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第一章 婚約破棄と国外追放の…ざまぁ
第三話 両親にもざまぁを!
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私が屋敷に帰ると、両親がニヤけた顔で玄関に立っていた。
知らぬが仏というのはこういう事を言うのでしょうか?
まぁ、ルーナリアが私が去った後に行動を起こしていれば別だけど、あの子にそんな度胸や行動力があるとは思えないし、今頃取り返しのつかない事態に発展しているでしょうね。
「お前はこの屋敷から出て行ってもらう。」
「謁見の間で第三王子様からも国外追放を命じられましたので、自分の荷物を取りに来ただけですよ。」
「貴女は昔からその髪と目の色を見ていて、あの悍ましい祖母とよく似ていて気味が悪かったのですが…これでようやく追い出せる事ができるわ!」
家族の中で父親は髪が茶髪で母親は銀髪だった。
ルーナリアも銀髪以外に混じっているけど基本は銀髪だった。
そして私の髪や目は曽祖母と同じ緑色らしいのだけれど、母親の一族は曽祖母の髪の色をお気に召さないらしい。
何でも一族で曽祖母は異端扱いをされていたらしく、あまり深く関わろうとする者がいなかったんだけど、同じ色を持っていた私には優しかったし色々な事を教えてくれた。
その中の1つがポーション作りの薬草学だったんだけど…。
「しかもルーナリアが開発したポーションを自分が発案して作ったと偽りやがって…」
なるほど、今回の一件の発案者は父親でしたか!
何度も私がポーションを作っているところを何度も見ている癖に、今更そんな事を言うなんてね。
なら夫婦揃って玄関で笑みを浮かべて待っている理由が分かりました。
初めから仕組まれていれば帰宅しなければ処刑で、帰宅すれば追放という事になるのでしょう。
最初から私はこの家に居場所はなかったんですね。
「追放の前に私物を持っていくことは出来ますか?」
「お前の物なんか大してないだろう…が、良いだろう。 これがお前がこの屋敷にいる事ができる最後の時なんだしな。」
私はその言葉を聞いて部屋に行こうとすると、何故か父親もついて来た。
私の部屋の中にはポーション作りの機材があるので、あくまでも私物だけでそれらの機材は持って行かせないように監視をする為なんだろう。
だけどこれらの機材は私が全て用意した物なので、この機材も私物には違いがないので文句を言われる筋合いはない。
「この部屋にあるお前の私物だけだ! それ以外は置いて行け‼︎」
「分かりました、私物を全て回収して行きますね…グリモアール!」
私は空中に黒い本を出現させた。
「な、何だその本は⁉︎」
父親はグリモアールを見て叫んでいたが、私は気にもせず…
「ストレージ!」
そう叫ぶと部屋の中にある全ての物が本の中に吸い込まれて行った。
「アポート!」
私はもう一言言い放つと、手の平にルーナリアが私から奪って行った物が出現したので、それら全てもストレージの中に収納した。
「これで全部かな?」
「おい…一体何をした‼︎」
私は魔法が使えた。
それも曽祖母から教えて貰った曽祖母の秘術に1つだった。
そう…曽祖母から習った秘術は1つではなく、ポーション作りの薬草学も秘術の1つに過ぎなかった。
本来なら魔法もひた隠す予定だったけど、追い出される訳だし別に隠しておく必要がないと思ってひけらかした。
「おい、一体何をしたんだ⁉︎」
「ただの魔法ですよ、そんなに大袈裟にする物ではありません。」
「魔法だと⁉︎」
この世界で魔法や魔力持ちは非常に珍しい部類に入る。
300年位前に魔王や勇者がいた時代に比べると、平和な現在では魔法が使える者は稀有な存在だった。
コツが分からないと発動迄に偉い量の魔力を消費するし、そんな辛い思いをするなら…という理由で魔法使いはどんどん減少して行った。
私の場合は曽祖母から魔法の使い方を学んだので、馬鹿みたいな魔力を消費する事が無いから魔法を使うのはそれほど苦じゃなかったりする。
今迄だと表立って魔法を使ったりすると捕らわれたりする。
だから私は今迄…使う事を控えていたし、曽祖母からも注意されていた。
表立って魔法を使ったりすると…国が魔法を使う者を管理という名目で監禁されるという話だった。
その為に魔力持ちや魔法使いの存在はそれだけ重要視される。
「用が済みました時間が迫っているので私はこれで…」
「ま、待て! お前が魔法を使えるなんて初めて知った。」
「それはそうでしょう、今までに使っているところを見せたことはありませんでしたしね。」
「魔法が使えるのなら追い出すという話は無しだ‼︎」
「貴方がどんなに騒ごうが、私はこの国の王族から国外追放を言い渡された身です。 それに従わないと行けませんので…」
「ならば国王に掛け合って…」
「いえ、結構です…って、そこを退いてくれませんか?」
この父親からすれば魔法が使える私は、ポーション以上の価値があると踏んだんだろう。
なら…逃す手立てはないと思ったんだろうけど?
