65 / 65
第三章
第十三話 テゐト、魔法を学ぶ…が苦戦を強いられる。
しおりを挟む
冒険者ギルドから紹介された【初心者魔法教室】とは…?
将来に冒険者になって生計を立てたい者達や、適正属性を確認する為に通うといった職業訓練校のような物である。
ただし…この魔法教室の門を叩く者は、主に10歳から12歳位であり、成人(16歳)を越えてくる者はあまり多くなかった。
「此処が…魔法教室だか?」
魔法教室はちょっとした掘立て小屋に小さな運動場のような物になっていた。
ただし、魔法学院とは違い…生徒達は主に一般の者達だった。
そして教師陣も、冒険者を引退した魔道士や低ランクの冒険者という感じだった。
本来なら、他の子供達もいる筈なのだが…?
今回はテゐトしかいなかった。
「君がリーアから紹介されたという子か?」
「テゐトというだべ、まんずよろしくおねげぇしますだ!」
「その方言は…バルファザリア地方の訛りみたいだな。」
「んだ、オラはバルファザリアから来ただ。」
テゐトの教師は、60歳くらいの白髪の老人だった。
ただ、冒険者を引退して久しいにも関わらず、老いを見せない鍛えている身体付きだった。
「リーアの話によると、君は複数の属性持ちという話だけど?」
「オラの村では、魔道士とかはおらんかっただ。だがら、小さい頃から魔法を使うこども無ければ、習う事もながっだ。」
「ふむぅ?」
ここだけの話だけど、テゐトの属性はテイトと同じく全属性を持っている。
テイトの両親の様な者達に育てられていれば、テゐトもその実力が開花されていたかもしれないが…?
「それで、収納魔法は使えると?」
「んだ、オラの村に来た魔道士が教えてくれて…かなりの日数が掛かったが、何とか物にしたべ!」
「それで…一般の攻撃魔法が使えないとな?なんかあべこべな奴だな、普通は収納魔法は初期魔法の後に覚える物なんだが…?」
そう…空間魔法である収納魔法の技術は、一般的な初期魔法を取得してからある程度感覚を掴んだ後に覚えられるという物である。
なので、テゐトの様に上級魔法である収納魔法は普通、最初に覚えられることはまず不可能に近かった。
これも…いわゆる才能という物なのだろうか?
「では、最初に魔力制御を教えるとしようか。」
「宜しく頼むだ!」
こうして、テゐトの魔法教室が始まったのだった。
ただ、テゐトは…魔法に関してだけは本当に才能が無くて、要領を掴むまでに通常の人よりも多く日数を有したのだった。
収納魔法に関しては、すぐに要領を掴む事が出来たというのに…?
初期魔法に関しては中々要領を掴む事が出来ずに、教師も悩まされたのだった。
「これもダメですか…」
「オラには魔法の才能はないんだべ…」
「いえ、初期魔法をすっ飛ばして上級魔法の収納魔法を取得出来たという点においては、才能はある物だと考えます。」
「だども…」
「そうですねぇ、もしかするとテゐト君には一般の常識よりも…いえ、少し見方を変えてみましょうか!収納魔法を取得した時は、どんな事を思いましたか?」
「収納魔法だか?畑仕事の収穫物を簡単に持ち運べる様にする事だけを考えていただな。」
「そうですか、だとすると…テゐト君は、仕事に関係するものの方がイメージをしやすいのではないかと思われます。村ではどんな仕事をされましたか?」
テゐトは村での活動について話をした。
教師はそれを聞きながら、攻撃手段とは別の魔法の使い方を教えてみたのだった。
「テゐト君、訓練場の地面に本来鍬を使って畑を耕すイメージを魔力で操作してくれませんか?」
「えっと…こんな感じだべか?」
テゐトは地面に手を触れてイメージをすると、地面が勝手に掘り起こされて…小さな規模の畑が完成したのだった。
「あれ?何か簡単に出来たべ…」
「やはりそうでしたか!テゐト君は元々は戦士ではありませんからね、攻撃に関する魔法の使い方は不得手なのでしょう。次に…畑を耕したらどうしますか?」
「畑を耕したら、作物の種を撒くだ!」
「その種ですが、畑から土を少し取って握ってから種をイメージしてくれませんか?」
テゐトは教師に言われた事を素直にやってみた。
すると、手を開くとそこには作物の芽が顔を出していた。
「な、何なんだべ⁉︎」
「植物発生魔法ですか!これも珍しい魔法ですね…今度は畑に手を置いてから、畑全体に作物が芽を出すイメージをして下さい。」
テゐトは畑に手を触れて魔力を送りながら、畑に作物の芽が全体に発生するイメージをした。
すると、畑からポンポンという音を立てて、次々と土から作物の芽が出て来た。
「こ、こんな事になってしまったべ…?」
「やはり、思った通りですね。テゐト君は攻撃に関する魔法はまだイメージが出来ていないみたいですね。普段やり慣れている事をイメージした方が魔法を覚えるのが早いのでしょう。畑から芽が出ました、次はどうするのですか?」
「たっぷりの水を与えて…」
テゐトは、以前キリアが雨を降らした時のイメージをしながら魔力を発動した。
すると目の前に大きな水球が出現して、その水球は雨の様に畑に降り注いだのだった。
「まさか、こんなに早く…3つの属性を使いこなせるとは!」
「イメージ次第でこんなになるんだべか!なら、更に畑に手を置いてから魔力を流すと…?」
畑から芽を出した状態だったのが、あっという間に収穫が出来るくらいに育ったのだった。
テゐトはその作物の1つである、でーこんを引っこ抜くと?
それは故郷の村で収穫した大きさの物と全く同じ物だった。
「まさか、こっただ事で作物が育ってしまうなんて…」
「これなら、魔法の課題はクリア出来るでしょうね。ただ、攻撃に関する魔法では無いので、リーアがどう判断をするかですが…」
教師はテゐトに小石で的に目掛けて投げる動作を行ってから、それをイメージしたロックバレッドの魔法を教えると、テゐトは今迄に悩んでいた時間が何だったのかと思うくらいにあっさりと取得した。
考えてみれば、テゐトは畑に出現したボアに気を向かせる為に石を投げていた事があった。
それを魔法で実践した…という訳だった。
教師は合格を出し、それを実戦する為にテゐトは冒険者ギルドに戻ってから披露をすると、魔法テストが合格となって…テゐトは晴れて冒険者ギルドの冒険者になったのだった。
これで…トール達の故郷であるハーネスト村に旅立てる事が出来る!
…と思っていたのだが、魔法教室で数日間を過ごしていた為に、残っていた路銀が底をついてしまい…すぐに旅立つ事は叶わなかった。
「まずは、稼がねぇとならないだな!」
テゐトは冒険者ギルドの依頼が貼られているボードで仕事を探していた。
だけど、どれも薬草採取や雑用ばかりで…これと言って稼げる仕事が見つからなかった。
それでもくまなく探していると、食料調達という依頼票を見つける事が出来た。
食料は、別に何という決まりは無かった。
とにかく、食料を10キロ以上という内容だったので、テゐトは王都の外の魔物があまりいない場所で、魔法教室でやった畑を作り出してから作物を収穫して、それを提出して依頼を達成した。
だけど、当分の路銀を稼ぐ為には1度では全く足りず…この依頼は何度もこなさないといけなくなってしまったのだった。
テゐトはいつになったら、王都から出発出来る様になるのだろうか?
将来に冒険者になって生計を立てたい者達や、適正属性を確認する為に通うといった職業訓練校のような物である。
ただし…この魔法教室の門を叩く者は、主に10歳から12歳位であり、成人(16歳)を越えてくる者はあまり多くなかった。
「此処が…魔法教室だか?」
魔法教室はちょっとした掘立て小屋に小さな運動場のような物になっていた。
ただし、魔法学院とは違い…生徒達は主に一般の者達だった。
そして教師陣も、冒険者を引退した魔道士や低ランクの冒険者という感じだった。
本来なら、他の子供達もいる筈なのだが…?
今回はテゐトしかいなかった。
「君がリーアから紹介されたという子か?」
「テゐトというだべ、まんずよろしくおねげぇしますだ!」
「その方言は…バルファザリア地方の訛りみたいだな。」
「んだ、オラはバルファザリアから来ただ。」
テゐトの教師は、60歳くらいの白髪の老人だった。
ただ、冒険者を引退して久しいにも関わらず、老いを見せない鍛えている身体付きだった。
「リーアの話によると、君は複数の属性持ちという話だけど?」
「オラの村では、魔道士とかはおらんかっただ。だがら、小さい頃から魔法を使うこども無ければ、習う事もながっだ。」
「ふむぅ?」
ここだけの話だけど、テゐトの属性はテイトと同じく全属性を持っている。
テイトの両親の様な者達に育てられていれば、テゐトもその実力が開花されていたかもしれないが…?
「それで、収納魔法は使えると?」
「んだ、オラの村に来た魔道士が教えてくれて…かなりの日数が掛かったが、何とか物にしたべ!」
「それで…一般の攻撃魔法が使えないとな?なんかあべこべな奴だな、普通は収納魔法は初期魔法の後に覚える物なんだが…?」
そう…空間魔法である収納魔法の技術は、一般的な初期魔法を取得してからある程度感覚を掴んだ後に覚えられるという物である。
なので、テゐトの様に上級魔法である収納魔法は普通、最初に覚えられることはまず不可能に近かった。
これも…いわゆる才能という物なのだろうか?
「では、最初に魔力制御を教えるとしようか。」
「宜しく頼むだ!」
こうして、テゐトの魔法教室が始まったのだった。
ただ、テゐトは…魔法に関してだけは本当に才能が無くて、要領を掴むまでに通常の人よりも多く日数を有したのだった。
収納魔法に関しては、すぐに要領を掴む事が出来たというのに…?
初期魔法に関しては中々要領を掴む事が出来ずに、教師も悩まされたのだった。
「これもダメですか…」
「オラには魔法の才能はないんだべ…」
「いえ、初期魔法をすっ飛ばして上級魔法の収納魔法を取得出来たという点においては、才能はある物だと考えます。」
「だども…」
「そうですねぇ、もしかするとテゐト君には一般の常識よりも…いえ、少し見方を変えてみましょうか!収納魔法を取得した時は、どんな事を思いましたか?」
「収納魔法だか?畑仕事の収穫物を簡単に持ち運べる様にする事だけを考えていただな。」
「そうですか、だとすると…テゐト君は、仕事に関係するものの方がイメージをしやすいのではないかと思われます。村ではどんな仕事をされましたか?」
テゐトは村での活動について話をした。
教師はそれを聞きながら、攻撃手段とは別の魔法の使い方を教えてみたのだった。
「テゐト君、訓練場の地面に本来鍬を使って畑を耕すイメージを魔力で操作してくれませんか?」
「えっと…こんな感じだべか?」
テゐトは地面に手を触れてイメージをすると、地面が勝手に掘り起こされて…小さな規模の畑が完成したのだった。
「あれ?何か簡単に出来たべ…」
「やはりそうでしたか!テゐト君は元々は戦士ではありませんからね、攻撃に関する魔法の使い方は不得手なのでしょう。次に…畑を耕したらどうしますか?」
「畑を耕したら、作物の種を撒くだ!」
「その種ですが、畑から土を少し取って握ってから種をイメージしてくれませんか?」
テゐトは教師に言われた事を素直にやってみた。
すると、手を開くとそこには作物の芽が顔を出していた。
「な、何なんだべ⁉︎」
「植物発生魔法ですか!これも珍しい魔法ですね…今度は畑に手を置いてから、畑全体に作物が芽を出すイメージをして下さい。」
テゐトは畑に手を触れて魔力を送りながら、畑に作物の芽が全体に発生するイメージをした。
すると、畑からポンポンという音を立てて、次々と土から作物の芽が出て来た。
「こ、こんな事になってしまったべ…?」
「やはり、思った通りですね。テゐト君は攻撃に関する魔法はまだイメージが出来ていないみたいですね。普段やり慣れている事をイメージした方が魔法を覚えるのが早いのでしょう。畑から芽が出ました、次はどうするのですか?」
「たっぷりの水を与えて…」
テゐトは、以前キリアが雨を降らした時のイメージをしながら魔力を発動した。
すると目の前に大きな水球が出現して、その水球は雨の様に畑に降り注いだのだった。
「まさか、こんなに早く…3つの属性を使いこなせるとは!」
「イメージ次第でこんなになるんだべか!なら、更に畑に手を置いてから魔力を流すと…?」
畑から芽を出した状態だったのが、あっという間に収穫が出来るくらいに育ったのだった。
テゐトはその作物の1つである、でーこんを引っこ抜くと?
それは故郷の村で収穫した大きさの物と全く同じ物だった。
「まさか、こっただ事で作物が育ってしまうなんて…」
「これなら、魔法の課題はクリア出来るでしょうね。ただ、攻撃に関する魔法では無いので、リーアがどう判断をするかですが…」
教師はテゐトに小石で的に目掛けて投げる動作を行ってから、それをイメージしたロックバレッドの魔法を教えると、テゐトは今迄に悩んでいた時間が何だったのかと思うくらいにあっさりと取得した。
考えてみれば、テゐトは畑に出現したボアに気を向かせる為に石を投げていた事があった。
それを魔法で実践した…という訳だった。
教師は合格を出し、それを実戦する為にテゐトは冒険者ギルドに戻ってから披露をすると、魔法テストが合格となって…テゐトは晴れて冒険者ギルドの冒険者になったのだった。
これで…トール達の故郷であるハーネスト村に旅立てる事が出来る!
…と思っていたのだが、魔法教室で数日間を過ごしていた為に、残っていた路銀が底をついてしまい…すぐに旅立つ事は叶わなかった。
「まずは、稼がねぇとならないだな!」
テゐトは冒険者ギルドの依頼が貼られているボードで仕事を探していた。
だけど、どれも薬草採取や雑用ばかりで…これと言って稼げる仕事が見つからなかった。
それでもくまなく探していると、食料調達という依頼票を見つける事が出来た。
食料は、別に何という決まりは無かった。
とにかく、食料を10キロ以上という内容だったので、テゐトは王都の外の魔物があまりいない場所で、魔法教室でやった畑を作り出してから作物を収穫して、それを提出して依頼を達成した。
だけど、当分の路銀を稼ぐ為には1度では全く足りず…この依頼は何度もこなさないといけなくなってしまったのだった。
テゐトはいつになったら、王都から出発出来る様になるのだろうか?
11
お気に入りに追加
1,954
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(63件)
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は幼馴染達より強いジョブを手に入れて無双する!
アノマロカリス
ファンタジー
よくある話の異世界召喚。
ネット小説やファンタジー小説が好きな少年、洲河 慱(すが だん)。
いつもの様に幼馴染達と学校帰りに雑談をしていると突然魔法陣が現れて光に包まれて…
幼馴染達と一緒に救世主召喚でテルシア王国に召喚され、幼馴染達は【勇者】【賢者】【剣聖】【聖女】という素晴らしいジョブを手に入れたけど、僕はそれ以上のジョブと多彩なスキルを手に入れた。
王宮からは、過去の勇者パーティと同じジョブを持つ幼馴染達が世界を救うのが掟と言われた。
なら僕は、夢にまで見たこの異世界で好きに生きる事を選び、幼馴染達とは別に行動する事に決めた。
自分のジョブとスキルを駆使して無双する、魔物と魔法が存在する異世界ファンタジー。
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つ物なのかな?」で、慱が本来の力を手に入れた場合のもう1つのパラレルストーリー。
11月14日にHOT男性向け1位になりました。
応援、ありがとうございます!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
一章14話目まで読みました。
面白いです。
有り難う御座います。
その言葉を励みに頑張りますので、応援を宜しくお願い致しますm(_ _)m
馬鹿馬鹿しくて面白い
有り難う御座います。
楽しんで頂ければ幸いです。
こんにちは、「7回目」「赤魔道士」も読ませていただいてます。
どの話も、テンポが良くスラスラ読めるので、あっという間に追いついてしまいました。
更新を楽しみにしています。
が、ご自身の健康と私生活の充実が第一ですので、あまり無理をなさらないように、そして長く作品を続けていただきたい、というのがファンからのお願いです。
有り難う御座います。
なるべく気を付けて更新に望む所存です。