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トマト尽くしの市場ですにゃん
しおりを挟むトマト市場は大勢の動物や人で賑わっていた。
シロッコは大きな目をキラキラと輝かせている。
「トマト尽くしだにゃん! これはわたしめちゃくちゃ幸せ~」
シロッコは真っ赤なワンピースの裾を翻しにゃんにゃんと歩く。
「シロッコちゃんてばめちゃくちゃ幸せそうだね」
「うん、もう目がキラキラギラギラ輝いてるにゃんね」
わたしとミケにゃんはとてとてにゃんにゃんとワンピースの裾を翻し後ろ姿も幸せそのもののシロッコを見て笑い合った。
「わたし達もお店を見てみようか」
「はいにゃん。ミケにゃんも楽しみだにゃん。トマトクッキーやトマトジュースはあるかな? あ、真っ赤なトマトノートも欲しいにゃん」
ミケにゃんはそう言ったかと思うとに走り出していた。あはは、やっぱりトマトジュースも気になっているのねと思うとなんだか可笑しくなりわたしはクスッと笑った。
さあ、わたしもトマトグッズやトマトのお菓子など欲しい物が見つかるといいな。
「シロッコちゃん、ミケにゃんちゃん、待って~」
わたしも二匹の後を追いかけ走った。なんだか真っ赤なトマト尽くしの空間に居ると心がわくわく弾んできた。
今日は楽しいトマト日和の一日になりそうだ。
「いらっしゃいませ~トマトのグッズはいかがですか?」
店員さんの元気な声も聞こえてきた。
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