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お姉ちゃん

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「わ~い!  ミケにゃんってばお姉ちゃんが一気に二人も増えたにゃん」


  ミケにゃんはそれはもう嬉しそうににゃぱーと明るい笑顔を浮かべた。

「そうだよ。わたし達のことをお姉ちゃんだと思っていいからね」とわたしは膝を折りミケにゃんに目線を合わせ微笑みかける。

「そうそう、ミケにゃんちゃんにはわたし達がついているからね」

  椿ちゃんもミケにゃんに目線を合わせ可愛らしいその頭をナデナデした。

「ミ、ミケにゃんってばめちゃくちゃ嬉しいにゃん」

  ミケにゃんは大きなその目をうるうる潤ませわたし達の顔を見た。やっぱりそのミケにゃんの顔はとってもキュートで可愛らしくてたまらない。

「わたし達も嬉しいよ~」とわたしと椿ちゃんの声は揃った。

  可愛らしい猫のミケにゃんと椿ちゃんと帰る学校からの帰り道は幸せでチョコレートの甘さがまた、今の気持ちに良く合っていた。
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