「冒険者だけ…というのはねぇ?」
「お方様からお聞きしたのですが…レオナリア様はポーション作りが出来るというお話でしたが?」
「確かにポーション作りは出来るけど…」
「でしたら、ポーションを作って販売するというのは如何でしょうか? ベルシュナーデ王国ではダンジョンが幾つかありますし…薬品関係は売れると思いますよ。」
別な道を模索する…と聞いて思い付いたのはポーションを作成して売るというのは思い付いていた。
「だけど、下手にポーションを作って売ると…足が付く可能性があると思ってね。」
「でしたら…名前を変え、姿を変えて販売をしたら如何でしょうか? ポーションを作っている者はあくまでもその方で、販売をしているのは別な者…という設定にすれば素性を聞き出そうとする者は決して居なくはないですが…ある程度は誤魔化せると思いますよ。」
そういう考えには及ばなかったわ。
名前を変えるというのはいいアイデアだけど、姿を変えるってどうしたら良いのだろう?
私はその事をブリオッシュに聞いてみた。
「薬品で髪の色を変化させたり…あ、髪も切った方が良いかも知れませんね。 あまり長い髪だと貴族だとバレる可能性もありますし…」
この世界では、貴族が髪を伸ばすのは優雅さや気品を表す象徴の為で平民はショートヘアーが主だった。
平民の中にも髪を伸ばす者はいるけど、貴族令嬢と違って資金的に余裕が無くて手入れや維持が難しいので、あまり長く伸ばそうとする者はいなかった。
私もポーション作りの最中に髪が長すぎて何度か切ろうとした事があったけど、あまり私に関心がない母親だったがその行為だけは禁止した。
長くなければ貴族としての意味を成さないというのが理由なのと、第三王子との婚約した手前…切る事は許されなかった。
「なるほど、髪を切るという考えも回らなかったわ。」
私は近くにあったナイフを手に取って首の後ろに結んだ髪をバッサリと切った。
「言っておいてなんですが…躊躇とか無いんですか?」
「うん、別に…私も長くて鬱陶しかったし、これでスッキリしたわ!」
そうなると後は見た目と名前変える事だけど…?
私はポーション作成の際に実験をした時に、色を変化させる液体を開発に成功した事があった。
それは物体に振りかける事によって色を変えるというものだったけど、服用した事はなかった。
「別に危険な物を入れている訳じゃ無いし、飲んでも平気よね?」
私はストレージに入っている色を変化させる薬品を飲み干してから鏡を見ると、髪と目が赤く変化する事が出来た。
この状態で仮に自国に戻って知り合いに会ったとしても、私だと一目で分かる人はいないだろう。
「後は名前を変え…偽名ですね。」
「偽名か…」
これに関してはすぐには思い付かなかった。
今すぐこの家から旅立つ訳じゃ無いし、中の書物を読んでからゆっくりと考える事にしましょうか!
私は早速…グリモアールに追加されたページを読む事にした。
そう思っていたら、またもグリモアールが光り出すと同時に部屋内の照明が付いて…部屋の全貌が見えたのだった。
大きな本棚に無数の本、大きなテーブルの上に調合器具、部屋内は埃1つない綺麗な部屋で…変わった事があるとすれば、私の持っている箒より少し大きな箒が床の上を歩いていた⁉︎
「何…この箒?」
「おや…お方様ではございませんね? どなたでしょう…あ、グリモアール!」
その箒は…何処に口があるのか分からなかったけど、私に話し掛けてきた。
「グリモアールを所持されていると言う事は…貴女様はレオナリア様ですね?」
「そうですけど…あなたは?」
「あ、これは申し遅れました! 自分の名はブリオッシュと申しまして、偉大なるグランマリー・バーンシュタット様に造られしアーティファクトに御座います。」
そういえば…曽祖母の名前を昔に聞いた事があったけど、確かグランマって呼んでいたっけ?
これは本名ではないし、本名が凄く長いと言う事でそう呼ばされていたのを今思い出した。
「えっと…ブリオッシュ、色々聞きたい事があるんだけど?」
「何なりと…」
「どうやって喋っているのかなぁ?」
「えっ! そこですか⁉︎」
箒のブリオッシュは驚いた様なリアクションをした…というか、後ろに跳ねたので勝手にそう思っただけなんだけどね。
「自分の体の先端に魔石が付けられており、そこから声を発することが出来るのです…というか、まず最初にお方様の行方を聞かれるものだとばかり思っていましたが…?」
「それも聞きたかったんだけど、ブリオッシュの事が最初に知りたくてね。 それで、グランマは何処にいるの?」
「お方様は長い事レオナリア様をお待ちになっておられたのですが…二年ほど前に旅立って行かれました。」
私は壁を見ると、壁に掛けられていたグランマの肖像画を見ながら涙を流していた。
グランマはかなり高齢だったから、私がもう少し早く来ていれば…グランマに会えたかも知れない事に。
「あの~~~感傷に浸っているところ大変申し訳ありませんが…レオナリア様は何か誤解をされておりませんか?」
「えっ?」
「お方様が旅立たれたというのは、別に亡くなられた訳ではありませんよ? 言葉通りの意味で…この場所から旅に出られたのです。」
「えっと…ちょっと待って! グランマってかなりの高齢よね?」
「あぁ~レオナリア様はこの絵の姿のお方様にしか会った事がないんですよね? お方様は人間にしたら高齢と呼ばれる年齢ですが、実際の見た目は若い姿をされておりますよ。 レオナリア様とあまり変わらない年齢くらいのお姿に…」
グランマって…一体何者なんだろう?
私は両親に曽祖母として紹介されたと思ったけど?
「色々と混乱するのは仕方ないのかも知れません。 ですが、お方様より事付けをお預かりしています。」
ブリオッシュは奥の扉の方に向かって行き…扉を開けると、其処はグランマの書斎の様な部屋だった。
そこには机があって、その上には無数の本が積まれていた。
「お方様から、もしも私がいない時にレオナリアが訪ねて来たら…手紙とこの書物を渡してくれと。」
「この書物は?」
私はそういうとグリモアールが光り出して、机の上に置かれていた書物がグリモアールに吸い込まれて行った。
ストレージに入った訳ではなく、グリモアールに新たなページが追加されていたのだった。
私はそのページを捲って行くと…其処には今まで取得した魔法の他に、攻撃に関する魔法が書かれていた。
「新しいページが増えて読むのは構いませんが…その前にお方様の手紙をお読み下さい。」
私はブリオッシュに言われた通りに手紙を開いて読んでみた。
【レオナリア、貴女が此処にいるという事は…何かしらの理由で屋敷に居られなくなって私を訪ねに来たのですね?
残念ながら会う事は叶わなかったけど、貴女の性格ならいつまでもこの場所に留まっているなんて事はしないで他所に移るでしょう。
ですが、外での生活は屋敷の中の暮らししか知らない貴女にとっては色々戸惑う事になるかも知れません。
そこで…ブリオッシュを連れて行きなさい。
ブリオッシュは貴女に助言をしてくれるし、迷った時は正しい方向を記してくれる道標にもなります。
それ以外にも乗り物としての機能もありますし、箒から杖の形に変化する事が可能です。
テルシェリア王国では魔法を使う者は大変珍しがられますが、ベルシュナーデ王国ではテルシェリア王国ほど物珍しがられる事はないでしょう。
今後の生活を考えて…貴女は冒険者ギルドに登録して資金を稼ぎなさい。
そしてその道を続けるのも良いですが、別な道を模索するのも良いかも知れません。
貴女のストレージの中に私が作った魔道具を入れておきましたので、それらを売っても構いませんし、何に使うかは貴女にお任せ致します。
追伸…
今すぐは会う事は出来ませんが、貴女が何か偉業を達成した暁には此方から会いに行くかも知れません。
それまで頑張ってね。】
「グランマ…」
私はストレージの中に入っているリストを見ると、全てを調べるだけでかなりの時間を要するほどの量が収納されていた。
「冒険者だけ…というのはねぇ?」
「お方様からお聞きしたのですが…レオナリア様はポーション作りが出来るというお話でしたが?」
「確かにポーション作りは出来るけど…」
「でしたら、ポーションを作って販売するというのは如何でしょうか? ベルシュナーデ王国ではダンジョンが幾つかありますし…薬品関係は売れると思いますよ。」
別な道を模索する…と聞いて思い付いたのはポーションを作成して売るというのは思い付いていた。
「だけど、下手にポーションを作って売ると…足が付く可能性があると思ってね。」
「でしたら…名前を変え、姿を変えて販売をしたら如何でしょうか? ポーションを作っている者はあくまでもその方で、販売をしているのは別な者…という設定にすれば素性を聞き出そうとする者は決して居なくはないですが…ある程度は誤魔化せると思いますよ。」
そういう考えには及ばなかったわ。
名前を変えるというのはいいアイデアだけど、姿を変えるってどうしたら良いのだろう?
私はその事をブリオッシュに聞いてみた。
「薬品で髪の色を変化させたり…あ、髪も切った方が良いかも知れませんね。 あまり長い髪だと貴族だとバレる可能性もありますし…」
この世界では、貴族が髪を伸ばすのは優雅さや気品を表す象徴の為で平民はショートヘアーが主だった。
平民の中にも髪を伸ばす者はいるけど、貴族令嬢と違って資金的に余裕が無くて手入れや維持が難しいので、あまり長く伸ばそうとする者はいなかった。
私もポーション作りの最中に髪が長すぎて何度か切ろうとした事があったけど、あまり私に関心がない母親だったがその行為だけは禁止した。
長くなければ貴族としての意味を成さないというのが理由なのと、第三王子との婚約した手前…切る事は許されなかった。
「なるほど、髪を切るという考えも回らなかったわ。」
私は近くにあったナイフを手に取って首の後ろに結んだ髪をバッサリと切った。
「言っておいてなんですが…躊躇とか無いんですか?」
「うん、別に…私も長くて鬱陶しかったし、これでスッキリしたわ!」
そうなると後は見た目と名前変える事だけど…?
私はポーション作成の際に実験をした時に、色を変化させる液体を開発に成功した事があった。
それは物体に振りかける事によって色を変えるというものだったけど、服用した事はなかった。
「別に危険な物を入れている訳じゃ無いし、飲んでも平気よね?」
私はストレージに入っている色を変化させる薬品を飲み干してから鏡を見ると、髪と目が赤く変化する事が出来た。
この状態で仮に自国に戻って知り合いに会ったとしても、私だと一目で分かる人はいないだろう。
「後は名前を変え…偽名ですね。」
「偽名か…」
これに関してはすぐには思い付かなかった。
今すぐこの家から旅立つ訳じゃ無いし、中の書物を読んでからゆっくりと考える事にしましょうか!
私は早速…グリモアールに追加されたページを読む事にした。
50
お気に入りに追加
2,314
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。
三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。
何度も断罪を回避しようとしたのに!
では、こんな国など出ていきます!
婚約者の妹が悪口を言いふらしていたために周りからは悪女扱いされ、しまいに婚約破棄されてしまいました。が、その先に幸せはありました。
四季
恋愛
王子エーデルハイムと婚約していたアイリス・メイリニアだが、彼の妹ネイルの策により悪女扱いされてしまって……。
(完結)婚約破棄ですか…いいでしょう!! おい国王! 聞いていましたね! 契約通り自由にさせてもらいます!!
にがりの少なかった豆腐
恋愛
※この作品は過去に投稿していた物を大幅に加筆し修正した物です
追加閑話完結しました
貴族や平民などの立場に関わらず、保有する魔力の量が多いほど偉いと言う世界。
しかし、長い時間が流れその認識は徐々に薄れて行った。
今はただ、魔力を多く保有しているのは貴族に多く、そのため魔力を多く保有していると言うよりも貴族であるからこそ偉いと言う認識が広がっているのだ。
そんな世界に平民でありながら、保有する魔力が異常な程多く生まれ持っていたレイアは、国の意向で無理やり王子と婚約させられていた。
本音を言えば拒否したかったレイアではあるが、いくら魔力を多く保有しているとはいえ平民の出である以上、貴族主義の国の意向に逆らうことは出来ないため、国王と話し合った上で渋々その婚約を受け入れていた。
そんな中、国王も出席している会食でいきなり王子から直接、婚約破棄を突き付けられる。
理由は、レイアが平民出身だから。
周りが騒めきに包まれている中、王子はレイアを見下しながら一人の令嬢を自身の隣に招く。そして何故か濁った瞳を大きく開いて宣言した。
「お前との婚約を破棄し、俺はお前の義妹であるアイリと婚約する!」
しかし、レイアはそれを聞いて内心では歓喜していた。
「おい国王! 聞いていましたね! 契約通り私は自由にさせてもらいますね!!」
レイアは王子と婚約する際に、賭けとして国王と契約していたのだ。
契約内容は、正式に婚姻する前に王子が私情で婚約破棄を宣言した場合、レイアが自由にしても良いという物。
国王との賭けに勝ったレイアは、今まで自由にできなかった時間を取り戻すかのように、自由気ままに行動を開始するのであった。
※この世界での王族は、広い意味で貴族扱いです。
読んでくださった方も、見に来てくださった方もありがとうございます
2023.02.14 9時〜2023.02.15 9時 HOTランキング1位にランクインしました。本当にありがとうございます!
【完結】継母と腹違いの妹達に虐められたのでタレコミしようと思う。
本田ゆき
恋愛
あら、お姉さま、良かったですわね?
私を気に入らない妹たちと継母に虐められた私は、16歳の誕生日によその国の貴族の叔父様(50歳)と結婚の話が上がった。
なんせ私は立場上は公爵の娘なのだから、いわゆる政略結婚というやつだ。
だけどそんな見ず知らずのおじさんなんかと誰が結婚するものですか!
私は見合い前日の夜、ありったけの虐めの証拠を持って逃げることにした。
※小説家になろうとカクヨムでも掲載しています。
転生したら使用人の扱いでした~冷たい家族に背を向け、魔法で未来を切り拓く~
沙羅杏樹
恋愛
前世の記憶がある16歳のエリーナ・レイヴンは、貴族の家に生まれながら、家族から冷遇され使用人同然の扱いを受けて育った。しかし、彼女の中には誰も知らない秘密が眠っていた。
ある日、森で迷い、穴に落ちてしまったエリーナは、王国騎士団所属のリュシアンに救われる。彼の助けを得て、エリーナは持って生まれた魔法の才能を開花させていく。
魔法学院への入学を果たしたエリーナだが、そこで待っていたのは、クラスメイトたちの冷たい視線だった。しかし、エリーナは決して諦めない。友人たちとの絆を深め、自らの力を信じ、着実に成長していく。
そんな中、エリーナの出生の秘密が明らかになる。その事実を知った時、エリーナの中に眠っていた真の力が目覚める。
果たしてエリーナは、リュシアンや仲間たちと共に、迫り来る脅威から王国を守り抜くことができるのか。そして、自らの出生の謎を解き明かし、本当の幸せを掴むことができるのか。
転生要素は薄いかもしれません。
最後まで執筆済み。完結は保障します。
前に書いた小説を加筆修正しながらアップしています。見落としがないようにしていますが、修正されてない箇所があるかもしれません。
長編+戦闘描写を書いたのが初めてだったため、修正がおいつきません⋯⋯拙すぎてやばいところが多々あります⋯⋯。
カクヨム様にも投稿しています。
私を追い出した結果、飼っていた聖獣は誰にも懐かないようです
天宮有
恋愛
子供の頃、男爵令嬢の私アミリア・ファグトは助けた小犬が聖獣と判明して、飼うことが決まる。
数年後――成長した聖獣は家を守ってくれて、私に一番懐いていた。
そんな私を妬んだ姉ラミダは「聖獣は私が拾って一番懐いている」と吹聴していたようで、姉は侯爵令息ケドスの婚約者になる。
どうやらラミダは聖獣が一番懐いていた私が邪魔なようで、追い出そうと目論んでいたようだ。
家族とゲドスはラミダの嘘を信じて、私を蔑み追い出そうとしていた。
【完結】え?今になって婚約破棄ですか?私は構いませんが大丈夫ですか?
ゆうぎり
恋愛
カリンは幼少期からの婚約者オリバーに学園で婚約破棄されました。
卒業3か月前の事です。
卒業後すぐの結婚予定で、既に招待状も出し終わり済みです。
もちろんその場で受け入れましたよ。一向に構いません。
カリンはずっと婚約解消を願っていましたから。
でも大丈夫ですか?
婚約破棄したのなら既に他人。迷惑だけはかけないで下さいね。
※ゆるゆる設定です
※軽い感じで読み流して下さい
誰からも愛されない悪役令嬢に転生したので、自由気ままに生きていきたいと思います。
木山楽斗
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢であるエルファリナに転生した私は、彼女のその境遇に対して深い悲しみを覚えていた。
彼女は、家族からも婚約者からも愛されていない。それどころか、その存在を疎まれているのだ。
こんな環境なら歪んでも仕方ない。そう思う程に、彼女の境遇は悲惨だったのである。
だが、彼女のように歪んでしまえば、ゲームと同じように罪を暴かれて牢屋に行くだけだ。
そのため、私は心を強く持つしかなかった。悲惨な結末を迎えないためにも、どんなに不当な扱いをされても、耐え抜くしかなかったのである。
そんな私に、解放される日がやって来た。
それは、ゲームの始まりである魔法学園入学の日だ。
全寮制の学園には、歪な家族は存在しない。
私は、自由を得たのである。
その自由を謳歌しながら、私は思っていた。
悲惨な境遇から必ず抜け出し、自由気ままに生きるのだと。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる