わたし異世界でもふもふ達と楽しく過ごします！ もふもふアパートカフェには癒し系もふもふと変わり者達が生活していました

みんなで笑って幸せだね

  もうみんなカレールーをくっつけ照れ笑いを浮かべなんだかとても楽しい時間だ。

  シロッコの照れ笑いもとってもキュートで癒される。みんなのおもいっきり笑っている表情も見ていると心がすーっと明るくなる。

  笑っているともう何がおかしいのかもわからなくなってきて、笑っていることそれ自体がもうたまらなく楽しいのだ。

「シロッコちゃん可愛いね」とわたしは声に出して言った。

「あ、ありがとう。でもちょっと恥ずかしいにゃんね」

  シロッコはやっぱり照れたようにその可愛らしい肉球のある手で頭をぽりぽり掻く。

  わたしの住んでいたひとりぼっちのあの寂しくて薄暗く感じる食卓とは全然違って明るくて元気がよくて活気に溢れている。

  まるでみんな本当の家族のように感じてくる。

「わたしのアパートにみんなが住んでくれて嬉しいにゃんよ。ありがとう」

  シロッコはそう言ってえへへにゃんと笑った。

「こちらこそだよ」とわたしを含めた何人かが言った。

  本当にそう思う。わたしの方こそありがとうだよ。シロッコちゃん。きっと、このアパートカフェのシロッコが優しくて思いやりのある性格だからみんなのびのびと暮らせているんじゃないかな。

  わたしはそう思いシロッコの笑顔をじっと見た。すると幸せに包まれぽかぽかと心があたたまった。