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番外編
第十一話 家族全員でのお出掛け!~前編~
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この島は、人がいる場所は何もクレーメルの街だけではない。
この島の最南端の街がクレーメル。
島の最北端には、ノーストという村がある。
最東端にはシダ村、最西端にはクレオルという村がある。
その4つの中心にある村が以前はあったが、作物の実りが悪く、魔物の数が多い為に現在は廃れた村になっている。
そして今回の舞台は、最東端に位置するシダ村であるのだが…?
この付近には、最近になって龍族が目撃されるという話なのであった。
「さてと…みんな用意は出来たか?」
「俺とライラは準備出来ている。」
「僕と妹達も出来ているよ!」
「なら、島の最東端にあるシダ村に行くぞ!」
俺達は街を抜けて外に出ると、ルットに移動高速魔法アクセラレーションを発動してもらった。
そしてクレーメルの街からその日に着く為に急いだのだった。
・・・・・・・・・所変わって、冒険者ギルドでは・・・・・・・・・
冒険者ギルド内では、職員がバタバタと忙しそうに走り回っていた。
その様子を見ていた、冒険者ギルドの酒場の常連のニコライが受付嬢の1人を捕まえて理由を聞いた。
「なにをそんなに慌てているんだ?」
「実は…本日ギルマスとライラ先輩が向かう先にグランドドレイクが目撃されたという情報が上がって来たのです!」
「ギルマスとライラ嬢なら問題ないだろ?」
「グランドドラゴンなら問題ないでしょうけど…グランドドレイクですよ? さすがに…」
するとニコライは急に笑い出した。
受付嬢のアマンダは呆けた顔をしていた。
「ニコライさん、何を笑っているのですか?」
「昨日な、夕方にギルマスが…明日は子供達と一緒に初の小旅行だと嬉しそうに言っていたんだよ。」
「その旅行先にグランドドレイクが目撃されているというんです!」
「何か心配事でもあるのか?」
「だって、グランドドレイクですよ⁉ ギルマスやライラ先輩の強さは知っていますが、さすがに…」
「そっちじゃなくて、子供達の方だよ。」
「子供達ですか? あ! そうでしたね…」
「魔王を倒した英雄キッドに勇者の娘っ子3人、冒険者殺しの魔獣を葬った英雄テッドがいるんだぞ? 俺はそんな奴等に出遭ったグランドドレイクの方に同情するよ。」
「ですよね? あの一家に勝てる魔物が居たら見てみたいです!」
・・・・・・・・・一方、ギルマスと子供達はというと?・・・・・・・・・
『ゴボボボボボボッ、ゴボボボボボボボボ…』
「中々溺れないね?」
グランドドレイクと鉢合わせしたギルマスとライラに5人の兄妹達は…ルットの作った巨大な穴にグランドドレイクを落としてから、ロットの大量の聖水で穴の中に注ぎ込んで満たしていた。
「見た目が亀みたいなのに、水に溺れるんだね?」
「まぁ、地上に住むドラゴンだからな。 姿が亀に近いとはいっても、水棲生物では無いからな…」
亀は亀でも、ゾウガメの様な姿をしているので水にはそれ程強くは無い。
首を伸ばしても顔が出せない程に深い穴を掘っている上に水で満たしているので、先程からグランドドレイクは溺れかけていた。
なぜこんな事になっているかというと、話は少し前に遡る。
ルットのアクセラレーションで、クレーメルの街からシダ村に向かっている時に、前方に亀の形をしたドラゴンが馬車を襲っていた。
「あれは…グランドドレイクだ!」
「お兄ちゃん、馬車が襲われているよ!」
「テッドは馬車の人達を! 俺は奴を引き付ける!」
「わかった! 聖剣シーズニング!」
「頼むぞ! 魔剣シーズニング!」
「「テクニカルセイバー!」」
俺とテッドは、テクニカルセイバーを発動すると…皆よりも先に飛び出して行った。
そしてテッドは、襲われている馬車の前にいるグランドドレイクの顔を滅多切りにし、俺はグランドドレイクの脇に付いてから剣技を放った。
「紅蓮院流剣術…奥義! 地昇天翔斬‼」
下から斬り上げてから、宙で連撃を放ったのだが…思った以上に頑丈な鱗で打撃だけで傷を付ける事は出来ずに、重さの所為で大して浮かばなかった。
だが、甲羅をひっくり返す事は出来たので追い打ちを掛けようとしたら、尻尾を使って跳ねてから態勢を元に戻したのだ。
「随分頑丈な奴だな…しかも、キングディライノス並みに皮膚が硬いぞ!」
すると、追い付いてきた他に皆が武器を構えて俺達の元に来たのだった。
「グランドドレイクは、龍族の中でも1位か2位の頑丈は皮膚を持つ奴だ! 並みの武器では奴を傷付けられる事は出来ないぞ!」
「それならエターナルセイバーでも使えばあるいは? だが、効かなかった事を考えると…あのMPゴッソリ減るのは勘弁したいな…」
「なら、穴に落としちゃえば? ルット、コイツの足元にコイツがスッポリ入る穴を!」
「わかった、テッドお兄ちゃん! 地の精霊よ、力を貸して! アースホール!」
ルットの地属性魔法で、グランドドレイクの足元に巨大な穴が開くと、グランドドレイクはそのまま落ちて行った。
「ロット、聖水を穴の中を満たせ!」
「わかったわ、キッドお兄ちゃん! 大いなる聖なる水よ、かの場所を満たせ! ホーリースプレッド!」
天高い場所から滝の様な巨大な水が降ってくると、穴の中に注がれていき…グランドドレイクをスッポリ覆う程の水で満たされたのだった。
『ゴ…ゴボボボボボボオボボ! ゴボボボボボボボボ‼』
「これで…動けなくなるの?」
「見た目は水棲生物みたいだけど、地竜だからな。 多少の水なら問題は無いが、穴を満たす程の水だった場合は呼吸が出来ないだろう。 それに体が重いから浮く事は無いしな。」
水の中を見ると、グランドドレイクは必死に足をバタつかせて這い上がろうとしていたが、重量があり過ぎる為に少し浮かんでもすぐに底に落ちて行ったのだった。
そして…話は最初に戻る。
「中々溺れないね? それどころか、水位が減っているみたいな気がする…」
「確かに水位が下がっているな? まさか飲んで減らそうと考えているのか? なら…テッド!」
「アレをやるぞ!」
「アレだね?」
「「調味料大暴走・濃度上昇! ドラゴンブレスチリソース!」」
俺とテッドの放った大量のドラゴンブレスチリソースを水の中に放出した。
すると、水の中は真っ赤な色になって咽る様な臭いが辺りに漂った。
『ゴボボボボ! ゴボボ! ゴボボボボボボボボ!!!』
「この反応…アレを飲み込んだのか。」
「それか、目の中や鼻の穴に入ったんじゃないかな? 濃度上昇したドラゴンブレスのチリソースなんて…口に入っても地獄なのに、目や鼻に入ったら…」
「うん、死ぬな!」
龍族の中でも人に変化する個体がいて、人間社会で料理を楽しむという者もいるという話だが…
香辛料を好む者もいるらしいけど、デスソース系の香辛料は未体験だろうから、多分余程の香辛料好きでもない限りはこうなるだろうな。
「魔物に同情する訳じゃないが…調味料も使いどころによってはえげつないな…?」
「まぁ、人を襲っていたし…討伐の対象内だよね?」
「確かにその通りではあるんだが…それに、魔王の幹部に近い実力を持ったグランドドレイクをこうもあっさり。」
「魔王の強さを知っていると、コイツなんか大した強さの部類には入らねぇよ!」
魔王の強さ…というより、魔王はしぶとい上に面倒な奴だったからな。
そういう点では、弱点だらけのグランドドレイクは遥かに戦いやすいのだった。
「それにしても、龍族というのは本当にしぶといな?」
「だけど、武器によるダメージが通じないから…こういった攻撃手段で倒すしかないですよね?」
「調味料合成で毒でも作りだせれば良いのだが…生憎、調味料で毒を作りだせないからな!」
「ある意味、香辛料も…毒と言えば毒ですけどねw」
「あ…泡が小さくなって来たよ!」
水の中を見ると、赤く濁っているので中迄はハッキリは見えないが…明らかに泡が小さくなっていた。
だとすると、そろそろ溺死するのだろうと思っていた…が?
「死なないか…ルット、魔法を解除してくれ! 面倒だけど、エターナルセイバーを使う!」
「エターナルセイバーか…あれMPを桁違いに喰うから使いたくないんだよね。」
ルットは魔法を解除すると、穴が盛り上がって行き元の地面に戻った。
聖水もロットが解除すると、ぐったり横たわっているグランドドレイクが頭を少し上げた。
「なんだ! もう虫の息か…」
「エターナルセイバーは必要ない?」
「あぁ、アメージングセイバーで凍らせよう。」
俺とテッドは、アメージングセイバーを発動すると…グランドドレイクの皮膚にキズを負わせた。
すると、傷を負わせた場所から徐々に氷が覆われて行き、ルットの隕石魔法を振らせて氷に当たると、衝撃で粉々に砕け散ったのだった。
「キッド…初めからこの方法で良かったんじゃないかな?」
「ある程度弱らせたから皮膚が柔らかくなったんだろう? コイツが通常の状態なら、皮膚は未だに武器が通らなかっただろう。」
「そんなものなの? ところでさぁ、シダ村なんだけど…何があるの、この村?」
「シダ村には温泉がある。 キッド、温泉目当てだったんだろ?」
「そそ…家族全員で入りたいと思っていてね。 まぁ、男女別だけど…」
俺達はシダ村に入った。
シダ村は、温泉目当てで遠方から冒険者や他国の者も来たりする有名な観光地だった。
その為に、街程ではないが結構栄えているのだった。
俺達は温泉宿にチェックインを済ますと、早速温泉に入ろうとするのだった。
お約束?
勿論ありますよw
この島の最南端の街がクレーメル。
島の最北端には、ノーストという村がある。
最東端にはシダ村、最西端にはクレオルという村がある。
その4つの中心にある村が以前はあったが、作物の実りが悪く、魔物の数が多い為に現在は廃れた村になっている。
そして今回の舞台は、最東端に位置するシダ村であるのだが…?
この付近には、最近になって龍族が目撃されるという話なのであった。
「さてと…みんな用意は出来たか?」
「俺とライラは準備出来ている。」
「僕と妹達も出来ているよ!」
「なら、島の最東端にあるシダ村に行くぞ!」
俺達は街を抜けて外に出ると、ルットに移動高速魔法アクセラレーションを発動してもらった。
そしてクレーメルの街からその日に着く為に急いだのだった。
・・・・・・・・・所変わって、冒険者ギルドでは・・・・・・・・・
冒険者ギルド内では、職員がバタバタと忙しそうに走り回っていた。
その様子を見ていた、冒険者ギルドの酒場の常連のニコライが受付嬢の1人を捕まえて理由を聞いた。
「なにをそんなに慌てているんだ?」
「実は…本日ギルマスとライラ先輩が向かう先にグランドドレイクが目撃されたという情報が上がって来たのです!」
「ギルマスとライラ嬢なら問題ないだろ?」
「グランドドラゴンなら問題ないでしょうけど…グランドドレイクですよ? さすがに…」
するとニコライは急に笑い出した。
受付嬢のアマンダは呆けた顔をしていた。
「ニコライさん、何を笑っているのですか?」
「昨日な、夕方にギルマスが…明日は子供達と一緒に初の小旅行だと嬉しそうに言っていたんだよ。」
「その旅行先にグランドドレイクが目撃されているというんです!」
「何か心配事でもあるのか?」
「だって、グランドドレイクですよ⁉ ギルマスやライラ先輩の強さは知っていますが、さすがに…」
「そっちじゃなくて、子供達の方だよ。」
「子供達ですか? あ! そうでしたね…」
「魔王を倒した英雄キッドに勇者の娘っ子3人、冒険者殺しの魔獣を葬った英雄テッドがいるんだぞ? 俺はそんな奴等に出遭ったグランドドレイクの方に同情するよ。」
「ですよね? あの一家に勝てる魔物が居たら見てみたいです!」
・・・・・・・・・一方、ギルマスと子供達はというと?・・・・・・・・・
『ゴボボボボボボッ、ゴボボボボボボボボ…』
「中々溺れないね?」
グランドドレイクと鉢合わせしたギルマスとライラに5人の兄妹達は…ルットの作った巨大な穴にグランドドレイクを落としてから、ロットの大量の聖水で穴の中に注ぎ込んで満たしていた。
「見た目が亀みたいなのに、水に溺れるんだね?」
「まぁ、地上に住むドラゴンだからな。 姿が亀に近いとはいっても、水棲生物では無いからな…」
亀は亀でも、ゾウガメの様な姿をしているので水にはそれ程強くは無い。
首を伸ばしても顔が出せない程に深い穴を掘っている上に水で満たしているので、先程からグランドドレイクは溺れかけていた。
なぜこんな事になっているかというと、話は少し前に遡る。
ルットのアクセラレーションで、クレーメルの街からシダ村に向かっている時に、前方に亀の形をしたドラゴンが馬車を襲っていた。
「あれは…グランドドレイクだ!」
「お兄ちゃん、馬車が襲われているよ!」
「テッドは馬車の人達を! 俺は奴を引き付ける!」
「わかった! 聖剣シーズニング!」
「頼むぞ! 魔剣シーズニング!」
「「テクニカルセイバー!」」
俺とテッドは、テクニカルセイバーを発動すると…皆よりも先に飛び出して行った。
そしてテッドは、襲われている馬車の前にいるグランドドレイクの顔を滅多切りにし、俺はグランドドレイクの脇に付いてから剣技を放った。
「紅蓮院流剣術…奥義! 地昇天翔斬‼」
下から斬り上げてから、宙で連撃を放ったのだが…思った以上に頑丈な鱗で打撃だけで傷を付ける事は出来ずに、重さの所為で大して浮かばなかった。
だが、甲羅をひっくり返す事は出来たので追い打ちを掛けようとしたら、尻尾を使って跳ねてから態勢を元に戻したのだ。
「随分頑丈な奴だな…しかも、キングディライノス並みに皮膚が硬いぞ!」
すると、追い付いてきた他に皆が武器を構えて俺達の元に来たのだった。
「グランドドレイクは、龍族の中でも1位か2位の頑丈は皮膚を持つ奴だ! 並みの武器では奴を傷付けられる事は出来ないぞ!」
「それならエターナルセイバーでも使えばあるいは? だが、効かなかった事を考えると…あのMPゴッソリ減るのは勘弁したいな…」
「なら、穴に落としちゃえば? ルット、コイツの足元にコイツがスッポリ入る穴を!」
「わかった、テッドお兄ちゃん! 地の精霊よ、力を貸して! アースホール!」
ルットの地属性魔法で、グランドドレイクの足元に巨大な穴が開くと、グランドドレイクはそのまま落ちて行った。
「ロット、聖水を穴の中を満たせ!」
「わかったわ、キッドお兄ちゃん! 大いなる聖なる水よ、かの場所を満たせ! ホーリースプレッド!」
天高い場所から滝の様な巨大な水が降ってくると、穴の中に注がれていき…グランドドレイクをスッポリ覆う程の水で満たされたのだった。
『ゴ…ゴボボボボボボオボボ! ゴボボボボボボボボ‼』
「これで…動けなくなるの?」
「見た目は水棲生物みたいだけど、地竜だからな。 多少の水なら問題は無いが、穴を満たす程の水だった場合は呼吸が出来ないだろう。 それに体が重いから浮く事は無いしな。」
水の中を見ると、グランドドレイクは必死に足をバタつかせて這い上がろうとしていたが、重量があり過ぎる為に少し浮かんでもすぐに底に落ちて行ったのだった。
そして…話は最初に戻る。
「中々溺れないね? それどころか、水位が減っているみたいな気がする…」
「確かに水位が下がっているな? まさか飲んで減らそうと考えているのか? なら…テッド!」
「アレをやるぞ!」
「アレだね?」
「「調味料大暴走・濃度上昇! ドラゴンブレスチリソース!」」
俺とテッドの放った大量のドラゴンブレスチリソースを水の中に放出した。
すると、水の中は真っ赤な色になって咽る様な臭いが辺りに漂った。
『ゴボボボボ! ゴボボ! ゴボボボボボボボボ!!!』
「この反応…アレを飲み込んだのか。」
「それか、目の中や鼻の穴に入ったんじゃないかな? 濃度上昇したドラゴンブレスのチリソースなんて…口に入っても地獄なのに、目や鼻に入ったら…」
「うん、死ぬな!」
龍族の中でも人に変化する個体がいて、人間社会で料理を楽しむという者もいるという話だが…
香辛料を好む者もいるらしいけど、デスソース系の香辛料は未体験だろうから、多分余程の香辛料好きでもない限りはこうなるだろうな。
「魔物に同情する訳じゃないが…調味料も使いどころによってはえげつないな…?」
「まぁ、人を襲っていたし…討伐の対象内だよね?」
「確かにその通りではあるんだが…それに、魔王の幹部に近い実力を持ったグランドドレイクをこうもあっさり。」
「魔王の強さを知っていると、コイツなんか大した強さの部類には入らねぇよ!」
魔王の強さ…というより、魔王はしぶとい上に面倒な奴だったからな。
そういう点では、弱点だらけのグランドドレイクは遥かに戦いやすいのだった。
「それにしても、龍族というのは本当にしぶといな?」
「だけど、武器によるダメージが通じないから…こういった攻撃手段で倒すしかないですよね?」
「調味料合成で毒でも作りだせれば良いのだが…生憎、調味料で毒を作りだせないからな!」
「ある意味、香辛料も…毒と言えば毒ですけどねw」
「あ…泡が小さくなって来たよ!」
水の中を見ると、赤く濁っているので中迄はハッキリは見えないが…明らかに泡が小さくなっていた。
だとすると、そろそろ溺死するのだろうと思っていた…が?
「死なないか…ルット、魔法を解除してくれ! 面倒だけど、エターナルセイバーを使う!」
「エターナルセイバーか…あれMPを桁違いに喰うから使いたくないんだよね。」
ルットは魔法を解除すると、穴が盛り上がって行き元の地面に戻った。
聖水もロットが解除すると、ぐったり横たわっているグランドドレイクが頭を少し上げた。
「なんだ! もう虫の息か…」
「エターナルセイバーは必要ない?」
「あぁ、アメージングセイバーで凍らせよう。」
俺とテッドは、アメージングセイバーを発動すると…グランドドレイクの皮膚にキズを負わせた。
すると、傷を負わせた場所から徐々に氷が覆われて行き、ルットの隕石魔法を振らせて氷に当たると、衝撃で粉々に砕け散ったのだった。
「キッド…初めからこの方法で良かったんじゃないかな?」
「ある程度弱らせたから皮膚が柔らかくなったんだろう? コイツが通常の状態なら、皮膚は未だに武器が通らなかっただろう。」
「そんなものなの? ところでさぁ、シダ村なんだけど…何があるの、この村?」
「シダ村には温泉がある。 キッド、温泉目当てだったんだろ?」
「そそ…家族全員で入りたいと思っていてね。 まぁ、男女別だけど…」
俺達はシダ村に入った。
シダ村は、温泉目当てで遠方から冒険者や他国の者も来たりする有名な観光地だった。
その為に、街程ではないが結構栄えているのだった。
俺達は温泉宿にチェックインを済ますと、早速温泉に入ろうとするのだった。
お約束?
勿論ありますよw
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