14 / 31
第二章
第十二話 旅のお約束…・後編
しおりを挟む
あれから1週間…
俺は工房でパクって来た砥石で、玉鋼の刀を完成させるべく研いでいた。
「それにしても、このパクった砥石は本当に仕上がりが良いな。」
この砥石に鑑定魔法を施してみると、パルーファルの石と表示されていた。
俺はこのパルーファルという石を知る者がいないか聞き取り調査を行ったが、誰も聞いた事がないと言う答えばかりだった。
鑑定魔法も使用回数をこなせば、この石の産地とかを知る事ができるようになるのだろうか?
この石を最後の研ぎに使うと、恐ろしい精巧に仕上がる事が出来る。
だったら、何がなんでも欲しいと思っても仕方が無いだろう。
「この辺の者が知らない…いや、普通の人間は石なんかに興味はないか。」
…そう、石を詳しく知るものは…研究者や鉱石を取り扱う者位だろう。
この石が、店では高値で取引されている…と言うのであれば、普通の人間でも認知度はあるだろうが?
「仕方ないな、レクシアード大陸に着いたら…米の行方と共に、この青みがかったパルーファルの石も尋ねてみるか。」
街から離れた静かな小屋を探すのが本来の目的だったが、いつの間にか…目的が変わってしまっていた。
衣食住の住が一番の最優先事項なのだが、生きていく為には食も同じ位に重要だ。
衣に関しては、別にちゃんと洗えば…1年間同じ物でも、俺は気にしないさ。
だって、街から離れたご近所すら居ない場所だったら、人と会う機会はそうそうないからだ。
「良し、完成だ!前回よりも、更に完成度と強度が増したな。」
俺は段々と、異世界での炉の使い方がわかってきていた。
この様子だと、余程変な間違いを犯さない限り、失敗する事は殆ど無いだろう。
メルクリウスの鉱石以外は。
メルクリウスの鉱石を一般の鉄鉱石の様に火を入れてみた。
すると、この鉱石は溶け始めたのだった。
そこでこの鉱石を知る者が居ないかと、冒険者達に声を掛けた。
すると、俺を兄貴と慕う冒険者からこんな話を聞いた。
「水のメリクリウスと風のミスリルの加工が出来るのは、伝え聞いた話によると…エルフ族ですね。火のオリハルコンと地のアダマンタイトは、ドワーフ族の腕力でしか加工は出来ないと聞いた事がありましたが…」
この世界では、これ等の鉱石の加工の仕方が分かるのか。
ドワーフ族はなんと無く予想はついていたが、まさか鍛治関連に縁が無いと思っていたエルフ族に関係があるとは思わなかった。
ドワーフ族には、ロザリアの街で会っている…が?
エルフ族には全く会った事がない。
そういえば、伝え聞いていた話…とか言っていたな?
俺は再び、兄貴と慕う冒険者に話を聞いた。
「ドワーフ族は大抵の街の中には必ず居ますが、エルフ族は殆んど見掛けません。悪徳商人がエルフ族を捕らえてきて、奴隷として販売していると聞いた事がありますが、そう言う時以外では全く会えるかどうかという種族ですね。オレも今迄の人生で、一度も見かけた事すらありません。」
「そうなのか…」
俺は人里の離れた場所で、工房を構えるのが目的だが…?
俺だけで勇者の武器を造るのは、正直言ってキツい。
そこで考えるのは、従業員の存在だ。
ドワーフ族は交渉次第では、雇用する事が出来るという。
ならば、もしもオリハルコンやアダマンタイトを入手した時に、加工を任せられるかも知れないな。
「しかしオリハルコンって、二種類存在するとは知らなかった。」
神の世界にあるという青い色を放つオリハルコンと、溶岩の中で様々な金属が溶けて1つになった赤いオリハルコンという物が存在するらしい。
「後はエルフ族か…」
船長に話を聞くと、このメリクリウスの鉱石は…持って行っても構わないという話だった。
何故なら、エルフ族ではないと加工出来ない鉱石なんて、あっても宝の持ち腐れという話だからだ。
「冒険者の話によると、エルフ族は一見みると綺麗ではあるが、性格はキツくて人間を下に見るという位に鼻持ちならない種族だというが、こんな種族と果たして…雇い入れる事とかは可能なのだろうか?」
ミスリルやメリクリウスを加工出来るというのであれば、是非とも雇用したい。
仮にそれが無理な場合でも、通うという感じでも構わない。
だが、エルフ族って実際はどんな姿なのだろうか?
美の女神に匹敵する程の美貌とラノベで表示されてはいるが、作者の設定によって異なるからだ。
あるラノベでは、エルフ族は非常に美しいが…身体が細身で、凄く華奢と書かれているのもあれば?
他のラノベでは、美しい顔にボン・キュッ・ボンの肉付きの良い身体をしている…というのもあれば、キャベツの様な頭をして、身体は枝の様に細い体型をしていると書かれている本もある。
俺の意見からすれば、ボン・キュッ・ボンのエルフ族が好ましいところだな。
「まぁ、実際に会えてから確かめるか。それよりも、あと3日くらいか…」
クラーゴンの襲来以降、あれから特に大きなイベントは発生していない。
それどころか、本来は潮の流れが激しくて、海が物凄く荒れると聞いていたのに、穏やかな海で航海も順調そのものだった。
そして残りは、成長促進数○倍の日課をしながら過ごそう…と思っていたのだが、もう少しでお別れという事で、残り3日は宴会をする事になった。
まぁ、酒や肴は嫌いではないので、その誘いは遠慮無く乗っかる事にした。
…と油断していたからなのか、酒を飲んだ後の残りは…物凄い潮の流れが襲って来て、二日酔いと船酔いに悩まされる事になった。
そしてレクシアード大陸に到着した時には、揺れない地面に感謝を捧げたのだった。
~~~~~それから数日後~~~~~
この客船は有名になっていた。
海の魔獣であるクラーゴンを討伐した、英雄…剣士テルヤの話で持ち切りだった。
その噂を広げたのは、テルヤを兄貴と慕っていた冒険者達だった。
本人の全く知らないところで、そんな話になっていたとは…。
俺は工房でパクって来た砥石で、玉鋼の刀を完成させるべく研いでいた。
「それにしても、このパクった砥石は本当に仕上がりが良いな。」
この砥石に鑑定魔法を施してみると、パルーファルの石と表示されていた。
俺はこのパルーファルという石を知る者がいないか聞き取り調査を行ったが、誰も聞いた事がないと言う答えばかりだった。
鑑定魔法も使用回数をこなせば、この石の産地とかを知る事ができるようになるのだろうか?
この石を最後の研ぎに使うと、恐ろしい精巧に仕上がる事が出来る。
だったら、何がなんでも欲しいと思っても仕方が無いだろう。
「この辺の者が知らない…いや、普通の人間は石なんかに興味はないか。」
…そう、石を詳しく知るものは…研究者や鉱石を取り扱う者位だろう。
この石が、店では高値で取引されている…と言うのであれば、普通の人間でも認知度はあるだろうが?
「仕方ないな、レクシアード大陸に着いたら…米の行方と共に、この青みがかったパルーファルの石も尋ねてみるか。」
街から離れた静かな小屋を探すのが本来の目的だったが、いつの間にか…目的が変わってしまっていた。
衣食住の住が一番の最優先事項なのだが、生きていく為には食も同じ位に重要だ。
衣に関しては、別にちゃんと洗えば…1年間同じ物でも、俺は気にしないさ。
だって、街から離れたご近所すら居ない場所だったら、人と会う機会はそうそうないからだ。
「良し、完成だ!前回よりも、更に完成度と強度が増したな。」
俺は段々と、異世界での炉の使い方がわかってきていた。
この様子だと、余程変な間違いを犯さない限り、失敗する事は殆ど無いだろう。
メルクリウスの鉱石以外は。
メルクリウスの鉱石を一般の鉄鉱石の様に火を入れてみた。
すると、この鉱石は溶け始めたのだった。
そこでこの鉱石を知る者が居ないかと、冒険者達に声を掛けた。
すると、俺を兄貴と慕う冒険者からこんな話を聞いた。
「水のメリクリウスと風のミスリルの加工が出来るのは、伝え聞いた話によると…エルフ族ですね。火のオリハルコンと地のアダマンタイトは、ドワーフ族の腕力でしか加工は出来ないと聞いた事がありましたが…」
この世界では、これ等の鉱石の加工の仕方が分かるのか。
ドワーフ族はなんと無く予想はついていたが、まさか鍛治関連に縁が無いと思っていたエルフ族に関係があるとは思わなかった。
ドワーフ族には、ロザリアの街で会っている…が?
