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第三章 モテ期到来?の章
第六話 ダナッシュという幼馴染は?
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ダナッシュという幼馴染の事を話そうと思う。
ダナッシュは子爵家の令息で,ニーナと同じく幼馴染であるのだけれど,性格に少し難がある。
私とニーナは伯爵家でダナッシュは子爵家というのを引け目に感じているのか,何かに付けて絡んで来る。
恋愛小説の幼馴染といえば…婚約破棄後に慰めてくれる存在というのが結構多いのだが、ダナッシュにそれを求めても…いや、求める方がおかしい。
明らかに私達に敵意を剥き出しにしているからだった。
「いずれは、叙爵して2人より上の立場になる!」
そう意気込むダナッシュだが、学生時代の成績はあまり良くなくて…頭が悪い。
そんな彼が私を何故執拗に追うのか気になっていたら、冒険者ギルドの捜索人に貴族時代の私の姿の絵が貼られていた。
【王宮では現在、突如消息を絶った伯爵令嬢で第三王子の婚約者でもある、ノワール・エルティナス嬢の行方を捜している。 見付けて連れて来た者には謝礼を用意する。 ジコククーニ王国・国王アクダイカーン】
こんなのが貼られていたら、出世欲に異常な執着を持つダナッシュなら間違い無く飛び付くだろう。
そして報酬には叙爵を選ぶのだろう…
私の変装は、髪の色や服装などの周りを変えられても顔を変える事はできない。
ダナッシュはあまり頭が良く無いが、妙に勘が冴えている事もある。
上手くまければ良いのだけど…そう思っていたのだが?
躱したと思っていたけれど、勘の所為で私は追い詰められることになる。
ただし、その場所が男子禁制の場所だったので、ダナッシュの取った決断は?
ダナッシュは子爵家の令息で,ニーナと同じく幼馴染であるのだけれど,性格に少し難がある。
私とニーナは伯爵家でダナッシュは子爵家というのを引け目に感じているのか,何かに付けて絡んで来る。
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明らかに私達に敵意を剥き出しにしているからだった。
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