3 / 20
聖女メローナと勇者カースの章
第二話 頭が痛い受付嬢…
しおりを挟む
私はホームを出てから冒険者ギルドに行って、受付のサーシャさんに勇者カースからパーティーの除名処分をされた事を伝えた。
するとサーシャさんは、早速頭を押さえて言った。
「カースさんは一体何を考えているのでしょうか?」
「馬鹿だから、何も考えてないのでしょうね。」
この世界では、聖女の需要は計り知れない。
まず…?
1.聖女の冒険者ランクは、他の冒険者とは違い高ランクのCランクに設定される。
2.聖女がパーティーに入ると、パーティーのランクも上がる。
3.聖女がパーティーに入り、一定以上の活躍をすると…そのリーダーが勇者認定をされる。
4.ただし、それは聖女がパーティにいるのが条件で…聖女がパーティーを抜けると、勇者の資格を失いパーティーランクも低下する。 更に、拠点であるホームも失うという事になる。
「私の聖女ランクが★3つになった矢先の出来事です。」
「そうなると、カースさんは勇者ランク★2つになる筈だったのに…その資格を失ったのですね。」
聖女や勇者にも、冒険者ランクとは違いランクが存在する。
聖女が神殿での報告をしてから認められると…★が与えられる。
それはパーティーで聖女の修行がちゃんと行えていた事の証明にもなり…勇者もそれに応じてランクが上がるシステムになっている。
聖女のランクは、聖女になった時点で★が1つ。
聖女が★が2つになると、勇者に★が1つ渡される。
そして…聖女が★を5つ取得すると神殿での勤務か魔王を討伐するかを選べて…まぁ、大体は神殿勤務を選ぶけどね。
勇者は★が5つになると、国から聖剣が渡されるという。
「今頃はホームを追い出されている頃かしら?」
「そういえば、国王陛下に私は聖女に相応しくないから、治癒術士のビーシャを聖女と認定させると言っていたけど…」
「治癒術士のビーシャ…あぁ、見た目だけは良いけど、性格の悪いあの子ね。」
「私に対しても卑下するような眼付きで見て居ましたから…カースもこの美しさこそ聖女の証とか言ってましたし。」
「はぁ…聖女が容姿だけで選ばれる訳ないでしょ! 良くあんなのが勇者認定されたわね?」
サーシャは早速、メローナが抜けた勇者パーティーのギルドカードの更新を行った。
さて、どうなるのでしょう?
するとサーシャさんは、早速頭を押さえて言った。
「カースさんは一体何を考えているのでしょうか?」
「馬鹿だから、何も考えてないのでしょうね。」
この世界では、聖女の需要は計り知れない。
まず…?
1.聖女の冒険者ランクは、他の冒険者とは違い高ランクのCランクに設定される。
2.聖女がパーティーに入ると、パーティーのランクも上がる。
3.聖女がパーティーに入り、一定以上の活躍をすると…そのリーダーが勇者認定をされる。
4.ただし、それは聖女がパーティにいるのが条件で…聖女がパーティーを抜けると、勇者の資格を失いパーティーランクも低下する。 更に、拠点であるホームも失うという事になる。
「私の聖女ランクが★3つになった矢先の出来事です。」
「そうなると、カースさんは勇者ランク★2つになる筈だったのに…その資格を失ったのですね。」
聖女や勇者にも、冒険者ランクとは違いランクが存在する。
聖女が神殿での報告をしてから認められると…★が与えられる。
それはパーティーで聖女の修行がちゃんと行えていた事の証明にもなり…勇者もそれに応じてランクが上がるシステムになっている。
聖女のランクは、聖女になった時点で★が1つ。
聖女が★が2つになると、勇者に★が1つ渡される。
そして…聖女が★を5つ取得すると神殿での勤務か魔王を討伐するかを選べて…まぁ、大体は神殿勤務を選ぶけどね。
勇者は★が5つになると、国から聖剣が渡されるという。
「今頃はホームを追い出されている頃かしら?」
「そういえば、国王陛下に私は聖女に相応しくないから、治癒術士のビーシャを聖女と認定させると言っていたけど…」
「治癒術士のビーシャ…あぁ、見た目だけは良いけど、性格の悪いあの子ね。」
「私に対しても卑下するような眼付きで見て居ましたから…カースもこの美しさこそ聖女の証とか言ってましたし。」
「はぁ…聖女が容姿だけで選ばれる訳ないでしょ! 良くあんなのが勇者認定されたわね?」
サーシャは早速、メローナが抜けた勇者パーティーのギルドカードの更新を行った。
さて、どうなるのでしょう?
0
お気に入りに追加
105
あなたにおすすめの小説
鬼神の刃──かつて世を震撼させた殺人鬼は、スキルが全ての世界で『無能者』へと転生させられるが、前世の記憶を使ってスキル無しで無双する──
ノリオ
ファンタジー
かつて、刀技だけで世界を破滅寸前まで追い込んだ、史上最悪にして最強の殺人鬼がいた。
魔法も特異体質も数多く存在したその世界で、彼は刀1つで数多の強敵たちと渡り合い、何百何千…………何万何十万と屍の山を築いてきた。
その凶悪で残虐な所業は、正に『鬼』。
その超絶で無双の強さは、正に『神』。
だからこそ、後に人々は彼を『鬼神』と呼び、恐怖に支配されながら生きてきた。
しかし、
そんな彼でも、当時の英雄と呼ばれる人間たちに殺され、この世を去ることになる。
………………コレは、そんな男が、前世の記憶を持ったまま、異世界へと転生した物語。
当初は『無能者』として不遇な毎日を送るも、死に間際に前世の記憶を思い出した男が、神と世界に向けて、革命と戦乱を巻き起こす復讐譚────。
いずれ男が『魔王』として魔物たちの王に君臨する────『人類殲滅記』である。
気づいたら隠しルートのバッドエンドだった
かぜかおる
ファンタジー
前世でハマった乙女ゲームのヒロインに転生したので、
お気に入りのサポートキャラを攻略します!
ザマァされないように気をつけて気をつけて、両思いっぽくなったし
ライバル令嬢かつ悪役である異母姉を断罪しようとしたけれど・・・
本編完結済順次投稿します。
1話ごとは短め
あと、番外編も投稿予定なのでまだ連載中のままにします。
ざまあはあるけど好き嫌いある結末だと思います。
タグなどもしオススメあったら教えて欲しいです_|\○_オネガイシヤァァァァァス!!
感想もくれるとうれしいな・・・|ョ・ω・`)チロッ・・・
R15保険(ちょっと汚い言葉遣い有りです)
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
うちの娘が悪役令嬢って、どういうことですか?
プラネットプラント
ファンタジー
全寮制の高等教育機関で行われている卒業式で、ある令嬢が糾弾されていた。そこに令嬢の父親が割り込んできて・・・。乙女ゲームの強制力に抗う令嬢の父親(前世、彼女いない歴=年齢のフリーター)と従者(身内には優しい鬼畜)と異母兄(当て馬/噛ませ犬な攻略対象)。2016.09.08 07:00に完結します。
小説家になろうでも公開している短編集です。
ベルと小さな白い龍
彩女莉瑠
ファンタジー
ドラゴンのウロコが名産の村、ドラッヘン村。
そこに住む九歳の少女、ベルは立派な魔法使いになるためにドラッヘン魔導院へと通っていた。
しかしそこでのベルは落ちこぼれ。
そんな日常の中、ベルは森の中で傷ついた小さな白い龍に出会う。
落ちこぼれの魔法使い見習いベルと、小さな白い龍チビの日常が始まった。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。
勇者としての役割、与えられた力。
クラスメイトに協力的なお姫様。
しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。
突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。
そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。
なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ!
──王城ごと。
王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された!
そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。
何故元の世界に帰ってきてしまったのか?
そして何故か使えない魔法。
どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。
それを他所に内心あわてている生徒が一人。
それこそが磯貝章だった。
「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」
目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。
幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。
もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。
そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。
当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。
日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。
「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」
──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。
序章まで一挙公開。
翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。
序章 異世界転移【9/2〜】
一章 異世界クラセリア【9/3〜】
二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】
三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】
四章 新生活は異世界で【9/10〜】
五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】
六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】
七章 探索! 並行世界【9/19〜】
95部で第一部完とさせて貰ってます。
※9/24日まで毎日投稿されます。
※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。
おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。
勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。
ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる