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第三章
第十三話 テゐト、魔法を学ぶ…が苦戦を強いられる。
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冒険者ギルドから紹介された【初心者魔法教室】とは…?
将来に冒険者になって生計を立てたい者達や、適正属性を確認する為に通うといった職業訓練校のような物である。
ただし…この魔法教室の門を叩く者は、主に10歳から12歳位であり、成人(16歳)を越えてくる者はあまり多くなかった。
「此処が…魔法教室だか?」
魔法教室はちょっとした掘立て小屋に小さな運動場のような物になっていた。
ただし、魔法学院とは違い…生徒達は主に一般の者達だった。
そして教師陣も、冒険者を引退した魔道士や低ランクの冒険者という感じだった。
本来なら、他の子供達もいる筈なのだが…?
今回はテゐトしかいなかった。
「君がリーアから紹介されたという子か?」
「テゐトというだべ、まんずよろしくおねげぇしますだ!」
「その方言は…バルファザリア地方の訛りみたいだな。」
「んだ、オラはバルファザリアから来ただ。」
テゐトの教師は、60歳くらいの白髪の老人だった。
ただ、冒険者を引退して久しいにも関わらず、老いを見せない鍛えている身体付きだった。
「リーアの話によると、君は複数の属性持ちという話だけど?」
「オラの村では、魔道士とかはおらんかっただ。だがら、小さい頃から魔法を使うこども無ければ、習う事もながっだ。」
「ふむぅ?」
ここだけの話だけど、テゐトの属性はテイトと同じく全属性を持っている。
テイトの両親の様な者達に育てられていれば、テゐトもその実力が開花されていたかもしれないが…?
「それで、収納魔法は使えると?」
「んだ、オラの村に来た魔道士が教えてくれて…かなりの日数が掛かったが、何とか物にしたべ!」
「それで…一般の攻撃魔法が使えないとな?なんかあべこべな奴だな、普通は収納魔法は初期魔法の後に覚える物なんだが…?」
そう…空間魔法である収納魔法の技術は、一般的な初期魔法を取得してからある程度感覚を掴んだ後に覚えられるという物である。
なので、テゐトの様に上級魔法である収納魔法は普通、最初に覚えられることはまず不可能に近かった。
これも…いわゆる才能という物なのだろうか?
「では、最初に魔力制御を教えるとしようか。」
「宜しく頼むだ!」
こうして、テゐトの魔法教室が始まったのだった。
ただ、テゐトは…魔法に関してだけは本当に才能が無くて、要領を掴むまでに通常の人よりも多く日数を有したのだった。
収納魔法に関しては、すぐに要領を掴む事が出来たというのに…?
初期魔法に関しては中々要領を掴む事が出来ずに、教師も悩まされたのだった。
「これもダメですか…」
「オラには魔法の才能はないんだべ…」
「いえ、初期魔法をすっ飛ばして上級魔法の収納魔法を取得出来たという点においては、才能はある物だと考えます。」
「だども…」
「そうですねぇ、もしかするとテゐト君には一般の常識よりも…いえ、少し見方を変えてみましょうか!収納魔法を取得した時は、どんな事を思いましたか?」
「収納魔法だか?畑仕事の収穫物を簡単に持ち運べる様にする事だけを考えていただな。」
「そうですか、だとすると…テゐト君は、仕事に関係するものの方がイメージをしやすいのではないかと思われます。村ではどんな仕事をされましたか?」
テゐトは村での活動について話をした。
教師はそれを聞きながら、攻撃手段とは別の魔法の使い方を教えてみたのだった。
「テゐト君、訓練場の地面に本来鍬を使って畑を耕すイメージを魔力で操作してくれませんか?」
「えっと…こんな感じだべか?」
テゐトは地面に手を触れてイメージをすると、地面が勝手に掘り起こされて…小さな規模の畑が完成したのだった。
「あれ?何か簡単に出来たべ…」
「やはりそうでしたか!テゐト君は元々は戦士ではありませんからね、攻撃に関する魔法の使い方は不得手なのでしょう。次に…畑を耕したらどうしますか?」
「畑を耕したら、作物の種を撒くだ!」
「その種ですが、畑から土を少し取って握ってから種をイメージしてくれませんか?」
テゐトは教師に言われた事を素直にやってみた。
すると、手を開くとそこには作物の芽が顔を出していた。
「な、何なんだべ⁉︎」
「植物発生魔法ですか!これも珍しい魔法ですね…今度は畑に手を置いてから、畑全体に作物が芽を出すイメージをして下さい。」
テゐトは畑に手を触れて魔力を送りながら、畑に作物の芽が全体に発生するイメージをした。
すると、畑からポンポンという音を立てて、次々と土から作物の芽が出て来た。
「こ、こんな事になってしまったべ…?」
「やはり、思った通りですね。テゐト君は攻撃に関する魔法はまだイメージが出来ていないみたいですね。普段やり慣れている事をイメージした方が魔法を覚えるのが早いのでしょう。畑から芽が出ました、次はどうするのですか?」
「たっぷりの水を与えて…」
テゐトは、以前キリアが雨を降らした時のイメージをしながら魔力を発動した。
すると目の前に大きな水球が出現して、その水球は雨の様に畑に降り注いだのだった。
「まさか、こんなに早く…3つの属性を使いこなせるとは!」
「イメージ次第でこんなになるんだべか!なら、更に畑に手を置いてから魔力を流すと…?」
畑から芽を出した状態だったのが、あっという間に収穫が出来るくらいに育ったのだった。
テゐトはその作物の1つである、でーこんを引っこ抜くと?
それは故郷の村で収穫した大きさの物と全く同じ物だった。
「まさか、こっただ事で作物が育ってしまうなんて…」
「これなら、魔法の課題はクリア出来るでしょうね。ただ、攻撃に関する魔法では無いので、リーアがどう判断をするかですが…」
教師はテゐトに小石で的に目掛けて投げる動作を行ってから、それをイメージしたロックバレッドの魔法を教えると、テゐトは今迄に悩んでいた時間が何だったのかと思うくらいにあっさりと取得した。
考えてみれば、テゐトは畑に出現したボアに気を向かせる為に石を投げていた事があった。
それを魔法で実践した…という訳だった。
教師は合格を出し、それを実戦する為にテゐトは冒険者ギルドに戻ってから披露をすると、魔法テストが合格となって…テゐトは晴れて冒険者ギルドの冒険者になったのだった。
これで…トール達の故郷であるハーネスト村に旅立てる事が出来る!
…と思っていたのだが、魔法教室で数日間を過ごしていた為に、残っていた路銀が底をついてしまい…すぐに旅立つ事は叶わなかった。
「まずは、稼がねぇとならないだな!」
テゐトは冒険者ギルドの依頼が貼られているボードで仕事を探していた。
だけど、どれも薬草採取や雑用ばかりで…これと言って稼げる仕事が見つからなかった。
それでもくまなく探していると、食料調達という依頼票を見つける事が出来た。
食料は、別に何という決まりは無かった。
とにかく、食料を10キロ以上という内容だったので、テゐトは王都の外の魔物があまりいない場所で、魔法教室でやった畑を作り出してから作物を収穫して、それを提出して依頼を達成した。
だけど、当分の路銀を稼ぐ為には1度では全く足りず…この依頼は何度もこなさないといけなくなってしまったのだった。
テゐトはいつになったら、王都から出発出来る様になるのだろうか?
将来に冒険者になって生計を立てたい者達や、適正属性を確認する為に通うといった職業訓練校のような物である。
ただし…この魔法教室の門を叩く者は、主に10歳から12歳位であり、成人(16歳)を越えてくる者はあまり多くなかった。
「此処が…魔法教室だか?」
魔法教室はちょっとした掘立て小屋に小さな運動場のような物になっていた。
ただし、魔法学院とは違い…生徒達は主に一般の者達だった。
そして教師陣も、冒険者を引退した魔道士や低ランクの冒険者という感じだった。
本来なら、他の子供達もいる筈なのだが…?
今回はテゐトしかいなかった。
「君がリーアから紹介されたという子か?」
「テゐトというだべ、まんずよろしくおねげぇしますだ!」
「その方言は…バルファザリア地方の訛りみたいだな。」
「んだ、オラはバルファザリアから来ただ。」
テゐトの教師は、60歳くらいの白髪の老人だった。
ただ、冒険者を引退して久しいにも関わらず、老いを見せない鍛えている身体付きだった。
「リーアの話によると、君は複数の属性持ちという話だけど?」
「オラの村では、魔道士とかはおらんかっただ。だがら、小さい頃から魔法を使うこども無ければ、習う事もながっだ。」
「ふむぅ?」
ここだけの話だけど、テゐトの属性はテイトと同じく全属性を持っている。
テイトの両親の様な者達に育てられていれば、テゐトもその実力が開花されていたかもしれないが…?
「それで、収納魔法は使えると?」
「んだ、オラの村に来た魔道士が教えてくれて…かなりの日数が掛かったが、何とか物にしたべ!」
「それで…一般の攻撃魔法が使えないとな?なんかあべこべな奴だな、普通は収納魔法は初期魔法の後に覚える物なんだが…?」
そう…空間魔法である収納魔法の技術は、一般的な初期魔法を取得してからある程度感覚を掴んだ後に覚えられるという物である。
なので、テゐトの様に上級魔法である収納魔法は普通、最初に覚えられることはまず不可能に近かった。
これも…いわゆる才能という物なのだろうか?
「では、最初に魔力制御を教えるとしようか。」
「宜しく頼むだ!」
こうして、テゐトの魔法教室が始まったのだった。
ただ、テゐトは…魔法に関してだけは本当に才能が無くて、要領を掴むまでに通常の人よりも多く日数を有したのだった。
収納魔法に関しては、すぐに要領を掴む事が出来たというのに…?
初期魔法に関しては中々要領を掴む事が出来ずに、教師も悩まされたのだった。
「これもダメですか…」
「オラには魔法の才能はないんだべ…」
「いえ、初期魔法をすっ飛ばして上級魔法の収納魔法を取得出来たという点においては、才能はある物だと考えます。」
「だども…」
「そうですねぇ、もしかするとテゐト君には一般の常識よりも…いえ、少し見方を変えてみましょうか!収納魔法を取得した時は、どんな事を思いましたか?」
「収納魔法だか?畑仕事の収穫物を簡単に持ち運べる様にする事だけを考えていただな。」
「そうですか、だとすると…テゐト君は、仕事に関係するものの方がイメージをしやすいのではないかと思われます。村ではどんな仕事をされましたか?」
テゐトは村での活動について話をした。
教師はそれを聞きながら、攻撃手段とは別の魔法の使い方を教えてみたのだった。
「テゐト君、訓練場の地面に本来鍬を使って畑を耕すイメージを魔力で操作してくれませんか?」
「えっと…こんな感じだべか?」
テゐトは地面に手を触れてイメージをすると、地面が勝手に掘り起こされて…小さな規模の畑が完成したのだった。
「あれ?何か簡単に出来たべ…」
「やはりそうでしたか!テゐト君は元々は戦士ではありませんからね、攻撃に関する魔法の使い方は不得手なのでしょう。次に…畑を耕したらどうしますか?」
「畑を耕したら、作物の種を撒くだ!」
「その種ですが、畑から土を少し取って握ってから種をイメージしてくれませんか?」
テゐトは教師に言われた事を素直にやってみた。
すると、手を開くとそこには作物の芽が顔を出していた。
「な、何なんだべ⁉︎」
「植物発生魔法ですか!これも珍しい魔法ですね…今度は畑に手を置いてから、畑全体に作物が芽を出すイメージをして下さい。」
テゐトは畑に手を触れて魔力を送りながら、畑に作物の芽が全体に発生するイメージをした。
すると、畑からポンポンという音を立てて、次々と土から作物の芽が出て来た。
「こ、こんな事になってしまったべ…?」
「やはり、思った通りですね。テゐト君は攻撃に関する魔法はまだイメージが出来ていないみたいですね。普段やり慣れている事をイメージした方が魔法を覚えるのが早いのでしょう。畑から芽が出ました、次はどうするのですか?」
「たっぷりの水を与えて…」
テゐトは、以前キリアが雨を降らした時のイメージをしながら魔力を発動した。
すると目の前に大きな水球が出現して、その水球は雨の様に畑に降り注いだのだった。
「まさか、こんなに早く…3つの属性を使いこなせるとは!」
「イメージ次第でこんなになるんだべか!なら、更に畑に手を置いてから魔力を流すと…?」
畑から芽を出した状態だったのが、あっという間に収穫が出来るくらいに育ったのだった。
テゐトはその作物の1つである、でーこんを引っこ抜くと?
それは故郷の村で収穫した大きさの物と全く同じ物だった。
「まさか、こっただ事で作物が育ってしまうなんて…」
「これなら、魔法の課題はクリア出来るでしょうね。ただ、攻撃に関する魔法では無いので、リーアがどう判断をするかですが…」
教師はテゐトに小石で的に目掛けて投げる動作を行ってから、それをイメージしたロックバレッドの魔法を教えると、テゐトは今迄に悩んでいた時間が何だったのかと思うくらいにあっさりと取得した。
考えてみれば、テゐトは畑に出現したボアに気を向かせる為に石を投げていた事があった。
それを魔法で実践した…という訳だった。
教師は合格を出し、それを実戦する為にテゐトは冒険者ギルドに戻ってから披露をすると、魔法テストが合格となって…テゐトは晴れて冒険者ギルドの冒険者になったのだった。
これで…トール達の故郷であるハーネスト村に旅立てる事が出来る!
…と思っていたのだが、魔法教室で数日間を過ごしていた為に、残っていた路銀が底をついてしまい…すぐに旅立つ事は叶わなかった。
「まずは、稼がねぇとならないだな!」
テゐトは冒険者ギルドの依頼が貼られているボードで仕事を探していた。
だけど、どれも薬草採取や雑用ばかりで…これと言って稼げる仕事が見つからなかった。
それでもくまなく探していると、食料調達という依頼票を見つける事が出来た。
食料は、別に何という決まりは無かった。
とにかく、食料を10キロ以上という内容だったので、テゐトは王都の外の魔物があまりいない場所で、魔法教室でやった畑を作り出してから作物を収穫して、それを提出して依頼を達成した。
だけど、当分の路銀を稼ぐ為には1度では全く足りず…この依頼は何度もこなさないといけなくなってしまったのだった。
テゐトはいつになったら、王都から出発出来る様になるのだろうか?
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