「この者に安らかなる眠りを与えよ、スリープ!」
私は睡眠魔法を放つと、父親はその場で座り込みながら眠りに入った。
この隙に私は玄関まで行くと、事情を知らない母親は扉を開けてさっさと私を追い出した。
後は父親が目を覚ますまでは相当な時間が掛かるだろう。
それもこの国を出るまでは…。
私は屋敷の前に出ると、騎士達が馬車に私を乗せて街を通り門まで連れて来た。
するとそこにはルーナリアは居なかったけど、第三王子のドミニオン殿下がいた。
私が国を出るのを見届けるつもりで来たんだろう。
「これでやっとお前を国外追放出来るな!」
「それを見届ける為にこの場に来られたのですか?」
「お前が国外に出るのを拒むかもしれないと思ってな。」
「ルーナリアの功績を国民に発表すると言っているのに、私が留まると思いますか?」
さてと、ならばこの第三王子のドミニオン殿下にもざまぁを差し上げませんとね?
どんな風な顔をして下さるのかしら?
知らぬが仏というのはこういう事を言うのでしょうか?
まぁ、ルーナリアが私が去った後に行動を起こしていれば別だけど、あの子にそんな度胸や行動力があるとは思えないし、今頃取り返しのつかない事態に発展しているでしょうね。
「お前はこの屋敷から出て行ってもらう。」
「謁見の間で第三王子様からも国外追放を命じられましたので、自分の荷物を取りに来ただけですよ。」
「貴女は昔からその髪と目の色を見ていて、あの悍ましい祖母とよく似ていて気味が悪かったのですが…これでようやく追い出せる事ができるわ!」
家族の中で父親は髪が茶髪で母親は銀髪だった。
ルーナリアも銀髪以外に混じっているけど基本は銀髪だった。
そして私の髪や目は曽祖母と同じ緑色らしいのだけれど、母親の一族は曽祖母の髪の色をお気に召さないらしい。
何でも一族で曽祖母は異端扱いをされていたらしく、あまり深く関わろうとする者がいなかったんだけど、同じ色を持っていた私には優しかったし色々な事を教えてくれた。
その中の1つがポーション作りの薬草学だったんだけど…。
「しかもルーナリアが開発したポーションを自分が発案して作ったと偽りやがって…」
なるほど、今回の一件の発案者は父親でしたか!
何度も私がポーションを作っているところを何度も見ている癖に、今更そんな事を言うなんてね。
なら夫婦揃って玄関で笑みを浮かべて待っている理由が分かりました。
初めから仕組まれていれば帰宅しなければ処刑で、帰宅すれば追放という事になるのでしょう。
最初から私はこの家に居場所はなかったんですね。
「追放の前に私物を持っていくことは出来ますか?」
「お前の物なんか大してないだろう…が、良いだろう。 これがお前がこの屋敷にいる事ができる最後の時なんだしな。」
私はその言葉を聞いて部屋に行こうとすると、何故か父親もついて来た。
私の部屋の中にはポーション作りの機材があるので、あくまでも私物だけでそれらの機材は持って行かせないように監視をする為なんだろう。
だけどこれらの機材は私が全て用意した物なので、この機材も私物には違いがないので文句を言われる筋合いはない。
「この部屋にあるお前の私物だけだ! それ以外は置いて行け‼︎」
「分かりました、私物を全て回収して行きますね…グリモアール!」
私は空中に黒い本を出現させた。
「な、何だその本は⁉︎」
父親はグリモアールを見て叫んでいたが、私は気にもせず…
「ストレージ!」
そう叫ぶと部屋の中にある全ての物が本の中に吸い込まれて行った。
「アポート!」
私はもう一言言い放つと、手の平にルーナリアが私から奪って行った物が出現したので、それら全てもストレージの中に収納した。
「これで全部かな?」
「おい…一体何をした‼︎」
私は魔法が使えた。
それも曽祖母から教えて貰った曽祖母の秘術に1つだった。
そう…曽祖母から習った秘術は1つではなく、ポーション作りの薬草学も秘術の1つに過ぎなかった。
本来なら魔法もひた隠す予定だったけど、追い出される訳だし別に隠しておく必要がないと思ってひけらかした。
「おい、一体何をしたんだ⁉︎」
「ただの魔法ですよ、そんなに大袈裟にする物ではありません。」
「魔法だと⁉︎」
この世界で魔法や魔力持ちは非常に珍しい部類に入る。
300年位前に魔王や勇者がいた時代に比べると、平和な現在では魔法が使える者は稀有な存在だった。
コツが分からないと発動迄に偉い量の魔力を消費するし、そんな辛い思いをするなら…という理由で魔法使いはどんどん減少して行った。
私の場合は曽祖母から魔法の使い方を学んだので、馬鹿みたいな魔力を消費する事が無いから魔法を使うのはそれほど苦じゃなかったりする。
今迄だと表立って魔法を使ったりすると捕らわれたりする。
だから私は今迄…使う事を控えていたし、曽祖母からも注意されていた。
表立って魔法を使ったりすると…国が魔法を使う者を管理という名目で監禁されるという話だった。
その為に魔力持ちや魔法使いの存在はそれだけ重要視される。
「用が済みました時間が迫っているので私はこれで…」
「ま、待て! お前が魔法を使えるなんて初めて知った。」
「それはそうでしょう、今までに使っているところを見せたことはありませんでしたしね。」
「魔法が使えるのなら追い出すという話は無しだ‼︎」
「貴方がどんなに騒ごうが、私はこの国の王族から国外追放を言い渡された身です。 それに従わないと行けませんので…」
「ならば国王に掛け合って…」
「いえ、結構です…って、そこを退いてくれませんか?」
この父親からすれば魔法が使える私は、ポーション以上の価値があると踏んだんだろう。
なら…逃す手立てはないと思ったんだろうけど?
「この者に安らかなる眠りを与えよ、スリープ!」
私は睡眠魔法を放つと、父親はその場で座り込みながら眠りに入った。
この隙に私は玄関まで行くと、事情を知らない母親は扉を開けてさっさと私を追い出した。
後は父親が目を覚ますまでは相当な時間が掛かるだろう。
それもこの国を出るまでは…。
私は屋敷の前に出ると、騎士達が馬車に私を乗せて街を通り門まで連れて来た。
するとそこにはルーナリアは居なかったけど、第三王子のドミニオン殿下がいた。
私が国を出るのを見届けるつもりで来たんだろう。
「これでやっとお前を国外追放出来るな!」
「それを見届ける為にこの場に来られたのですか?」
「お前が国外に出るのを拒むかもしれないと思ってな。」
「ルーナリアの功績を国民に発表すると言っているのに、私が留まると思いますか?」
さてと、ならばこの第三王子のドミニオン殿下にもざまぁを差し上げませんとね?
どんな風な顔をして下さるのかしら?
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