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ミケにゃんトマト柄のワンピースでくるくるにゃん
しおりを挟むミケにゃんはわたしの目の前でくるくるにゃんにゃんと回る。
「あはは、もうミケにゃんってばトマト柄のワンピースとっても似合っているよ」
「にゃはは、ほんとににゃん」
ミケにゃんは言いながらスカートの裾を肉球のある可愛らしい手で持ちもう一度くるくるにゃんと回転する。
「ミケにゃん明日そのトマト柄のワンピースを着て学校に行く?」
「うん、そうしようかなと思っているにゃん」
ミケにゃんはにっこりと笑い答えた。
「わたしも明日トマト柄のワンピースを着て学校に行くつもりだよ」
「お揃いだにゃん」
「トマト娘だね~」
「うん、トマトキャットにトマト人間だね。明日が楽しみだにゃん」
「ちょっとミケにゃん、トマト人間ってなんか可愛くないネーミングだね~」
「そっかにゃん。じゃあ、トマトガールだにゃん」
ミケにゃんは今、思いついたみたいに言うけれど、わたしずっとトマトガールと言ってるんだけど、まあいっか。
何はともあれ明日が楽しみだ。
「明日に備えてもう一度くるくるにゃんだよ~」
ミケにゃんはまたまたくるくると回転する。わたしもトマト柄のワンピースじゃないけれどくるくる回転してみた。
すると、なんだか可笑しくてわたしとミケにゃんは、あはは、にゃははと笑い合った。
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