エルフ族には全く会った事がない。
そういえば、伝え聞いていた話…とか言っていたな?
俺は再び、兄貴と慕う冒険者に話を聞いた。
「ドワーフ族は大抵の街の中には必ず居ますが、エルフ族は殆んど見掛けません。悪徳商人がエルフ族を捕らえてきて、奴隷として販売していると聞いた事がありますが、そう言う時以外では全く会えるかどうかという種族ですね。オレも今迄の人生で、一度も見かけた事すらありません。」
「そうなのか…」
俺は人里の離れた場所で、工房を構えるのが目的だが…?
俺だけで勇者の武器を造るのは、正直言ってキツい。
そこで考えるのは、従業員の存在だ。
ドワーフ族は交渉次第では、雇用する事が出来るという。
ならば、もしもオリハルコンやアダマンタイトを入手した時に、加工を任せられるかも知れないな。
「しかしオリハルコンって、二種類存在するとは知らなかった。」
神の世界にあるという青い色を放つオリハルコンと、溶岩の中で様々な金属が溶けて1つになった赤いオリハルコンという物が存在するらしい。
「後はエルフ族か…」
船長に話を聞くと、このメリクリウスの鉱石は…持って行っても構わないという話だった。
何故なら、エルフ族ではないと加工出来ない鉱石なんて、あっても宝の持ち腐れという話だからだ。
「冒険者の話によると、エルフ族は一見みると綺麗ではあるが、性格はキツくて人間を下に見るという位に鼻持ちならない種族だというが、こんな種族と果たして…雇い入れる事とかは可能なのだろうか?」
ミスリルやメリクリウスを加工出来るというのであれば、是非とも雇用したい。
仮にそれが無理な場合でも、通うという感じでも構わない。
だが、エルフ族って実際はどんな姿なのだろうか?
美の女神に匹敵する程の美貌とラノベで表示されてはいるが、作者の設定によって異なるからだ。
あるラノベでは、エルフ族は非常に美しいが…身体が細身で、凄く華奢と書かれているのもあれば?
他のラノベでは、美しい顔にボン・キュッ・ボンの肉付きの良い身体をしている…というのもあれば、キャベツの様な頭をして、身体は枝の様に細い体型をしていると書かれている本もある。
俺の意見からすれば、ボン・キュッ・ボンのエルフ族が好ましいところだな。
「まぁ、実際に会えてから確かめるか。それよりも、あと3日くらいか…」
クラーゴンの襲来以降、あれから特に大きなイベントは発生していない。
それどころか、本来は潮の流れが激しくて、海が物凄く荒れると聞いていたのに、穏やかな海で航海も順調そのものだった。
そして残りは、成長促進数○倍の日課をしながら過ごそう…と思っていたのだが、もう少しでお別れという事で、残り3日は宴会をする事になった。
まぁ、酒や肴は嫌いではないので、その誘いは遠慮無く乗っかる事にした。
…と油断していたからなのか、酒を飲んだ後の残りは…物凄い潮の流れが襲って来て、二日酔いと船酔いに悩まされる事になった。
そしてレクシアード大陸に到着した時には、揺れない地面に感謝を捧げたのだった。
~~~~~それから数日後~~~~~
この客船は有名になっていた。
海の魔獣であるクラーゴンを討伐した、英雄…剣士テルヤの話で持ち切りだった。
その噂を広げたのは、テルヤを兄貴と慕っていた冒険者達だった。
本人の全く知らないところで、そんな話になっていたとは…。
11
お気に入りに追加
75
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる