341 / 407
この世界で出逢えて良かった
しおりを挟む
「この世界で満里奈ちゃんと机を並べてこの教室にいることが当たり前になっているけど、地球で生活していたら出逢えていなかったもんね」
椿ちゃんのその言葉を聞き本当にそうだなと思った。
「もし、今地球で生活していたらわたし達知らない人同士だったよね。会ったこともすれ違ったことさえなかったかもしれないね」
「そうだよね。」
椿ちゃんはそう言って頷いた。
「不思議な偶然に感謝だね」
「うん、感謝だよ」
わたしと椿ちゃんはそう言ってうふふと笑い合った。
「椿ちゃんもトマトのワンピース着てみる?」
「えっ?」
「わたし、シロッコちゃんに二着買ってもらってもう一着あるんだよ」
わたしはそう言ってにっこりと笑った。
「着てみる~満里奈ちゃんとトマトガールごっこするよ」
「あはは、ごっこって。鏡の前で二人でトマト娘になろうね」
「楽しみだな~」
「じゃあ、今日の放課後もふもふアパートカフェに来ない? 時間あるかな?」
「あるよ。行く行く~」
椿ちゃんは満面の笑みを浮かべた。
放課後、椿ちゃんとわたしの部屋でトマトガールになれると思うと朝からわくわくしてきた。まだ、授業も始まっていないのに早く放課後になってほしいと思うわたしなのだ。
椿ちゃんのその言葉を聞き本当にそうだなと思った。
「もし、今地球で生活していたらわたし達知らない人同士だったよね。会ったこともすれ違ったことさえなかったかもしれないね」
「そうだよね。」
椿ちゃんはそう言って頷いた。
「不思議な偶然に感謝だね」
「うん、感謝だよ」
わたしと椿ちゃんはそう言ってうふふと笑い合った。
「椿ちゃんもトマトのワンピース着てみる?」
「えっ?」
「わたし、シロッコちゃんに二着買ってもらってもう一着あるんだよ」
わたしはそう言ってにっこりと笑った。
「着てみる~満里奈ちゃんとトマトガールごっこするよ」
「あはは、ごっこって。鏡の前で二人でトマト娘になろうね」
「楽しみだな~」
「じゃあ、今日の放課後もふもふアパートカフェに来ない? 時間あるかな?」
「あるよ。行く行く~」
椿ちゃんは満面の笑みを浮かべた。
放課後、椿ちゃんとわたしの部屋でトマトガールになれると思うと朝からわくわくしてきた。まだ、授業も始まっていないのに早く放課後になってほしいと思うわたしなのだ。
0
お気に入りに追加
144
あなたにおすすめの小説
異世界もふもふ食堂〜僕と爺ちゃんと魔法使い仔カピバラの味噌スローライフ〜
山いい奈
ファンタジー
味噌蔵の跡継ぎで修行中の相葉壱。
息抜きに動物園に行った時、仔カピバラに噛まれ、気付けば見知らぬ場所にいた。
壱を連れて来た仔カピバラに付いて行くと、着いた先は食堂で、そこには10年前に行方不明になった祖父、茂造がいた。
茂造は言う。「ここはいわゆる異世界なのじゃ」と。
そして、「この食堂を継いで欲しいんじゃ」と。
明かされる村の成り立ち。そして村人たちの公然の秘め事。
しかし壱は徐々にそれに慣れ親しんで行く。
仔カピバラのサユリのチート魔法に助けられながら、味噌などの和食などを作る壱。
そして一癖も二癖もある食堂の従業員やコンシャリド村の人たちが繰り広げる、騒がしくもスローな日々のお話です。
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
内政チートをやってみよう!……まあぼっちですが。
カナデ
ファンタジー
誰も立ち入らない深い森の中の小さな集落。住人はリザティア以外は全てが老人だったが、とうとうたった一人になってしまった。
これからどうしよう? ここから、森から出て外の世界へ行く?
……いいえ。この集落で一人で暮らします! ぼっちだけど、内政チートで! 相棒のシルバー(狼)と精霊たちとともに!
これは前世の記憶を持った少女が、でも自分が何故異世界転生だか転移したか何も分からないので、異世界へ飛び込まずに、森の中でのんびりと自由に暮らすことを目標にして生活していくお話です。
いつしか集落にも住人が増え、内政チートの本領発揮、となるか?(そんな感じです)
完結まで連載予定ですので、どうぞよろしくお願いします<(_ _)>
**この話は、他サイトさんで連載していた同タイトルの話(未完)の大幅改稿版となっています**
第2章から、書き直し、書き下しの部分が改稿部分より増え、話も追加で新たに入れます。
大分改稿前とは変わると思いますが、ご了承ください。
3/1 HOT32位 3/2HOT 22位 3/5HOT16位 3/7HOT14位 ありがとうございます!
3/7 お気に入り 1000 ありがとうございます!
絶対防御とイメージ転送で異世界を乗り切ります
真理亜
ファンタジー
有栖佑樹はアラフォーの会社員、結城亜理須は女子高生、ある日豪雨に見舞われた二人は偶然にも大きな木の下で雨宿りする。
その木に落雷があり、ショックで気を失う。気がついた時、二人は見知らぬ山の中にいた。ここはどこだろう?
と考えていたら、突如猪が襲ってきた。危ない! 咄嗟に亜理須を庇う佑樹。だがいつまで待っても衝撃は襲ってこない。
なんと猪は佑樹達の手前で壁に当たったように気絶していた。実は佑樹の絶対防御が発動していたのだ。
そんな事とは気付かず、当て所もなく山の中を歩く二人は、やがて空腹で動けなくなる。そんな時、亜理須がバイトしていたマッグのハンバーガーを食べたいとイメージする。
すると、なんと亜理須のイメージしたものが現れた。これは亜理須のイメージ転送が発動したのだ。それに気付いた佑樹は、亜理須の住んでいた家をイメージしてもらい、まずは衣食住の確保に成功する。
ホッとしたのもつかの間、今度は佑樹の体に変化が起きて...
異世界に飛ばされたオッサンと女子高生のお話。
☆誤って消してしまった作品を再掲しています。ブックマークをして下さっていた皆さん、大変申し訳ございません。
神に同情された転生者物語
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。
すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情された異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。
悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。
あの~、ちょっといいですか?
佐土原いづる
ファンタジー
突然異世界に飛ばされてしまった大学中退フリーターの糸田 縁志(いとだ えんし)。彼は何でも自分で抱え込んでしまう性格が災いし、いろいろな挫折を経験していた。右も左もわからないこの状況をどうにかするため、決死の覚悟で目の前の知らない人に尋ねるのであった。「あの~、ちょっといいですか?」
人は良くも悪くも人の中でしか生きることはできない。
「ちょっといいですか?」から始まる異世界探訪記!
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる