12 / 31
第二章
第十話 旅のお約束…・前編
しおりを挟む
俺は現在、豪華客船…という程ではないが、割と大きな客船に乗っている。
そして、何故俺が南東のレクシアード大陸を目指しているかというと?
この世界の南の方面は、割と気温が高い土地で…季節によっては、灼熱の様な気候になる場所だそうだ。
ただ、数十年に1回だけ…天候が乱れる時があって、その時には季節外れの大雪が降るという話だった。
でも、その数十年が去年に起きたという事なので、次の数十年は大雪に見舞われる事は無いという話だった。
「俺南国に行きたいのは、寒いのが大の苦手だからだ‼︎」
鍛治職人で工房務めの俺は、寒さとは全く無縁と感じるくらいに、灼熱の温度の中で鍛治仕事をしている。
俺は寒いのは滅法に弱いが、暑いのは…熱湯とかじゃなければ耐えられるのだ。
だから、南東大陸のレクシアード大陸を目指しているのは、そういう理由があったからだ…というのと、宿に居た客からの情報を仕入れたというのもあった。
「話を聞く限り、人気が高そうな南国リゾートという感じなので、人気が高いと思っていたが……それにしては、乗っている客員数が少ない感じがするんだが?」
レクシアード大陸は、大変人気のある南国リゾートなのだが、そこに行くまでの航路が凄く不人気で…この時期はあまり船に乗る乗客は居なかった。
その理由は、翌日になると分かるのだった。
~~~~~翌日~~~~~
俺は衝撃で目を覚ますと、そこは床だった……って、床にこんな大きい突起物は無かったはずだが?
…なんて思っていると、今度は床から落下してベッドに激しく直撃した。
「いててて…一体何なんだ‼︎」
先程まで床だと思っていたのは、実は天井だった。
レクシアード大陸までの航路は、海が荒れると聞いていたが…?
まさか、ここまで酷いとは思わなかった。
「なら、何でベッドは…?」
俺はベッドの下を見ると、ベッドは床とボルトで固定されていたのだった。
だからベッドが飛んでいくということはなかった。
更に、ベッドの横の壁にプレートが固定されていて…?
【艦内放送の後は、ベッドに備え付けられているベルトを装着してお休みください。】
…と、書かれていた。
艦内放送って、そんな物が流れたっけ?
俺は昨日の寝る前を思い出す。
「確か昨日は、成長促進数○倍を成長させる為に…これからはどうせ寝るんだからと、MPの限界ギリギリまで使用して、気を失う様に意識を失ったんだっけ?」
艦内放送が何時に流れていたか迄は、正直言って覚えてない。
まぁ、俺が気絶した後に流れたんだろう。
しかし、参ったな…これが後どれくらい続くんだ?
俺はベッドに備え付けられているベルトを装着した。
「しかし、帆船なら分かるが…客船で普通、ここまで激しく揺れるもんかね?」
窓から外の様子を探ると、まるで海の中にいるみたいな感じだった。
…って、どう考えてもおかしい。
俺の部屋は、3階にある部屋だからだ。
「まさか、沈んでいるんじゃ無いだろうな?」
冗談で思った事が、実は当たっていたりしていた。
現在、この客船は…巨大なクラーゴン(大ダコ)の腕が客船に絡み付いて、海に引き摺り込んでいるという放送が流れて来たのだった。
更に、こんな放送が追加で流れて来た。
「客室にいる冒険者様にも通達致します。このままでは、この客船はザザーザー…で、沈む可能性が有ります。展望フロアで対抗しますので、協力を要請致し……ザザーーー」
これは…かなり深刻そうだな。
だが、こうも揺れていると…通路に出ても、碌に進めないんじゃ無いか?
それにしても、こう言った船旅のお約束は…普通は勇者とかに起きるんじゃ無いか?
俺はレベルが上がっても、多少のステータスが上昇するくらいで、大幅にアップすることはないんだが…?
以前に老神とこんな話をした。
「この世界では、魔物を倒すとレベルが上がり…ステータスがアップするんじゃ。」
「あぁ~~~、ゲームでよくある奴か。俺は勇者と関係ないが、それでも上がるのか?」
「う………どうなんじゃろう?」
老神は、異世界で八神とは別の神である時空神スヴァイトスを呼び出した。
この時空神スヴァイトスは、この世界のレベルとステータスを管理する神だという。
「…という訳なんじゃが、勇者や聖女という役割以外の異世界召喚で呼び出した異世界人は、レベルが上がった時にステータスがどう変化するのかを…」
「ふむ、それは我にも分からんな。」
時空神スヴァイトスは、俺に向けて杖を構えた。
すると、杖の先から光の玉の様なものが出て…俺の身体の中に入って行った。
「えーっと、今のは?」
「これで、レベルが上がったはずだ。ステータスボードと叫んでみろ。」
俺は言われた通りに叫ぶと、俺のステータスが表示された。
すると、両脇に老神と時空神スヴァイトスが、俺のステータスを覗き込んだ。
「今の光は、レベルを1つだけ上げるものだったんだが……戦闘系じゃないと、ステータスはレベルアップ時に大して上がらんな。」
「そうじゃな、1しか上がっておらん。」
「もしかして俺は、大器晩成型か?最初は乏しくて、後から……」
「いや、それはないな。何処までレベルが上がっても、こんな感じだろう。」
俺はその言葉を聴いて、愕然としてしまった。
この世界に異世界召喚されて呼び出された、勇者や聖女といった類なら…爆発的なステータス上昇と新たな何かを覚えるらしいんだが…?
俺はレベルが上がってもステータスは碌に上昇せず、新たな何かを覚えることもないという。
いや、分かっていたよ………でも、少しくらい夢をみても良いじゃないか!
鍛治士が呼ばれたけど、実はチート持………いや、虚しくなるからやめよう。
………こんな感じで、こういったイベント事は…勇者が旅をしている時の大量経験値入手のイベントだろう。
そんなイベントが、なぜ俺の身に起きる⁉︎
俺は通路や階段を経て、屋上の展望フロアに着いた。
すると目の前に…巨大な赤いタコの足が絡み付いていた。
「確かにこんなのが絡み付いていたら、客船だって無事には済まないだろう……って、他の乗客は居ないのか?」
俺は辺りを見渡したが、他の乗客や冒険者の姿は見当たらなかった。
まさか逃げ……いや、船旅用の護衛の冒険者もいるよな?
「まさか、この状況に対処していた護衛の冒険者は、真っ先にやられたからの救援放送だったのか?」
周りを見ても人影がないところを見ると、その通りだろう。
それに、この時期は潮の流れがとても激しいという事で、乗客の数も普段に比べると格段に少ないという話だった。
「これって………協力者は居るのか?」
幾ら待っていても現れる気配は無い。
…となると、俺が対処をしなければならないということか。
まぁ、目の前に居るのがクラーケンじゃ無いのなら、大して問題はない。
タコの足は足全体が筋肉の塊だが、イカと違って…足が切れても生え変わるという特異体質だ。
その為に、任意で足を切り離すという事が出来る。
任意で切り離せる足は、途中から使い物にならないと、任意で切り離せられる事があるという話なので…?
俺のやる事は、別に足を切り飛ばす必要は無く、足の半分以上を使い物にならない様に損傷させれば良いだけだった。
「…とは言ってもなぁ、足の太さが巨木の様な太さなんだが…?」
まぁ、大型客船に巻き付けられるほどの足が、細い訳が無い。
この足に半分以上を使い物に損傷って、かなり無茶過ぎる。
「足の太さが右に行くにつれて太くなっている訳だから、この先が頭か。だとすると、頭は…海の中か!」
このクラーゴンは船底に張り付いてから、足を伸ばして船を海に引き込もうとしている。
まぁ、巨大な物を襲うのに、弱点である頭は晒さないか。
タコの足は、イカの足と違って…足全体に神経を張り巡らせているわけでは無いので、その足を傷付けると…他の足の応援をする為に呼び寄せるという事はない。
それ位に、タコとイカの足は性能が違うのだ。
「この足を使い物にならない様に損傷するって…かなり骨が折れそうだな。だが、このまま放置していると、船が海に中に引き摺り込まれるしな。」
やはり、幾ら待っても…誰かが助けに来てくれる様子は無かった。
俺は密かに期待をしていた。
もしかしたら、俺と同じ世界から異世界召喚されたこの地域担当の勇者が騒ぎを聞き付けて助けに来てくれるかも…と。
だが、そんな事も無かったところを見ると勇者に与えられたチートスキルは、魔王専用であって、そこまでの性能は無いんだろう。
「現実逃避していても仕方が無いか、久々にアレをやってみるか…?」
俺は靴を脱いで裸足になってから、クラーゴンの足の前で足を踏ん張った。
そして身を低く構えて、以前に習っていた居合道の技を放つ事にした。
「紅蓮院流抜刀術………水麒水月斬‼︎」
鞘から抜いた刀を逆風から唐竹に向かって斬り上げた。
すると、この太さで筋肉の塊かと思われたクラーゴンの足が、呆気なく斬り飛ばす事に成功したのだった。
「あれ?意外に脆いのか、この足……」
技の効果も影響しているかもしれないが、だからと言って…こんなにあっさりと斬り飛ばせるとなると、このクラーゴンの足は…思った程の筋肉質というわけでは無いらしい。
…とは言っても、まだ1本目。
他の足もやらないと行けないよな…?
そして、何故俺が南東のレクシアード大陸を目指しているかというと?
この世界の南の方面は、割と気温が高い土地で…季節によっては、灼熱の様な気候になる場所だそうだ。
ただ、数十年に1回だけ…天候が乱れる時があって、その時には季節外れの大雪が降るという話だった。
でも、その数十年が去年に起きたという事なので、次の数十年は大雪に見舞われる事は無いという話だった。
「俺南国に行きたいのは、寒いのが大の苦手だからだ‼︎」
鍛治職人で工房務めの俺は、寒さとは全く無縁と感じるくらいに、灼熱の温度の中で鍛治仕事をしている。
俺は寒いのは滅法に弱いが、暑いのは…熱湯とかじゃなければ耐えられるのだ。
だから、南東大陸のレクシアード大陸を目指しているのは、そういう理由があったからだ…というのと、宿に居た客からの情報を仕入れたというのもあった。
「話を聞く限り、人気が高そうな南国リゾートという感じなので、人気が高いと思っていたが……それにしては、乗っている客員数が少ない感じがするんだが?」
レクシアード大陸は、大変人気のある南国リゾートなのだが、そこに行くまでの航路が凄く不人気で…この時期はあまり船に乗る乗客は居なかった。
その理由は、翌日になると分かるのだった。
~~~~~翌日~~~~~
俺は衝撃で目を覚ますと、そこは床だった……って、床にこんな大きい突起物は無かったはずだが?
…なんて思っていると、今度は床から落下してベッドに激しく直撃した。
「いててて…一体何なんだ‼︎」
先程まで床だと思っていたのは、実は天井だった。
レクシアード大陸までの航路は、海が荒れると聞いていたが…?
まさか、ここまで酷いとは思わなかった。
「なら、何でベッドは…?」
俺はベッドの下を見ると、ベッドは床とボルトで固定されていたのだった。
だからベッドが飛んでいくということはなかった。
更に、ベッドの横の壁にプレートが固定されていて…?
【艦内放送の後は、ベッドに備え付けられているベルトを装着してお休みください。】
…と、書かれていた。
艦内放送って、そんな物が流れたっけ?
俺は昨日の寝る前を思い出す。
「確か昨日は、成長促進数○倍を成長させる為に…これからはどうせ寝るんだからと、MPの限界ギリギリまで使用して、気を失う様に意識を失ったんだっけ?」
艦内放送が何時に流れていたか迄は、正直言って覚えてない。
まぁ、俺が気絶した後に流れたんだろう。
しかし、参ったな…これが後どれくらい続くんだ?
俺はベッドに備え付けられているベルトを装着した。
「しかし、帆船なら分かるが…客船で普通、ここまで激しく揺れるもんかね?」
窓から外の様子を探ると、まるで海の中にいるみたいな感じだった。
…って、どう考えてもおかしい。
俺の部屋は、3階にある部屋だからだ。
「まさか、沈んでいるんじゃ無いだろうな?」
冗談で思った事が、実は当たっていたりしていた。
現在、この客船は…巨大なクラーゴン(大ダコ)の腕が客船に絡み付いて、海に引き摺り込んでいるという放送が流れて来たのだった。
更に、こんな放送が追加で流れて来た。
「客室にいる冒険者様にも通達致します。このままでは、この客船はザザーザー…で、沈む可能性が有ります。展望フロアで対抗しますので、協力を要請致し……ザザーーー」
これは…かなり深刻そうだな。
だが、こうも揺れていると…通路に出ても、碌に進めないんじゃ無いか?
それにしても、こう言った船旅のお約束は…普通は勇者とかに起きるんじゃ無いか?
俺はレベルが上がっても、多少のステータスが上昇するくらいで、大幅にアップすることはないんだが…?
以前に老神とこんな話をした。
「この世界では、魔物を倒すとレベルが上がり…ステータスがアップするんじゃ。」
「あぁ~~~、ゲームでよくある奴か。俺は勇者と関係ないが、それでも上がるのか?」
「う………どうなんじゃろう?」
老神は、異世界で八神とは別の神である時空神スヴァイトスを呼び出した。
この時空神スヴァイトスは、この世界のレベルとステータスを管理する神だという。
「…という訳なんじゃが、勇者や聖女という役割以外の異世界召喚で呼び出した異世界人は、レベルが上がった時にステータスがどう変化するのかを…」
「ふむ、それは我にも分からんな。」
時空神スヴァイトスは、俺に向けて杖を構えた。
すると、杖の先から光の玉の様なものが出て…俺の身体の中に入って行った。
「えーっと、今のは?」
「これで、レベルが上がったはずだ。ステータスボードと叫んでみろ。」
俺は言われた通りに叫ぶと、俺のステータスが表示された。
すると、両脇に老神と時空神スヴァイトスが、俺のステータスを覗き込んだ。
「今の光は、レベルを1つだけ上げるものだったんだが……戦闘系じゃないと、ステータスはレベルアップ時に大して上がらんな。」
「そうじゃな、1しか上がっておらん。」
「もしかして俺は、大器晩成型か?最初は乏しくて、後から……」
「いや、それはないな。何処までレベルが上がっても、こんな感じだろう。」
俺はその言葉を聴いて、愕然としてしまった。
この世界に異世界召喚されて呼び出された、勇者や聖女といった類なら…爆発的なステータス上昇と新たな何かを覚えるらしいんだが…?
俺はレベルが上がってもステータスは碌に上昇せず、新たな何かを覚えることもないという。
いや、分かっていたよ………でも、少しくらい夢をみても良いじゃないか!
鍛治士が呼ばれたけど、実はチート持………いや、虚しくなるからやめよう。
………こんな感じで、こういったイベント事は…勇者が旅をしている時の大量経験値入手のイベントだろう。
そんなイベントが、なぜ俺の身に起きる⁉︎
俺は通路や階段を経て、屋上の展望フロアに着いた。
すると目の前に…巨大な赤いタコの足が絡み付いていた。
「確かにこんなのが絡み付いていたら、客船だって無事には済まないだろう……って、他の乗客は居ないのか?」
俺は辺りを見渡したが、他の乗客や冒険者の姿は見当たらなかった。
まさか逃げ……いや、船旅用の護衛の冒険者もいるよな?
「まさか、この状況に対処していた護衛の冒険者は、真っ先にやられたからの救援放送だったのか?」
周りを見ても人影がないところを見ると、その通りだろう。
それに、この時期は潮の流れがとても激しいという事で、乗客の数も普段に比べると格段に少ないという話だった。
「これって………協力者は居るのか?」
幾ら待っていても現れる気配は無い。
…となると、俺が対処をしなければならないということか。
まぁ、目の前に居るのがクラーケンじゃ無いのなら、大して問題はない。
タコの足は足全体が筋肉の塊だが、イカと違って…足が切れても生え変わるという特異体質だ。
その為に、任意で足を切り離すという事が出来る。
任意で切り離せる足は、途中から使い物にならないと、任意で切り離せられる事があるという話なので…?
俺のやる事は、別に足を切り飛ばす必要は無く、足の半分以上を使い物にならない様に損傷させれば良いだけだった。
「…とは言ってもなぁ、足の太さが巨木の様な太さなんだが…?」
まぁ、大型客船に巻き付けられるほどの足が、細い訳が無い。
この足に半分以上を使い物に損傷って、かなり無茶過ぎる。
「足の太さが右に行くにつれて太くなっている訳だから、この先が頭か。だとすると、頭は…海の中か!」
このクラーゴンは船底に張り付いてから、足を伸ばして船を海に引き込もうとしている。
まぁ、巨大な物を襲うのに、弱点である頭は晒さないか。
タコの足は、イカの足と違って…足全体に神経を張り巡らせているわけでは無いので、その足を傷付けると…他の足の応援をする為に呼び寄せるという事はない。
それ位に、タコとイカの足は性能が違うのだ。
「この足を使い物にならない様に損傷するって…かなり骨が折れそうだな。だが、このまま放置していると、船が海に中に引き摺り込まれるしな。」
やはり、幾ら待っても…誰かが助けに来てくれる様子は無かった。
俺は密かに期待をしていた。
もしかしたら、俺と同じ世界から異世界召喚されたこの地域担当の勇者が騒ぎを聞き付けて助けに来てくれるかも…と。
だが、そんな事も無かったところを見ると勇者に与えられたチートスキルは、魔王専用であって、そこまでの性能は無いんだろう。
「現実逃避していても仕方が無いか、久々にアレをやってみるか…?」
俺は靴を脱いで裸足になってから、クラーゴンの足の前で足を踏ん張った。
そして身を低く構えて、以前に習っていた居合道の技を放つ事にした。
「紅蓮院流抜刀術………水麒水月斬‼︎」
鞘から抜いた刀を逆風から唐竹に向かって斬り上げた。
すると、この太さで筋肉の塊かと思われたクラーゴンの足が、呆気なく斬り飛ばす事に成功したのだった。
「あれ?意外に脆いのか、この足……」
技の効果も影響しているかもしれないが、だからと言って…こんなにあっさりと斬り飛ばせるとなると、このクラーゴンの足は…思った程の筋肉質というわけでは無いらしい。
…とは言っても、まだ1本目。
他の足もやらないと行けないよな…?
21
お気に入りに追加
75
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。
幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つ物なのかな?
アノマロカリス
ファンタジー
よくある話の異世界召喚。
ネット小説や歴史の英雄話好きの高校生の洲河 慱(すが だん)
いつものように幼馴染達と学校帰りに公園で雑談していると突然魔法陣が現れて光に包まれて…
幼馴染達と一緒に救世主召喚でテルシア王国に召喚され、幼馴染達は素晴らしいジョブとスキルを手に入れたのに僕のは何だこれ?
王宮からはハズレと言われて追い出されそうになるが、幼馴染達は庇ってくれた。
だけど、夢にみた迄の異世界…
慱は幼馴染達とは別に行動する事にした。
自分のスキルを駆使して冒険する、魔物と魔法が存在する異世界ファンタジー。
現在書籍化されている…
「魔境育ちの全能冒険者は好き勝手に生きる!〜追い出した癖クセに戻って来いだと?そんなの知るか‼︎〜」
の100年前の物語です。
リュカが憧れる英雄ダン・スーガーの物語。
そして、コミカライズ内で登場する「僕スキなのか…」がこの作品です。
その作品の【改訂版】です。
全く同じな部分もあれば、新たなストーリーも追加されています。
今回のHOTランキングでは最高5位かな?
応援有り難う御座います。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
散々利用されてから勇者パーティーを追い出された…が、元勇者パーティーは僕の本当の能力を知らない。
アノマロカリス
ファンタジー
僕こと…ディスト・ランゼウスは、経験値を倍増させてパーティーの成長を急成長させるスキルを持っていた。
それにあやかった剣士ディランは、僕と共にパーティーを集めて成長して行き…数々の魔王軍の配下を討伐して行き、なんと勇者の称号を得る事になった。
するとディランは、勇者の称号を得てからというもの…態度が横柄になり、更にはパーティーメンバー達も調子付いて行った。
それからと言うもの、調子付いた勇者ディランとパーティーメンバー達は、レベルの上がらないサポート役の僕を邪険にし始めていき…
遂には、役立たずは不要と言って僕を追い出したのだった。
……とまぁ、ここまでは良くある話。
僕が抜けた勇者ディランとパーティーメンバー達は、その後も活躍し続けていき…
遂には、大魔王ドゥルガディスが収める魔大陸を攻略すると言う話になっていた。
「おやおや…もう魔大陸に上陸すると言う話になったのか、ならば…そろそろ僕の本来のスキルを発動するとしますか!」
それから数日後に、ディランとパーティーメンバー達が魔大陸に侵攻し始めたという話を聞いた。
なので、それと同時に…僕の本来のスキルを発動すると…?
2月11日にHOTランキング男性向けで1位になりました。
皆様お陰です、有り難う御座います。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる