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第一章
第十七話 故郷のハーネスト村
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故郷のハーネスト村に到着した僕等は、まず僕の実家でこの村唯一の宿屋である「木漏れ日の日向亭」に向かった。
…のだけど、途中…実家に帰るまでの間に村を見渡すと、村には活気が無くて少し寂れている感じだった。
そうなったのは大体予想がつく。
この村からこの国の勇者とそのパーティーが誕生したけど、その間は話題を呼んで訪れた旅人も多かったんだろうけど、僕がパーティーから追い出された後にトールは勇者を剥奪された挙句、この国では愚者として扱われ始めたあたりから…この村に旅人が足を運ぶ事が少なくなって寂れたのだろう。
「まぁ、それ以外に…この村に名物となる様なものはないからな。」
恐らくは、村人達からトール達の親は非難を浴びたんだろうな。
まぁ、僕には関係無い話だから別に良いけど。
そんな感じで木漏れ日の日向亭に到着すると、僕は宿屋の扉を開けた。
「いらっしゃいませ~木漏れ日の日向亭にようこそ!…って、テイト⁉︎」
「久しぶり!父さん、母さん!」
「テイトも無事で何よりだな!父さんも母さんも心配したんだぞ‼︎」
「あ~その話をする前に…今日は里帰りと客としても来たんだ。皆入って!」
僕はそういうと、仲間の皆と奴隷の少女達が入って来た。
僕は両親に自己紹介をしてと頼むと、それぞれが名乗り出した。
「自分はブレイドと申します!お宅のご子息に命を救われた者です。」
「私はダーネリアと申します。お父様、お母様!」
「私はダーネリアの姉のルーナリアと申します。」
「あと、ヤーレイ(15歳)とユーリ(14歳)とヨーシュン(13歳)だよ。」
「テイト、この方達は?」
「僕のパーティーメンバーと…訳ありの子達なんだ。」
僕は今迄の経緯を話した。
そしてヤーレイとユーリとヨーシュンを家で仕事をさせられないかと話たのだった。
「少し前の状態なら…3人を雇える余裕もあったんだが、今ではこの通りに閑古鳥が鳴いているような状態でな!」
「トール君達が勇者を剥奪されてからというもの、客足がパッタリと途絶えてしまったのよ。」
「なら、当面の活動資金に僕から提供するから、何とか頼めないかな?ここに金貨800枚あるんだけど…」
「金貨800枚って…貴方は何をしてそんなに稼いだの⁉︎」
「マクファーレン港のクラーケンを討伐したら、報酬で貰った。足りないかな?」
「金貨800枚なんて、この店で10年でも稼げない金額が足りない訳ないでしょ!」
「あぁ…なら3人を預かっても良いが、どう扱えば良い?」
「それは父さん達に任せるよ。宿屋の手伝いをさせるとか、裏の畑を手伝わせるとかね。」
父さんは3人を見ながら考え込んでいた。
そして僕に言ってきた。
「元は奴隷という話だったが…父さんが間違って手を出したりするかもしれんぞ⁉︎」
「母さんに殺されたいのならやってみれば?」
父さんが冗談で言った言葉に対し、母さんは右手に包丁と左手に棍棒を持って鬼の様な怖い表情で睨んでいた。
父さんはすぐさま土下座をして母さんに謝っていた。
「まぁ、冗談はさておき…この子たちは仕事が出来るのか?」
「彼女達を売った両親の村では、口減らしで売られたという話だけど…売られる前までは、村での仕事をしていたらしいから、ある程度の事はできるよ。流石に接客や応対なんかは未経験だろうけど。」
「こんな子達を売るだなんて…貴女達は心配しないで良いよ!貴女達は私達の娘として面倒を見てあげるからね‼︎」
3人は大粒の涙を流して母さんを抱き締めていた。
…ということは、本当に娘になったら…僕の妹達になるのか。
「私はね、子供がテイトだけだったから女の子がずっと欲しかったのよ。テイトは旅に出る前は華奢で女の子みたいな感じだったけど、ドレスとかは似合わなくてねぇ。」
「母さん辞めてくれ!僕の黒歴史を皆に話すのは…」
母さんの咄嗟の話で、泣いていた3人は笑顔を見せて笑い出した。
すると父さんも何かを閃いたように言ったのだが?
「今日からは3人は我が家の娘だ!これで親子になったわけだから、最初にする事として…父さんと一緒にお風呂に入ろう!娘と一緒に風呂に入るのが夢だったんだ‼︎」
僕は頭を抱えながら溜息を吐くと、父さんは母さんが持っていた棍棒でぶっ飛ばされていた。
子供の頃からこの両親を見ていたが…父さんの冗談の八割は、大体母さんを怒らせてから殴られていた。
空気が明るくなるとはいえ、父さんのこの性格は治らないのかな?
「仕方がないじゃ無いか!母さんのタルんだ体よりも若い娘の体は、なによりも目の保養に…って、母さん、冗談だ!冗談だから、モーニングスターで殴るのは辞めてくれ‼︎」
「やっちゃっても良いよ、僕もルーナリアも回復魔法が出来るから。」
「ですってよ…あなた、覚悟は良いかしら?」
「母さんは世界一の良い女!少しぐらいのタルみも母さんの美しい魅力だよ‼︎」
「タルんだは余計よ‼︎」
案の定、母さんを怒らせた父さんは、モーニングスターでぶっ飛ばされた。
僕とルーナリアは、父さんの怪我を回復魔法で治してあげた。
…というか、いつまでこの茶番は続くのだろうか?
ブレイドとダーネリアは、少し呆れていたのだった。
暫くしてから、母さんは3人を着替えさせてから宿の仕事を教えていた。
父さんも、今夜は御馳走を作る為に村の雑貨屋に買い物に行ったのだった。
そして僕らは、客という扱いで宿屋の食堂で今後の活動について話し合っていた。
「それにしても、テイトの両親は愉快な人だな。」
「ある意味、この村では名物みたいな両親だからね。元はBランク冒険者なんだよ。」
「通りで女将さんの武器の扱いが長けていると思った。モーニングスターなんか普通は上手く扱えないのだが?」
「父さんがタンクで、母さんが攻撃という感じで活躍していたからね。【暴虐の女王】という名前に聞き覚えはない?」
「ハンマーで魔物から魔獣まで滅多撃ちにして討伐する二つ名を持った女性冒険者のか?テイトの母親が彼女だったのか⁉︎」
父さんはどうかは知らないけど、母さんは現役冒険者の時は結構有名だった。
僕が冒険者になって後押ししてくれたのも母さんだった。
「それよりもこれからなんだけど、目的地が決まった!」
「次はどの地方に行くんだ?」
「テオドールの温泉村に行こうと思っているんだけど…」
「あの火山から湯が湧くという?」
「そう、そこで2つの目的を果たそうと思う。」
「2つの目的?湯に入るのと飯か?」
「あ、それを入れたら3つになるか!確かにその2つも重要だけど、テオドール火山の洞窟にクラスチェンジが出来るという石碑があるらしい。母さんからの情報でね!」
「それは願ってもない話だな!」
「ただ、そこに行くまでに守護者を討伐しないといけないらしい。かなり強いという話だよ。」
今迄に数多くの冒険者がクラスチェンジを果たす為に守護者と戦ってきたが、皆返り討ちに遭ったという話だった。
何故母さんがその情報を知っていたかというと、母さんも過去に守護者に挑んでクラスチェンジをした者だという話だった。
「なるほど、女将さんの体験談だったということか!」
「ただし、クラスチェンジするとステータスがあり得ない程に上昇するらしいが、レベルは50近くマイナスになるらしい。」
「何かを得る為には相応の代価が必要という訳か!」
「だから過去に守護者を倒した者達がクラスチェンジをする際に、躊躇いがあったという話はそこからきているみたいだね。レベルが下がるリスクを追うくらいなら、そのままでも良いと考えたんだろう。」
「だからクラスチェンジの話は世に浸透していないのか…確かにレベルが50も下がるならやりたがらない気持ちも分からないことはないな!」
それにしても…静かだな?
僕は先程までダーネリアとルーナリアが座っている席を見ると、2人は居なかった。
奥の厨房で声が聞こえているところを見ると、料理作りに参加しているんだろう。
僕とブレイドは、出発する日取りを決めていると…宿屋の扉が勢い良く開いた。
其処には、勇者パーティーのメンバーの両親達が揃っていて、僕の姿を見るなり詰め寄ってきたのだった。
大方予想は付く…。
僕は面倒に感じながらも、話をする事になった…のだが?
…のだけど、途中…実家に帰るまでの間に村を見渡すと、村には活気が無くて少し寂れている感じだった。
そうなったのは大体予想がつく。
この村からこの国の勇者とそのパーティーが誕生したけど、その間は話題を呼んで訪れた旅人も多かったんだろうけど、僕がパーティーから追い出された後にトールは勇者を剥奪された挙句、この国では愚者として扱われ始めたあたりから…この村に旅人が足を運ぶ事が少なくなって寂れたのだろう。
「まぁ、それ以外に…この村に名物となる様なものはないからな。」
恐らくは、村人達からトール達の親は非難を浴びたんだろうな。
まぁ、僕には関係無い話だから別に良いけど。
そんな感じで木漏れ日の日向亭に到着すると、僕は宿屋の扉を開けた。
「いらっしゃいませ~木漏れ日の日向亭にようこそ!…って、テイト⁉︎」
「久しぶり!父さん、母さん!」
「テイトも無事で何よりだな!父さんも母さんも心配したんだぞ‼︎」
「あ~その話をする前に…今日は里帰りと客としても来たんだ。皆入って!」
僕はそういうと、仲間の皆と奴隷の少女達が入って来た。
僕は両親に自己紹介をしてと頼むと、それぞれが名乗り出した。
「自分はブレイドと申します!お宅のご子息に命を救われた者です。」
「私はダーネリアと申します。お父様、お母様!」
「私はダーネリアの姉のルーナリアと申します。」
「あと、ヤーレイ(15歳)とユーリ(14歳)とヨーシュン(13歳)だよ。」
「テイト、この方達は?」
「僕のパーティーメンバーと…訳ありの子達なんだ。」
僕は今迄の経緯を話した。
そしてヤーレイとユーリとヨーシュンを家で仕事をさせられないかと話たのだった。
「少し前の状態なら…3人を雇える余裕もあったんだが、今ではこの通りに閑古鳥が鳴いているような状態でな!」
「トール君達が勇者を剥奪されてからというもの、客足がパッタリと途絶えてしまったのよ。」
「なら、当面の活動資金に僕から提供するから、何とか頼めないかな?ここに金貨800枚あるんだけど…」
「金貨800枚って…貴方は何をしてそんなに稼いだの⁉︎」
「マクファーレン港のクラーケンを討伐したら、報酬で貰った。足りないかな?」
「金貨800枚なんて、この店で10年でも稼げない金額が足りない訳ないでしょ!」
「あぁ…なら3人を預かっても良いが、どう扱えば良い?」
「それは父さん達に任せるよ。宿屋の手伝いをさせるとか、裏の畑を手伝わせるとかね。」
父さんは3人を見ながら考え込んでいた。
そして僕に言ってきた。
「元は奴隷という話だったが…父さんが間違って手を出したりするかもしれんぞ⁉︎」
「母さんに殺されたいのならやってみれば?」
父さんが冗談で言った言葉に対し、母さんは右手に包丁と左手に棍棒を持って鬼の様な怖い表情で睨んでいた。
父さんはすぐさま土下座をして母さんに謝っていた。
「まぁ、冗談はさておき…この子たちは仕事が出来るのか?」
「彼女達を売った両親の村では、口減らしで売られたという話だけど…売られる前までは、村での仕事をしていたらしいから、ある程度の事はできるよ。流石に接客や応対なんかは未経験だろうけど。」
「こんな子達を売るだなんて…貴女達は心配しないで良いよ!貴女達は私達の娘として面倒を見てあげるからね‼︎」
3人は大粒の涙を流して母さんを抱き締めていた。
…ということは、本当に娘になったら…僕の妹達になるのか。
「私はね、子供がテイトだけだったから女の子がずっと欲しかったのよ。テイトは旅に出る前は華奢で女の子みたいな感じだったけど、ドレスとかは似合わなくてねぇ。」
「母さん辞めてくれ!僕の黒歴史を皆に話すのは…」
母さんの咄嗟の話で、泣いていた3人は笑顔を見せて笑い出した。
すると父さんも何かを閃いたように言ったのだが?
「今日からは3人は我が家の娘だ!これで親子になったわけだから、最初にする事として…父さんと一緒にお風呂に入ろう!娘と一緒に風呂に入るのが夢だったんだ‼︎」
僕は頭を抱えながら溜息を吐くと、父さんは母さんが持っていた棍棒でぶっ飛ばされていた。
子供の頃からこの両親を見ていたが…父さんの冗談の八割は、大体母さんを怒らせてから殴られていた。
空気が明るくなるとはいえ、父さんのこの性格は治らないのかな?
「仕方がないじゃ無いか!母さんのタルんだ体よりも若い娘の体は、なによりも目の保養に…って、母さん、冗談だ!冗談だから、モーニングスターで殴るのは辞めてくれ‼︎」
「やっちゃっても良いよ、僕もルーナリアも回復魔法が出来るから。」
「ですってよ…あなた、覚悟は良いかしら?」
「母さんは世界一の良い女!少しぐらいのタルみも母さんの美しい魅力だよ‼︎」
「タルんだは余計よ‼︎」
案の定、母さんを怒らせた父さんは、モーニングスターでぶっ飛ばされた。
僕とルーナリアは、父さんの怪我を回復魔法で治してあげた。
…というか、いつまでこの茶番は続くのだろうか?
ブレイドとダーネリアは、少し呆れていたのだった。
暫くしてから、母さんは3人を着替えさせてから宿の仕事を教えていた。
父さんも、今夜は御馳走を作る為に村の雑貨屋に買い物に行ったのだった。
そして僕らは、客という扱いで宿屋の食堂で今後の活動について話し合っていた。
「それにしても、テイトの両親は愉快な人だな。」
「ある意味、この村では名物みたいな両親だからね。元はBランク冒険者なんだよ。」
「通りで女将さんの武器の扱いが長けていると思った。モーニングスターなんか普通は上手く扱えないのだが?」
「父さんがタンクで、母さんが攻撃という感じで活躍していたからね。【暴虐の女王】という名前に聞き覚えはない?」
「ハンマーで魔物から魔獣まで滅多撃ちにして討伐する二つ名を持った女性冒険者のか?テイトの母親が彼女だったのか⁉︎」
父さんはどうかは知らないけど、母さんは現役冒険者の時は結構有名だった。
僕が冒険者になって後押ししてくれたのも母さんだった。
「それよりもこれからなんだけど、目的地が決まった!」
「次はどの地方に行くんだ?」
「テオドールの温泉村に行こうと思っているんだけど…」
「あの火山から湯が湧くという?」
「そう、そこで2つの目的を果たそうと思う。」
「2つの目的?湯に入るのと飯か?」
「あ、それを入れたら3つになるか!確かにその2つも重要だけど、テオドール火山の洞窟にクラスチェンジが出来るという石碑があるらしい。母さんからの情報でね!」
「それは願ってもない話だな!」
「ただ、そこに行くまでに守護者を討伐しないといけないらしい。かなり強いという話だよ。」
今迄に数多くの冒険者がクラスチェンジを果たす為に守護者と戦ってきたが、皆返り討ちに遭ったという話だった。
何故母さんがその情報を知っていたかというと、母さんも過去に守護者に挑んでクラスチェンジをした者だという話だった。
「なるほど、女将さんの体験談だったということか!」
「ただし、クラスチェンジするとステータスがあり得ない程に上昇するらしいが、レベルは50近くマイナスになるらしい。」
「何かを得る為には相応の代価が必要という訳か!」
「だから過去に守護者を倒した者達がクラスチェンジをする際に、躊躇いがあったという話はそこからきているみたいだね。レベルが下がるリスクを追うくらいなら、そのままでも良いと考えたんだろう。」
「だからクラスチェンジの話は世に浸透していないのか…確かにレベルが50も下がるならやりたがらない気持ちも分からないことはないな!」
それにしても…静かだな?
僕は先程までダーネリアとルーナリアが座っている席を見ると、2人は居なかった。
奥の厨房で声が聞こえているところを見ると、料理作りに参加しているんだろう。
僕とブレイドは、出発する日取りを決めていると…宿屋の扉が勢い良く開いた。
其処には、勇者パーティーのメンバーの両親達が揃っていて、僕の姿を見るなり詰め寄ってきたのだった。
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