4 / 28
第三話
しおりを挟む
「ネフティスがダメでも…カーネラが居たな!」
「そうね、カーネラもフェルサージ男爵家の令嬢には違いないんだし!」
「結婚出来ないと思っていたけど、こうしてチャンスを与えてあげるんだから…私に感謝しなさいよ! それに相手は貴女と同じく見窄らしいし…お似合いだわ‼︎」
ネフティスは私の顔の前で高笑いをしながらその場を去っていった。
そしてフェルサージ男爵はデルード男爵に、我が家の娘として…本来婚約相手だったネフティスではなくて私を差し出したのだった。
数時間後…
私はあまり着た事がないドレスに身を包み、フォグリューの前で挨拶をした。
フォグリュー的には、とてもガッカリした表情を浮かばせていた。
それもその筈、自分の相手は美貌を兼ね揃えたネフティスではなくて、自分と同じで見窄らしい表情をした私だったからです。
ネフティスは、見た目だけは立派だと言えるでしょう。
だけど中身は………?
私はメイド達に別れの挨拶をした後、デルード男爵家の馬車に乗ってフェルサージ男爵家を後にした。
そして…デルード男爵家の屋敷に到着したのですが…?
そこは、フェルサージ男爵家の屋敷より少し立派に見える屋敷でした。
私はデルード男爵に挨拶を交わしてから、屋敷内にいる者達に紹介されました。
望まぬ結婚だとしても、今の私の旦那様はファグリュー様です。
私はデルード男爵家の中で、自分で出来る事を探す為に模索し始めるのでした。
「そうね、カーネラもフェルサージ男爵家の令嬢には違いないんだし!」
「結婚出来ないと思っていたけど、こうしてチャンスを与えてあげるんだから…私に感謝しなさいよ! それに相手は貴女と同じく見窄らしいし…お似合いだわ‼︎」
ネフティスは私の顔の前で高笑いをしながらその場を去っていった。
そしてフェルサージ男爵はデルード男爵に、我が家の娘として…本来婚約相手だったネフティスではなくて私を差し出したのだった。
数時間後…
私はあまり着た事がないドレスに身を包み、フォグリューの前で挨拶をした。
フォグリュー的には、とてもガッカリした表情を浮かばせていた。
それもその筈、自分の相手は美貌を兼ね揃えたネフティスではなくて、自分と同じで見窄らしい表情をした私だったからです。
ネフティスは、見た目だけは立派だと言えるでしょう。
だけど中身は………?
私はメイド達に別れの挨拶をした後、デルード男爵家の馬車に乗ってフェルサージ男爵家を後にした。
そして…デルード男爵家の屋敷に到着したのですが…?
そこは、フェルサージ男爵家の屋敷より少し立派に見える屋敷でした。
私はデルード男爵に挨拶を交わしてから、屋敷内にいる者達に紹介されました。
望まぬ結婚だとしても、今の私の旦那様はファグリュー様です。
私はデルード男爵家の中で、自分で出来る事を探す為に模索し始めるのでした。
9
お気に入りに追加
152
あなたにおすすめの小説
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
やめてくれないか?ですって?それは私のセリフです。
あおくん
恋愛
公爵令嬢のエリザベートはとても優秀な女性だった。
そして彼女の婚約者も真面目な性格の王子だった。だけど王子の初めての恋に2人の関係は崩れ去る。
貴族意識高めの主人公による、詰問ストーリーです。
設定に関しては、ゆるゆる設定でふわっと進みます。
父が再婚してから酷い目に遭いましたが、最終的に皆罪人にして差し上げました
四季
恋愛
母親が亡くなり、父親に新しい妻が来てからというもの、私はいじめられ続けた。
だが、ただいじめられただけで終わる私ではない……!
【完結】離縁されたので実家には戻らずに自由にさせて貰います!
山葵
恋愛
「キリア、俺と離縁してくれ。ライラの御腹には俺の子が居る。産まれてくる子を庶子としたくない。お前に子供が授からなかったのも悪いのだ。慰謝料は払うから、離婚届にサインをして出て行ってくれ!」
夫のカイロは、自分の横にライラさんを座らせ、向かいに座る私に離婚届を差し出した。
【完結】旦那様は、妻の私よりも平民の愛人を大事にしたいようです
よどら文鳥
恋愛
貴族のことを全く理解していない旦那様は、愛人を紹介してきました。
どうやら愛人を第二夫人に招き入れたいそうです。
ですが、この国では一夫多妻制があるとはいえ、それは十分に養っていける環境下にある上、貴族同士でしか認められません。
旦那様は貴族とはいえ現状無職ですし、愛人は平民のようです。
現状を整理すると、旦那様と愛人は不倫行為をしているというわけです。
貴族の人間が不倫行為などすれば、この国での処罰は極刑の可能性もあります。
それすら理解せずに堂々と……。
仕方がありません。
旦那様の気持ちはすでに愛人の方に夢中ですし、その願い叶えられるように私も協力致しましょう。
ただし、平和的に叶えられるかは別です。
政略結婚なので、周りのことも考えると離婚は簡単にできません。ならばこれくらいの抵抗は……させていただきますよ?
ですが、周囲からの協力がありまして、離婚に持っていくこともできそうですね。
折角ですので離婚する前に、愛人と旦那様が私たちの作戦に追い詰められているところもじっくりとこの目で見ておこうかと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる